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期待の紀平梨花選手が登場:愚見を少々




2018オンドレイ・ネペラ・トロフィー
採点結果はここです

紀平梨花選手のショートプログラム「月の光」
ここです

2008~2009年シーズンに浅田真央さんが演じたショートプログラム「月の光」を懐かしく思い出しながら紀平選手の演技を堪能しました。特に、私が生観戦した2009年の国別対抗戦での「月の光」は素晴らしかったです。

特に、イーグルからリバースのダブルアクセルは見事で、ランディング後も直ぐに難しいステップを踏む凝った構成でした。技術的にも、表現面でも今活躍しているトップ選手達と優に肩を並べるか、それ以上の演技ではなかったでしょうか。

何回観ても、ため息の出る名演です。

2009国別対抗戦の「月の光」→ここです

こうして見ると、紀平選手こそ浅田真央さんの真の後継者と言えるのではないでしょうか。今シーズンは断固、トリプルアクセルを跳び続けると宣言している所も浅田真央さんの後継者に相応しい。

16才の紀平選手もあと2年もすれば、当時18才だった浅田真央さんの美しい表現力も身に付いていることでしょう。

紀平選手が3番目に跳んだ単独のトリプルルッツですが、ランディング後に、たぶん、カウンター(右足アウトサイド)※からスパイラルという難しい繋ぎをしていますね。よほどトリプルルッツに自信がないと出来ない技でしょう。

※エッジがアウトサイドからインサイドに変わっていればスリーターンなのでしょうけど、画面が粗く小さいのでちょっと私には確信はありません(^_^;)

私にとって、かつての浅田真央さんや安藤美姫さんのようにハラハラ・ワクワクさせてくれる女子選手は、紀平選手と樋口選手なんです(^_^)/。もちろん、宮原知子選手の優美な表現技術にも見惚れてしまいますが。


●GOEの加点が甘くなった?

紀平選手の採点の詳細を見ますと、GOEの加点が+3~+4が中心になっています。+2は二つだけ。+5は三つあります。どうなんでしょうね?

どうしても昨年までのGOEの制度が頭にあるのか、+3とか+4を見ると、アレッ?と思ってしまいます。まだ、シーズンは始まったばかりなのですが。。。2位のツルシンバエワ選手も似たようなGOEになっています。つまり、紀平選手が跳びぬけて評価が高いとは言えないようです。

これだと、羽生選手のノーミス演技には+5が沢山並ぶのかな。

もしもそうなれば、GOEを+3~-3の7段階から、+5~-5の11段階にした意味はどうなんでしょうね?7段階式が「頭打ち」になってので、11段階にしたんじゃなかったのかしら?

もっとも、新方式が始まったばかりですからジャッジの方々も試行錯誤はあるのかもしれませんね。

紀平選手、ショートプログラムでノーミスであれば、76点くらいは取れる内容になっています。これは、宮原選手がほぼ完璧な演技をして出るレベルなんですよね。

一つひとつの技の流れ、スケーティングの流れ、全体の流れ…淀みの無い素敵な演技と思います。

フリーが楽しみです。




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2018.09.21 | | コメント(2) | トラックバック(0) | ルール・採点・技術関連



フィギュアスケート新ルール・ここが変だよ:愚見を少々




新ルール→ここです


●3A(トリプルアクセル)の基礎点が8.5点から8.0点に下がり、4回転ジャンプも例えば4S(4回転サルコウ)は10.50点から9.70点に下がりました。

この狙いは何か?
エスカレートする4回転ジャンプ合戦による怪我の増加を防ぐ、ジャンプの得点に偏りがちだったのを、もっと演技全体のウェルバランスを重視する方向に変えたい等。

これはこれで分かります。

確かに、近年、男子では4回転ジャンプを「1本でも多く跳んだ者勝ち」みたいな傾向があり、フィギュアスケート本来のスケーティング力の美しさや、音楽表現の技術がややもするとなおざりにされている感がありました。

もう一つ大事なことがあります。

高難度の技が多くの選手によって実施されるようになれば、その高難度技の価値は相対的に下がり、基礎点もそれに応じて下がるのは自然なことと思います。


しかし、女子はどうなのでしょうか?


●男子と女子とで技の基礎点が全く同じというのはナンセンス。体操競技を見習え。

女子体操ではH難度技とされる後方2回宙返り&2回ひねり(シリバスとも呼ばれる)は、男子ではせいぜいD難度くらいで基礎点がぐっと下がります。

女子ではほんの数人しか出来ない高難度技でも、男子ではそれほど難しいとはされていないようです。

これはフィギュアスケートの場合にも当てはまるではないでしょうか?

男子で高難度ジャンプの基礎点を下げるのは合理的理由がありますが、女子にはありません。

今でも、3Aを試合で継続して跳べる女子選手は2人くらいでしょう。

4回転が跳べる選手ついてはロシアの女子ジュニアで一人、出て来たばかりです。

つまり、女子にとっては3Aも4回転も相変わらず稀にしか決められない高難度技なのです。

それを男子と一律に基礎点を下げてしまうのは、あまりに乱暴ではないでしょうか。


逆に、レイバックスピンは男子の基礎点を上げたらどうでしょうか?

柔軟性に劣る男子にとって、レイバック~ビールマンスピンは高難度技と言えましょう。

女子がレベル4で2.70点であれば、男子はコンビネーションスピン並に3.50点に上げても良いと思います。


●男子シングルと女子シングルとの違いを更に明確にする。

バンクーバー五輪の頃、キム・ヨナさんの得点(技術点・演技構成点)が男子のトップ選手よりも高いのはおかしい!と叫ぶ一部のファンがいて、それに対し、

「女子と男子とでは戦う土俵が異なるのだから比較は無意味」との反論がありました。

そうであれば、なおのこと、女子と男子の技の基礎点を別々にする方向が望ましいと思います。



●回転不足+転倒と、回転は認定+転倒の得点差がわずかというのは変です。


4S(4回転サルコウ)の例を挙げます。

①4回転認定で転倒した場合。

基礎点9.70点-4.85点(基礎点の50%が引かれる)=4.85点。

②回転不足で転倒した場合。

基礎点7.28点(本来の基礎点の75%)-3.64点(基礎点の50%)=3.64点

つまり、①と②とでは、得点差がほんの1.21点しかないのです!

どうしてこうなるのか?

まず、回転不足は過去のルールでは基礎点の70%とされていたのを、新ルールでは75%に上げたこと、

次に、GOEによるマイナスをそのジャンプ本来の基礎点(9.70点)ではなく25%減された基礎点(7.28点)の50%のマイナス計算することにより、結果的に回転不足ジャンプに「甘い」得点が出るようになったことです。

基礎点の段階では2.42点の差があったのが半分の1.21点に減ってしまうのです。

これは回転不足ジャンプに甘過ぎると思います。

私は、回転不足+転倒も本来の基礎点の50%減にすべきと思います。

4Sの場合、

基礎点9.70点→7.28点-4.85点(9.70の50%減)=2.43点。

回転不足と転倒のダブルミスなのですから、これくらいにガクンと減って妥当かと。

あるいは、回転不足を旧ルールのように30%減に戻すのが妥当かと。





2018.09.19 | | コメント(1) | トラックバック(0) | ルール・採点・技術関連



テニスのUSオープンで大坂なおみ選手が優勝・愚見を少々




大坂なおみ選手の優勝は素晴らしかったですね!
テニスの四大タイトルの一つ、USオープンで日本人選手が優勝するのは初の快挙ですし、私も日本人の一人としてとてもうれしく思います。

残念ながら試合そのものはニュースでのダイジェストでしか見られないのですが、大坂選手がセりーナ・ウィリアムズ選手を圧倒していたようです。パワーもスピードも集中力も。


●日本人らしい謙虚さ?

決勝後のセレモニーでの大坂選手の態度は控えめで、しかもセりーナ選手へのリスペクトがあり、私はとても好ましく思いました。しかし、メディアが「大坂選手は日本人らしい謙虚さがありましたね」などと称賛しているのを見ると、ちょっと待った!と言いたくなります。

日本人は謙虚という国際通念は確立しているのでしょうか?
比較人類学上、こうした日本人の特性は証明されているのでしょうか?
世界には謙虚な国民性を持つ国は他に無いのでしょうか?
もしかして、日本人が手前勝手にそう言っているだけではないのでしょうか?

もしそうだとすれば、日本人が勝手に自分は謙虚と自画自賛するのは、むしろ、傲慢ではありませんか?

自画自賛や、自己愛的な言動は、傲慢に繋がり易いのではないでしょうか?

また、セりーナ選手の主審に対する態度と対比して大坂選手の謙虚さが強調されているようですが、では、アメリカ人は傲慢なのでしょうか?

あくまで、大坂選手とセりーナ選手、それぞれの個性ではありませんか?

