「野火」他、戦争映画3本と愚見を少々




●映画「野火」

関連情報は下記のサイトまで。
①『野火』への道~塚本晋也の頭の中
サイトはここです

②「常盤貴子が自分の映画そっちのけで絶賛! 映画『野火』が突きつけた戦場のリアルと「忘れるな!」のメッセージ」
サイトはここです

片割月の評価:上の下

大岡昇平の原作も良いが、やはり、インパクトという点では視覚に直接訴える映像には敵わない。

これは戦争映画というよりも、戦場映画である。フィリピンのレイテ島で敗色濃い日本兵士が飢えと病にもがき苦しむ有り様がリアルに描かれている。

いわゆる「カニバリズム」の言語に絶する凄まじさ、フィリピン住民への殺戮等、目を覆うようなシーンの連続だ。身内を殺されたフィリピン女性が白旗で投降して来た一人の日本兵を自動小銃の弾が尽きるまで打ちまくるシーンも強烈。

この映画にはエンターテイメント性は無い。美談で感動の涙を流させるような場面は無いし、勇気ある英雄が登場することもない。しかし、本物の戦争(侵略戦争)に迫ろうとするのであれば、こういうことになるのだろう。「理屈抜きで面白い映画を観たい」という向きにはおススメ出来ない映画だ。

逆に、青臭い「正義」や「反戦」を表に出さないのも良かったと思う。良識があれば良い映画が出来るとは限らない。製作者の主張が強いと、観る側はむしろ白けることが多いのだ。

低予算の限界の中で、良くぞここまでの映画を創ったと思う。監督・スタッフ・キャストに敬意を表します。

ただし、低予算ゆえの物足りなさもある。また、餓死寸前の兵士なのに、ちっともガリガリではないのも不自然。

塚本監督が苦労したように、この手の映画にはスポンサーはなかなかつかないようだ。満州事変や日中戦争をリアルに描く映画となれば100%絶望的だろう。しかし、日本の企業家や財産家の中に、一人や二人くらい、損得抜きで、監督の志を意気に感じ、ポーンと一億二億を出資する豪気な人間はいないのか!

「永遠の0」のようなニセモノの戦争美化映画にはお金を出す人間は多いんだな。※

※この映画では貞操を守り通す戦争未亡人(主人公の妻)の「美しい姿」が描かれていたが、これも「ウソっぽさ」の例だ。当時、軍部が「靖国の妻たち」の貞操問題を取り上げていたことは良く知られている。私に言わせれば、「貞操問題」にしていたのは当時の男尊女卑・家父長的思考にどっぷりと漬かっていた軍人の勝手であり、「貞操を守らなかった女性」の方はむしろ人間的であり、よほど健康的だと思う。


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●映画「火垂るの墓」
片割月評価:今頃観ましたが(^_^;)…上の中

大岡昇平と同じく実体験を基にした野坂昭如の原作も良かったが、アニメの方も良い。

この映画が成功した理由の一つは、主人公の兄を「賢い兄」として描かなかったことだと思う。兄を「頭が良く、機転が利き、勇気もある」人間として描いたら、失敗したであろう。ウソっぽい戦争映画になる。また、ことさら「反戦」を唱っていないのも成功した理由と思う。未熟な兄と無邪気な妹の二人の姿にリアリティがある。

こちらは「野火」とは違い、子供も観ることを想定しているので、凄惨なシーンはオブラートに包んでいるし、思わず涙してしまうシーンも用意されている。過半数の人は泣く。しかし、全体的には淡々としたタッチであり、ことさらドラスティックには描いていない。これもまた、好感が持てた。



映画「野火」はテレビの地上波では放映されないだろう。スポンサーがつかないと思うからだ。

そう言えば、原発問題を扱った名作、『チャイナ・シンドローム』(1979年制作のアメリカ映画)も、福島原発問題が発生した後、地上波では放映されたことが無いようだ。地上波で放映すれば高視聴率は間違いないのに。要するに、原発の恐ろしさや電力会社の巨悪不正を追求した映画ではスポンサーはつかないだろうし、電力会社から「圧力」がかかるからであろう。

