「森友学園問題」は安倍政権への痛打となるか?




●森友学園(籠池氏)に関する「国有地払い下げ」の件。

政治家が国の土地や所有物を特定の民間に「タダ同然」に「くれてやる」事件は明治時代にしばしばあったようですが、21世紀の現代でもまだまだこうした問題は「健在」なようです。

森友学園の件も、自民党の有力政治家による関与があったと見るのが妥当でしょうね。
(小心な)役人には出来ないこと。

狡猾な手段で法の網を潜り抜けようとする自民党有力政治家の汚職が判明するでしょうか?


●これが素晴らしい幼児教育?

①幼児に「教育勅語」を日常的に唱和させる
②運動会で「安倍首相がんばれ」「安保法制、国会通過よかったです」と宣誓させる

安倍首相と昭恵氏は、こうした森友学園の「教育方針」を「素晴らしい」と絶賛しているのです。
(まあ、そりゃそうだ。安倍首相を「将軍様」の如く讃え応援してくれるんだから)

安倍政権はことあるごとに、学校やメディアに対し盛んに「偏向教育、偏向報道はいけません!」と言っていませんでしたか?「中立を!」と圧力をかけていませんでしたか?

しかし、安倍首相や自民党政治家にとっては、森友学園の教育は「偏向していない」ようです。

共産党の小池議員は、「これが教育・躾と言えますか?幼児虐待では?」と発言したそうですが、私も同感です。アナクロニズムというか、カルトというか、気持ち悪くて恐ろしいです。

それにしても、森友学園の教育方針は、「教育基本法」に反しないのでしょうか?

もしもこれが通用するのであれば、カルト集団が幼稚園を設立してカルト教育するのも自由、左翼集団が幼児に「共産党宣言」を日常的に唱和させ、「天皇制打倒!今こそ革命を!」と宣誓させるのも自由です。


●右傾化日本を象徴する出来事。

アパホテルの件も森友学園の件も「日本ってスゴイ!本」の氾濫も、「安倍政権時代」に乗じたウヨ連中が勢いづき、肩で風を切って闊歩している風潮を良く示していると思います。


●安倍政権に痛打を与える絶好の機会に!

「特定機密保護法」に続き、テロ対策を名目とした「共謀罪法案」を成立させようとしている安倍政権。私は安倍政権の危険性を何度も書いていますが、国家の暴走を非常に懸念しています。

国家が憲兵隊や特高警察を使って言論弾圧をしていたのは、つい70年ほど前の話です。日本はいつその時代に逆戻りするか分かりません。

国民が油断し気を許せば、すぐにその権利と自由を奪おうとする…それが権力者・支配者というものです。それは一気に起きるのではなく、知らないうちにヒタヒタと徐々に進行し、国民の自由や人権を侵していくのです。しかも、戦前がそうであったように、国家の暴走の片棒を担いでいたのは主要メディアなのです。

主要メディアの幹部が安倍首相からの「晩餐会の招待」に嬉々として応じる時代。良く飼い慣らされているようです。先進国中、報道の自由度が最も低いと評価された日本のメディア。不名誉なことだ。

しかも、日本の主要メディアも少なからぬ日本国民もそれを何とも思わないようです。まあ、自分の身にマイナスが起きない限り、人は無関心、他人事でいられる性質を持っていますからね。※1

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安倍政権下において、「民主的」であることが軽んじられる時代になりつつあるとするならば、何としても歯止めをかける必要があると思います。

今回の「森友学園」問題は、傲慢でやりたい放題化している安倍政権※2への強烈な痛手になる可能性があります。大阪維新を除く野党の奮闘に期待します。


※1
一度、民事でも刑事でも裁判沙汰を本格的に経験すると、自分達の日常生活が如何に法律で雁字搦めにされているかを痛感します。法律の恐さを知ります。しかし、こうした経験の無い人にはピンと来ないでしょうね。

※2
かつて、自民党は選挙で議席数を大きく減らす度に、「国民からお灸をすえられた」「お叱りを頂いたと反省しています」と、「殊勝?」な態度を示していましたが、全部嘘っぱち。


私は必ずしも民進党や共産党に政権を担って欲しい、自民党政権打倒を願っているわけではありません。しかし、もっと野党勢力が増えた方が良いと思っています。以前は自民党が圧勝すると、次は野党が議席を伸ばし「保革伯仲」に戻すバランス感覚が国民にあったと思いますが、最近は怪しくなっています。小選挙区制の問題もあります。

これも主要メディアの責任が重大と思いますが、かつて自民党の福田康夫政権や民主党政権の時に、「ねじれ国会」「決められない政治」と、主要メディアは盛んに批判をしていました。

しかし、現在のように与党が圧倒的多数を占め、国民の生活や国の将来に重大な影響を及ぼす法案がバンバンと成立するような政治が素晴らしいと主要メディアは考えるのでしょうか?

トランプ大統領が「大統領令」を頻発して、バンバン決める政治が素晴らしいのか?

民主主義というのは手続や議論に手間暇を要する極めて面倒な政治システムと思います。しかし、それは独裁政治や君主政治の巨大な弊害に対する嫌悪と反省があってのことではなかったのでしょうか?

最近は、中国や韓国の政治やメディアの「お粗末さ」「低レベルさ」を嘲笑う日本人が少なくないようですが、嘲笑える程に日本の政治やメディアはご立派なのでしょうか?

日本人の政治意識は中国人や韓国人の政治意識よりご立派なのでしょうか?

もしかすると、「目くそ鼻くそを笑う」の類ではありませんか?(・・;)




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2017.03.02 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治・社会



男子フィギュアと女子フィギュアとは、もはや別物か:愚見を少々




2017年フィギュアスケート四大陸選手権を観てつくづく感じたことは、シングル競技では女子よりも男子の方が断然面白いということです。男子は格闘技の如き凄まじさです。4回転ジャンプという大砲を何本どれだけ有効に放てるかという戦いです。高橋大輔さんが言っていたように、ソチ五輪の頃までは4回転ジャンプを2本決めれば(他の要素のミスが最小限であれば)「楽勝」でした。その象徴的存在がパトリック・チャン選手です。しかし、そのチャン選手でさえフリーで2種類の4回転ジャンプを3本+3Aを2本成功させないと勝負にならない時代になりました。恐るべき変化です。

平昌五輪でのメダル争いに絡むのは、羽生選手、宇野選手、ネイサン・チェン選手、フェルナンデス選手、ボーヤン・ジン選手、チャン選手の6人くらいでしょうか?

もちろん、フィギュアスケートの魅力はそれだけに尽きるものではないことは分かっています。綺麗なスケーティングが魅力的なジョシュア・ファリス選手の復帰は嬉しいニュースです。他にも、表現者として素晴らしい演技をするジェイソン・ブラウン選手やミーシャ・ジー選手、やはり美しい滑りが魅力的なアダム・リッポン選手。最近メキメキと力をつけて来たコリヤダ選手。彼等の活躍も男子シングルの醍醐味です。

これに比べると女子はジャンプ構成に関してはドングリの背いくらべ状態で昔から変わり映えがしません。せいぜい、ジャンプの前後に繋ぎを入れたり、両手や片手を上げて加点を稼ぐことで差別化するくらいです。練習では3Aや4回転ジャンプを降りている女子選手が何人かいるのですが、本番で跳ばないところをみるとまだまだ程遠い出来なのでしょう。女子の場合はプログラムや表現の出来栄えの方で楽しむしかないのですが、やはり、体力や技術面では男子と比べ物足りなさを覚えます。スキーモーグル競技を観ると、男子と女子とでは体力も技術も大人と子供くらいの差があり、男子を観た後では女子はとても観る気分になれません。フィギュアの場合は女子ならではの柔軟性や優雅さを生かせる要素があるのでモーグル競技のようなことにはなりませんが。。。。同じフィギュアシングル競技でも、男子と女子とではかなり違うものになりつつあるように思います。

実力も個性も非常に強い選手だったキムヨナさんが引退し、女子離れしたバネのあるジャンプをしていた安藤美姫さんも引退し、芸術的なステップを見せてくれた鈴木明子さんも引退し、スーパースター浅田選手は全盛期の力を失い、ロシア勢の強さばかりが目立つようになったことも、女子フィギュアの醍醐味が減退している理由かもしれません。少なくとも私にとっては。

それにしても、私も含めファンというのは無責任で勝手なものだ。4回転ジャンプ無しで五輪や世界選手権で優勝する男子選手が出た時代には、「4回転ジャンプを跳ばなくては男じゃない」くらいのことを言っていたファンがその同じ口で今度は、「男子フィギュアはジャンプ大会みたいになり面白さが半減した」などと文句を言う。じゃあ、どうすりゃいいの?


●田村明子女史がまたしても問題のあるコラムを書いている。
優勝した三原舞衣選手の、(さほど高くは評価されていない)演技構成点について、やれ滑走順が早かったから、やれジュニアからシニアデビューしたばかりだからとか書いています。

グランプリシリーズではショートプログラムについて世界ランキングに関係無くクジ引きで滑走順が決められるようになりました。つまり、第一グループの第一滑走に世界ランキング1位の選手が滑ることもあり得るのです。この場合、第一滑走者は演技構成点で「割りを食う」ことになるのでしょうか?

「滑走順が早いと採点の上で不利」は、何ら実証の無い「都市伝説」ではないでしょうか?新採点法が施行されて十余年。滑走順で採点・評価を目減りさせるジャッジがいるでしょうか?

