GPS2014NHK杯:感想など





これは信じて貰えないかもしれませんが…村上大介選手がフリーをラフマニノフのピアコン第2番の第三楽章で演じ始めた瞬間、私は「彼はノーミスで演じきるだろう」と直感しましたよ!!

実は、数日前、録画しておいた「NHK杯の浅田選手特集」を見ました。そのうちに私はソファでコックリコックリとうたた寝をしてしまった。そこで夢を見ました。浅田選手がソチ五輪のフリーで、曲目をラフマニノフのピアコン第2番の第一楽章から第三楽章に急遽変更し、ノーミスで逆転優勝した夢でした。やった~ッと思った瞬間に目が覚めました。フィギュアスケートの夢など滅多に見ることがないのに、たまたま浅田選手の録画を見ていたのと、潜在的願望がリンクして夢となったのでしょう。

つまり、村上選手のノーミス演技による逆転優勝は、「正夢」の変形みたいなものだったのかもしれません。もちろん偶然に過ぎないと分かりつつも、人生には時々こうした現象が起こるものです。誰でも一度や二度は経験しているでしょう。

村上選手の4回転サルコウはちょっとユニークで省エネ系のジャンプに見えます。ジャンプ前の構えが小さい。コフトゥン選手やブレジナ選手のサルコウのように跳ぶ前に深く身を沈めたり、大きな構えはしませんね。無良選手や羽生選手のジャンプのような大きさはありませんが、レイノルズ選手のような低空飛行でも無い。一度身に付けると安定期が持続するジャンプではなかろうかと。

それと、村上選手のスケーティングは実に柔らかくて氷に優しい滑りをすると思いました。他のスケーティングの名手達程には際立った特徴は無いかもしれませんが、どこか日本人の丁寧さを感じさせるスケートと思いました。コレオの終盤で少し危なかった箇所がありましたけど、本人も苦笑いしていましたね。

誰も村上選手の優勝は予想しなかったでしょうけど、これだからスポーツ競技は楽しい。初優勝、おめでとう!!次の全日本での活躍が楽しみです。世界選手権の出場も夢ではありません。

グレイシーゴールド選手と仲が良さそうだったけど、名伯楽フランク・キャロルコーチのチームメイトだったんですね。ゴールド選手もGPS初優勝でファイナル進出も決め、とても嬉しそうでしたね。キャロルコーチも今年のNHK杯はさぞかし幸せだったことでしょう。

町田選手の4Tがそうであるように、村上選手もSPとFSで4Sが3本が決まる(しかも3Aも確実に決める)と演技全体のステージがそれまでとは大きく違ってしまい、凄いアドバンテージになりますね。逆にアボット選手や小塚選手のようなスケーティングの名手が苦戦するのもそこら辺りにあるのでしょう。

アボット選手は滑り始めた瞬間から独特の空気を醸し出せるスケーターです。高橋大輔やランビエールがそうであるように。高橋大輔が色気であれば、アボット選手は清涼感でしょうか。Jスポで2014世界選手権の男子の解説をした樋口豊氏のセリフですが、「もう少し演技構成点をあげてもいいのに」と思う選手です。

カナダのバルデ選手のフリー演技も印象に残りました。踊れるスケーターですし、何とも言えぬ雰囲気があります。

2位になりファイナル進出を決めたロシアのボロノフ選手は2014欧州選手権からの好調を維持していますね。乗っている感じです。27歳ですか!31歳のメンショフ選手同様、ロシア男子はオジサマ方がガンバッテいます!素晴らしいわ。

女子で印象に残ったのは、レオノワ選手のSPチャップリンメドレーと、加藤選手がジャンプの才能を遺憾なく発揮したFS、この2つでしょうか。日本の若手女子選手で3Aや4回転を練習しているとの情報はいくつか耳にしますが、もしかすると、加藤選手が一番早く本番で3Aを成功させるかもしれませんね。加藤選手が本番で跳べるようになれば、他の選手達にも強烈波及効果をもたらすでしょう。浅田真央選手の引退が濃厚となった今、偉大な伊藤みどりから続く日本女子の伝統を維持して欲しいです。誰でもいい、誰か一人、出て来い!!