私は取り立てて「アメリカ贔屓」でも何でもないけど、こういう映画を制作出来る点では「さすが、アメリカ」と思う。日本は先進国の中では「報道の自由度が低い国」との評価があるようだが、それは映画やテレビドラマの世界にも言えそうだ。

日本では東日本大震災後に、原発問題を扱った「希望の国」という映画が制作されたが、残念ながら「チャイナ・シンドローム」には遠く及ばない。大きな政治・社会問題なのに、あたかも家族内の問題に矮小化されてしまった感が強い。

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●「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

片割月の評価:中の中

戦争映画と言っても、こちらは完全なるエンターテイメント。

映画館で観た方が迫力満点とは知っていても、そこまでのファンではないのでDVDで。

過剰期待があった為か、どちらかと言うと、不評だとか。酷評も多いらしい。いわく、「ストーリーが平板」「過去のシーンの焼き直し」「ダース・ベイダーのような存在感ある悪がいない」等。。まあ、そんな感じも無くはない。

今回の作品が新鮮味に乏しい理由は、監督が替ったことにもありそうだ。すなわち、新監督は過去の6作品とルーカス監督へのリスペクトがある為、あまり冒険的な作り方はしなかったのではないかと推測する。

が、大人の漫画のようなエンタメなんだから、そうムキになることもあるまい。普通に楽しめれば私は満足。

私が最初に思ったことは、「アレッ?これはアメリカ制作の映画じゃないの?ブリティッシュ・イングリッシュばかりが聞こえてくるぞ」だ。主たる登場人物は確かにブリティシュ・イングリッシュの発音だ。口の中にピンポン球を入れたまま話すような英語の発音は私には聞きとりにくい。ハン・ソロが登場すると、やっとアメリカン・イングリッシュが聞けて、何やらホッとする。

それにしても、ハン・ソロもレイア姫もルークもすっかり老いた。特に、レイア姫役の女優の「老い」は衝撃的だった。還暦になるのかな?。映像の場合、明らかに女性の方が不利だ。なんだか、とっても侘びしくなる。これは私の偏見かもしれないが、アジアの女性よりも欧米の女性の方が若い時と中高年の時の風貌の「落差」が激しいように思う。

この点、ハン・ソロ役のハリソン・フォードは得だね。老人になってはいるが、適度にカッコ良さもある。歳を取ると、男性よりも女性の方が圧倒的に損だなあ。男性は歳を取ってもそれなりに女性にモテる例が少なくないが、色気と香気を失った女性は男性から見向きもされなくなる。。。私も。。いつかは。。。(^_^;)

今回は新人の女性が主役のようだが、昔のレイア姫と同様、いや、それ以上にやたらと強い。精神的にも肉体的にも強く、男性とチャンバラしても負けないどころか勝つ。最近のアメリカの男性はこの手の強い女性が好みなのか?

女性が多少武芸を習ったところで、鍛えた男性と比べれば「ねこがじゃれている」程度でしかなさそうだけど。




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フォーレ「シシリエンヌ」と浅田真央さんのこと






曲名・シシリエンヌ
作曲・ガブリエル・フォーレ(1845~1924):フランス近代の大作曲家


「シシリエンヌ」は「シチリアーノ」のフランス語。八分の六拍子を主にするシチリア風舞曲。

オリジナルはピアノとチェロの演奏のようですが、現在では様々な楽器で演奏されています。

誰でもこの音楽を聴けば、「あ、聴いたことがある!」と言うでしょう。しかし、有名なメロディの割には、作曲者や曲名は知られていないようです。

フォーレについては「夢のあとに」を紹介した記事でも触れましたように、「シシリエンヌ」にもフォーレならではの官能と雅が混然一体となった楽想が溢れています。そして、しみじみと聴き手の心に沁み入ります。

フォーレのもう一つの特長ですが、メロディを口ずさむのが難しいんですよね。
「夢のあとに」も「シシリエンヌ」も割合と明快な音楽と思うのですが、何故かメロディが形として頭に残りにくいんですね。しばらく聴かないでいると、メロディーを思い出せなくなるんです。