次に、ロシアのメドベデワ選手やソツコワ選手に象徴されるように、ジュニアからシニアデビューした選手が演技構成点で高い評価を受けることは珍しいことではありません。要は実力があればキャリアや年齢に関係なく高い評価を受ける。三原選手が演技構成点でそれほど高い評価を貰えないのは素人目にもある程度は分かるように思います。何より、三原選手本人が冷静に自己分析をしているではありませんか。

田村女史はフィギュアに詳しいライターで彼女の著書は何冊も読み大いに参考にさせてもらっています。しかし、しばしば上記のような危なっかしいことを書く。ファンをミスリードする危険があります。

荒川静香さんも、「演技構成点はシニアで実績を積めば上がる」くらいのことを言って、ファンを誤解させました。これは恐らく荒川さんの説明不足でしょう。すなわち、荒川さんは、「シニアで実績を積み、スケーティングや表現技術が進化すれば」と言わなければいけない所だったのです。ただ漫然とシニアの大会に出続ければ演技構成点が上がるというものでもないでしょう。もしもそうだとすれば、ベテラン選手達は皆誰でも非常に高い演技構成点が貰えることになります。


☆「分解もしくは結合の虚偽」という、難し~イことをチョイとばかりお話すっぺよ。
三原選手の演技構成点の評価が高くないという問題と、滑走順やシニアデビューしたばかりという問題とは別のカテゴリーなのですが、これらを一緒くたにして「結合」させてしまう「虚偽」の論理操作。まさしく「結合の虚偽」です。

ある神社に、志望校に合格したお礼の絵馬がずらりと掲げられているとします。人はそれを見てここの神社は霊験あらかたと言う。しかし、合格しなかった者はお礼の絵馬を掲げるはずはない。一見しただけ、あるいは一面を見ただけで全てを断定するのは誤りです。この場合は、「分解・分割の虚偽」です。

心の中で思うのは自由ですが、ひょっとして「思いこみ」という陥穽にハマっているかもしれないと、一歩立ち止まって吟味することは大切ですね。何かの証明や議論となれば問題になります。

まあ、偉そうに言う私も無意識のうちに「分解もしくは結合の虚偽」という論理操作をしている場合があります。しかし、これを故意にやる人間もいますね。政治家や官僚の国会答弁を見よ。




2017.02.28 | | コメント(8) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



職場におけるアレコレ:愚見を少々




私はどちらかと言えば政治的にリベラル系や左巻き系の方々のブログやツイッターを見る方が多いのですが、ビジネスの分野に言及した書き込みを見ると、ある意味、保守系や右巻き系のものよりも「エエッ?」と感じさせるものが目につきます。理念が勝ち過ぎているのか、ビジネスの現実から遊離しているように思える書き込みが目につくのです。

●山崎雅弘氏は戦争&紛争史の研究家で、私も山崎氏の著作を読んだことがあります。「日本会議:戦前回帰への情念」(集英社新書)も大変参考になりました。

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki
同僚が残業していても、自分の作業の進捗状況や仕事に対する価値観、体調などを考えて必要ないと思えば、残業せず堂々と定時に帰ってもいい。家庭の事情を優先してもいい。何も恥ずかしいことはない。個人として独立した思考や行動をとれない人は、国単位の問題でも同じように「付和雷同」してしまう。

どこか福沢諭吉のセリフにも聞こえます。

しかし、これはビジネスの現場に携わる私からすると、「エエッ!?」な主張です。

→「必要ないと思えば、残業せず堂々と定時に帰ってもいい」

企業における仕事というのは上司からの命令によって部下に与えられ、部下から上司への報告によって完了するものです。残業の必要があるか無いかは部下が判断することではなく上司が判断するものです。部下が決めることではありません。責任は上司にあるからです。このようなことはビジネス社会の常識です。

一般的に社員は仕事に未熟で自己評価が甘く、上司は仕事が出来て、自己評価も部下への評価も厳しい。責任の重さも違います。部下が、「残業の必要はない」と判断しても上司の判断では、「残業して今日中に終わらせなければならない仕事」となるケースの方が多いのです。

もちろん、残業は依頼事項であり、部下に強制は出来ません。部下は残業依頼を断る権利があります。しかし、残業を即座に断り、「堂々と帰る」ような社員は会社からは評価されません。このような社員に会社は重要な仕事、責任のある仕事など任せられません。ところが困ったことに、このような社員に限って、「俺の上司はやりがいのある仕事をやらせてくれない、俺を評価してくれない」と、常に不平不満があるのです。

残業するかしないかの判断を部下に任せるケースもあります。それは非常に優れた部下に限って与えられる権限です。山崎氏はたぶん優秀な社員だったのでしょう。自分を基準に考えてしまっているのかもしれません。何故なら、職場においては、「個人として独立した思考や行動をとれない人」の方が多いのです。もっと始末の悪いことに、「俺は個人として独立した思考や行動がとれる人」だと、「錯覚」している社員もいるのです。


@tawarayasotatsu
日本に英語補助教員としてやってきた日系アメリカ人女子を日本人扱いして「お茶を入れるのは当然」とか・・・本当にやめて欲しい。帰国後彼らは延々と「日本社会は祖父母に聞いていたとおりに女性を蔑視する後進的環境」にあるといった報告会をやっていて、まったく気が滅入ります。


これは情報が少ないので、いささか私の推測を入れた上でお話します。この日系アメリカ人女性がどんな労働契約を交わしているかも不明ですし。「お茶を入れるという契約はしていません」と言われたらそれまでです。しかし、上の内容からすると、契約違反を憤っているのとは違うようです。

少し感情的ですが、「日本人女子職員と私は違うのよ」と言いたげな雰囲気にいささか違和感も覚えます。私がその女性の隣にいたら、「あなた、お客様気分になっていませんか?特別扱いはしませんよ」と言いたくなるかも。

しかし、この女性が腹を立てるのにはそれなりの理由もあるのでしょう。


①男性の同僚にお茶を入れる場合
これは日本人女性だろうが日系人アメリカ人女性であろうが、ダメですね。お茶は各自めいめいが入れれば済みます。しかし、今時、男性職員が同僚の女性職員に「女性が俺達にお茶を入れるのは当然だ」などと言うでしょうか?言ったとすればこの女性の憤りに私も共感いたします。

②上司にお茶を入れる場合。
これはケースバイケースではないでしょうか?
例えば、上司が外歩きから帰社した場合に、「ああ、疲れた。お茶を入れてくれ」と女子職員に言う例は多いでしょう。これって「女性蔑視」に当たるのでしょうか?一日のたった一回のことですよ。では、持ち回り制にして「今日は男性職員が上司にお茶を入れる番」にする方法が良いのでしょうか?あるいは、「お茶は上司が自分で入れれば良い」のでしょうか?

これは職場の価値観、知恵に任せるしか手はなさそうです。
私個人の意見は、上司が一日中オフィスにいる場合に限り、朝一番のお茶だけは女性職員が入れ、それ以降は上司が自分でお茶を入れるというものです。これでしたら、「女性蔑視」には当たらないと思います。

③お客様にお茶を入れる場合。
これは100%女性が入れるべきでしょう。お客様に武骨な男性にお茶を入れさせますか?
私の知る限り、どこの職場でもお客様にお茶を入れるのは女性…それもなるべく若くて美人に…です。ここはちょっと現実的というか、微妙なのですが…年長でお世辞にも美人とは言えない女性にお茶を入れさせる経営者はいません。こんなこところで「女性蔑視だ、女性差別だ」と主張する女性職員は…その職場から去った方がいいでしょう。

「男女平等」は正しいと思いますが、仕事の上では男女それぞれ向き不向きというのもあるのではないでしょうか?男性でも悲鳴を上げそうな重いものを非力な女性に運ばせるのは如何かと思います。どこかのヤクザみたいな不穏な者が職場にやって来たら男性が対処するでしょう。女性でも対処出来る「豪傑?」もいなくはありませんが。。。逆に、お茶を入れる、接客応対する等は女性の方が向いていると思います。

これでも女性蔑視というのであれば、それは正しいとか間違いとかの次元ではなく、見解の相違、文化の相違、としか言いようが無いと私は思います。

英語補助教員、とありますから、ビジネスウーマンとは違った価値観があるのかもしれませんが。

ただし、この日系アメリカ女子のお方ですが、仮に、職場の男性が白人のアメリカ人女性には「お茶を入れて当然」という態度をとらなかった、とするならば彼女の意見に私も同意いたします。同じ「アメリカ人女性」であっても、金髪の白人女性と、アジア系orアフリカ系の女性とでは、接する態度が違う日本人男性はいると思うからです。




2017.02.03 | | コメント(29) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



国際政治研究家の三浦瑠璃さんは恐ろしい女性だ




「韓国が引き金となって日本が「核武装」を選択する可能性」:三浦瑠麗
ここです

先のアメリカ大統領選の時から、三浦瑠璃という国際政治研究者をテレビで何度も見ることがありました。いわゆる大秀才タイプです。頭脳明晰にして非常な知性の持ち主であるようですし、討論番組等で厳しいやり取りの中でも常に笑顔で冷静さを失わない姿も印象的です。私の嫌いなタイプではありません。が、彼女には、何故か、微かな恐ろしさを感じていました。恐ろしさを感じた理由が、上記の彼女のコラムで少し明確になったと思います。

このコラムを読んで、読者はどんな感想を持つのでしょう?

私の感想は何か?それは、「けッ!なに冷静にまとめているの?ムカつく!」と、「三浦瑠璃さんという人は、実に恐ろしい人だなあ、恐い女性だなあ」です。

はい、確かに良く勉強されています。日本の核武装の可能性に関して、客観的に要領よく状勢をまとめたものであり、分かり易いと言えるでしょうね。

しかし、三浦瑠璃さんのコラムには「人間不在」の寒々としたものを感じます。共感力の欠如とでも言いましょうか。人類を滅亡させ得る核兵器も彼女にとっては単なる評論の対象物の一つでしかない…そんな寒さを感じるのです。なるほど、専門家としてはなるべく主観や情緒を除き、事実を冷静に客観的に述べるのが仕事なのかもしれません。私もそれは否定しません。しかし、三浦さんは仮に原水爆で何百万もの人間が虐殺されても、やはり冷静に顔色一つ変えず平然と、「このような状況です」と述べる人間ではないだろうか…そんな恐ろしさを私は感じるのです。

三浦さんが女性だからなおさら強く感じるのかもしれません。

「日本が核武装する時は地球の終わりがいよいよ近づく時」「日本はアメリカによる核の傘から外れる決意をした、との宣言を世界に発信しましょう。日本がアメリカの従属国から真の独立国に生まれ変わる第一歩はここからです」とか、こういうコラムを書く「国際政治の研究家」はいないのでしょうか?