私はセりーナ選手の言動は、ちょっと行き過ぎとは思いますが。。。

昨今の我が国の政治家や官僚、経済界、スポーツ界、そしてメディア関係者の言動を見るにつけ、傲慢な人間はウジャウジャいても、謙虚な人間は少ないように見えるのですが、これはどうなんでしょうね?

最近、麻生財務大臣は、「G7の国の中で、我々は唯一の有色人種であり、アジア人で出ているのは日本だけ」と言ったそうですが、カビの生えたアジア蔑視の「脱亜入欧」発言であり、「名誉白人」発言です。

こんな愚劣で傲慢な人間が闊歩し、割と人気があるような日本が謙虚なのでしょうか?


私は、日本人は謙虚というのは、日本人は集団行動的、日本人は自己主張が弱い等と同様、単なる都市伝説、巷説、ネタに過ぎないと思っています。


●「同じ日本人として誇りに思う」に違和感を覚える

日本人選手が五輪で金メダルをとったり、ノーベル賞をとったりすると、同じ日本人として誇りに思う、とメディアは言いまくる。また、街頭の取材でも少なからぬ人がそう言うのを聞きます。

これは「日本人は謙虚」と言うのと同じで、やはり、自己愛的、自画自賛的と思います。

もしも、高級官僚の一人がノーベル賞をとり、他の官僚が「同じ東大のOBとして彼を誇りに思う」と言ったら、なんて傲慢なんだ!嫌な奴だと、人々の顰蹙を買うではないでしょうか?

「同じ〇〇として誇りに思う」という言い方、発想には、他人の業績をあたかも自分の業績でもあるかのように自慢し、それと、自分が所属する特定のグループを自慢したい、という傲慢な心理が働いているように思うのです。

「大袈裟だな。そんな難しいこと言うなよ。素朴な善意で言っているのであり、片割月さんが言うような意味は無いよ」との反論もあるでしょう。私の見方は偏っていて、ひねくれているかもしれません。

片割月の、「わたしも日本人の一人としてうれしく思う」だって、「同じ日本人として誇りに思う」と似たような表現じゃないか、と言われそうです(^_^;)

似て非なるものと私は思っているのですが。

しかし、みんなして「同じ〇〇として誇りに思う」を連発されると、反発を覚えて仕方ありません。


☆英語のお勉強?

セりーナ選手が主審に向けて言った「You owe me an apology.」(私に謝罪すべきよ、くらいの意味か)

なるほど、「apology」は抽象名詞なのに前に、「an」を入れるのか。

それと、「owe」を使ったこの文は受験英語に毒された私には思いつかないわ。


大坂選手がセレモニーで言った「I'm sorry it had to end like this」ですが、

ここでの「sorry」は、「ごめんなさい」の謝罪の意なのか、「残念です」くらいの意なのか、微妙ですね。

「(私がセりーナに勝ってしまった)この結果は、ごめんなさい」?

大袈裟な謝罪ではなく、残念、くらいの軽めの意味合いに近いのかな?

私達が良く使う、軽い意味の「ちょっと、すみません」くらいか。

単語も文も簡単なようでも、適切なニュアンスの日本語に訳すのは難しいですね。



2018.09.11 | | コメント(14) | トラックバック(0) | 歴史・文化



あなたは海派?山派?







海の神秘さ。山の崇高さ。

海の深み。山の高み。

山には高みを目指そうとする人間の上昇志向に通じる何かがある。

海には深みを追求しようとする人間の探究心に通じる何かがある。


ネアカは主に海を好み、ネクラは主に山を好む。


私は大学2年生くらいまではどちらかと言えば海派でした。

たぶん、若い人の多数は海派でしょう。

この私でも貧乳にめげず水着姿で海や砂浜で遊ぶ方が楽しかったです。

苦しい思いをしてバテバテになって山に登る人の気が知れなかった。

それが、大学を卒業する頃から次第に山に魅了されるようになりました。

よくある話ですが、大学時代に好きになった男性に振られました。その場所が江の島でした。

これがショックというかトラウマとなり、江の島も海もしばらくは行かなくなりました。

山の方に気が向くのは逃避でもありましたが、新しい発見もありました。


私を振った男性が好きだった歌が山下達郎の「さよなら夏の日」でした。

今では懐かしく、甘酸っぱい気持ちがこみ上げつつも、どういうわけか、この歌を時々聴きたくなります。

夏の終わりにこの歌を思い出します。

この歌は海派ですよね。


不思議なのですが、

「さよなら夏の日」はあっても、「さよなら冬の日」はありません。

「夏の思い出」はあっても、「冬の思い出」はありません。

なぜかな?

夏といえば、山よりも海の方を連想するのではないでしょうか。

なぜかな?


私は川沿いや沢を歩くのも好きですが、これは山好きの範疇に入れてもいいでしょう。

山と渓谷、山登り、沢登り、というくらいですから。

沢登りで私は初めて草鞋を結び、草鞋で歩く経験をしました。とても爽快でした。


しかし、

時々、しみじみと過去を振り返る時、

なぜか、山よりも海を思う。

二度と戻らない青春時代が夏と海に結び付くからかもしれません。



2018.09.11 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



私の好きな詩




…城山三郎『旗』より…


旗振るな 旗振らすな

旗伏せよ 旗たため

社旗も 校旗も

国々の旗も 国策なる旗も

運動という名の旗も

ひとみなひとり

ひとりには ひとつの命


…………………


城山三郎の実直な人柄、権力への断固たる反抗が伝わって来る詩と思います。

私は城山三郎の小説が好きだが、この詩も好きだ。


私は思う。

旗振る人の元に集まっても、群れても、

結局、そこで得をするのは誰か。

それは、旗を振っている人だけなのだ。

旗を振る者、権力者、リーダーに唯々諾々と従うような人間に私はなりたくない。


国の為に、会社の為に、母校の為に、組織の為に、リーダーの為に、

自分を犠牲にするなどまっぴら。

国や会社と心中するなど、これほどバカげたことがあるだろうか。

自分が犠牲になって喜ぶのは誰か?

それは歴史を見ればわかる。



2018.09.09 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 文学



教育・指導の現場に根強い「時には体罰・暴力もやむなし論」




女子体操界がコーチの暴力指導や協会幹部のパワハラで騒がれている。

私が非常に危惧していることがあります。いやだなあ~、と強く感じることがあります。

それは、メディアに登場する複数の「元体操選手」が異口同音に、18才の女子選手に暴力指導をしていたコーチに「同情的」であること、しかして、パワハラの疑いのある女子の強化本部長や副会長に対しては激しい非難を繰り返していることです。

確かに組織上層部のパワハラ問題は重要ですが、それに劣らず、もしかしたら、それ以上に重要なのは、「体罰・暴力指導」の問題ではないかと私は考えています。

学校教育やスポーツ界では、「時には体罰・暴力による教育・指導もやむなし」との考えを持つ人が少なくない。また、それを支持する生徒や選手と、その家族も少なくないようです。

私の母もそういう一面がありました。私の学生時代、母は私のボーイフレンドに対し、「うちの子は小生意気だから、時には横っ面を一発張ってもいいわよ。男の力を見せなさい」と煽っていたことがありました。


●体罰・暴力容認派の主たる主張

①未成年には、口でいくら言って聞かせても分からない場合は、ある程度の暴力はあっても良い。「言っても分からないか従わない場合は身体を叩いてでも強制的に従わせる必要もある」

②説明ではなく、身体で覚えることもある。口では説明し難い事柄もあり、それは叩くことで身につくこともある。

③暴力は良くないが、教師やコーチが熱心な余りに、愛情があってやっていること。世間が大げさに騒ぎ過ぎ。

④そもそも、子供は「半人前」なのだから、大人と同じ権利は無い。問答無用の体罰もありだ。

⑤教師やコーチが甘いと、子供に舐められる。バカにされる。

⑥自分も体罰・暴力による指導を受けて育った。


もしも、上記の主張に根拠があるとするならば、

体罰・暴力を用いない教師やコーチは指導力が劣るということになるのでしょうか?
暴力指導の無いコーチは熱心さと愛情に欠けることになるのでしょうか?
体罰や暴力を用いない教師は子供から舐められ、バカにされているのでしょうか?

それと、スポーツと同様に、「口では説明し難い事柄が多い」とされる、「書道」「茶道」「英会話」「ピアノ※」等の教師が、分からずやの生徒に平手打ちを食わせる、などというのは聞いたことがありません。

そうではないでしょう。体罰や暴力無しでも指導力を発揮している教師やコーチはいくらでもいるでしょう。生徒思いで熱心と言われる教師はいくらでもいるでしょう。

むしろ、体罰・暴力を用いないと指導出来ない指導者こそ、むしろ、未熟な指導者の証拠ではないでしょうか?