フォーレの後輩で、より急進的だったドビュッシーやラヴェルの方が口ずさみ易い曲がいくつもあります。「月の光」「亜麻色の髪の乙女」「ボレロ」「パヴァーヌ」とか。

フォーレが二人の後輩程には日本での人気が無い理由は、ビッグヒット曲が無いからであり、それは、彼の音楽の特質でもあるでしょう。メロディー線が長く、微妙な半音階を経て、さりげなくすっと転調するので、少なくとも我々日本人の耳にはすんなりと入って来ないのでしょう。その代わり、一度その不思議な魅力に取りつかれますと抵抗出来なくなります。


☆浅田真央さんですが、私の予想した通り、やはり、来季も全て(ショートプログラム・フリースケーティング・EX)ローリー・ニコルさんの振り付けとなりました。

タラソワファンの多い真央ファンはさぞかしガッカリしたことでしょう。
「どうしてタラソワさんには頼まないの?」「タラソワさんに断られたの?」「タラソワさんは振付師の方は引退したのか?」「他の振付師にどうして頼んでみようと思わないのか?」等。

私は取り立てて「タラソワ派」でも「ローリー派」でもありませんが、一部ファンのガッカリは理解出来ます。浅田さんは「新しい音楽でチャレンジ」と言っていたようですが…ちょっと違うんですよね…ファンの言う「チャレンジ」とは、他の振付師(バトルさん、宮本さん、カメレンゴさん等)の振り付けたプログラムで演じることなんですよね(^_^;)

浅田真央さんは、良くも悪くも「保守的」なタイプなのかもしれません。

浅田さんのローリー・ニコルさんに対する信頼度は相当に高いのでしょうね。

平昌五輪までローリー・ニコルさん一筋で行くのでしょうか。

私は、選曲やプログラムよりも、浅田さんのジャンプの方がずっと気がかりです。
ジャンプの課題さえ克服してくれれば、他のことは何でも良いと思っています。

そういいつつも、「シシリエンヌ」などショートプログラムにどうかな?と思ったりして^^;

本田真凜さんにも合いそうですが、彼女は曲は決まっているようです。


ところで、浅田さんはどうして毎年、曲名を伏せるんでしょうね?他の選手たちは次々と曲名を公表しているのに。

曲名ごとき、もったいつけることないでしょうに。

もしかすると、浅田さん本人の意志ではなく、彼女を取り巻く商売人たちの「あざとい」戦略かしら。




きれじろう様作成の「検証サイト」のご紹介




サイトはここです

私は基本的に、ジャンプの回転不足やエッジエラー等を検証する「検証サイト」「検証動画」なるものを信用していません。

例えば、キム・ヨナさんのジャンプや浅田真央選手のジャンプを検証したサイトや動画は笑止千万です。

何故なら、特定選手のファンの目による「確証バイアス」のサンプルの宝庫に過ぎないからです。

あるいは、論理学で言うところの、「先決問題要求の虚偽」のサンプルの宝庫に過ぎないからです。

例えば、「プロトコル上は認定されているキム・ヨナ選手のジャンプは、実のところは回転不足である。何故なら、ジャッジは八百長だからだ」というのが、「先決問題要求の虚偽」に該当します。分かるかなあ?(^_^;)

で、その虚偽に沿って都合よく動画が切り取られ、牽強付会の検証動画が作られ、我田引水式の結論を導き出すのです。

バカバカしくてまともに見る気になれないのも分かるでしょう?

その点、きれじろう様は、特定選手の熱烈ファン特有の「確証バイアス」の呪縛から逃れられているお方です。きれじろう様の過去の投稿からそれは分かります。

あなたがフィギュアマニアなら、私もフィギュアマニア。いや、オタクかな(^^ゞ。

ジャンプの特徴や、エッジの微妙な傾きは、画像解析により、ある程度は理解が進むと思います。

信用度の高い「検証サイト」として、きれじろう様のサイトを紹介する次第です。


安倍総理の名言?原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう争う心と決別せよ、と。




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報道によると、5月14日、安倍総理は今月27日のオバマ米大統領の被爆地・広島訪問について、『原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう争う心と決別する。そのような歴史的訪問にしなければならない』との決意を述べたと。


安倍総理のこの言葉、有名な格言、「罪を憎んで、人を憎まず」からヒントを得て、「よし!これだ!」となったのかな?