※アメリカの核の傘からは外れるが、日米同盟は残す。
つまり、いざ有事となった時、自衛隊はアメリカ軍の司令官の指揮下には入らない。共同で動くが自衛隊はあくまで日本の司令官が指揮をとる、ということ。


片や、同じ女性でも、稲田朋美防衛相は、「神武天皇の偉業に立ち戻り」と語り、三原じゅん子議員は、「ご紹介したいのが、日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)であります」「日本は君民一体のお国柄」と、国会の場で堂々と語っています。

もちろん、私からすれば、アホくさ!ガハハハ!と笑ってしまいますが、彼女達からは三浦さんに感じたような「恐ろしさ」をあまり感じません。何故か?
それは、こちらのお二人には三浦さんほどの明晰な頭脳と知性の高さを感じないから。鋭い質問攻めに立ち往生したり、男性政治家に負けまいと突っ張ったりと、どこか隙だらけで憎めない女性たちです。

「非常に頭の良い人間」は恐いです。諸刃の刃です。何故なら、人間を簡単に大量殺傷する悪魔の兵器も、「非常に頭の良い人間たち」が発明したものだからです。


●おまけ
橋下徹@t_ishin
…(トランプ大統領)案の上中身のないトンラプ氏の演説。でも素直。口よりも行動重視の政治家の演説の特徴。就任式でこれからスタートなんだから、こんなところで格調ばかり高い小難しい演説をやっても無意味。かっこつけ口だけ政治家は演説の格調ばかり気にする。トランプ氏は行動重視…。

こちらは、「俺くらい頭の良い人間は日本にはいない」と思いこんでいる人間のピエロ的喜劇を見るようです。恐くはありませんが、極めて不愉快でしかありません。

トランプ大統領にかこつけて、「俺様こそトランプ氏と同じくらい偉いんだ!」と自画自賛しているのがミエミエですね。この手の人間は私が予言したように、もう二度と「英雄」になることはありません。




2017.01.29 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 政治・社会



2017年フィギュアスケート欧州選手権:メドベデワ選手の残念な行為




2017年フィギュアスケート欧州選手権:リザルト
ここです

女子シングル総合結果
1位 メドベデワ 229.71点
2位 ポゴリラヤ 211.39
3位 コストナー 210.52
4位 ソツコワ 192.52
5位 ルカヴァリエ 188.10
6位 ラジコワ 179.70

表彰台には至りませんでしたが、5位のルカヴァリエ選手や6位のラジコワ(ライチョヴァーとも表記)選手の著しい進化には目を見張るものがありました。

ラジコワ選手は3Lz-2Lo(基礎点6.8点)という、今ではあまり見られなくなったコンビネーションジャンプが持ち味です。セカンドジャンプに2Tを入れるケースが多いのですが、2Loは結構難しいようですね。アメリカのゴールド選手のような一流スケーターでも2Loを苦手とする例があるくらいですから。

また、ラジコワ選手はスピンの軸の安定と回転速度の速さ、ステップにおける表現技術に今まで以上の進化が見られ、押しも押されぬトップスケーターの仲間入りを果たした感があります。

ルカヴァリエ選手はもともと身体能力が高いようで、とてもキレの良い動きをしていたスケーターですがジャンプにやや難があったと思います。しかし、難しい3Lz-3Tをマスターした模様でショートもフリーもほぼ完璧に決めました。動画を見ると明瞭ですが、彼女の弱点はレイバックスピンで最後のビールマンに移行してから回転速度が落ちること、ビールマン姿勢そのものがあまり美しくないことでしょう。

●コストナー選手のショートプログラム
ここです

お帰りなさい!コストナー選手!ですね。
パトリック・チャン選手がミスター・フィギュアスケーティングであれば、彼女はミス・フィギュアスケーティングです。これぞ、フィギュアスケートの醍醐味、これぞフィギュアスケート本来の姿、とでも言いましょうか。彼女の長い脚から繰り出される片足走法でのひと蹴りの距離!グイーンと伸びる滑りは心地よいです。フリーレッグの線も絵に描いたように美しく、滑りの理にかなっているのでしょうね。

素人目にはメドベデワ選手よりコストナー選手のスケートスキルの方が上だと思うのですが、何故かメドベデワ選手の方が演技構成点5項目の全てで上回っているのです。ここが、私がフィギュアスケートという採点競技を観戦する上で常に壁となって立ちはだかる点です。

このモヤモヤ感の原因は、

①専門家による説明が無いこと。
②ジャッジの価値観&判断は素人の私にはなかなか理解出来ない「何か」があるのだろうという悔しさと無念さ。
③「採点競技とはこういうものだ」と割り切れない私の往生際の悪さ。
④エレメンツの質を評価するGOEはある程度は理解出来ても、演技の質を評価するPCSは調べれば調べる程ますます謎が深まるという、「蟻地獄状態」にあること。

逆に、これがフィギュアスケートに限らず採点競技の面白さ、興味の尽きない点でもありますが。

解説の中庭さんはメドベデワ選手を評して、「非の打ちどころの無いスケーター」と何度も言っていましたね。また、「クロスで滑る所が無く、常にステップ・ターンを踏みながら加速して行くので高い評価が得られる」とも言っていました。

この辺りがメドベデワ選手の高評価の謎を解くヒントなのかもしれません。

もちろん、彼女の演技は非常に上手い!強い!と私も思います。


●ルカヴァリエ選手のフリースケーティング
ここです

びっくりです!(@_@;)。
演技半ばで、歌舞伎のような衣服の早変わりという演出!
実に鮮やか!さすが、オシャレの大国、フランスならではの演出か!?
アイスショーでは普通に見られることですが、競技では私は初めてです。
単に衣装が変わるのではなく、音楽も変わりますので必然性があります。

最初に彼女の衣装を見た時、「あれ?ルカヴァリエ選手ってこんなにオッパイが大きかったっけ?」という感想でした。胸元が大きく膨らんでいるのですが、どこか不自然さも感じました。もちろん、そのグラマーな体型に私はかすかな嫉妬と劣等感を覚えながら見ていたのですが(・・;)。

なるほど!変身後の衣装の胸元を見て、納得しました(^^ゞ


☆欧州選手権で3位表彰台と、ロシア勢による独占を阻んだ29才のコストナー選手の活躍は、26才の浅田選手へのエールにもなるのではないでしょうか?

●男子シングル総合結果
1位 フェルナンデス 294.84点
2位 コフトゥン 266.80
3位 コリヤダ 250.18
4位 ヘンドリックス 242.56
5位 ビチェンコ 239.24


☆男子シングルですが、Jスポの解説はテクニカルスペシャリストの岡崎真さんでした。スピンでは種類や回転数をコールしてくれますし、ステップではターン一つ一つをコールしてくれるだけではなく、「今のループターンは回りきらなかったようです、ブラケットターンのエッジがやや曖昧だったかもしれません」等、問題点も指摘してくれますので、聞き応えがありました。元スケーターによる解説よりもずっと良いと思いました。私は民放でもジャッジやテクニカルスペシャリストを、せめてゲスト解説に招いて欲しいと思います。


男子は4位に入ったベルギーのヘンドリックス選手の演技…静と動を織り込んだプログラム…が印象的でした。4回転ジャンプこそありませんが情感のこもった演技は魅力的です。

コフトゥン選手がようやく…長かった不調…自信を取り戻したようです。演技修了直後にホッとした表情を見せていたのが実に印象的でした。世界選手権は出られるのかな?

フェルナンデス選手は優勝はしましたが、ミスを連発して本人比であまり良く無かったですね。世界選手権でどこまでブラッシュアップして来るのか注目します。

男子は欧州選手権よりも全米選手権の方が楽しかったなあ。。。どうしてかな。


☆メドベデワ選手がフリーでコンビネーションジャンプを4回も実施、なおかつ3Tを3回跳んだ件を私は非常に残念に思います。また、不愉快でもあります。

これはほぼ間違いなく故意です。
コンビネーションジャンプの跳び過ぎ(3回までの制約に反する)や、同一3回転ジャンプの跳び過ぎ(2回までの制約に反する)は、予定していたジャンプが跳べなかった為に後で追加しようとしてカウントを誤るケースがほとんどです。メドベデワ選手は演技冒頭から予定通りにジャンプを成功させていましたので、最後のジャンプは単独の2Aを跳んで終えなければならなかったのです。それを2A-3Tとしたのです。どう見ても故意です。

この為、3回目の3Tはノーカウントになり、2Aは基礎点の70%に下げられました。それでも2位に大差をつけての優勝でしたので、彼女には「安全に勝てる」との確信があったのでしょう。それで故意にルールに反するジャンプを跳んだものと思います。どうやら彼女は先のロシア選手権で故意に実施したように、ひとつ前の3S-3Tを3S-3T-3Tの3連続3回転のコンビネーション(これも3Tの跳び過ぎになります)にするつもりだったようです。それが出来なかったので最後の2Aに3Tをつけたようです。

国内選手権はともかく、欧州選手権のような伝統ある大きな国際大会でこのようなルール違反を故意に行うメドベデワ選手を私はとうてい支持出来ません。残念に思います。

彼女が強くて上手いのは分かりますが、少々傲慢ではないでしょうか?また、神聖な大会を汚すような行為ではないでしょうか?他の選手達にも失礼であり、恥ずべき行為と思います。ISUは彼女に対し、何らかの措置を取るべきではないでしょうか?さもなければ彼女は次の世界選手権でも同じ行為に及ぶ可能性があります。



2017.01.29 | | コメント(24) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



2017年全米フィギュアスケート選手権(完)




●2017年全米フィギュアスケート選手権:滑走順&リザルト
ここです

回転不足判定が甘い感じの女子シングルのショートプログラム。
キャロライン・ザン選手の復帰は素晴らしいと思います。ただ、3Lo-3Loのコンボはセカンドは回転不足と思います。これがオッケーであれば、松田選手のは皆オッケーですよ。まあ、国内選手権ですからどうでもいいと言えばどうでもいいのですが。逆に言えば、3-3コンボにおいて、セカンドの3Loはこれくらいはオッケーにせよ、さもないとこの技術が途絶えていまうぞ、といったアピールの意味があったのかな?裏読みし過ぎですね^^;

女子シングル:ショートプログラム結果
1位 カレン・チェン 72.82点
2位 長洲未来 71.95
3位 アシュリー・ワグナー 70.94
4位 テッサ・ホン 65.02
5位 グレイシー・ゴールド 64.85
6位 マライア・ベル 63.33

●カレン・チェン選手のショートプログラム
ここです

チェン選手の才能が発揮されたクリーンな演技。彼女の冒頭の3Lz-3Tは最初のルッツが見事なまでに高さがある為、ランディングからセカンドジャンプのタイミングを取るのが難しいようで、しばしば回転不足になりましたが、今回は何とか成功と認められました。スピンは軸が安定して回転速度が速く見事なもの。フリーレッグが高々と上がるスパイラルも美しいです。まだ音楽表現という点では物足りないですが、若いのですからこれからこれから。


●マライア・ベル選手のショートプログラム
ここです

逆にこちらはコンビネーションジャンプで転倒ミスがありましたが、プログラムの完成度や音楽表現の豊かさという点ではベル選手の演技は魅力一杯でした。ショートプログラム「シカゴ」は彼女の魅力を開花させた傑作ですね。振り付けはロヒーン・ワードさん。はい、この方です。亡くなった歌手のプリンスみたいな人。
ダウンロードqqe

●グレイシー・ゴールド選手のショートプログラム
ここです

以前、無良選手もやりましたが、スタート位置とポーズを間違えたゴールド選手。こんなに顔が強張っているゴールド選手を見るのは初めてです。無理も有りません。今シーズンはルッツとフリップが壊滅状態。絶不調。どのトップスケーターにもこういう時期はあるようですが。アメリカ女子の世界選手権の出場枠は3つです。が、グランプリシリーズのような演技では出場も危うい状態だったのですから。

冒頭のコンビネーションは何とか決めましたが、次の3フリップは2回転に(-_-;)。
それでも、ローリー・ニコルさん振り付けの「Assassin's Tango」はカッコいいです。
昨年、逆転優勝した時のようなフリーを演じれば3位以内に入る可能性はあります。

4位の14才の若手、テッサ・ホン選手も才能に恵まれたスケーターのようです。音楽表現は既に14才を超えています。腕や上半身を音楽に合わせ、上手く間を作る力もあるようです。彼女はギリギリ平昌五輪に間に合う年齢とのこと。注目すべき選手かもしれません。

2位の長洲選手。好調なようです。で、期待はフリーでの3A挑戦です。最近の練習では高さのあるゴージャスな3Aを決めているのです。是非、試合で成功するのを見たいです。

☆長洲選手の3A
ここです

いやあ~!お見事!これはゴージャスなトリプルアクセルです。
十分に本番で跳べるレベルではないでしょうか?