同じスポーツでも新体操、NHKの特集番組で見たのですが…日本人選手の専任コーチを務めるロシア人の女性ですが、大変に厳しい指導をしていても選手を平手打ちにしたり、髪の毛を引っ張るなどという暴力をしているようには見えません。また、大声で怒鳴りつけるという場面すらありません。

フィギュアスケートでも例えば、オーサーコーチやタラソワコーチが選手に暴力を振るう場面などちょっと想像出来ません。しかし、お二人とも名コーチとの定評がありますよね。

ただし、日本人コーチの場合はどうなんでしょうね?(^_^;)


●暴力の恐さは、
①頻度や程度がどんどんエスカレートする危険が高い。暴力で教え子に怪我をさせる例は少なくない。平手打ちで鼓膜が破れたり、頸椎を痛めたり、脳震盪になることもあります。こうなれば、もはや、犯罪でしょう。
②ある程度の暴力とは、具体的にはどの程度なのか極めて曖昧。
③親の子に対する暴力ですら、虐待に繋がり易い。
⑤大人に叩かれないと分からない、言うことを聞かない子供は、将来どんな人間に育つのだろうか?

コーチの暴力を容認していた選手とその家族を、女子強化部長が、「宗教みたい」と批判したのは不適切ですが、日本に根強い「体罰信仰」への批判としては私は同感です。


以前に書いたことがありますが、ルネサンス時代のイギリス人法律家トマス・モアが、「生徒に口でいってきかせるよりも、むしろ鞭にものをいわせたがる悪い教師」と喝破したように、500年も前から体罰の批判があったのです。

それから500年、まだ、体罰は根強く残っています。


●日本人の「体罰信仰」の源泉は、軍国主義時代の悪しき伝統であり、明治~大正時代には無かった、とする説もあるようです。そして、「体罰」と「根性論」はセットであると。

そうかもしれませんが、それだけでは十分な説明になっていないように私は思います。

もう一つの源泉は、日本に根強い「長幼の序」という精神システムにもあると思います。

つまり、たった一年先輩でも、先輩として敬い、従順に振る舞い、間違っても、反対意見を言ってはいけない。批判など論外、という日本のメンタリティが教師やコーチの体罰・暴力を容認する空気を作っているのではないかと。

何度も例に挙げて申し訳ないが、NHKであった松井秀喜とイチローの対談です。イチローが松井の年齢を聞き、「なんだ、俺よりも年下じゃないか」と言い、その後、延々と、一方的に松井の批判や嫌味を言いまくったことが忘れられません。

私は思ったね。怒りながら。

年下って、松井の生年月日とイチローのそれとはわずか十カ月の差しかないのに、俺より年下か、って、それが何だというのだ!とネ。つまり、俺より十カ月後輩の松井だから、言いたい放題言うぞ、ってことなのか。


私は子供の頃、母からは体罰を受けたことはありませんが、父からは何度か平手打ちをされたことがあります。最後に平手打ちされたのは高校2年生。

私はそんな父に対し、恨みこそ感じても、「愛のムチ」などと感じたことはありません。

ううッ、

愛のムチ、

とか、

アメとムチ、

とか、

嫌な言葉だ。


身体中に蕁麻疹が出そうになる言葉だ。



暴力に反対していながらこんなことを言うのは矛盾なのですが。。。

肩から上、首~顔~頭への暴力は絶対にダメです。ほっぺを軽くピタピタとやることもダメ。

何故なら、ここは人間のプライドにも関わる個所だからです。


で、唯一、体罰としては、お尻をペンペン叩くのはOKでは?

お尻は一番お肉の厚い箇所なので、怪我をする危険は非常に少ないし、人間のプライドはさほど傷つかないと思うからです。ちょっとユーモラスでもある。

ま、男性コーチや教師が女子の教え子には出来ないけどね。セクハラになるかも。



トリビアな知識ですが。

ベートーヴェンは作曲だけでは食べて行けないので、貴族の子女にピアノのレッスンをすることで生活費を稼いでいたそうです。そこで一人の不器用な女子生徒に腹を立てたベートーヴェンはその女子の腕に噛みついたことがあったそうです。これは大抵の伝記にも登場するエピソードです。

ベートーヴェンは子供時代に父親から虐待的なピアノ指導を受けたそうですから、教え子にも同じことをしたのかもしれません。体罰の連鎖というものはかくも恐ろしい。



2018.09.07 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 日本人選手達



「西郷どん」は今日もダメだった




●やはり、ドラマ開始当初に、私が懸念していた通りの展開になっていますね。

いえ、ケチをつけたり、文句を言いつつも、NHKの大河ドラマは私の楽しみの一つ。特に、テレビドラマを見ることがめったにない私には希少価値のあるドラマです。

それで、つまらないなあ、期待外れだなあ、と思いつつも見てしまうのです。


民放ドラマはいつのまにか、せいぜい二ヶ月間しか続けられないものばかりになりました。昔は民放ドラマでも半年や一年近くまで続くものがあったのが、どうしてでしょうね?


前にも触れたように、原作が林真理子と知って、「これは、ダメっぽいな」と思いました。彼女の得意分野は都会の女性の官能&恋愛小説ではないでしょうか。この分野とて、山田詠美の小説の方が遥かに密度が濃く、凄味がありますが。

歴史大河小説はとても書けないだろうと思いました。そもそも、女性小説家は歴史大河ものは不得手に思います。歴史ものの「大御所」、永井路子でも杉本苑子でも上手いとは言えなかった。

もちろん、別の面白さはあります。が、しばしばスケールの小さい「お茶の間の歴史」になってしまうのです。どうしても、女性(たとえ男性でも)を中心とした登場人物の、細やかな心理描写の方に作者のエネルギーといいますか、関心が偏ってしまうからではないでしょうか?


●「西郷どん」の視聴率が前回の「女城主・直虎」よりも低い。

誤解の無いように申し上げておきますが、私はドラマの出来と視聴率が比例関係にあるとは考えません。今野敏原作の「隠蔽調査」は視聴率はひとけた台だったのですが、私は良作だと思っています。

しかし、今回のケースでは視聴率もドラマの出来を反映していると思うのです。つまり、「直虎」は知名度という点では、「直虎?誰や?」ですが、西郷隆盛を知らない日本人はまずいないし、何と言っても、西郷隆盛といえば、幕末・明治維新の「主役中の主役」じゃないですか。それにもかかわらず、です。


●ドラマ演出の為に、ある程度の史実の変更・創作は分からなくはないが、「西郷どん」はもはや、「歴史偽造物語」だ。視聴者を、鹿児島県民を舐めんじゃねえぞ!

そもそも、歴史大河が書けるか否か以前に、「歴史をここまで嘘八百で並べて描いていいの?」という問題があります。あのなあ、仮にも徳川宗家の慶喜の前で、陪臣に過ぎぬ西郷が畳に刀を突き立てる、なんてあり得ないでしょう!また、慶喜からして、吉原に入り浸って「べらんめえ調」で話すか?「大阪弁」を話す岩倉具視がいるか?島津斉彬がロシアンルーレットで藩主の座を父から奪うなど、もはや、抱腹絶倒。ここまで来ると漫画だ。

それでも見続ける私も私ですが(^_^;)


●小説でもドラマでも、歴史を描くには複数の視点が必要。歴史は一人の英雄の力で動くのではない。

「天璋院 / 篤姫」では、薩摩藩家老の小松帯刀の視点がありました。これでドラマに深味が出ました。幕末ものでは比較的知名度が低く、評価も不当?に低かったかもしれない小松帯刀を「発掘」した功績は小さくありません。

「西郷どん」は、終始、西郷隆盛の視点ばかり。これもドラマを薄っぺらなものにしている原因。

これでは、いくら役者さんが熱演しても、空回りすることになります。


●「大河ドラマ」は、もっと成熟した歴史観を打ち出す時代ではないか?

原作者の林真理子もさすがに反対したそうですが、あまりに西郷隆盛を美化するような脚本や演出がウザイ。

西郷を美化し英雄化すれば鹿児島県民が喜び、視聴率が上がるとでも思ったのか?

もしそうだとしたら、余りに鹿児島県民を馬鹿にしていると思いませんか?