残念ながら、気の利いた表現を試みて、逆に墓穴を掘った感が否めない。突っ込みどころ満載だなあ。。。

そもそも、安倍総理自身、意味を分かって発しているのかな?

まず、原爆は兵器ですから、兵器に「恨み」を向けても仕方ないです。それを言うなら「憎む」の方が適切。

原爆は人類を破滅させる憎むべき兵器ではありませんか?

戦争は人間による最も愚かな行為ですから、恨むもよし、憎むもよし。

「争う心」は、あまりに言葉足らずですね。

それを言うなら、「戦争で問題を解決する心」「兵器で人間を殺戮する心」ではないでしょうか?

「争う心」は、スポーツの世界、ビジネスの世界ではむしろ必要不可欠な心ではありませんか?

私がそれ以上に疑問や違和感を覚えるのは、物事を「心の問題」に回収させるような言い回しです。

確かに、人間一人ひとりには「心の問題」はあります。心は大切です。

国の指導者たちの「争う心の問題」や「欲望」が、軍事・外交に影響を及ぼすであろうことも分かります。

が、国際紛争は、「争う心の決別」によって解決するのでしょうか?

国の指導者たちが「精神修養」を積むと、争う心と決別して国際紛争は解決するのでしょうか?

では、人間の歴史において、心の問題に最も通暁しているであろう宗教者たちなら国際紛争を解決出来るのでしょうか?それどころか、宗教が原因で戦争を起こした例は枚挙にいとまがないと私たちは知っています。

何度も戦争を繰り広げたドイツとフランスはお互いに二度と戦争をしない友好関係を築きつつあるようです。しかし、双方の国の指導者たちや国民の心の中には、今も「過去の恨みつらみ」はあるでしょうし、お互いにEUにおける主導権争いはあるようです。お互いの国民を侮蔑するスラングもあります。争う心と決別したから戦争をしなくなったとは限らないですね。

そうではなくて、やはり、地道な政策と外交努力の積み上げによる賜物でしょう。


ところで、安倍晋三政権は昨年4月に「防衛装備移転三原則」を閣議決定しました。
武器輸出ビジネスを推進し、軍需産業を国家戦略の柱にしようとしています。

安倍総理の中に巣くう「争う心」こそ、どうにかしてくれませんでしょうか?

私、恐いんですけど。



ISUコミュニケーション2004 ISU総会アジェンダ・愚見を少々



ISUコミュニケーション2004 ISU総会アジェンダ

ソース→ここです

☆以下の日本語訳はブロガー6番様の了解を得て転載したものです。大きな誤訳がありましたら教えて下さい。

*提案番号6.オーストラリア
ISUチャンピオンシップスにディビジョン制を導入。理由は参加国の拡大のため。オーストラリアの挙げた例では、TESの高い18人がショートとフリーを滑る(ディビジョンA)。TESの低い24人はフリーだけを滑る(ディビジョンB)。Aはテレビ放映があるが、Bはない。Bはデジタル配信のみ。2018-2019シーズンからの導入を目指す。なぜこのような提案をしたかというと、1つは経費削減。もう1つは大会を魅力的なイベントにして、効果的なマーケティングを狙い、収入を増やすため。

*提案番号49.ISU評議会(韓国、オランダも提案)
アスリートコミッションの新設。シングル&ペア、アイスダンス、シンクロ、スピード、ショートトラックから1名ずつの現役スケーターを選出し、技術委員会のメンバーになる。総会での投票権も得る。

*提案番号75.フィンランド
競技会での音楽は、広告を含んではならない。

*提案番号84.オランダ
オリンピックの中間年には、世界ショートトラックスピードスケート選手権、世界フィギュアスケート選手権、いずれかの世界スピードスケート選手権(距離別、オールラウンド、スプリント)を同時開催。名称はISUスケートゲームスまたは、ISUウィンターフェスティバルとする。他種目との交流を活発にするために行われる。開催地は前回のオリンピック開催地を目安に、適した場所で。

※片割月のひと口コメント。
面白そうだ。他種目との交流もあるが、各種目の注目度がアップしてファンが増えることも狙いだ。
例えばフィギュアスケートの場合、世界選手権を開催する国が固定化傾向にある。最近ではイギリスやドイツで開催されることもなくなった。同時開催にすれば、オランダやノルウェーだけではなく、南半球(ニュージーランド、オーストラリア等)の開催もあり得る。もっとも、真夏にウィンタースポーツは変だけどスケート競技が全て室内で行われるようになった現在、季節感は希薄になっているように思います。