●男子シングル:ショートプログラム結果
ただただ、ネイサン・チェン選手に尽きます。106点台の圧倒的な演技。
ここです

左上の得点表示に注目。演技修了時点で技術点が62点台!唖然。。。
4Lz-3Tは最初の4Lzとセカンドの3Tのランディングがやや乱れていますが、そんなことはどうでもいいって感じです。次に4Fをあっけなく決めてしまいます。恐ろしい選手です(@_@;)

Jスポで解説していた岡部由起子さんが、「フリーレッグの使い方が美しい」と称賛していましたが、チェン選手のステップシークエンスにおけるフリーレッグの見事な動きに注目して下さい。彼は単に滑って跳んで、だけのスケーターではないことが分かりますね。身体のラインも美しいです。強いて一つだけ注文があるとすればスピンかな。キャメル姿勢の時、最初の一回転でフリーレッグが少し下がってしまうことかしら。

☆ロス・マイナー選手が久々にクリーンな演技で2位につけました。4回転ジャンプこそありませんでしたが、完成度の高い演技で観客を魅了。リッポン選手は欠場。ジェイソン・ブラウン選手もマックス・アーロン選手もジャンプが不調。マイナー選手にとっては4年ぶりの世界選手権出場のチャンスです。

●女子総合結果
1位 カレン・チェン 214.22点
2位 アシュリー・ワグナー 211.78
3位 マライア・ベル 197.92
4位 長洲未来 194.90
5位 キャロライン・ザン 182.82
6位 グレイシー・ゴールド 179.62

もう、演技構成点の出方が私には「???」状態。いくら国内選手権とはいえ、国際大会の水準から乖離した高評価を出していいものかしら?カナダやロシアも似たようなものですが。

その点、全日本選手権のジャッジングは概ね交際大会並みの水準ですよね。これはルールや秩序をきちんと守ろうとする日本の美点でしょうか?それとも、フィギュアスケートという欧米の文化に対する日本の卑屈なまでの従順さや自己主張の無さなのでしょうか?

上位選手達に同じような高い評価を出すものだから、技術点でミスの少ない選手がそのまま順位が上がる分かり易い展開ではありました。

で、最もミスの少なかったチェン選手が見事に初優勝を果たしました。おめでとう!
男女共、「チェン一族?」が初優勝することになりそうですね。

長洲選手は3ルッツの転倒で少しリズムを崩したのか、あるいは、硬くなっていたのか、ミスが複数出て総合順位は4位に。つまりは世界選手権の出場を逃してしまう結果になりました。キス&クライでガックリとうな垂れる彼女の姿は見ている方も辛いものでした。悔しかっただろうな。。。二度目の優勝のチャンスでしたからね。

ワグナー選手のフリープログラム「エクソジェネシス」は素敵ですね。彼女は腕の使い方、肩の使い方、背中の使い方、表情の作り方が巧みで堂に入っています。余りに巧みで演技派過ぎて時には嫌になるくらいですが、このフリーはそうしたワグナー選手特有の「アクの強さ」がさほど無いので私には快い。

マライア・ベル選手が6位から3位に上げました。「エデンの東」も音楽に合わせたジャンプやムーブメンツが程良くセットされた好プログラム。それよりも、ベル選手の進化に驚かされます。取り立てて輝かしい程の実績の無かった選手が二十歳になってこれだけ変化を見せる例は、女子では珍しいことではないでしょうか?男子では遅咲きの選手はいますけどね。今季のグランプリシリーズアメリカ大会で2位に入ったのは決してマグレではありませんでした。彼女はスタイルが良いし、足首が細長いので所作が上品に見えます。

コーチは…ジェイソン・ブラウン選手のコーチでもある…あの美人のコリ・エイドからラファエル・アルトゥニアンに変えたことも良かったのでしょうか。

キャロライン選手の復活は感動的でした!怪我と手術からよくここまで戻して来たと思います。彼女の特長は柔らかな演技と滑りでしょうか。5位は素晴らしい結果ですね。


☆ワグナー選手もベル選手も、男子のネイサン・チェン選手もコーチはラファエル・アルトゥニアンか!どうりて彼が目立つと思ったよ。鼻高々だなあ。

●男子総合結果
1位 ネイサン・チェン 318.47点
2位 ヴィンセント・ジョウ 263.03
3位 ジェイソン・ブラウン 254.23
4位 グラント・ホックスタイン 248.31
5位 ロス・マイナー 240.34

4回転ジャンプを4種5本成功させたチェン選手の歴史的演技
ここです

チェン選手のジャンプ構成
4Lz-3T 4F 4T-2T-2Lo 4T 3A 4S 3Lz 3F-3T

まさに、4回転ジャンプの怪物です(@_@;)

凄過ぎて、言葉がありません。

最後に跳んだコンビネーションジャンプ以外は全てノーミスであり、きっちり回っているジャンプです。後半の4Sは予定に入っていなかったものです。解説の岡部さんもアナもびっくり仰天。

4回転ジャンプを3回転ジャンプのように軽々と跳んでしまいました。ルール上は4回転ジャンプをもう1本跳ぶことが出来ます。チェン選手なら不可能ではないでしょう。

総合得点の318点台ですが、国際大会と国内大会の違いなどもあり一概に比較できませんが、2015グランプリファイナルにおける羽生選手の330点台に次ぐハイスコアです。

年齢17才のチェン選手が今以上にジャンプ1つ1つの質をより高め、スケーティングスキルをより高めれば鬼に金棒でしょう。それだけの潜在能力があるということです。

ソチ五輪シーズンまではフリースケーティングで4回転ジャンプを1種2本成功させれば十分トップに立てる時代でした。それがいつのまにか、4回転ジャンプは最低でも2種3回から3種4回跳ばないと世界のトップには立てない時代に大変貌しました。ジェイソン・ブラウン選手のようにプログラム全体の完成度や密度の濃い表現性で高い演技構成点を得ても、4回転攻勢には全く歯が立たない時代になったのです。

チェン選手とブラウン選手の絶望的な得点差をご覧ください。

1位と2位の選手は4回転を含むジャンプに秀でています。3位から5位の選手はいずれもプログラム全体の流れや音楽表現、そしてスケーティングスキルに秀でていいます。
 
男子に関しては、演技構成点の係数、ショートでは1倍、フリーは2倍となっていますが、倍率をもっと高くする必要が出て来たのではないでしょうか?さもないと、スケーティングスキルや音楽表現に卓越するよりも、ひたすら4回転ジャンプを磨くスケーターばかりに偏ってしまう恐れがあるからです。


☆グレイシー・ゴールド選手はフランク・キャロルコーチとの師弟関係を解除することになった模様。アイスネットに記事が出ています。誰にコーチを頼むのかは不明です。



2017.01.20 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 海外選手達



一枚の写真;幕末




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写真の武士たちが何者であるかは、下記のサイトを参照して下さい。
ここです

●クイズです。(回答は記事の最後の方に)
問1.スフィンクスのことを当時の日本語では何と言ったか?
問2.同じく、ピラミッドは?

ヒント。漢字で表します。


●1864年(元治元年)2月28日に撮影されたこの写真、興味が尽きません。
私が最初にこの写真を見た時、言葉に出来ない程に興奮し、感動したのを覚えています。スフィンクスとピラミッドを背景に佇むサムライたちの姿…雄大にして凄い迫力です!

1866年(慶応2年)、坂本竜馬とおりょうが九州霧島の温泉に行ったのは「日本人による最初の新婚旅行」とする説があります。それならば、この写真は「日本人による最初の団体ツアー記念集合写真」と言えるでしょう。

この当時のスフィンクスは首から下が砂に埋まった状態だったと分かりますね。胴体や足が見えません。エジプトの文化遺産を前に、陣笠に帯刀姿の武士達の姿。その巨大なミスマッチとコントラストぶりは感動的です。スフィンクスの前を通った人間は無数にいたでしょうけど、サムライたちが通ったのは空前絶後です。

意外に思うことがあります。武士と言えば形式や上下の秩序にうるさいもの、との先入観が私にあります。ところが、写真を見ますと、整然と並んではおらず、一人はスフィンクスの首下に寄りかかり、一人は首横の中腹に座っています。まるで子供みたい。また、正面の武士達の中には「ポーズ?」を決めているように見える者もいれば、横を向いたり、一人だけ離れて立っていたりと、ポーズはまちまちです。陣笠を脱いで丁髷を見せている者もいます。重大な使命を帯びた池田使節団でしたが、この時はリラックスしていたのでしょうね。

この写真は、歴史の偶然が一瞬に凝結した傑作と思います。


●この後、池田使節団はフランスのマルセイユに着きます。使節団の一人が残した日記によれば、彼等はマルセイユの街の美麗広壮な様に感激し、呆れ、感極まって泣いていた者もいたそうです。中には、「どうしてこの国の有り様と我日本とではかくまで違うのであろうかと、慷慨非憤して居る」者もいたそうです。

当時の武士たちはまだ西洋の美とか芸術に影響されていなかったはずです。江戸時代までの知識人は中国を先進国として尊敬し、言葉や文化を学んでいたはずです。

それにもかかわらず、武士達が初めて西洋文明を目の当たりにして、「美麗」と形容し、感激したことに私は驚きます。美的感覚というものは国により民族により様々であり、普遍的なものではない、と思えるのですが、逆に、もしかすると日本人には西洋の文明や文化に共感出来る何かを既に持ち合わせていたのかもしれません。脱亜入欧は単なる政策によるものだけに由来するものではなく、日本人の資質に関わる何かがあったのかもしれません。



☆クイズの答え
①スフィンクス→首石、石首。巨人首。
②ピラミッド→三角山。錐形塔。

表現が単純というか即物的ですね。
池田使節が詩人を連れていたら違った表現をしたかもしれません。




2017.01.18 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 歴史・文化



「三流の上司」にも言い分がある:愚見を少々




「部下のやる気をそぐ「三流上司の叱り方」1位は」:2017年1月16日 BizLady

(引用開始)
仕事でミスをして上司から叱られてしまったことは、誰しも経験があるはず。

社員教育のうちではありますが、あまりにも理不尽な怒られ方だと、内心では反発したくなるものですよね。

自分が悪いとわかっていても、上司の言葉にカチンときたりウンザリしたり……。思わず「なんなの……。この三流上司っ!」なんて毒づきたくなってしまう人もいるかもしれません。

このたび『BizLady』では500名を対象に、叱られたときにやる気を失った叱り方を調査してみました!