「オペラ座の怪人祭」…色々な選手による違いが見られて楽しいと思えるフィギュアファンもいるでしょうけど、私はいささか食傷気味です。これは一ファンとしての我がままに過ぎませんが。過去に数多の名スケーターによって使い尽くされ、食べ尽くされ、骨までしゃぶられて来た曲目で演じる…良くも悪くも保守的なんですね。ま、それを言うのであれば「カルメン」「ボレロ」「シェヘラザード」「ラフマニノフのピアコン」「火の鳥」等も同じじゃないか、となりますが。

ペアでは川口&スミルノフの演技に魅了されました!技術的には優勝したカナダペアや3位の中国ペアの方が上だったと思いますが、ペアならではの表現性では特に川口さんの方が遥かに上だったと思います。EXを見ると川口&スミルノフの「引き出し」の豊かさに圧倒されます。むしろ、ファンとしてはEXの方が楽しめて良かったくらいです。

アイスダンスでは、カナダのウィバポジェ組がカンロクとカッコ良さという点で圧倒的な魅力!!最初から最後まで間然する所が全く無い、流れるような演技に惚れ惚れと。しかし、ユニークでアクロバティックなリフト技で魅了させるイギリスのペニコラ組も印象的です。フリーダンスもとても良かったのに、後半のステップでミスしたのは惜しかったです。

イリカツ、変じてシニカツとなれり、おかしからずや。ってところでしょうか。今4月に組んだばかりだからチグハグな面があるのは仕方ないですが、直ぐにトップクラスに進化するでしょうね。

キャシー・リードのフリーダンスの衣装が素敵でした!黒衣装に黄のスカーフというシンプルな組み合わせですが、とてもおしゃれです。バイアス折り式でバックで結ぶのがポイントですね。
(私はスカーフには少々ウルサイ方なのだ。無理してエルメスのスカーフを買ってアレコレと研究したのヨ。最近はマドモアゼルピエロのプリーツ折りで決めているのダ)

名前を忘れましたが、3位のアメリカ組の女の子と日本の平井さん、人懐こそうな可愛い顔立ちしていますね。

解説の宮本賢二さんが言っていたように、上手い選手ほどスピード感がありますね。滑りそのものやステップ毎の伸びやかさとか。ある意味、シングル競技よりもアイスダンスの方が素人目にも見分け易いです。その代わり、正しいステップを踏んでいるか否かとか、エッジが深いとかフラットだとかの識別はとてもとても難しいけど。

GPSを見る限り、技への判定や評価が一段と厳格になっている印象ですね。
ステップからのジャンプやジャンプのエッジエラーだけではなく、回転不足もこれまでより厳しく判定しているように見えます。村上佳菜子選手や宮原知子選手、ワグナー選手の回転不足は、素人の私が「あ、ランディングがちょっと」と思った例の8割以上は回転不足判定を受けています。
浅田選手が仮に戻って来たとしても、かなり厳しい戦いを強いられると思います。

どの世界でも一般的にルールというものは、徐々に甘く緩くなるか、徐々に厳しくなるか、いずれかの道を辿るものですが、フィギュアスケートの世界では厳しい方向へと進行しているようです。その「功罪」は一概に言えませんが、おそらく、「功」の方が大きいのでしょう。技術役員もジャッジも目が肥えて行けば、ファンの目も肥えて行きますしね。価値観も変わる。

旧採点方時代の方が個性的な演技が多かったとの意見もありますが、私から見ると旧採点方時代のスピンやステップシークエンスなどは、今の選手たちのそれと比べると、まるで「中学生と大人」くらいの違いがあります。偉そうな言い方ですが、旧採点方時代のゆるゆるなステップシークエンスで「表現性が豊かだ」とか言われても私にはピンと来ません。