問題は開催費の負担が大きくなるであろうこと。
要は、スポンサーが集まるか、テレビ局がどれくらいの額で放映権を買ってくれるかですね。


*提案番号86.ISU評議会
ISUチャンピオンシップス、ISU主催・公認の国際大会に出場するには、所属国の国民であるか、最低1年は居住していなければならない。ペアまたはアイスダンスでは、片方のスケーターが満たしていればいい。

ISUチャンピオンシップス、ISU主催・公認の国際大会に出場したスケーターは、以下の条件を満たせば他国への移籍が可能となる。
※移籍前の国でISUチャンピオンシップス以外の大会に出場してから12ヶ月以上経過している。
※移籍前の国でISUチャンピオンシップスに出場してから18ヶ月以上経過している。
これらを満たしていれば、移籍前の国からの許可は必要ない。

*提案番号88.ドイツ
スケーターが他国に移籍する場合、移籍前の国からの許可は必要ない。

*提案番号90.ドイツ
スケーターが他国に移籍する場合、移籍前の国は金銭を要求してはいけない。

※片割月のひと口コメント。
ということは、国によっては連盟が金銭を要求する例があるってこと?セコイねえ(^_^;)

*提案番号236.フィンランド
演技の音源提出はオーディオファイルにて行う。理由はCDよりも信頼できるから。

*提案番号237.オランダ
大会では使用する音楽を、ISUのオンラインエントリーシステムにアップロードする。理由はCDでの提出を廃止し、音楽のミスをなくしたいから。

※片割月のひと口コメント。
オーディオファイルとかオンラインエントリーシステムとか、私にはチンプンカンプンですが、曲かけのミスは選手に大きなマイナス作用を及ぼすことは間違いないので、改善出来るシステムにすることは良い。

*提案番号239.オランダ
ウォームアップグループの最初のスケーターに、コールから30秒+30秒の猶予を与えることを廃止し、他の滑走順と同じく30秒のみに統一。会場がうるさければ、静かになるまで待つ。

*提案番号240.ISU技術委員会
ウォームアップグループの最初のスケーターに、コールから30秒+30秒の猶予を与えることを廃止し、他の滑走順と同じく30秒のみに統一。理由は2シーズンやってきて、必要ないと思ったから。

※片割月のひと口コメント。
選手やコーチの大多数が30秒で問題無いと思うのであればネ。

*提案番号241.ISU技術委員会
各ジャッジはGOEを7段階で評価するの「7」を削除。理由は将来的に増える可能性があるから。

※片割月のひと口コメント。
これは平昌五輪以降のルール変更だから、不急のことですね。

*提案番号243.アメリカ
ペアのフリースケーティングにて、1つのスロージャンプ、1つのジャンプ、1つのリフトまたはツイストリフトが後半に行われたときには、基礎点が1.1倍される。例えば後半にリフトが2つ入っていた場合は、基礎点が高い方が優先で1.1倍ボーナスを獲得する。

※片割月のひと口コメント。
そうだった!ペアはフリースケーティングでも「後半の1.1倍」は無い。しかし、二人の共同作業によるリフトやスロージャンプへの適用はどうかしらね?サイド・バイ・サイドのジャンプに限定したらどうか?

*提案番号244.ISU技術委員会
アイスダンスにおいて、コンビネーションステップシークエンスは、ワンフットステップシークエンスとステップシークエンスのベースバリューの合計で評価される。(2018-2019シーズンより新設)

*提案番号245.ISU技術委員会
1度目の転倒は-1、2度目と3度目の転倒は-2、4度目以降の転倒は-3のディダクションとする。

※片割月のひと口コメント。
転倒に対するルールをもっと厳しく、との声は多いんでしょうね。まあ、いいんじゃないでしょうか。転倒を2度すると、ディダクションは合計で-3になりますね。