今回の記事では、同調査をもとに、三流上司が言いがちな“部下のやる気をそぐ叱り方”のワースト3をランキングでお伝えしましょう。

■ワースト3位:責任逃れもいいところ……「聞いてなかった」
「叱られたときにヤル気を失ってしまった上司の言動に当てはまるものをすべて選んでください(複数回答可)」と質問をしてみると、ワースト3位になっているのは14.6%が選んだ「“聞いてなかった”と、報告したにも関わらず責任逃れをする」です。

きちんと報告をしたのに、「そうだっけ? 俺、聞いてないよな~」なんて言いつつ責任逃れをする上司は腹が立ちますよね。

あるいは、取引先の前で「私は聞いてなかったんです」なんて堂々と言い訳をしている上司の姿を見てしまえば、「この人の下では働きたくない……」なんて思ってしまいます。

仕事はチームワークだけに、ひとりだけ責任逃れをしようとする発言にはげんなりするものです。

■ワースト2位:本心じゃなくてもウザい……「会社辞めちまえよ」
続いて、同質問に対して3位と僅差の14.8%が選びワースト2位になっているのは「“会社辞めちまえよ”など、退職を促す」というもの。

怒りに任せて「お前、やる気あんのか!? こんなことするぐらいなら、会社辞めちまえよ!」などと叱られると、いくら感情的になっていそうとはわかっていても、カチンとくるものですよね。

「会社辞めちまえよ」なんて言葉で叱れれば、退職を促されているようにも感じてしまうかもしれません。

返す言葉にも困りますし、三流上司が口にする典型的なセリフと言えそうです。

■ワースト1位:人格否定では? 「おまえ、バカか?」
そして、同質問に対して17.8%が選びワースト1位になっているのは「“おまえ、バカか?”など、頭のデキに触れてくる」というもの。

人間誰しもがミスをするものですが、あまりにも感情的に怒られるとうんざりしますよね。「おまえ、バカか?」と、ミスをした業務だけでなく人格を否定されると、「上司のほうが、よっぽどバカっぽい……」と思ってしまうかもしれません。(引用終わり)



上のコラムについて、私も基本的には賛成です。上司は部下より高い給料を貰っていますし、責任も重い。上司と部下との間で問題が発生した場合、責任の80%は上司にあります。

典型的なコミュニケーションミスである、「言った、言わない」「聞いた、聞いてない」は五分と五分ですが、上司に80%の責任があります。

上司の日頃の部下指導が足りないからだ、と言われればそれまでです。

しかし、補足したいことがあります。

私は、この「三流上司」の気持ちも良く分かるのです。

「仕事でミスをして」とありますが、人間ですから誰にでもミスはあります。上司もミスをする。

問題は、
①同じミスを何度も繰り返した場合。
②仕事に最善を尽くさず、手抜きをして初歩的なミスをした場合。
③大きなミスをしたのに、深刻さを自覚しない又は反省が見られない場合。
④自分のミスを他に責任転嫁しようとする。

このような場合、上司が怒り心頭となるのも当然です。時には「バカ!バカ野郎!」と怒鳴りたくもなるでしょう。「やる気あるのか?テメエは!」と叫びたくもなるでしょう。

難しい仕事や初めての仕事では、ベストを尽くしても力及ばずミスをすることがありますが、この場合は上司は怒ったりはしないものです。部下を萎縮させたら誰もチャレンジをしなくなります。

「叱る」というのは、どうしても相手の人格を傷つけることになります。しかし、相手が傷つかない叱責にどれだけの効果があるのだろうか?との上司側の言い分もあるのです。優しい言葉で丁寧に注意すれば部下は傷つきませんが、この部下は注意された内容をやがて忘れるでしょう。そして再び同じミスをするのです。

時には怒りを露わに示し、厳しい言葉で叱ることで部下に問題の重要性を知らしめることは上司の大切な任務です。部下は傷つくかもしれませんが、叱られたことは忘れないでしょう。

「上司にこっぴどく叱られてやる気を失くした」と文句を言う部下に対し、「甘ったれんな!会社は学校や同好会じゃないぞ!」と言いたい上司は少なくないでしょう。

確かに、「会社を辞めてしまえ!」や「バカ!」は不適切な言葉です。

しかし、部下を叱れない上司も少なくありません。部下との摩擦を恐れ、部下から嫌われるのを恐れ、部下におべっかを使い、一緒になって会社や経営者を批判する上司もいます。卑劣です。

それに比べれば、言葉は不適切でも部下を叱れる上司は決して三流ではなく、二流の上くらいはあると私は思いますけどね。私も上司から随分と酷い言葉で叱られたり、罵られたりして来た人間です。傷つきもしましたし、心が折れそうにもなりました。心の中で上司を何回殺したことか。時には反発して喧嘩になったことも(^_^;)。が、自分が少しはマトモに仕事が出来るようになったとすれば、こうした「三流上司」にもお陰を被っているのだと思っています。

上司が何も叱らなくとも部下が成長し良い仕事をするようになる例もあるでしょう。それは上司が一流か部下が一流な場合です。しかし、そのような例は極めて稀でしょう。




2017.01.16 | | コメント(12) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



韓国のフィギュア界も頑張っています:フィギュアネタ少々




●2017韓国選手権女子優勝:イム・ウンス選手(13才)のフリースケーティング
ここです

2月で14才になるようですが、五輪出場権は平昌の次ですね。

お隣の韓国の女子フィギュア界は、キムヨナさんに続く逸材が見当たりませんでしたが、パク・ソヨン選手からようやく上昇期を迎えつつあるようです。レベルが上がって来ています。

ウンス選手はジャンプもスピンもステップもバランス良く、踊り心もありそうです。身長は158㎝とやや大柄な方でキムヨナさんくらいの背丈になるかもしれません。お顔は今のところはファニー系ですが、スタイルが良い。特に脚の線が綺麗です。これはなかなか資質的には期待出来そうです。

彼女は浅田選手と似て、ジャンプの助走にチョクトーをかますのが得意のようです。チョクトーからのループジャンプは浅田選手と同じですね。スリーターンからのループジャンプは良く見ますが、チョクトーからって、割と少ないような。

パク・ソヨン選手は足を骨折して大会を欠場した模様。

動画で見る限りは、観客は結構入っているようですね。

●2016ジュニアグランプリファイナル3位:チャ・ジュンファン選手(16才)のフリースケーティング
ここです

こちらは韓国男子フィギュア界のホープです。

例の羽生選手のジュニア時代と風貌が似ている選手。公表では身長が174㎝とスタイルが良い。北米流の洗練された綺麗な滑りをします。4回転サルコウが得意なんですね。


●全米選手権ですが、アダム・リッポン選手が足を骨折して欠場とか。女子のポリーナ・エドモンズ選手も足の故障で欠場とか。西も東も怪我人が実に多いですね。うーん(-_-;)

●先日のBSフジ放映のフィギュアスケートTVによると、浅田選手は来季に向けて準備をしている模様。今のところ、引退の線は無さそうですね。引退ならとっくに発表があるでしょうし。未完に終わった感のある「リチュアルダンス」ですが、現役最後となる五輪シーズンはどんなプログラム・選曲で来るのでしょうか。私が一つだけ希望することは、選曲でラフマニノフはペケだということ。ラフマニノフと五輪との相性は良くないからです。

●読売新聞に城田憲子女史のコラムがありました。簡単に言うと、日本女子が五輪や世界選手権で(ロシア女子に)勝つ為にはトリプルアクセルや四回転ジャンプが必要不可欠であると。

私もそう思います。少なくとも、ジャンプ、スピン、ステップの技術要素においてロシア女子の方が一枚上手と思うからです。特に、スピンのクオリティには格段の差があります。

やはり、かつての伊藤みどりさんがトリプルアクセルを跳ぶことで当時優勢だった欧米の選手達と戦ったように、日本女子は再びトリプルアクセルがどうしても必要な時代になったと思います。

女子の場合はショートプログラムで4回転ジャンプは認められていないので、トリプルアクセルが跳べる方がずっと有利です。少なくない女子選手達が取り組んでいるとの情報はありますが、浅田選手以降、国際大会で決めたのはロシアのトゥクタミシェワ選手と日本の紀平選手の二人だけです。

やはり、今も女子にとっては難しいジャンプなんですね。
伊藤みどりさん、浅田選手の偉大さが分かるというものだ。

☆四回転ジャンプは安藤美姫さんのサルコウだけです。ただし、あまり決まらなかった。
安藤さん程の抜群の脚力を以てしても極めて難しいのです。

☆追記
キム・ヨナのスケート靴が韓国の文化財に!?ヨナのスケート靴をめぐり騒動
サイトはここです

何か。。。如何にも韓国らしい騒ぎだなあと。アホくさ。

●モロゾフ~!コラッ(`・o・´)۶
Jスポでロシア選手権のアイスダンスを見ていた時です。18才の女の子、ワシリーサ・ダワンコワ選手の組が登場。すると小林アナがこの女性はモロゾフコーチと結婚したと言うではないか!
下の写真の女性です。
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モロゾフコーチは41才かな。これって、もうほとんど「性犯罪だろう!」と揶揄したくなるわ。モロゾフにはダワンコワ選手と同じ年齢くらいの娘さんがいましたね。何を考えてんだか!
ったく、次から次へと女性に手を出しやがって!例えば、40過ぎの日本のコーチが18才の教え子の女の子と結婚(その前までは交際中)など、想像出来ますか?日本の女子スケーターは彼に指導を受けたり、振り付けを頼まない方がいいな。危ないぞ。もっとも欧米の女性は日本の女性よりも早熟なんだろうね。立派な?大人か(・・;)



2017.01.15 | | コメント(56) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



トランプ次期大統領の本性は変わらない:追記あり




私は昨年の11月に、下記の記事をアップしました。

「トランプに対し希望的観測にすがろうとする日本・愚見を少々」
http://poppy445.blog.fc2.com/blog-entry-879.html

今のところ、私の予想通りです。

テレビに登場して来る「専門家・政治評論家・政治家」のほとんどが挙って、「トランプ氏は段々と丸くなる。選挙戦の時の過激な言説はあくまで選挙用だし、幹部からの説明や意見を聞けば分かるハズだ」くらいのことを言っています。

しかし、政治の素人に過ぎぬ私の方が適切な予想をしていて、専門家の方が誤るのは、何故か?