織田さんの解説、快調ですね。舌好調です。良く語るし、感情表出も豊かなので分かり易い。良い意味でテレビ向きだ。織田さんのもう一つの才能と言える。良かったですよね。

久しぶりに八木沼さんの解説が。さすが、滑らかでソツの無い解説。本田さんは印象は良いのですが、解説がジャンプに偏りすぎ。アボット選手の時だけスケーティングに触れていたけど。

加藤選手のフリープログラムが「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番」とテロップに出た直後に、「プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番」が流れ出したので、一瞬、仰け反りました。いい加減だなあ。。。

偉そうに辛口な感想を言いますと、村上選手のラフマニノフも加藤選手のプロコフィエフもほとんどBGMになっていました。各エレメンツが置かれた場所と音楽とが不調和です。しかし、これはこれでいいのでしょう。あくまでジャンプの跳び易さに主眼を置いた作戦と考えれば、これも一つの選択肢だ。

この点、ジュニアの樋口新葉選手の「ガーシュインのピアコン」は、BGMっぽいようでいて、少し違うと思いました。彼女のエネルギッシュでスピード感溢れるスケートの特長が良く生かされた選曲と思うからです。



2014.12.01 | | コメント(14) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



消費税3%アップだけが庶民の懐を苦しめているのでは無い!!





日本の消費が落ちているので、消費税の10%は延期にすると言う。政府や識者やメディアは「駆け込み需要の反動」とか「異常気象」を理由に挙げているが、何故か大きな理由に言及しない。

【便乗値上げをする悪質な商人たち】
消費税が5%から8%に。つまり、「3%だけ」高くなったはずだ。ところが実情は違う。以前は「内税」として消費税5%分が商品価格に含まれていました。今回は「外税表示」なのですから、5%を引いた価格+8%になるはずです。

それが、5%含みの価格に+8%になっていたり、それにほぼ近い価格になっている例がいくらでもあるのです。つまり、3%だけ高くなったのではなく、4~8%くらい高くなっているのです!

例えば私が愛好している某コーヒーの通販会社は値上げをしていたのです。つまり、消費税アップの前と後とでは、商品価格の計算が合わないのでよく調べてみたところ、毎月来る往復はがきの中に小さな字で「価格の変更がございます」と書いてあったのです!!すなわち、便乗値上げです。悪質だ。

まだある。私が時々買いに行く二子玉川の和菓子屋にある大福もちは消費税がアップするやいなや、数十円値上げし、しかも、驚くなかれ!大福もちのサイズが以前より一回り小さくなっていたのです!!これは二重の値上げです。小さな大福なら「小福」とでも名前を変えろ!と言いたくなります。どうせ、もちは本物の米だけではなく、片栗粉か何かを混ぜた低質な大福なんだしね。

また、某洋菓子屋ではケーキのサイズがやはり小さくなっていました。一口食べたらそれでオシマイ、という小ささ。これで一個500円だと?人を馬鹿にするな、ふざけんじゃねェぞ!!

消費税アップのドサクサに紛れての値上げや、商品のクオリティやサイズを下げるという姑息な手段で実質の値上げをしてるのが商人たちなのです。ホント、商人というのはどいつもこいつも悪い奴が多いです。だから私は商人が嫌いだ。

ところが、監督官庁はこうした悪質な便乗値上げは放置状態です。取り締まれよ!!営業停止にしろ!!

さらには、政治家、特に政府自民党の政治家連中というのは、一般庶民とは全く違う生活をしているからこうした生活の現場のことなど分からないのです。彼等やその奥様連中はコンビニやスーパーなどで買い物などしないからね。彼等は数億~数十億のお金を日常的に動かしている人種ですから、野菜レタスがバカ高なことや、菓子類が軒並み便乗値上げされていることなど、全く知らないのでしょう。そんな連中にしてみれば消費税が10%になろうが15%になろうが、便乗値上げがあろうが、「ヘ」でもない。痛くも痒くも無いのです。

消費が落ちている、売上が悪い、と騒ぐ商人たちには「ザマーミロ」と思う。消費者はこれからもどんどん「買い控え」を実行して、我利我利亡者の商人どもを困らせてやれば良いのです。