フランス大革命についての本に書かれていたことですが、現代のフランス人はフランス大革命をひたすら賛美したり、ナポレオンを英雄視することはほとんど無くなって来ていると。

つまり、フランス大革命にも、ナポレオンにも「功罪があった」と、フランス人は冷静に捉えているそうです。論じられるとすれば、功と罪、どちらの方が大きかったか、重かったか、という点にあると。

これこそが成熟した歴史観と思います。

「お国自慢」的な人物評価や歴史評価ほど、成熟から遠いものはない。

「お国自慢」ほど、鼻もちならないものはない。

それは最も低レベルな歴史観です。

この低レベルな歴史観を披露しているのが、我が国の首相なんだから悲しくなります。

この首相は例えば、2015年2月の施政方針演説で吉田松陰の「知と行は二つにして一つ」という言葉を引用しています。一国の首相が地元の歴史上の人物を持ち上げて引用する…。レベルが低い。※

もしも、この首相が会津藩の家訓や、江戸生まれの勝海舟の言葉を引用したのであれば、私は素直に聞けたでしょう。

21世紀になり、日本も各県も、そろそろ、「お国自慢」な歴史観から卒業する時代。



この首相は、「テロと闘う。テロには屈しない」と度々口にしていますが、吉田松陰はれっきとしたテロリストです。実行には移していませんでしたが、幕府の老中を暗殺しようとしたり、幕府そのものを破壊してしまえ、と弟子達を扇動したテロの扇動者です。もちろん、あくまで吉田松陰の一面ではありますが、決して無視してはいけない。

仮に、私が山口県民の前で、「吉田松陰はテロリストでした」と言ったら、ボコボコにされるのでしょうか。

いや、山口県民に失礼だ。そんな単純馬鹿は少ないでしょうね。

なお、私は「テロ=100%の悪」とは必ずしも思っていません。

テロにも色々あります。時と場合と社会背景により異なります。詳細は後日。


「大河」ひとつに かけたのよ
「大河」の重みを 信じたの
さがし さがし求めて
ひとり ひとりさまよえば
見れどつまらぬ 幕末よ
ああ 「西郷どん」は 今日もダメだった~♪



2018.08.19 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 歴史・文化



秋が来た。いや、まだまだか。





       秋来ぬと目にはさやかに見えねども
                       風の音にぞおどろかれぬる


古今和歌集:秋歌上・藤原敏行


ここ数日の秋晴れのような天気に上の短歌を思い出しました。

爽やかな風の音に、ハッとし、「秋が来た!」「そう言えば、今日は立秋か」と気づく…その一瞬の発見を詠んだ歌。

①「さやか」とは「明瞭な」くらいの意味ですが、涼風を思わせる響きがあります。

②「視覚」と「聴覚」の対比が見事。

③「ぞ」「ぬる」の係り結びもぴったりはまっています。

しかし、この短歌にではそうした技巧がごく自然に生きていて嫌味が無い。

風の音に秋を感じる…現代人にも分かり得る普遍性がある。

さしずめ、春であれば「嗅覚」であろうか。


どこからともなく漂って来るかすかな花の香りに、春が来た、と感じる。


近世の俳諧では、「くしゃみ」に秋の来たことを感じるようだ。


       秋来ぬと合点させたるくさめかな

ご存知、与謝蕪村の俳句です。


ところで、短歌の「おどろかれぬる」ですが、意地悪な大学入試問題に取り上げられそうな文法があります。

「おどろかれ」は、受け身でしょうか、自発でしょうか、可能でしょうか?

うっかりすると、現代語の「おどろかされた」の連想から、「受け身」が正解と思う人もいるかもしれませんが、出題者が泣いて喜ぶような間違い。見事にひっかかった、ということになります。

かくして、第一志望に落っこちると。

正解は「自発」です。

「(私は)驚かされた」、ではなく、「(私は)驚いた」、なのです。

古代語にも、現代語と同様、「おどろかす」という言葉があるのです。


それにしても…気温が29度で、「涼しい」と感じることの異様さ!




2018.08.18 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



わたしの好きな歌(1970年代)






1975年12月に発表された曲。同じ年の3月に山陽新幹線が全面開通した。

私がこの歌を知り、好きになったきっかけの一つは、カラオケで今でも好んで歌われることにあります。

もう一つのきっかけは叔母から聞いたエピソードにあります。叔母は日本大学の経済学部卒。武道館で行われた入学式では日大合唱部から3曲の歌が披露されたとのこと。

最初の2曲はクラシックからで、一曲目はベートーヴェンの「愛の歌」だった。二曲目は忘れたが、三曲目に披露されたのが何と、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」で叔母はビックリしたそうです。それくらい、当時この歌は大ヒットしたということでしょう、確かに、この歌の歌詞の内容は大学の入学式に合いそうです。

歌詞が良い。題名も良い。

若い恋人同士の手紙のやり取り、という構成がユニーク。

私のような東京育ちにはあり得ない「恋愛・失恋ドラマ」。素敵だし、ちょっと羨ましくなります。


●歌詞の内容を少し吟味する。

都会に行った男性は大学生なのか、新人社員なのか?
「毎日愉快に過ごす街角」と言っているので、たぶん、学生でしょうね。
女性は地元の大学か専門学校に入学したか、地元企業に就職したのでしょうね。

「都会の絵具に染まらないで帰って」の「都会」とは、どこの都市でしょう?
常識的にみて、東京、大阪、名古屋のいずれかでしょう。
「東へと向かう列車で」は、東→東京を連想させますので、東京かなあと。

私が最初に疑問に感じたのは、なぜ、「西へと向かう列車」ではないのかと。これは、西日本重視、東北軽視の表れかと思ったけど、東北地方から見て、東京の位置は西ではなく、西南ですから単純に東を選択したのかもしれません。

では、この恋人たちの生まれ故郷はどこか。東海、山梨か。それとも、もっと遠く、山陰、山陽か。

答えのヒントの一つは、「列車」という言葉だ。新幹線を利用する場合、「列車」と言うのは少しイメージが違う感じがします。「列車」からイメージするのは在来線のブルートレインや急行・普通列車です。

そもそも、新幹線には「詩」がありません。在来線には「詩」があります。

もう一つのヒントは、男性が「僕は帰れない」と言っている点だ。これは故郷の実家が東京からかなり遠いことを示唆しています。東海・山梨くらいだったらすぐに帰れる距離だからです。

以上のことから、私は、彼等の故郷は山陰ではないかと想像します。ブルートレイン「出雲」もあります。

「飛行機」があるじゃないか、という意見もありますが、四十年以上も前の時代、学生にとって飛行機はかなり贅沢な交通手段だったのではないでしょうか。

もちろん、飛行機にも「詩」はありません。

「スーツ着た僕の写真を見てくれ」…デジカメがあって、パソコンやスマホで簡単に画像が送れる時代とは異なり、当時は写真を撮って、現像し、郵送した。「写真」の価値が高かったからこそ、詩にもなったのですね。

「恋人よ、今も素顔で口紅もつけないままか」…今では高校生でもべたべた化粧する時代。いや、私が入院した時に出会った看護学生の女の子も、化粧はしていませんでした。二十歳ぐらいまでは化粧などせずとも、肌が綺麗です。

こんな風に、歌詞の内容からアレコレと想像するのが楽しくなる…これも「木綿のハンカチーフ」の魅力。




2018.08.03 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 音楽



キム・ヨナ選手の忘れ得ぬ名演技&「熱烈ファン」という言葉




2013年世界フィギュアスケート選手権:フリースケーティング(レ・ミゼラブル)



大きくて完璧なジャンプ!

上半身や腕の優美な使い方!

動画の1分54秒~2分35秒にかけての流れるようなステップシークエンス!

特に、音楽がエポニーヌの歌う「オン・マイ・オウン」の箇所に変わるステップ終盤の振り付けが素敵です。

クルリとループターンを決めながらの表現力! 

ステップの後、トリプルルッツからスリーターン~イーグルへの移行の鮮やかさ!※


ファントム様からご指摘があり、
「Tルッツのあとすぐにチェックなしでターンしているので、(スリーターンではなく)"ハーフツイズル"&インイーグルなのでディフィカルトイグジット」が正しいのだと。


ダブルアクセルからスリーターン※を踏む選手はしばしば見られますが、トリプルルッツからの例は少ない。


ここも、上記の訂正を念頭におかれ、お読みくださいm(__)m

私が心から、「キム・ヨナ選手の演技って、凄い!」と魅了された演技です。

ヨナ選手はこの2013年世界選手権(デニス・テン選手が銀メダルを獲った大会だ!)女子シングルで優勝し、2度目の世界女王となった。

ヨナ選手のこのフリースケーティングの演技は、私がミュージカルの映画版「レ・ミゼラブル」を観に行き、ビクトル・ユゴーの大河小説を読むきっかけにもなった。やはり、忘れ得ぬ演技です。


しかし。。。

一部の「熱烈な浅田ファン」がこの演技を罵倒するのを見て、つくづく、特定選手の熱烈ファンは面倒だと思った。

私は安藤美姫選手や浅田真央選手のファンでしたが、「ファンと名乗るはよそう」と思った。

ところで、ある人から指摘されたのですが、

「片割月さん、熱烈ファンという言い方は重言ですよ。ファンとはファナティックの省略形。で、ファナティックとは、熱狂的・狂信的の意味です。つまり、熱烈ファンという言い方は、『犯罪を犯す』や『火の火力が弱い』など同じく、重言です」と。