簡単に言いますと、人を見る目、眼力の違いですよ(^_^)/

確かに、専門家は知識を豊富に持っているでしょう。大秀才でもある。しかしながら、人を見る目は単なる知識だけでは得られないものです。下手な専門家よりも町の美容院の店長やスナックのママさんの方がよほど鋭い視点を持つことも珍しくありません。彼女達は多くの人間を知り、人間心理にも通暁しています。

これも前に書いたことですが、トランプ氏は元大阪市長の橋下某と性格が似ているのです。
人としての品性の欠如、傲慢さ、人の意見に耳を傾けようとはしない(自分こそは世で最も賢い人間と思いこんでいる)独善性。恫喝的物言い等々。

また、ツイッターなる「コミュニケーションのオモチャ」を頻繁に使用し、一方的な主張で煽る点も二人に共通しています。彼等にとって、批判は耳を傾け自省を促す機会ではなく、益々自己主張を先鋭化させる為のネタに過ぎないのです。

この二人の人相を良くご覧ください。底意地の悪そうな人相でしょう?普通ではありません。大人の人相には性格とか人間性が滲み出て来るものです。人相を見る…それはたくさんの人と会い、語り、議論し、評価をしてきた経験と反省を積めば誰にでも分かるようになる能力と言えましょう。

トランプ氏が選挙運動中に見せた言動は彼の性格、本性そのものです。それが大統領になったからと言って変わるものではありません。大統領になれば少しは変わるだろう、は、アイツも就職して社会人になれば少しは変わるだろう、と同じです。学生の時だろうが社会人の時だろうが、人間の性格は変わらないのです。少なくとも良い方向に性格が変わることは無い。もっと悪い方向に変わる可能性は大いにありますが。

今日放映されたトランプ氏の記者会見を見ても、彼の言動が選挙中のものと全く変わらないことが分かります。日本を含む他国への恫喝的言動、脅し文句の羅列。CNN記者に対するトランプ氏のケンカ腰口調。※あの悪相的表情!大統領に正式に就任してからも彼の言動は本質的に何も変わらないでしょう。


質問を拒否するトランプ氏に食い下がったCNN記者のことですが、安倍政権に飼い慣らされた日本のフニャチン記者共は彼の爪の垢でも煎じて飲むべきでしょうね。

トランプ氏が自分の娘や婿を重用する人事を行っていますが、これは独裁者的発想です。公私混同などという批判もトランプ氏には通用しません。批判には一切、耳を傾けませんので。

が、トランプ支持派と反トランプ派と、アメリカがここまで分断されるのはこれまで無かったことではないでしょうか。かなり深刻と思います。

アメリカの大女優、メリル・ストリープのトランプ批判
サイトはここです
彼女の憂慮する事態は現実化することでしょう。いや、既に現実化していますね。

日本にとって大きな影響力を持つアメリカですから、決して他人事ではありません。

ぼんぼん育ちの僕ちゃん安倍首相は海千山千のトランプ氏と対決出来るのでしょうか?

在日米軍の駐留費を日本が全額負担せよ!、対テロ戦争に自衛隊も加わり血を流せ!と、トランプ氏が恫喝して来ることは必至です。これに対し、日本は…安倍首相の好きな言葉ですが…「毅然とした対応。脅しには屈しない」を、どこまで実行出来るのでしょうか?

安倍政権は「慰安婦合意」を巡り韓国相手に「強気の毅然とした姿勢?」を示していますが、
果たしてアメリカ様には?

☆追記
江川紹子さんのコラム記事
ここです

トランプ氏から非難され質問を拒否されたCNNをFOXが擁護したと。
FOXとCNNは、産経新聞と朝日新聞くらいの違いがあるので、これは注目すべき事です。

「divide and rule」、すなわち、分割して統治せよ、それが権力側や支配者の鉄則です。
分断しておいて対立させる。そのあいだに「連帯」など、もってのほか。
トランプ氏もこうした手法を用いる。



2017.01.13 | | コメント(7) | トラックバック(0) | 政治・社会



多民族国家日本を小説から学ぶ:偏見と差別




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●李恢成(り・かいせい)著「百年の旅人たち」(新潮文庫)
朝鮮人である彼等がどうして「日本人として樺太に住み」、どうして「命からがら樺太から逃げ」、どうして「長崎の収容所に向かうのか?」、どうして「38度線の存在を知って戸惑い、悩むのか?」、「どうして不法入国者として故国へ強制送還されようとしているのか?」…この歴史を知る日本人は少ないでしょう。私もそうです。700ページに及ぶ長編であり、重い内容です。読んで感動するというよりも、忘れられようとしている又は故意に無視されようとしている歴史を知る上で貴重な大作と思います。


●船戸与一著「蝦夷地別件」(新潮文庫)
アイヌ民族の和人との4回の戦い…コシャマインの戦い(1457年)、ヘナウケの戦い(1643年)、シャクシャインの戦い(1669年)、クナシリ・メナシの戦い(1789年)とありますが、この大作は最後の「クナシリ・メナシの戦い」を描いています。これもまた「忘れられようとしている又は故意に無視されようとしている歴史」の一つと言えましょう。

アイヌの歴史は北米原住民(アメリカインディアン)とよく比較されます。すなわち、広大な土地に部族毎に分散して住み、国家を持たず、部族間の戦いもしばしばあった。文字を持たぬ民族の悲しさ…法とか契約等の手口にまんまと騙され、大和民族、イギリス系アメリカ人の侵略に脆くも敗れた弱小民族の悲劇です。

そうした中でも、勇気あるリーダーのもとで侵略者に立ち向かう者もいれば、相手側に寝返る者もいました。あるいは一匹狼的な天邪鬼?もいました。船戸与一の小説は巨編が持ち味ですが、ここでもアイヌの悲劇が淡々と抑制された筆致で、しかし雄大に描かれていて感動的です。私にとっては初めて知る戦いであり、発見が多い小説でした。読んで良かった!と心底から思えました。船戸与一の小説は巨編なので相当の覚悟が必要ですが、他にも読んでみたい作品が目白押しです。

アイヌの人々に関わる本と言えば、石森延男の「コタンの口笛」は有名であり、小中学校時代に読まれた人は少なくないでしょう。少年を主人公としつつも、「偏見と差別」の存在を少し意識させられる児童文学。

人類学者の尾本恵一氏によると、2013年の調査では北海道に住むアイヌ人は6880世帯、16786人だそうです。日本政府は長年アイヌの人々を北海道の先住民族(正確には千島列島や樺太も含む)と認めて来ませんでしたが、2008年には前年の国連宣言に賛成したことを受けて認めるに至りました。

日本には主に、大和民族、アイヌ民族、そして琉球民族がいます。

なお、山川出版社「アイヌ民族の歴史」(2015年)は、アイヌ民族の歴史や文化、そして現在における問題を知る上で私にはとても勉強になりました。

☆古代史で有名な東北の「蝦夷」については、アイヌ民族と同じなのか否かについてはハッキリはしていないらしい。平安時代初期の蝦夷の軍事指導者であり、坂上田村麻呂に敗れて処刑されたアテルイは、史料には「阿弖流爲」「阿弖利爲」とあり、アテルイ、アテリイと読まれるが、現在はアテルイで統一。この名前の響きは大和民族系のものではなく、アイヌ系を思わせます。

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●陳舜臣著「琉球の風」(講談社文庫)
琉球は1429年「第一尚氏王朝」による琉球王国の時代を迎えた。ここがアイヌ民族との大きな違いですね。しかし、1609年、薩摩の島津氏が侵攻し首里城を占領。以降、琉球王国は薩摩への貢納義務を負わされ中国(清)へも朝貢を強いられるようになった。戦国時代において、これを題材とした小説を書くのは如何にも陳舜臣らしいですね。

●大城立裕著「琉球処分」(講談社文庫)
1871年、廃藩置県制度によって琉球は鹿児島県の管轄とされ、清国との通交を断絶、明治の元号の使用等、様々な圧力を受けます。1879年「琉球処分」により首里城の明け渡しが実施され、ここに琉球王国は終焉を迎えました。これ以降、琉球民族は大和民族を中心とする日本国に従属させられ、アジア・太平洋戦争の悲劇の犠牲者となりました。

やはりアイヌの人々の例と似ていて、島津氏や明治政府の圧力に対し、①武力をもって戦おう、②潔く従おう、③ノラリクラリと時間を稼ぎながら様子をうかがおう、の三竦み状態になります。負けはしましたが明治政府を相手に8年間に及ぶ琉球の人々の「粘り腰」には感服させられます。

陳舜臣も大城立裕も静かな筆致でことさら悲劇性を強調しません。これが良い。

高良倉吉著「琉球王国(岩波新書)が参考になります。「按司」とか「聞得大君」とかの琉球独特のシステムがあり、大よその概況を把握すると歴史・小説の観賞の手助けにもなります。

日本政府は琉球民族を先住民族とは認めていません。国連の人種差別撤廃委員会は何度も日本政府に琉球・沖縄の民族を先住民族と認めるよう勧告していますが日本政府は拒否しています。それどころか、「国連の勧告は日本を分断しようとするものだ」と批判もしています。また、地元沖縄では国連の勧告に対し賛否両論あります。反対の主な理由は、「我々沖縄県民は日本人であることが先決」ということのようです。なかなか複雑なようです。

松島泰泰勝著「琉球独立宣言」(講談社文庫)はなかなか痛快です。沖縄の独立論は一つの選択肢かもしれませんが、上で触れたように「県民は日本人であることが先決」とする見解が多いようですので実現は難しいかもしれません。

☆かつて中曽根元首相の「日本は単一民族だから教育が行き届いている」(1986年)発言は内外から差別的発言との激しい批判を受けました。一部の極右を除き、今時の日本人の多くはそうは思わないまでも「偏見と差別」から完全に逃れているとは言えまい。それこそ「教育が行き届かない限り」は減ることはないでしょう。

芸能人を主に、自分が在日韓国・朝鮮人であること公表する例は珍しくないですが、何故かアイヌ人との公表をする芸能人は寡聞にして知りません。いても不思議ではないのですが。アイヌといえば…毛深くて縄文人っぽい風貌で未開人的な雰囲気…との偏見が根強いからであろうか?