話は少し違いますが、中国の劣悪な不衛生さの中で生産される食料品を安く仕入れて、それを日本で平気で売りさばいて暴利を貪っているのも商人。猛毒の違法農薬がたっぷり撒かれた果物やピーナッツ、半ば腐った肉を扱っている牛肉工場。これらが平気で日本に届けられます。仲買商人たちはそうした衛生問題など「へ」とも思っていないんだろうね。金儲け、金儲けだ。世の中、金が全てだ。

日本のウヨク活動家はこうした「愛国心無き」悪徳業者こそ、「反日」「売国奴」「非国民」と非難すべきではありませんか?在日コリアン相手にいきがっている場合じゃないでしょ?違いますかね?

※私が知っている金持ちは某高級百貨店に京都の松茸(飛び切り上等)を仕入れさせ、店員に自宅まで届けさせ、2本で7万円くらい払っていたな。これがお金持ちの生活の実態ですよ。私は一度だけご相伴にあずかったけど、京都の松茸の香りと味は、そりゃもう、極楽です。ああ、生きていて良かった!と思える瞬間でした。

※私はスーパーで売られている中国産のピーナッツは絶対に買わない。千葉産のを買います。虚しい抵抗です。

さらに、給料がアップし、それなりに賞与が貰えているのは一部の恵まれた大企業の社員だけですよ。ほとんどのサラリーマンは給料は上がらないし、賞与など雀の涙の金一封でも支給されるだけマシな方だ。こういう実態も政治家連中、安倍自民党政権は分かっていないんだろうね。

まあ、誰もが知っているように、元々自民党というのは大企業や経営者の味方であり、労働・勤労者の味方ではないからね。そんな自民党に貧乏な庶民が投票する摩訶不思議な日本の政治。これが永遠に続くのかしら?

アベノミクスが上手く行っているのであれば、消費税10%にするのが筋道です。延期をするということは、アベノミクスが不成功であることの傍証ではないでしょうか?




2014.11.24 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 政治・社会



2014GPS中国~ロシア~フランス大会。徒然なる感想など





私の大好きなスケーターの一人だった安藤美姫が引退し、比類のない表現者であった高橋大輔も引退し、現役選手の中で私が最も好きな浅田選手、ソトニコワ選手、そしてチャン選手が休養もしくは欠場状態とあって、例年のようにはフィギュアに熱中出来ないでいます。

いや、こんなことではダメだ。真の?フィギュアファンであればそうはならないハズだ。ベテランの日本人選手たちや若手の活躍、アイスダンスの動向等、いくらでもフィギュアの楽しみはあるではないか?御意。分かってます。。。

熱烈な浅田ファンや大輔ファンのブロガーの中にはすっかり「やる気喪失?」状態になっている例を見かけますが、その気持ちが分かるような気がします。

そうは言っても、やはり、素晴らしい演技やプログラムを見たり、若手の成長を感じた時には大いに興奮しますね。また、ベテランが更なる技の練磨に取り組み、挑戦している姿にも感動します。

アメリカのエドモンズ選手のフリープログラム、「ティンカーベル」は素敵だと思った。衣装も良い。昨年の「ペールギュント」よりも彼女の柔らかな滑りや透明感のある個性にフィットしている。これは手前味噌ですけども、それが良いプログラムか否かは、最初の演技を見た時点で70%くらいは判断出来そうに思います。昨年の村上選手のショートプログラムやワグナー選手のフリープログラムの例にありましたように、私の直感?も割合と当たるのよ<(`^´)>。

同じくアメリカのドーンブッシュ選手のショートプログラムも傑作と思った。元々スケーティングが美しく、ステップワークも上手い選手ですが、このプログラムは彼の特長を遺憾なく発揮させている。4回転ジャンプが無くても色褪せること無く、十分に見ごたえがあるというのは素敵なことです。