で、さっそく、ネット上の「三省堂 大辞林」サイトで「ファナティック」の意味を調べると、

①他人の意見や批判を聞く余裕がないほど一途に信じる人。

②冷静な判断ができないほど信じるさま。熱狂的なさま。

とある。

なんだか、恐いなあ(^_^;)


要するに、ファンとは贔屓のことと言えそうです。贔屓の引き倒しは得意中の得意。


これは、恋愛、ナショナリズム、ポピュリズム、特定の思想や宗教、革命などにおける人間の熱狂的感情と通じる所が多々ありそうですね。

私のように平凡な人間では世の中に衝撃を与えることも、何かを変えることも、全く出来ないということでしょう。

世の中を動かすのは、羽生選手の演技を見る為であれば、ヨーロッパでも中国でも北米でもどこにでも、時もお金も手間暇も惜しまず、喜んで応援しに行くファンのような人達なのかもしれません。


しかしまあ、私たちは「ファン」という言葉をそんな大げさな意味では使ってはいませんけどもね。




2018.08.02 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 海外選手達



デニス・テン選手の忘れ得ぬ名演技




25才で亡くなったデニス・テン選手。
今さらこんなことを言っても詮無いことですが、男二人組が相手であれば、もう少し慎重な方法がなかったのだろうかと。喧嘩や格闘によほど自信があったのであれば別ですが。

実に残念で、ひたすら悲しいとしか言いようがありません。

謹んでご冥福をお祈りいたします。


彼の名演技と言えば、私は2015年の四大陸選手権のショートとフリーを推す。特に、ステップシークエンスの端正な滑りに魅了された。銀メダルを獲得した2013年世界選手権の演技ももちろん素晴らしかったけど。






2018.08.01 | | コメント(7) | トラックバック(0) | 海外選手達



政治に対し無気力な日本国民とメディア




今回の米朝首脳会談についての評価は様々ですが、とにかく非核化と平和への第一歩だと思います。つい最近までは一触即発の状態だったのですから。そして、仲介役としての文在寅(ムン・ジェイン)大統領の貢献は大きいと思います。無能おばちゃんの朴元大統領ではとても出来ないことだ。

昨年、日本では「北朝鮮問題の専門家」と称する方々がテレビに登場しては文大統領を、「親北・反日」とレッテル貼りをし、批判を繰り返していました。ところが、今やそうした批判の声は小さくなりましたね。口を開けば「最大限の圧力」「対話の為の対話は無意味」と、バカの二つ覚え?のごとく繰り返すしか能の無い我が国の首相と比べ、政治力の差は歴然としています。恥ずかしくて文大統領の批判など出来ないでしょう。

我が国の首相と来たら、虎の威を借りる狐ならぬ、トランプの威を借りるポチ犬のごとく、トランプの後ろからキャンキャン吠えるしか出来ぬ哀れな存在に過ぎません。

おまけに、「私の最重要課題」と言いながら拉致問題についてはこの5年間、「一ミリたりとも動かず、手も打てず」、トランプ大統領に縋り、人の褌で相撲を取る無様な姿を晒しています。


さらに、国内問題では「膿を出す」と言いながらも、実際は真逆な対応しかせず、デタラメと誤魔化しに終始。こんな政権を今でも40%以上の国民が支持するというのが私には理解が出来ません。

このような首相が「一強」でいられる…これは、日本人の政治に対する無気力さを象徴しているように私には思えます。もちろん、メディアも同様です。本来は権力の監視役であるはずのメディアの無気力さは目に余ります。

木で鼻をくくったような応対をする菅官房長官や、愚劣な言動を繰り返す麻生財務大臣にメディアは何も言い返せず、突っ込みも出来ず、特に麻生氏は言いたい放題です。※

※こうした中で、東京新聞の望月衣塑子記者のように危機感を抱いている人もいるのは貴重。
ニューヨークタイムズの元記者との共著「権力と新聞の大問題」 (集英社新書)はお勧めの本です。今の日本メディアの深刻な状況を浮き彫りにしています。
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●「まわりは金色の栄光に輝いて見えるが、中の方は真っ黒に腐っている」…石川達三「金環蝕」より。

小説「金環蝕」は九頭竜ダム落札疑獄を題材とし、ダム建設の裏で政官企業が一体となった汚職・金権政治を描いたものです。正義感の強かった石川達三ならではの作品。映画化もされ、ツタヤでDVDを借りて見ることも可能。
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しかし、最近の「モリカケ」問題を見ても、自民党政権の在り方は今も昔も「金環蝕」と変わっていないと痛感します。安倍政権のやり口は「金環蝕」の頃の政権よりもずっと狡猾で陰険です。これに対し、日本の有権者が無気力で怒りも行動も示さず、「風にそよぐ葦」の如き存在であることも、今も昔も変わらないと。

中東のヨルダン(ヨルダン・ハシミテ王国)では、移民の増加で国の財政が厳しいとてヨルダンの首相が増税を提案したところ、国民の大規模デモにより首相が辞任に追い込まれました。ヨルダンという国は君主に政治的権限のある「立憲君主制」のようですから民主主義とは言えない政治システムのようです。

また、お隣の韓国でも朴元大統領が国民の大規模デモにより、やはり辞任に追い込まれました。

しかし、国民が「風にそよぐ葦」の如く、政治に無気力な我が国ではこのようなことは決して起こらない。日本は民主主義の国、先進国だと言っていますが、いったい、ヨルダンと日本、どちらの方が真の意味で民主的で先進的なのだろうか。私は時々分からなくなります。

「警官隊と衝突して死者や怪我人が出たり、デモ隊の一部が暴徒化するような大規模デモが無い日本は、平和で結構じゃないですか?」という意見もあるでしょう。

しかし、戦前は大正時代、「大正デモクラシー」とか言って民主主義を謳歌していた時代に、着々と日本政府は軍国主義への道、アジア侵略への道を進めていたいたことを思うと、非常に危ういものを感じます。


●日本は歴史的に見て、国民・民衆が蜂起し自らの力で自由や平等を獲得したり、革命や大改革を実現したことが無い国。

中江兆民によると民権(国民の基本的人権)を実現する場合には2種類の方法があると。1つは、明治維新のように上から君主や為政者が国民に民権を恵みを与えるという「恩賜的民権」。そしてもう1つは、イギリスやフランスの革命※のように下から人民が自ら進んで民権を手に入れる「回復的民権」だと。

※中国の辛亥革命やロシア革命についても同様。

※明治維新については、あれは革命とは言えない、クーデターに過ぎないとの見解もある。

※私は明治維新は革命と思う。少し珍妙な革命ではあるが。武士階級を無くし、土地の所有形態も大きく変えたのだから。それと、「五箇条の御誓文」は西洋の影響を受けつつも明治維新が掲げた理想としての価値が高い。

つまり、日本人は自ら蜂起して自由なり平等なりを獲得したり、大改革を実現した経験の無い国なんですね。

その良し悪しについては一概には言えない。

明治維新は西洋の革命のように大虐殺とか激しい内乱や戦争が無く、比較的平和に進んだのだからむしろ良かったのではないか、との評価もあります。

が、私はどちらかと言えば、残念なことだと考える方です。

こうした歴史的背景も日本人が政治に無気力な原因の一つなのかもしれません。

「島国根性」とか「農耕民族の特徴」とか、色々な説もありますが、私には良く分かりません。



その後も、安倍政権は参議院議員の定数を増やす法案、「博打法案」こと、カジノ法案等、多くの国民が望んでもいない、しかも不急の法案をロクな議論もせず強引に決めています。

でも、まあ、日本人の過半数は「安倍政権のやりたい様にやらせて良い」と思っているんですね。

近い将来、仮に国民が泣きを見ることになっても、それは自業自得だ。

行き着くとこまで行くしかないのか。



2018.07.31 | | コメント(15) | トラックバック(0) | 政治・社会



樋口新葉選手と本田真凜選手への期待




樋口新葉選手には「存在感」がある。
本田真凜選手には「華」がある。

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両選手とも、優れた才能を持つ一流のスケーターです。平昌五輪の出場を目指していましたが全日本選手権では力及ばず悔し涙を流しました。

両選手はほぼ同年齢ですが、どこからどこまでも対照的なスケーターです。
樋口選手の演技からは強い感情とエネルギーの放射を感じ、圧倒されます。本田選手の演技からは可憐でエレガントな雰囲気を感じ、幸せな気持ちになります。

ついでに言えば、両選手ともその言動等から一部のフィギュアファンから批判的な視線で見られる点が共通している。


●来季こそトリプルアクセルをプログラムに入れるとの強い決意を示した樋口選手。

世界選手権・樋口新葉選手のフリー「007:スカイフォール」
ここです

この演技、私は何回見ても飽きません。プログラム・振り付けの重要性を感じさせる内容です。シェイ・リン・ボーンさん振り付けによる「スカイフォール」は実にカッコいいです。