*提案番号247.ノルウェー
ISUチャンピオンシップス、オリンピック、グランプリシリーズ&ファイナルでのプロトコルのシャッフルを廃止。

※片割月のひと口コメント。
大いに賛成です!それにしても、匿名制の廃止がどの国からも全く提案されないのは何故か?特定されるとジャッジ個人への中傷や脅迫等の危険があるからかな?一部ファンによるテクニカルパネルへの中傷は酷いですしね。

*提案番号248.アメリカ
2016年のISU総会終了後3ヶ月以内に、新たなワーキンググループを設置。2018年のISU総会に向け、よりよいジャッジングシステム作りを行う。

*提案番号276.ISU技術委員会
男女シングル、ペアのショートプログラムの演技時間を2分40秒に。(現在は2分50秒以内)

※片割月のひと口コメント。
賛成です。エレメンツの数が変わらないので、振り付けの部分が多少は寂しくなるかもしれません。しかし、選手達の怪我や故障の目立つ昨今の状況を鑑みると、肉体的負担が少しでも減るのは良いと思います。

2018-2019シーズンより、男女シングル、ペアのフリースケーティングをシニアでは4分間(現在は男子とペアは4分半、女子は4分)に統一。ジュニアでは3分半に統一(現在は男子とペアは4分、女子は3分半)。

※片割月のひと口コメント。
うーん。これはどうでしょうか?男子のジャンプの数を8回のままとするならば、演技が窮屈になるのでは?さりとて、7回に減らすのも疑問です。何故なら、跳ぶジャンプの種類に偏りが出るのは必至だから。難しいテーマですね。

ショートダンスの演技時間を2分40秒に短縮。(現在は2分50秒±10秒)

※片割月のひと口コメント。
賛成です。

なお、ショートもフリーもプラスマイナス10秒が許される。

*提案番号277.ISU技術委員会
アイスダンスのステップシークエンスにベーシックレベルを新設。

*提案番号278.ISU技術委員会
2018-2019シーズンより、GOEは10段階に変更される。

*提案番号281.ISU技術委員会
ISU主催の大会、オリンピックまたは、ユースオリンピックについて
男女シングルでは、最終2グループの滑走順を4つのサブグループに分けて抽選する。ショートプログラムトップ3が最終グループの後ろ3つの滑走順、4位から6位が最終グループの前3つの滑走順、7位から9位が最終グループ前の後ろ3つの滑走順、10位から12位が最終グループ前の前3つの滑走順に抽選で選ばれる。

ペアでも同様に最終2グループを4つのサブグループに分けて抽選。ショートプログラムトップ2が最終グループの後ろ2つの滑走順、3位と4位が最終グループの前2つの滑走順・・・・・という風に抽選で選ばれる。

アイスダンスでも同様に最終グループを4つのサブグループに分けて抽選。ショートダンストップ3が最終グループの後ろ3つの滑走順、4位と5位が最終グループの前2つの滑走順・・・・・という風に抽選で選ばれる。

他の国際大会では、上記のもの、ショートの順位が低い順から滑走するかは、主催者が選択できる。

*提案番号282.ISU技術委員会
2018-2019シーズンより、ウォームアップの時間を短縮。全種目ショートは4分間、フリーは5分間(アイスダンスのFDだけはそのまま)。

※片割月のひと口コメント。
意外な提案ですね。衝突事故の危険を減らす為に、ウォームアップ6人制を5人制に減らす提案があると予想していましたので。これも選手やコーチ達がどう思っているかによります。6分間は少し長いし、そんなに必要無いと思うのであればね。

*提案番号283.ISU技術委員会
コールがあってから、スケート靴などの問題でスタート位置につけないとき、60秒で不十分な場合は、レフェリーから3分間の時間が与えられる。

*提案番号285.ISU技術委員会
コンビネーションスピンは3つのポジションで成り立たせなくてはならない。(今シーズンまでは2ポジションでも可)

※片割月のひと口コメント。
反対だな。3ポジと2ポジとで基礎点に差があるのだし、選手によっては2ポジでGOE加点を狙う方法があっても良いのでは?ファンの目としては、さほど美しくない3ポジよりは、美しい2ポジの方が見応えがあると思います。