ロシアのメンショフ選手が31才!にして4回転サルコウ(しかもジャンプが高い!)をものにし、SPで2種2本の4回転ジャンプを決めたことにとても感動しました。鈴木明子選手が25才過ぎて3Tー3Tを身につけたように、これは持って生まれた才能よりも努力による進化だと思うからです(才能豊かであればとっくに跳べている)。

パゴリラヤ選手もリプニツカヤ選手もやはり人の子なんだなあ。。。あんなにミスを連発する姿を初めて見ました。リプニツカヤ選手の流す悔し涙が美しかった。それにしても、フリーの紅白ストライプ衣装は何なの?何かのマンガに出て来る囚人服みたいだわ(^O^)。

前にも書いたことがありますが、ラジオノワ選手の才能は一流中の一流でしょうね。総合性能抜群。まったく恐ろしいスケーターが出現したものだ。フリープログラムでは彼女は素晴らしい演技をしましたが、プログラムの編曲が酷すぎます。ラフマニノフの音楽をあのようにズタズタに引き裂き、パッチワークする「趣味」には辟易します。あれはラフマニノフに対する冒涜であるぞよ。自国の偉大な作曲家を大事にせんか!いったい、誰が振り付けをしたんや?

彼女の最大の「敵」は体型変化だけでしょうね。身長の伸びがジャンプに少しも影響しないのは凄いですが、体型変化は「縦」だけではなく「横」もありますから、こちらはどうなることか?誰かさんのように「縦」だけ伸びて、横が変わらないまま「終了」し、今日に至る中年女が一人いますけど(^_^;)。

実力はともあれ、ロシアのアルテミエワ選手は可愛いわね。ああいう顔立ちは好きだなあ。アルテミワの名はギリシア神話のアルテミスと關係があるんでしょうね?

カナダの若手男子選手、ニューエン選手はジャンプの不思議な才能で驚かせます。あんなにノロノロとした助走からよくもまあ、4回転や3Aをしっかりと決められるものです!!親から譲り受けた顔立ちは一枚目でも二枚目でもないようですが、うまく育てばジャンプだけではなく、表現者としても相当の域に行けそうな良い表情、身振り手振りが見られます。

本郷選手の初優勝には心から祝福いたします(^_^)ノ。( `・ω・) ウーム…彼女には…何かがあるような気がします。実力的には宮原選手の方が上でしょうが、宮原選手がシニアGPSの2シーズン目にしてやっと3位表彰台を獲得したというに、本郷選手は初めてのシーズンで優勝しました。強いアスリートは実力プラスαみたいなものを持っていると思うのですが、ひょっとすると彼女にもそれがあるのかもしれません。

ただし、本郷選手やとりわけ大庭選手に共通して言えると思うのですが、スピンを何とかして欲しいわ。少々口が悪いけど、あのハエが止まりそうなノロノロスピンを何とかしてくれェ~!あれで演技全体の印象をかなり損ねています。ロシアの女子選手たちがなべてスピンに優れている理由は、才能だけではなく指導方法に何か秘訣みたいなものがあるのではないでしょうか?日本のコーチ陣にスピンの指導に優れた方はおられませんか?

鈴木明子さんの解説…織田さんから助言がありましたか?ジャンプの前後の繋ぎについての解説が目立ちましたね。それは良いのですが、私が鈴木さんに期待するのは表現面のことなんですけどね。。。それと、アナウンサーがもっと彼女をフォローすべきだと思います。彼女に具体的な質問をどんどん投げかければ良いのよ。そうすれば概して寡黙な鈴木さんだってもっと話すようになるでしょう。事前の打ち合わせをしっかりしてくれなんし(^-^)/。

高橋大輔さんの解説を是非とも聞いてみたいなあ。。。全日本、四大陸、世界選手権はフジ放映だけど、どうかしらね?NHK杯もあるけども。


☆Jスポのスポーツドキュメントシリーズで、あの有名なナンシー・ケリガン殴打事件のトーニャ・ハーディングの特集をやっていました。彼女が事件に関与していたのはほぼ間違い無さそうだし、フィギュア界を追放されたのも妥当と思います。ただ、彼女が育った家庭環境(家庭内暴力や貧困)を思うと、多少は同情したくもなりました。