特に、動画の1分40秒で音楽がガラッと変わってからの振り付け(コレオシークエンスにもしていた)からダブルアクセルまでの流れはカッコいいです。また、樋口選手の個性にもフィットしています。

演技構成点で宮原選手に次ぐ高い評価を受けたのも分かるような気がします。

およそ、女性的な優美さとは遠い演技スタイルですが逆に女子シングルの中では個性が光る。

ここにトリプルアクセルが加われば樋口選手は世界のトップクラスのスケーターとして今後も更に期待出来ます。樋口選手であれば質の高いトリプルアクセルを跳べると期待しています。


●スケーターとしての「覚悟」を示した本田選手。

濱田見栄コーチから離れ、ラファエル・アルトゥニアンコーチの指導を仰ぐとの決断。

言葉も生活環境もガラッと変わる北米での選手生活。高校の学業をかなり犠牲にすることになるでしょう。どのスポーツでも世界のトップクラスを目指す以上はそれなりの犠牲はやむを得ないのでしょう。

それゆえ、ある意味、退路を断った本田選手の「覚悟」を強く感じます。

これが成功するか否かは始めてみなければ分かりませんが、少なくとも本田選手の意思はハッキリしたと思います。次の五輪には必ず出ると。世界選手権でメダルを取ると。

前にも書きましたが、本田選手は見た目の可憐さとは別にかなり「気が強い」「したたか」なタイプと見ています。樋口選手は見た目がいかにも気が強そうですが実際はそれほどでもない…と言うのが私の人相学です。

本田選手は厳しいと言われるアルトゥニアンコーチに少しも物怖じせずに向きあい、練習に励むものと期待しています。もともと、ジャンプもスピンもステップも表現力も兼ね備わった、「ウェルバランス」な才能の持ち主と思うので、ここで一気にレベルアップするのではないかと楽しみです。

また、同門にはアシュリー・ワグナー選手、アダム・リッポン選手、ネイサン・チェン選手という良きお手本がいます。彼等の人柄、フィギュアへの取り組み姿勢、そして、卓越した表現技術など、いくらでも真似し、吸収するチャンスがあります。




2018.06.08 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 日本人選手達



再び、久々の更新です(^_^)/




手術当日の朝8時半に女性看護師さんが病室に来て、「ナースステーション前でお待ち下さい。手術室担当の看護師がお迎えに参りますので」と言われる。

手術室担当の看護師(20代半ばくらいの若い女性看護師だった)が来て、中央手術室まで一緒に歩いてゆく。途中でいくつか質問を受けたが、私は半ば上の空。操られるように手術室に向かう。

大学病院だけに中央手術室は広い。いくつもの手術部屋を横目で見ながら自分の手術部屋に来る。医師が6人いたかな。たぶん、研修医や見学の医学生もいたのでしょう。

ベッドに横たわると、医師の一人から、「片割月さんは○○系の抗生剤はダメなんですね?」と、最後の確認。

別の医師から酸素マスクをされ、「息を吸って下さい」と言われる。マスクからは何とも言えない匂いがする。

左腕に点滴注射をされ、医師から「今から麻酔を投入しますね」と言われる。すると数秒を経ずして自分の身体が宙に浮いたような気分になる。頭の中で「一つ、二つ、三つ」まで数えた時に意識が無くなった…。

…「片割月さ~ん!」の呼び声で目を覚ます。「終わりましたよ~!」。そして、不思議なことに、私が最初に発した言葉は、「今、何時ですか?」だった。「11時10分です」との返事。

たちまち猛烈な吐き気が襲う。「ゲーッ!」。昨夜から何も食べていないので何も出ないが。涙目になりながら私は「気持ち悪い。寒い!」と訴える。看護師が「そうですね。片割月さん、顔が真っ白ですね。病室に移動しますよ。」

移動中、ベッドの向きが何回か変わる。その度に気持ち悪くなり「ゲーッ!」。エレベーターで降りる時も船酔いのようになり「ゲーッ!」。

病室に戻る。見ると、3種の点滴に排尿の為の管と、いわゆる「スパゲティ症候群」だ。

ここからが非常に辛くなる。明日の朝6時まで、つまり今から19時間は飲み食いは一切禁止でひたすら寝るだけ。ひたすら寝ていろと言われても簡単ではない。ベッドは硬いし、気分も悪いのだ。腰は痛くなるし、ひたすら苦痛だ。私の人生で1時間1時間がこんなに長く、遅いと感じたことは無い。楽なハズの睡眠が辛い労働と化すのだ。

途中、嗽だけが許される。嗚呼!嗽がこんなに快適なものだとは初めて知った!

術後8日目で一応退院したが、職場復帰までは一ヶ月強はかかりそうだ。出血の為に貧血状態が続くし、術後の後遺症としての痛みもある。しかし、日に日に良くなっているようだ。少なくとも、ブログを更新する元気は出て来た。

他にもいくらでも書くことはあるのですが、これくらいにする。

一つだけ。

自分が病を得て手術してからは、私と同世代の女性が健康でピンピンして働いていたり、楽しい旅行に出かけたりする姿に激しい「妬み」を覚えるようになったことだ。

何とまあ、どす黒い感情だろう!自分が情けない。

上をみて妬んでも仕方ない。私なんかよりも遥かに重い病と闘っている女性もいるのだ。それを思えば私なんかまだ幸せな方なんだと、このように自分に言い聞かせることで、辛うじて心のバランスを保つようにしている。

あと、ちょっと嬉しかったことがある。

それは、私を担当した看護学校の学生(実習の一つ)のこと、

おそらく二十歳か19歳でしょう。彼女が笑みを浮かべながら「片割月さん、おはようございます!」と挨拶する姿が実に素敵だった。事務的でもマニュアル的でもなく、心を感じるからだ。

また、私の他愛の無い会話にも、彼女は決して「受け流す」ことはせず、きちんと反応、会話をしてくれたことも、楽しかった。退院時には、自宅療養の心得を箇条書きにまとめたシートをくれた。驚いたことに、あの無味乾燥なワープロではなく、手書きと挿絵入りのシートだったのだ!

このように手間暇をかけて作成したシートに私は感激した。

術後の苦痛と不安。花も緑も無い殺風景な病室。

こうした中で、この看護学生の存在は私には「緑のオアシス」でした。

彼女はきっと、素晴らしい看護師になるでしょう。

うん、日本は大丈夫だ!(ちょっと大げさですが)



お久しぶりのびっぐあぷる様、エレミヤ様、そして、はぴらき様、しっぽがない…様、
クロママ様、朝顔様、風邪薬様、亜希様、ファントム様、〇〇様、

コメント、ありがとうございましたm(__)m



2018.06.06 | | コメント(14) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



久々の更新です(^^ゞ




●私の近況報告

職場に復帰したのですが、仕事と生活のリズムを取り戻すまで結構疲れますね。今までの仕事の遅れを取り戻そうと力を入れるので余計に疲れます。帰宅するとグッタリでなかなかブログを更新する気分になれませんでした。

ところが、その後色々とありまして、良性ではあるのですが子宮筋腫の手術を受けることを決めました。

全身麻酔を選択したのですが、その為の検査とか大変です。

大きな病院には歯科があるのですが、これは手術前の患者の歯の状態を診る為にあると初めて知りました。つまり、町の歯科のような治療をする為にあるのではないと。

いやあ、私は無知でした。

つまり、手術中には呼吸用のチューブを入れるのですが、歯が悪いと身体に悪影響を及ぼす危険がある為、虫歯や歯石があれば取り除き、グラグラした歯は抜くのだそうです。

その他、心電図やレントゲンを撮ったり、麻酔医や薬剤師の話を聞いたり、いくつもの同意書にサインをしたり等、一日朝から夕方まで検査続きでグッタリ。しかも、この一日の医療費だけで9900円なり!フ~ッ!

で、5月下旬に入院・手術。入院期間は特に問題が無ければ8日程度ということです。

暗い話はこれくらいにしましょう。


●大谷翔平選手にワクワク!

私は日本のプロ野球は見ないので、大谷選手のことはあまり知りませんでした。

メジャーリークで二刀流で活躍って、凄いですよね!!

彼にはホームランを打つパワーもあれば器用にヒットを打つ技術もあるようです。

何よりも、あの天下のメジャーリーガーの先発投手でも大谷選手のように時速160キロの速球をポンポン投げる人はあまりいないというのですからこれまた凄い!(リリーフ・抑えのピッチャーにはいる)

やはり、ピッチャーの醍醐味は剛速球です!