【偏見と差別の定義は?愚見を少々】
私達個人の身近な生活の中では、「私は納豆は嫌い」というのも一種の偏見でしょう。何故なら大抵は食べず嫌いだからです。無知と偏見は隣同士です。しかし、あくまで個人の好き嫌いですので「偏見」は大げさに聞えましょう。しかしです。もしも私が、「日本の料理は一番美味しい」と言ったら、これは少し問題があります。明らかに偏見です。しかし、最近の日本では…特に極右の安倍政権発足から…こうした風潮が強まっていると言えましょう。
例えば下記の広告。

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最近、この手の「日本スゴイ!日本は世界一〇〇!」的な文言をあちらこちらで見かけるようになりました。これを喜ぶ日本人も少なくないのでしょう。単細胞的ですが。

「日本人の味覚は世界一繊細だと思う」…世界中の何ヶ国の人々の味覚を調べた上でこのような主張をしているのでしょうか?恐らく無いでしょう。ただ広告主の「主観・好み」を言っているに過ぎません。が、これは社会的に不適切な文言と言えましょう。これこそ「偏見」を助長する危険があります。単なる好き嫌いじゃないか、とも言っていられなくなります。

私はこのような文言を見ただけで恥ずかしくなります。

しかし問題はもっと厳しく、「偏見」だけには留まらずに容易に「差別」へと深刻化します。すなわち、「韓国人の味覚は日本人の味覚に比べ劣る」というように。

「差別」とは、国や民族や文化等の差異に価値判断を持ち込むことです。これを個人が持ち込むのも問題ですが、集団社会や国が持ち込めば国際的問題に発展します。

偏見や差別を除去するには、子供の頃からの教育が大切です。何故なら無知こそが偏見や差別の源だからです。知らない、ということ自体が罪に値する…大人の社会では珍しいことではありませんね。ビジネスの世界でも、「私が無知でした」では通用しないことが多いですね。

☆さらには、「愛国心」も容易に「差別」に繋がる観念です。
「私は日本人に生まれて良かった」→「日本人であることに誇りを感じる」
→「日本ってスゴイ!」→「日本は世界一〇〇だ」→「××国は日本より遅れ劣っている」
という非論理的な図式へと容易に飛躍するからです。

「愛国心」の功罪は一概には言えないが、私は「罪」の方が大きいと思います。



2017.01.12 | | コメント(17) | トラックバック(0) | 歴史・文化



テレビドラマ&映画のアレコレ




●NHK大河ドラマ「女城主・直虎」・第一回
第一印象としては「ガッカリ」に近いです。
今川義元以外は歴史上ほとんど知られていない人間ばかりが登場。私は梓澤要の小説「直虎 女にこそあれ次郎法師」を読んでいたのである程度は分かりましたが、いきなり見た人には取り付き難いドラマかもしれません。親しみ易さがテレビ時代劇には必要と思うのですが、どうなんでしょうね?

初回はいつもより放映時間が10分程長いのですが、無駄に長いなあという印象。で、女もの大河ドラマの定型パターンですが、主人公の少女時代は「お転婆でハキハキとものを言う子」がお決まり。「八重の桜」も「篤姫」もそうでした。「水戸黄門」のようにマンネリを喜ぶ視聴者もいますので仕方ないのかもしれませんが、あまりにも芸が無さ過ぎると思います。

それと、こんなことを言うと冷たい女と非難されるかもしれませんが…率直に言って今回の子役の女の子がちっとも可愛くない。「八重の桜」の子役は愛らしかったけど。この子役がこれから数回続くようですが、キツイなあ。大河ドラマでなかったら第一回でおさらばするパターンなのですが、しばらく辛抱して見るかな。☆

花と緑のアニメ風なオープニング映像には既視感(デジャブ)が(笑)。なんかなあ。。。オープニング音楽はクラシック音楽調で少々凝り過ぎでしょう。もっと分かり易くて親しみ易い音楽の方が良いと思うけどなあ。「篤姫」や「花燃ゆ」のように。それと、おどけ調のナレーションも違和感あり。

脚本が「jin-仁」の森下佳子ということで期待しているのですが…。

早くも今川義元の命によって井伊家の有力親族の武士が死ぬ。またその後継ぎとなる男子にも死を強要されるが井伊家は何とか逃がす…のっけからこうしたシーンを出すのは、時は戦国時代であることを感じさせる良い演出だったと思います。

☆「子役が可愛いと評判」との記事を見かけましたが、私には考えられません。可愛くないものは可愛くないのだ。ま、「提灯記事」と考えればいいのでしょう。

●おなじNHK衛星放送で「幕末ブシメシ」という連続ドラマが始まり、初回を見ました。今では珍しい30分もの。殿様役に草刈正雄が(^o^)。コメディ調のドラマだから気楽に楽しめました。

●「花嵐の剣士 幕末を生きた女剣士・中澤琴」
サイトはここです
これまた同じくNHK衛星放送です。これは面白そうです!中澤琴は実在した女剣士とのことで益々興味を惹かれます。女剣士役は黒木メイサ。うん、考えましたね。

☆民放が時代劇を滅多に放映しなくなった分、NHKに集中しているのでしょう。民放にも事情はあるのでしょうけど、アホだね。かつて民放は「歌謡番組は二度とやらない!」と宣言しておきながら、今ではあちこちで放映しています。歌謡番組を流すのは良いが、それだったら「二度とやらない!」なんて啖呵を切らなければ良いのだ。これだからテレビは信用出来ないのです。NHKでの時代劇の人気を横目で見て、いずれ民放も始めるのでしょう。当たり前ですよ。「演歌」と「時代劇」が消えることは無いのです!!ワンパターンで面白くも無い刑事ドラマや医療ドラマや恋愛ドラマをやたら放映していれば視聴者は離れます。


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●映画「帰ってきたヒトラー」
DVDを借りて見ましたが、原作より面白かったし色々と考えさせられる映画でした。コメディですが、笑えないコメディ。最近のドイツの政治・社会問題に対するブラックユーモアというか非常にシニカルな風刺映画です。最近の移民問題も扱っていますし、デモの現場にヒトラーが足を運びアレコレと議論をする箇所は見応えがあります。

びっくりしたのは、メルケル首相の顔写真に「太った豚おんな」とテロップが流れるシーン。正確な和訳だとしたら、首相側からクレームがつかないのでしょうか?日本だったら果たして?

ヒトラーに劣らぬ独裁者ならムッソリーニやスターリンや毛沢東もいるのですが、ヒトラー人気?には遥かに及ばない。「チャップリンの独裁者」以来、「絵になる」のはヒトラーでしょうね。

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●映画版「ロクヨン」(前編・後編)
主演の佐藤浩市に、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、三浦友和、永瀬正敏、吉岡秀隆、仲村トオルといった豪華キャスト。NHKのドラマ版も良かったですが、映画版も実に良かったです。特に前編は密度が濃くて良い。佐藤浩市は良い俳優ですし、紅一点?の榮倉奈々も良い演技でした。

県警の広報部と地元メディアとの対立は少々誇張されているフシもありますが、地方新聞の記者であった原作者の経験が生かされているのでしょう。リアルな迫力があります。

後編はやや落ちる。以前に書いたように、横山秀夫の長編は前半~中盤までが素晴らしく後半に行くほど落ちるのです。それが映画にも少なからぬ影響を及ぼしたのだと思います。非現実的なトリックには白けますし、多過ぎる登場人物とサイドストーリーが消化不良のまま終わるのです。映画版では原作に無かったストーリーを加えていますが、成功したとは言えないでしょう。後編を短くして一本の映画にしても良かったと思います。


●『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(原題:Once Upon a Time in America・1984年製作)
4時間にも及ぶ長い映画。セルジオ・レオーネ監督とエンニオ・モリコーネの音楽とのコンビならば期待出来ると頑張って見ましたが、イマイチ良く分からない映画でした。

アメリカで差別を受けて来たのは黒人や原住民だけではなく、イタリア系、アイルランド系などもそうだったと知る意味では勉強になりました。ロバート・デ・ニーロ演ずる主人公はマフィアになりそこなったギャングのようです。彼が老年となった現在から過去を振り返る演出なのですが、過去を懐かしむのか悔いているのか、良い人生だったと思っているのか分からない。そもそも、この映画は何を訴えたかったのか私にはよく分かりません。ロバート・デ・ニーロは好きな俳優ですし、恋人役の若い女優も瞳に独特の光を持つ魅力的な女性でしたが。

むしろ、残虐な殺戮や露骨なセックスシーンばかりが脳裏に焼きつくような映画で後味が悪かった。長い分だけ疲れた。どうしてこれが名作と評価を得たのか私にはチンプンカンプンです。同じギャング映画であれば「ゴッドファーザー」の方が遥かに良く出来ていると思います。




2017.01.12 | | コメント(33) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



年末年始に関連してアレコレ




●除夜の鐘の音がうるさい!
報道によれば、一部地元住民からそんなクレームがあって、除夜の鐘を昼間に済ますお寺もあれば、止めてしまったお寺もあるそうだ。なるほど、お寺近くの住民の中にはうるさくて耐えられない人もいるのかもしれない。私がそこに行って確かめない限り、軽々しく論評は出来ませんが。。。1年にたった1回の除夜の鐘くらい我慢出来ないのかなあ。。。それと、除夜の鐘の音は耳障りに聞えるのだろうか?聴覚も個人差があるし、気分によっては耳障りと感じるかもしれませんね。

●ゆく年くる年
我が家には紅白歌合戦を見る習慣はありません。ゆく年くる年は見る。我が家周辺では除夜の鐘は聞えないので、せめてこの番組で味わう。それにしても、アナウンサーが以前より若くなった為か、口調も声質も軽くなったと思います。以前のアナウンサーは厳かな声でしたので、大晦日の荘重な雰囲気に合っていたと思います。NHKは民放の真似は止した方がいい。気取っている、お高くとまっている、との批判もあるかもしれませんが、迎合することはない。

●貰っても嬉しくない年賀状
まずは、定型文句が印刷されただけの年賀状。如何にもお義理で出しました、横着しました、と書いてあるようで白けますね。こんな年賀状なら出す必要はないと思う。一行だけでも直筆が入っていれば、印象が全く変わるのにね。次は、子供の着物姿やら結婚披露宴の画像を印刷した「我が家は幸せです」的な年賀状。受け取る側が、「あら、微笑ましいわ」と感じる場合もあるでしょう。しかし、受け取る側が私生活や仕事で何らかのトラブルや不幸を抱えているような場合は、「ケッ!いい気なもんだ!」と、その無神経さに腹が立つことだってあるでしょう。年賀状の中で己の幸せを見せびらかす人は他者への配慮、デリカシーに欠けていると思います。

●しめ飾りと松飾り
東京では少数派でしょうね。「松竹梅」の青く刷った紙切れ一枚だけを門に貼ってすませるか、何もしない家が多いでしょう。我が家は…自慢にもなりませんが…ごく小さなものを飾っています。地方でもしめ飾り・松飾りをする家が減りつつあるとか。その為、小正月のドンド焼きや三九郎火祭(長野県の一部)が行われなくなったか、日を短縮して何とか続けているとか。

私が不思議に思うのは、常日頃、日本の伝統や文化を大切にしましょう!と唱えている人がこのような実態を嘆く姿をまったく見ないことです。彼等の言う日本の伝統と文化とは何ぞや?もう一つ不思議なのは、キリシタンでもないのに高価なクリスマスケーキを買うクセに、松飾りやしめ飾りを買うのは惜しいという日本人の精神です。外国人に何て説明したらいいのでしょう?と、偉そうに言わせてもらいます。