また、被害者のケリガンはケリガンで、これがまたなかなかのガラッパチと来ている。リレハンメル五輪の表彰式では、優勝したバイウル選手の化粧直しに待たされてイラつき、「どうせ泣くんだから化粧しても流れるだけでしょ」くらいの「憎まれ口」を叩いているんですね。ハーディングはワルだったかもしれませんが、ケリガンはイヤな女だね。彼女には他にもこの手のエピソードがあった。

当時、アメリカではフィギュア女子選手は「バービー人形」と見られていたんですね。ハーディングのスケートはどちらかと言えば伊藤みどりタイプだからバービー人形には相応しくなく、アメリカの連盟(ジャッジ)からもダメ出しされていたらしい。今はもうそうした価値観は変わりつつあるようですが。

バービー人形と聞き、ユカちゃん人形を思い出した。私も子どもの頃、遊んだわ。自分でも不思議なんだけど、あれほど大好きだったユカちゃん人形も、一定の年齢になるとピタッと興味が無くなってしまうんですよね(-^〇^-)。



2014.11.23 | | コメント(7) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



羽生選手の演技強行をどう思うか?





私は衝突の場面と羽生選手の状態を見て、遅い!早く救護班を呼べよ!と叫んでいました。競技は棄権するだろうと100%思っていたので、演技を強行することに驚き、呆れ、そして、心配になりました。

今回の事故がこれだけ大きな話題になり、世間の耳目を集めるのは、羽生選手が五輪金メダリストであり、日本だけではなく世界から最も注目されているフィギュアスケーターの一人だからでしょう。

あれだけの怪我にもかかわらず演技を強行した羽生選手を賞賛し、感動を受けたとする声があります。元フィギュアスケート選手中庭さんのコラムはその典型でしょう。

「…羽生選手は昨年、全ての試合で勝利し、ある意味、フィギュアスケート界を背負っているという意識があっただろう。一方のエン・カン選手は地元開催での期待を背負っていた。2人の熱い気持ちがアクシデントを超えて、出場させたのだろう。まさに「男の中の男」だ。それは見ている人たちに十分伝わったと思う。演技の出来云々ではなく、彼ら2人が最後まで演技をやり通したことに非常に感動した…。」
- 中庭健介コラムより抜粋

テレビ解説でも、連盟理事の佐野稔氏が「(羽生選手とハンヤン選手は)男だったね」と言っていました。

もう一つは、出場には少し批判的もしくは疑問としつつも、羽生選手の心意気や良しと、競技に「穴」をあけなかったことを「プロ意識のなせるもの」と賞賛する声であり、プルシェンコ選手に代表される意見です。この辺が「常識的」かつ「無難な」意見かもしれません。

これに加えて、ISUや日本スケート連盟の救護体制の問題や6分間練習を6人同時で行うシステムを見直すべきではないかとの声もあり、これらも「常識的な」意見でしょう。

その一方で、出場を厳しく批判する声もあります。下記のツイッターのつぶやきはその典型でしょう。

羽生選手の件。日本のスポーツ界に脳震盪の危険性がいかに伝わっていないかがよくわかります。頭をぶつけて詳細な検査もせずにプレイを続けるなど危険極まりない!
— 全国柔道事故被害者の会(JJAVA) (@judojiko)

負傷をおして、死の危険をかえりみず、限界まで頑張った人の姿に感動するのは良いとして、私が懸念するのは、その感動がスタンダードになることです。つまり、負傷を理由に休んだり、死の危険を恐れて挑戦を断念したり、限界まで自分を追いこまないでいる人間が非難されるのではなかろうか、と。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi)

「明日、学校が始まったら、羽生問題はいい教材になると思うよ。この一件を、教員が<危険を顧みず、最後まで試合をした、とても立派なこと>と教えるのか、それとも、今回の件を例に引いて、脳震盪の危険性と、その対処法の話にするのか……大袈裟に言えば、そのどちらになるかでこの国の未来が決まる。」
— 松井計 (@matsuikei)