剛速球があってこそ、鋭く曲がるスライダーもストンと落ちるフォークも活きる!野茂投手のフォークは凄かったけど、彼の重くて伸びる直球があったればこそフォークが効果を発揮したのです。

で、大谷選手はハンサムだし、メディアに対する受け答えも立派です。

これでは、女性ファンが増えるのは当然ですね。

残念ながらダルビッシュ投手も田中投手も期待されたほどの活躍が出来ていません。お二人には申し訳ないけど、大谷選手の登場は、私にとっては野茂さんや松井さんが活躍した時以来に感じるワクワクです!(^o^)/

しかも、まだ23才と若いですのでメジャーリーガーとして成長して行く期待も大きいです。

来るヤンキースとの対戦では、田中投手と大谷選手の対決が見られます。

アナウンサーから「いよいよ対決ですね!」と聞かれた時の田中投手の反応が面白かった!

田中投手「どうせ、みなさん、ボクじゃなくて、大谷選手を応援しているんでしょ!」

僻んでいる!!(^○^)

しかし、可愛いじゃないですか!



これまでに頂戴したコメントについてはレスを略させて下さいませ。
我がままをご容赦下さいm(__)m。



2018.04.28 | | コメント(17) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



2018年世界フィギュアスケート選手権・追記予定




メダリストもいなければ、スターもいない日本女子シングルの世界選手権となると、放映は深夜だ。
分かり易いなあ。

私の最大注目は、何と言っても樋口選手です。「大きな試合に弱い」との評価もあります。汚名挽回なるか!
来年は日本開催ですから、宮原・樋口両選手で何としても女子の3枠確保をお願いします。

メドベーデワ選手が出場辞退したので優勝候補は向かうところ敵無しのザギトワ選手でしょう。従いまして、2位・3位は混沌としています。宮原、樋口、オズモンド、デールマン、コストナー、テネル、ソツコワ等の有力選手による激戦。

男子は五輪後の世界選手権らしく、有力スケーターが何人も不在で寂しい。

そうした中で私が注目するのは最近メキメキと実力を付けて来たロシアのドミトリー・アリエフ選手です。ジュニアの時からスケーティングの上手さ、表現技術の高さには定評がありました。そこへ、4回転ルッツ・4回転トゥループも習得したのでたちまち世界のトップスケーターの仲間入りを果たしました。

フジテレでどこまで多くの選手の演技を放映してくれるのか分かりませんが、順位とか点数よりも、若手の台頭に注目しながらテレビ観戦したいですね。Jスポは今月の30日以降の放映予定ですね。

それと、今回が現行ルールによる最後の世界選手権ですね。来季からは大きなルール変更があります。

今現在明らかなルール変更は、男子のフリーの演技時間が4分30秒から4分と、女子と同じになること、技の質を評価するGOEのシステムが現行の7段階評価から11段階評価になることです。

つまり、+5、+4、+3、+2、+1、0、-1、-2、-3、-4、-5の11段階です。

ただし、評価点から実際の点数化する為の係数がまだ不明です。

こうしたルール変更に対する私の意見はいずれ記事にするつもりです。


羽生選手の「国民栄誉賞」が検討されているそうですが、私は反対意見です。
タイミング、年齢、基準の曖昧さ等により。
仮に決定しても羽生選手が辞退したら、カッコいいんだけどなあ。




2018.03.21 | | コメント(4) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



弱り目に祟り目の安倍政権




歯車がひとつ狂うと、全てが狂い出す。誰でも一度や二度、こうした経験があるでしょう。

今の安倍政権がそうです。今や、安倍首相はボコボコ状態。

●裁量労働制→厚労省にポンコツデータをつかまされ、頓挫。

これが最初に狂った歯車。ケチのつき始めでした。

ひょっとすると、これは「強引な官邸主導」に対する厚労省の密かな造反かもしれません。小学生でも分かるような足し算・掛け算の間違いだらけのデータを、元来、ペーパーテストを大得意とする官僚がミスるか?

●北朝鮮問題ではカヤの外。

●森友文書偽造問題。自民党内からも批判。「ポスト安倍」への動きも。

●「憲法改正」は自民党内の意見対立が強く、先の見通しが立たず。

●再び、加計文書偽造疑惑が浮上す。

安倍内閣支持率が30%台に落ち込めば、麻生財務大臣の辞任では事態は収拾出来ないでしょう。

佐川氏ひとりに責任を全て背負わせようとする安倍政権や自民党のやり方は国民の怒りを招き、政府への不信感を募らせるだけなのですが、こんなことも分からないのが安倍政権です。

「財務省は国会を舐めてるのか!」と言うが、安倍政権が国民を舐めているのだから、始末に負えない。



2月、愛知県内の公立中学校で前川元事務次官を講師に招き、不登校や夜間中学をテーマにした特別授業が行われたそうですね。そこへ、文科省が、この中学校に対し教育委員会を通じて質問メールを送り付け、「天下り問題で辞任」「出会い系バー通い」などの問題のある人物を中学校になぜ招いたのか、その状況を具体的に説明せよ、授業内容の録音を寄こせ等、15項目にわたって問い質した模様。

国が直接、たかだか一つの公立中学校の授業に直に文句をつけて、録音をも寄こせと検閲をするなど前代未聞。

文科省はまるで憲兵だか特高警察みたいな「思想統制」を始めたのか。

官邸が裏で文科省をそそのかしているのではあるまいか?

これもまた、極右系安倍政権の産物と私は思います。


☆安倍昭恵夫人について。

ごく平凡な女性&主婦と思います。お嬢様育ちで、世間知らずで、少々思慮が浅く、しかし、それなりの知識と意見を持ち、明るく善意もある女性。どこにでもいるタイプではないでしょうか。

しかし、

政治でもビジネスでもこれといった実績もなく、特技があるわけでもなく、特に有能であるわけでもなく、容姿端麗というわけでもなく、子宝に恵まれず、そして、夫との会話が稀な一人の平凡な女性にとって、

社会活動、講演活動こそが彼女の生きがいなのでしょう。彼女には「名誉理事」「名誉会長」等、肩書が20も30もあるようですが、これも彼女の生きがいである社会活動の証なのでしょう。

そう考えますと、多少は同情も出来ます。

世間で非難されるほど、そんなに悪い人間ではないと私は思うんですが、どうでしょうか。

ただし、肩書の中に森友学園のような、スピリチュアル系トンデモ団体・組織もあるのは普通ではありません。




2018.03.16 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 政治・社会



スケート競技3題




●マススケート:高木菜那選手金メダル
ここです

ワケのわからないカオスのような種目ですね。
ショートトラックみたいな感じです。
綺麗にレーンが決められているスピードスケートでは特異な種目です。
タイムを競うのではなく、順位と得点を競うようです。
まさしく、競馬みたいなレースですね。
スピードスケートの選手がヘルメット姿で競うのも新鮮です。

それでいて、すごくエキサイトする種目です。日本人選手が優勝したからかな?

400メートルを16周するというのですから、5000メートルに強い選手が勝ちそうですがそうんな単純なものではないようです。戦術や駆け引きが求められる。ある意味、日本人選手に向いているかもしれません。


私はショートトラックというスケート種目はあまり好きになれません。

なぜなら、後味の悪い競技だからです。

選手どうしが触れたり、ぶつかったりし、転倒することが多いです。
そして、かならず判定が行われます。
どちらが邪魔をしたのか、反則なのか否かの判定が必ず付きまといます。

それゆえ、判定がしばしば物議を醸します。
韓国人はこの競技が大好きなようですが、私は好きじゃないな。


●オールラウンドスピードスケート世界選手権:高木美帆選手優勝
平昌五輪の1500m金メダリストと銀メダリストの対決!
ここです

500メートル、1500メートル、3000メートル、5000メートルの4種目の総合ポイントで競う。
体操の個人総合に似ているようです。

高木美帆選手は日本人選手として初の優勝!凄い!
クイーン・オブ・スピードスケートですね。
しかも、会場はオランダで完全アウェイ状態の中での優勝です。

久しぶりに屋外での競技ですが、新鮮ですね。観客の数が半端ではありません。
それにしても、オランダのスピード競技熱は凄いです。
日本のフィギュアスケート熱と同じですね。


●フィギュアスケート世界ジュニア選手権女子シングル
ロシアのトゥルソワ選手(13才)が4回転サルコウと4回転トゥループを決めて優勝!
ここです

嗚呼!やはり、女子の4回転ジャンプですが、ロシアに先んじられてしまいました。
私がかねてから強調していました。女子シングルで日本はトリプルアクセルや4回転ジャンプを跳ぶ方向でガチンコで取り組まないとロシアには決して勝てないと。