*提案番号287.ISU技術委員会
女子のショートプログラムの必須要素が、レイバックスピンまたは単一姿勢の足換えなしのスピンに。理由は怪我の多発のため。

※片割月のひと口コメント。
大賛成です!レイバックは確かに女性ならではの柔軟性を生かした美しいスピンですが、腰への負担が大きいとか。選手によっては身体が硬く背中があまりブリッジにならず、いかにも苦しそうだ。レイバックの基礎点は2.70点。シットスピンは2.50点と少しだけ低いが、それでもシットスピンの方が得意な選手には朗報となるでしょう。

しかし、フリースケーティングにおけるコレオスピンの提案は無いのね。残念。

*提案番号288.ISU技術委員会
ジュニアの課題
2017-2018シーズンのソロジャンプの課題がフリップからルッツに、2018-2019シーズンのソロジャンプの課題がルッツからフリップに変更。女子の足換えなしの単一姿勢のスピンの課題は、レイバックとアップライトは毎シーズン選べて、シットかキャメルは1年ごとに選べる年が変わる。

*提案番号289.ISU技術委員会
SPにおいて、コンビネーションジャンプとソロジャンプで用いるジャンプは別々でなくてはならない。もし重なった場合は重なったジャンプがノーバリューとなる。例えば今までは4Tを予定したが3Tになり、その後3Lz-3Tを跳んだ場合は3Lz-3Tがノーバリューになっていたが、来シーズンからは3Lzはカウントされる。

※片割月のひと口コメント。
賛成。コンビネーションジャンプが両方ともノーバリューはやり過ぎです。

*提案番号292.ISU技術委員会
2018-2019シーズンよりフリースケーティングのジャンプは男子も7本になる。

※片割月のひと口コメント。
上の方で述べたように、私は反対です。

*提案番号293.ISU技術委員会
フリースケーティングにおけるジャンプの跳びすぎが、コンビネーションジャンプで起こった場合は、跳びすぎたジャンプだけがノーバリューになる。

※片割月のひと口コメント。
賛成です。コンビネーションジャンプが丸ごとノーバリューはやり過ぎです。

それよりも、3-3や4-3のコンビネーションジャンプに、「組み合わせ加点」の制度を導入して欲しいです。体操競技の「組み合わせ加点」のように。

例えば、
3T-3Tは組み合わせ加点は無し。
3S-3Tは0.2点の加点。
3Lo-3T、3F-3Tは0.4点の加点。
3Lz-3Tは0.5点の加点。

セカンドジャンプが3Loの場合は、上記の各項目にさらに0.3点を加点。例えば、3F-3Loは0.7点の加点。

*提案番号301.ISU技術委員会
2016-2017シーズンのジュニアペアSPの必須要素は、ダブルまたはトリプルのスロートゥループ、フリップ、ルッツ。フリップとルッツが初解禁。

*提案番号308.ISU技術委員会
ステップシークエンスのグループの分け方が改訂
グループA:ストレートラインステップシークエンス(ミッドライン、ダイアゴナル)
グループB:カーブドステップシークエンス(サーキュラー、サーペンタイン)
グループC:パーシャルステップシークエンス(パターンダンスタイプステップ、ワンフットステップ)
グループD:コンビネーションステップシークエンス(ワンフットステップとグループAかBの組み合わせ)

*提案番号311.ISU技術委員会
ショートリフトの時間が6秒から7秒に。理由は振付に自由性を与えるため。

※片割月のひと口コメント。
賛成です。ISUジャッジの岡部さんによると、時間がたった1秒長くなるだけで、創造性のある新しいリフト技が色々と可能になるそうです。

*提案番号312.ISU技術委員会
アイスダンスでパートナーの肩か背中に座ることを許可。

※片割月のひと口コメント。
うーむ。提案の意図はリフト技でしょうか?アイスダンスとペアのリフト技の差異が小さくなりませんか?アイスダンスのリフト技がどんどんアクロバティックになるのはどうなんでしょうね?

*提案番号315.ISU技術委員会
ショートダンスのボーカルはスポーツとして適切なものでなくてはならない。

※片割月のひと口コメント。
意味が分からん。ショートダンスのボーカルがスポーツとして適切か否かの判断基準とは?

*提案番号316.ISU技術委員会
フリーダンスではテンポ・リズム・表現で最低1回の音楽の変化を入れなければならない。今まではテンポと表現だけ。



プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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