私の結論は以下の通り。
「怪我をした選手について、演技しても良いのか棄権すべきかを判断出来るのは、医師だけである」

羽生選手本人はもちろんのこと、オーサーコーチとて医療についての十全な知識と経験があるハズはありません。ISUや日本スケート連盟の關係者もしかり、です。

そもそも、誰かが責任を持てますか?羽生選手が演技中の転倒等により怪我を悪化させたり、骨折でもしたら、最悪は再起不能にでもなったら、誰が責任を取るのでしょう?全ては未成年の羽生選手の「自己責任」とするのでしょうか?

病状や怪我の具合について素人が判断することは非常に危険なことです。その為に専門家の医師がいるのですから。従いまして、第一に、大会の現場にISUか連盟から委託された医師がいること、第二に、その医師には当該選手の演技続行の可否を決める権限が与えられていることが必要だと思います。たとえどんなに選手本人やコーチが強く参加を希望しても委託医師が「ノー!」と言ったら問答無用で従うシステムにISUや連盟は改善すべきと思います。

【羽生選手は「男の中の男」か?】
この点では小田嶋氏の意見に共感出来ます。羽生選手を讃えれば讃える程、それと反比例して「ここで大事をとって棄権するような選手は男ではない」と蔑むことに通じるからです。とんでもないことだ。たぶん、中庭氏や佐野氏はそこまで考えて発言したのではなく、その場の雰囲気に飲み込まれたり、同じフィギュアスケーターとして理屈抜きに覚えた「実感」だったのでしょう。しかしながら、冷静であるべき解説者としては非常に軽率なコメントと思います。

次に気になったのは…また片割月のヘンテコ男女論が始まったか!と言われそうだけど…「男だね」という表現とその心性です。仮に、羽生選手が女性であったら彼等は何と表現するのでしょうか?まさか「女の中の女」とは言いますまい。むしろ、「無謀な演技強行」と女子選手を批判したり、「女の子にあそこまでさせるとはコーチはケシカラン!」と非難するのではないでしょうか。

やたら「男」を強調するタイプの男性はえてして、「女はか弱いもの。男が守るもの」という古びた固定観念が根強く残っているからです。つまり、男の冒険や無茶、そして不屈の精神は賞賛すれども、女の冒険や無茶、不屈の精神を快く思わない封建的心性の持ち主の男性だ。まあ、日本のアスリートの世界は封建的な匂いが未だにプンプンするから、そうなりやすいのではないかと「邪推」いたします。

私は羽生選手の姿勢を賞賛もしないし、否定もしません。そんなことより身体の方が心配でした。
ただし、大会に参加する以上はそこで最良の演技をすることが求められるのであり、「ボロボロになると容易に予想される演技」を強行するのはどうかな?と思う方です。「プロ」を強調する關係者は「人前で最良の演技をすることこそが『プロ』の条件」と知っているハズですが。。。

【大会に穴を開けないプロ意識…浅田選手が2011GPFを棄権した事例を思い出した】
母上の危篤を知り大会を中途で棄権した浅田選手を「トップアスリートとしての意識、プロ意識に欠けるのではないか?」との批判もしくは疑問視する声がありました。では、果たして浅田選手が母上の危篤を知りながら試合を続け、最後のフリー演技を終えたならば、それは賞賛され、美談になるのでしょうか?こういう事例は羽生選手の事例とは異なり、選手個人の価値観に全てを負うものですから、どちらの選択が正しいとかより尊いとかは一概に言えないと思います。

【羽生選手の演技に感動する心性と、カミカゼ特攻映画に感動する心性との共通点を警戒する声も】
まあ、そんなに問題にすることでもないでしょう。政治家がやたら持ち上げたりしない限りは。