国に関係無くフィギュアスケートは楽しめば良いのですが、やはり、ロシアに先行されるのは面白くない。

4回転ジャンプもトリプルアクセルも跳ばない女子シングルでは、メドベーデワ選手とザギトワ選手の演技がもうこれ以上は望めないくらいの究極の密度と完成度に到達しています。ジャンプ、スピン、ステップ、トランジッション、プログラムと、いずれも完璧な世界ですから。

女子の場合は男子とは違って、「女性らしい優雅さ、清純さ、妖艶さ、感情移入の豊かさ」を求める声が根強いですが、この先は男子のようなアクロバティックな高難度技が必須となるでしょう。それなくては勝てないと。

女子体操競技が昔の優雅な演技スタイルからアクロバティックな方向に変化したのと同じです。
そして、優雅さは新体操にお任せすることになりました。

それにしても、トゥルソワ選手の才能は驚異的ですね。
ちょっと、巻き足っぽいジャンプなのですが、回転が速い。

つい1年くらい前までは女子選手が4回転ジャンプを跳ぶ、それも2種類も跳ぶなんて考えられませんでした。

しかし、体操競技でも以前に男子が行っていた高難度技を女子も行うようになりました。これは女子には無理でしょう、とは断定できないのです。

時代は変わる。


ロシアのように日本も国がもっとバックアップしたらどうか?との声があります。

しかし、これも良し悪しでしょうね。

国がスポーツの世界で「出しゃばる」と、ロクなことが無いです。




2018.03.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



もしも、こんな学校があったら:モリカケよりも充実の講師陣!・追記




●名誉校長:安倍昭恵

●道徳:安倍晋三 修身、教育勅語を使用…デンデン。

●国語:麻生太郎「漢字の正しい読み方、オシエマス」 
     百田尚樹「品位のある文章の書き方、オシエマス」

●歴史:竹田恒泰「世界から最も愛される日本って凄い!」
     稲田朋美「神武天皇の偉業。明治維新の精神を取り戻す」

●地理:島尻安伊子「北方四島の名前からきちんとオシエマス」

●政治:三浦瑠璃「スリーパーセルとは何か、オシエマス」

●理科:小保方晴子「正しい実験のやり方、オシエマス」

●音楽:佐村河内守「楽譜が読めなくても交響曲は作れマス」

●体育:石原慎太郎「ヨットでスパルタ教育。徹底的にシゴキマス」

●風紀係:櫻井よしこ「体罰でバッチリ躾けマス」
       和田利次「アルマーニの制服で服育しマス」

●特別実地授業:田母神俊雄「軍隊式の訓練で肉体を鍛えマス」

●特別講演:曽野綾子「日本女子は軍国の母、靖国烈女たれ!」

●保健:山口敬之「緊急時の介抱の方法オシエマス」

↑しっぽがない…様のアイデアです。


◆協賛:日本怪議 惨軽新聞社 


☆追記

百田尚樹
‏@hyakutanaoki
【財務省「原本」写しと議員開示文書は同じ】
えらいことになったなあ。
「書き換えがあった」と書いた朝日新聞の記者、切腹するのかなあ…。


最新の報道によると、
「…学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地格安売却問題をめぐり、財務省が決裁文書の書き換えを認める方針であることが分かった…。」

百田氏の願望も空しく、朝日新聞のスクープは真実でした。

えらいことになったなあ。
百田氏、切腹するのかなあ…。





2018.03.11 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 政治・社会



ムン・ジェイン外交の勝利・安倍外交の敗北




北朝鮮の核ミサイル問題を巡り、韓国のムン・ジェイン大統領の外交が勝利し、安倍首相の外交の敗北が明らかになりつつある。日本はカヤの外に置かれつつある。

●日本のテレビを中心とした主要メディアの異常性。戦前と変わらぬ体質か。

平昌五輪の時から、安倍政権側やその御用学者達はもちろんだが、日本のメディアはこぞってムン大統領の南北融和外交を批判していた。つまり、「北のペースにまんまとはまった」「北に取りこまれたムン大統領」「日米韓、及び国際社会による制裁と圧力という歩調を乱す」等々。

次は、「対話は北に時間稼ぎさせるだけ」「過去にもあった北のちゃぶ台返し、約束破りが繰り返される」「北が非核化への具体的行動を示さない限りはダメだ」等々。

とにかく、「韓国のムン大統領は困った人だ」「ムン大統領は日本にとっては災いだ」と、連日のように批判の大合唱をテレビは繰り返し放映していた。

「北朝鮮問題の専門家?」が、どのテレビチャンネルにも出て来ては同じ批判を繰り返すだけなので、私はバカバカしくなって、この手の報道番組はあまり見なくなった。

ところが、北朝鮮のキム・ジョンウン委員長はそうした日本のメディアや安倍政権からの批判や予測を嘲笑うかのような劇的な外交に打って出た。

私はキム・ジョンウンは外交の天才ではないかとすら思った。少なくとも、安倍首相とはレベルが違うと思う。そして、ムン大統領の活躍も見事だと思う。ひたすら北朝鮮の脅威を煽りまくり、「対話の為の対話は無意味」「制裁と圧力を最大限に」と、バカの一つ覚えのように繰り返すだけの安倍外交は、完全に敗北し、今や、アメリカ・韓国・北朝鮮の三か国による外交路線から置いてきぼりを食う憂き目に。

アメリカと北朝鮮の両首脳による会談へと進む可能性が出て来た中、安倍首相は少しも喜ばないし、むしろ、ガッカリしたような顔をしているよ。梯子を外された思いなのだろう。そして、日本のメディアも同様だ。

ざま~みろ。

しかして、不思議だ。

もちろん、ムン大統領への批判はあって良い。批判には根拠もある。しかし、メディアの一つくらい、「専門家」のひとりくらい、ムン大統領の外交を支持し、南北首脳会談、米朝首脳会談が実現しそうな段階になったことを喜び、まずは最悪の戦争、第二次朝鮮戦争を回避出来る事態になったことを喜ぶ見解を示してもよかろうに、誰も、どこも、それを口にしない。

これって、やはり、異常だと思う。

メディアや専門家や政治家がこぞって、同じようなことを言い続けるって、非常に恐いと思う。

いや、もっと恐ろしいのは、同じことを言う人間だけをメディアが採用することだ。ムン大統領の融和路線を支持する日本の専門家や知識人だっているでしょう?

なぜ、メディアはそうした人達をテレビに出さないのか?

少しでもムン大統領を支持しようものなら、右翼からの脅迫…メディアはこれを恐れているのかもしれない。

こうして、戦前の大本営発表の如き様相を示すことが恐ろしい。

いざとなると、同調圧力、少数意見の排除、安倍政権への「忖度」…ヒステリックなまでに一色に染まってしまう日本の特異性は戦前のそれと何ら変わっていないのではないか?

それはそうだ。わずか70年やそこらで日本及び日本人の体質が変わるはずもない。

それはすなわち、何かをキッカケに、日本はいつでも戦前にいっきに戻る体質を持っているということだ。

しかし、国連も国際社会も、この度の急展開を歓迎している。

タカ派的にヒステリックに騒いでいるのは日本だけだ。

「対話はNO!」「制裁、制裁!」では、とどのつまりは戦争への道しか無いではないか?

中には、アメリカが北朝鮮に軍事行動を起こして欲しいかのような、それを期待するかのような言説を口にするバカタレもいる。テメエはいつでも安全地帯にいて、自分が戦死するわけではないから、勇ましい事を無責任に言う人間はいるよな。戦前にもあったように。

もちろん、今、北朝鮮の非核化への一歩が始まったばかりだ。これから虚々実々の外交が始まるのであり、その道程は長いかもしれない。北朝鮮がそう簡単に核を放棄するとは考えにくい。それでも、戦争よりは遥かにマシだ。しかし、案ずるより産むがやすし、ではないが、案外と短期間に非核化への道筋がつけられるかもしれない。

いずれにせよ、未来を予測することは非常に難しい。

特に、トランプ大統領もキム委員長も予測不能な政治家だ。

安倍首相は、このチャンスに拉致問題解決への道筋をつけて欲しい。

これが出来れば、「名誉挽回」になる。



安倍政権は「北朝鮮の脅威」を煽ることで、自民党及び憲法改正への支持を広げようとしていた。南北融和や対話路線を安倍首相が少しも喜ばない理由の一つはこれだろう。北朝鮮が暴れてくれた方が安倍政権には喜ばしいのだ。


古代の三韓の時代から二十世紀まで、朝鮮半島の国々は侵略との戦いの連続だった。他国から侵略をされた経験がほとんど無い、恵まれた島国の倭国・日本より遥かに厳しい条件の中で生き抜いて来た歴史がある。

よって、韓国や北朝鮮が日本よりも外交に優れているのは当然であろう。

少なくとも、アメリカの忠犬ハチ公である日本よりも韓国の方がまだ自立外交をしている。




2018.03.09 | | コメント(24) | トラックバック(0) | 政治・社会



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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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