概してマスコミは「困難を乗り越えて」「動かざる足捨てて、いざりても進む」「犠牲を顧みず」といったストーリーを美談に仕立て上げるのが好きであり、私も含め一般大衆もまたそうしたストーリーからの「感動を求める」心性があります。

マスコミが「羽生の不屈の闘士」とか「精神力の強さ」とか言うと、なにやら「日本の悪しき精神主義の匂いがプンプンしますが、上記は日本だけのことではなく、他国でもあることです。ちなみに、アメリカの映画やテレビドラマを見よ!「命知らずの消防士・警察官・兵士」のストーリーが人気を集めています。自分の命と引換えに家族の命や市民の命を救うヒーロー、ヒロインのストーリーがゴマンと作られ、それが人気となるのです。
(オーサーコーチが出場の意志が固い羽生選手に「君はヒーローになる必要はないよ」と言っていたのを思い出す

ただ、アメリカの場合はハッピーエンドのサクセスストーリーが目立ち、概してドライで明るい。日本の場合は概して暗くてジメジメっとした陰気なストーリーが目立つという違いがあります。気候による湿気の違いも影響しているようだ。

※オーサーコーチは羽生選手の気質を良く知っているからこんな言葉が出たのだろうか?私だったら「君はヒロインになる必要はないよ」なんて言われ方したら、かなり不愉快だなあと思うから。



2014.11.11 | | コメント(42) | トラックバック(0) | 日本人選手達



高橋大輔選手・賛 





予感めいたものはありましたが、それでも、やはり、高橋選手の引退発表はショックでした。
私は必ずしも高橋選手の熱烈ファンではないけど、彼の演技に一喜一憂し、エキサイトしていました。
毎シーズン、どんな競技用プログラムが用意されるのか待ち遠しく思ったスケーターの一人でした。
直近の2年間は、会場のファンの「騒音」がうるさくて、じっくりと彼の演技を楽しめなくなることがありましたが、超熱狂するファンの気持ちも分からなくもなかったです。
今、フィギュアを見る楽しみに、ポッカリと大きな穴が生じた思いです。喪失感の大きさがひしひしと。

大怪我から復帰したバンクーバー五輪シーズン以降で言えば、どのプログラムの、どの演技が特に心に残ったでしょう?
バンクーバー五輪での感動的な「道」、
以前に記事にアップしたNHK杯での完璧な「In The Garden of Souls」、
国別対抗戦で代々木体育館が崩壊せんばかりにファンが大熱狂した「ブルース」、
全日本での神演技「道化師」、
昨年のNHK杯で私が生演技を見た「ソナチネ」、

等、いくらでもあります。そうした中で、私がアレコレと迷いながら、無理やり、一つだけ選ぶとすれば、怪我から復帰した2009年でのフィンランディア杯のSP「eye」です。粗い小さな動画でも、この演技を見る度に興奮したものです。
動画はここです

ta.jpgta2.jpg

とにかく、カッコイイ。一つひとつの動きやポーズが絵になっている。エンディングでコケていますが、「テへへへ。。。」と苦笑いしている姿すら絵になっている!

この頃のSPはステップシークエンスが二つあり、その点では今よりも見ごたえがありました。この「eye」では、何といっても二つのステップシークエンスの魅力には勝てません。自在に滑り、ダイナミックに踊り、細やかにしてエネルギッシュ!

私が高橋選手の魅力に気がついたのはこの演技だったと思います。音を拾う、とか、音楽と演技が一体となっているとか、スケーティング・ステップワークの醍醐味(パトリックのお陰でもあるけど)、真髄に多少は触れた思いがしました。

演技の完成度という点では、その後のGPSアメリカ大会や世界選手権の方が上かもしれませんが、見た時の衝撃と新鮮さと発見という点ではフィンランディア杯の感動の方が上でした。

ステップの途中で上半身を仰け反らせながら前にタッタと動く箇所は特にツボです。

こんな日本男子スケーターは、もう二度と現れないかもしれません。

ひたすら感謝m(_ _)m


2014.11.05 | | コメント(8) | トラックバック(0) | 日本人選手達



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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