●お年玉
「これ御覧。お屋敷のね、伯母さんのとこからね、お年玉におくれだよ」
「板毬かヱ?」
「いいえ、畳の上でよヲくはづむよ」
(浮世風呂)

女の子が伯母さんからお年玉として毬をもらったという話。

昔は新年のお祝いのおくり物のことを「お年玉」と言った。「年玉」のていねい形。古くは「年賜」すなわち年の賜物(たまもの)の意の言葉だったようです。お金ではなかったのですね。


●心の問題か?
お寺で僧侶の法話を聞くと、「自分の受け止め方や見方を変えれば、皆さんの身の周りにいる嫌な人が普通の人に変わります。 嫌な人を生み出しているのはあなたの心なのです。」くらいのことを言います。ビジネスマン向けの「自己啓発もの」本にもこれに近い言葉がしばしば出て来ます。私は素直ではないので、「ふ~ん。すると、私の身の周りにいるパワハラ上司を嫌な人と思うのも私の心なのか。受け止め方や見方を変えればその上司は普通の人になるのか。パワハラ上司が普通の人ならば、私なんか普通以上の人と思っていいのかしらね?(^o^)

もう一つ。宗教家や保守的な知識人、政治家が良く口にするのが、「戦後の日本は、経済発展により物質的には豊かになりましたが、その反面、精神的な価値よりも金銭的な価値が優先される風潮や、思い遣りやいたわりの心を欠く個人主義的な傾向が強まった」と。これも心の問題ですね。

どうやら、経済的・物質的豊かさと心の豊かさとは反比例の関係にあるとでも言いたいようだ。すると、石器時代や古代の人達は精神的に物凄く豊かだったのかしらん?さらに、この話に説得力が無いのは、それを主張する人達こそが「精神的価値よりも金銭的価値を優先」して来た張本人では?との疑問があるからです。

私は経済的・物質的豊かさと心の豊かさはむしろ正比例する方が多いように思います。
古の人は、「貧すれば鈍する」とか「衣食住足りて礼節を知る」と言っていますよ。
まあ、人はそれぞれで一概には言えませんが。

●「母はパパ(papa)と呼ばれていた」
室町時代のなぞなぞに、「母には二度会いたけれど、父とは一度も会わず。何か?」とあります。
答えは、「唇(くちびる)」。
室町時代より以前までは、ハヒフヘホの発音は唇を合わせて言っていたので「パピプぺポ」(papipupepo)だった。母はファファかパパと発音した。ちなみに、飛鳥時代後期の有名な政治家、藤原不比等(フジワラフヒト)は、当時の発音では「プディパラプピチョ」となる。不比等がプピチョ(pupityo)。何だか締まらない名前だなあ(^_^;)。
私がタイプスリップして聖徳太子や額田王と会ったとしても、全く会話は出来ないのか。。。

以上のことは、山口謡司「日本語通」(新潮新書)に書かれています。




2017.01.07 | | コメント(25) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



ロシア女子は恐ろしい:ザギトワ選手の演技




2016ロシア選手権リザルト
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ザギトワ選手(14才)のショートプログラム
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●私が注目した彼女の演技箇所
①フライングキャメルスピンへの入り方。短いバックスパイラルから一歩踏んでフライングキャメルを行いますが、これは素人目にも難しい入り方に見えます。良くもまあバランスを崩さずに出来るものです。キャメルスピンの回転が速い!日本女子選手にこれだけ速いキャメルスピンをやれるスケーターは稀なのではないでしょうか。

ステップシークエンスはもちろん上手いと思いますが、どことなくまだ表現性が「舌足らず」な感じがします。

②演技後半に3Lz-3Loを成功!これは凄い!この非常に難しいコンビネーションジャンプは演技冒頭に行うのが普通ですが、彼女は後半で決めます。しかも、全盛期の安藤美姫さん並のジャンプの高さ。解説のタラソワさんがエラク興奮しているのが分かりますね。さぞかし絶賛しているのでしょう。

③シャーロットスパイラルからスリーターン→綺麗に両手を挙げたタノの3F。この一連の技も見事!女子選手でここまで鮮やかな両手タノジャンプを決める例も稀でしょう。
※ファントム様からご指摘あり。スリーターンの前にカウンターターンが入っています。

④バレエジャンプからブラケットターンをして2A。ランディングして直ぐにカウンターターン(エッジが少し甘いように見えます)をし、スパイラルからウィンドミルを入れてレイバックスピンへ。ここでの一連の繋ぎの濃さ!途切れがありません。これがまさしくロシア女子流の繋ぎの濃いイマドキ演技なのでしょう。
※ファントム様からご指摘あり。
ここはカウンターターンではなくブラケットターンとのこと。エッジが変更になっているからです。

これだけの難しい構成をほぼ完璧にやれるザギトワ選手の強さには舌を巻きます。メドベデワ選手も凄いですが、彼女が14才の時よりもザギトワ選手の方が更に強いのではないでしょうか。しかも、彼女はギリギリ平昌五輪に間に合う年齢なのです。ロシア女子はメドベデワ、ポゴリラヤ、ザギトワの最強3選手が五輪代表になる可能性があります。素人目ですがザギトワ選手に「隙」があるとすれば、ステップやターンにまだ甘さがある点でしょうか。

ロシア選手権の女子の演技をJスポで見ましたが、率直に言って日本女子や北米女子より一枚も二枚も上だと感じます。ソトニコワ選手やリプニツカヤ選手が大活躍したソチ五輪の時代よりも更に上を行く今のロシア女子は最強無敵かと。これでもしも3Aまでバッチリ決めるようになったら他国の選手達は手も足も出ません。

解説の岡部由起子さんがロシア女子のスピンの上手さ…特に回転の速さと軸の安定…を絶賛していました。これは暗に日本女子のスピンに問題があることを示唆しているものと思います。宮原選手は例外的にスピンが非常に上手いですが、本人が苦手と言っているようにキャメルスピンは回転が遅いです。


ロシア選手権の観客の入りが盛況です。女子はほぼ満員か。驚きました。やはり、強いと人気も高まるのでしょうね。本来なら主役になるはずのソトニコワ選手もリプニツカヤ選手も不在にもかかわらず。


そのロシアの観客ですが、フリーで完璧な演技をしてもスタオベは少なかったですね。もちろん拍手喝采はします。立ちあがる観客もいるのですが1割~2割以下に見えました。また、歓声も日本ほど大きくはなかったように聞こえます。ここは日本の観客と大きく異なりますね。フィギュア王国のロシアの観客の方が洗練されているかもしれません。

これは一昔前、クラシックコンサートにおいて海外の演奏家から日本の聴衆が揶揄された例ですが、海外のオーケストラが来日公演をすると、演奏終了後に常に日本の観衆は拍手喝采をすると。どんなに一流のオーケストラでも曲目や日により好不調の波があるのに日本の観客は常に拍手喝采すると。また、曲目は最終楽章のエンディングがジャジャジャ~~ン!!と盛り上がって終わるものを演奏すれば日本の聴衆は喜び感激すると。

ケッ!日本のお陰で稼いでいるのに日本の聴衆をバカにしやがって!と腹が立ちますが、やたらと歓声を張り上げスタオベする日本のフィギュアファンの姿とどこか重なって見えます。

私がスタオベをしない理由はフィギュアスケートを見る目が肥えているからではなく、スタオベが好きではない、気恥ずかしい、ミーハー的群集行動から免れたい…要は私の単なる好みや一種の天邪鬼に過ぎぬ。




2017.01.05 | | コメント(10) | トラックバック(0) | ロシア人選手達・ロシアネタ



新春・日の春:西暦と和暦についての愚見を少々




2017年(平成29年)。明けましておめでとうございます。


          日の春をさすがに鶴の歩みかな   其角


正月は何でもめでたく思えることだが、大らかで気品のある鶴の歩みはさすがであり、正月にふさわしい。

トリ年が鶏なのは酉という漢字に由来するそうですが、私は残念に思っています。コッココッコと忙しく落ち着きの無い鶏ではなく、鶴こそがトリ年に相応しい。


【和暦(元号)を公文書の世界から追放して欲しい】
江戸時代の時刻を表す明け六ツとか五ツ等を現代の時刻に換算する方程式があります。
(9-〇ツ)×2=現代の時刻
例えば、明け六ツ=(9-6)×2=6時です(必ずしも正確ではないが、おおよその目安)
これを知っていると実に便利です。時代小説やドラマでのセリフ、「では五ツに増上寺山門にてお会いしましょう」は現代の10時頃と思えば良いのです。

10時頃は8時頃の誤りでした。簡単な計算を…アホですね(^_^;)

ところが、西暦を和暦に換算するのは面倒です。

古代史好きなら平城遷都は710年、平安遷都は794年とスラスラ言えるでしょう。しかし、794年の和暦(元号)を言えますか?元号は延暦と知っていても、延暦の何年かまで知っている人は少ないでしょう。

関ヶ原の合戦は1600年と簡単に覚えられますが和暦は?いや、ごく最近の2004年を平成何年かすぐに言える人がどれくらいいるでしょう?

横山秀夫の小説「ロクヨン」ではないが、1989年は昭和64年→平成元年に変わる。年度の途中で元号が変わるのも西暦から和暦への換算を面倒にしている理由の一つです。

和暦から西暦への換算はさらに面倒です。時代小説・歴史小説を読んでいて、「寛永3年」「文政元年」等の表記を見る度に、私はイライラしなければなりません。頭は即座に西暦に換算すべく働くのですが、答えを導く術がありません。年数を通算で積み上げることの無い和暦は不便です。※1

小説は趣味の世界ですからまだしも、公文書類は全て西暦で統一し、元号で書かせるのは廃止して欲しいものです。何?「元号は日本独自の文化だから大事にせよ」だと?そこまで言うなら長さや重さも日本独自の尺貫法で書かせれば良いでしょう。「日本の文化ガ~!」と声高に言う人間に限って、ご都合主義が鼻につく。

私たちの生活において数字や計測の類は最も便利で分かりやすい方法がベストです。世界の多くで西暦やメートル法が用いられているのは、便利性という点で最も優れているからでしょう。※2

和暦(元号)も尺貫法も、それらが好きな人間は使えば良い。しかし、一般の生活手段や公文書の類にそれらを使うのは廃止してもらいたいものです。いちいち西暦⇔和暦に換算する面倒があっては疲れます。

※1
最近の時代小説・歴史小説では「建久3年(1192年)」のように和暦と西暦を併記する例が増えた。これは出版社か原作者か、どちらの意向かは知りませんが歓迎すべき傾向です。

※2
もちろん、西洋式が広く用いられる背景には、「力の関係」もあったでしょう。世界共通語が英語なのは、英語が決して世界で優れた言語だからではありません。

しかし、西洋が創造・発明した文明・文化には普遍性という点で優れたものが多いのもまた事実です。




2017.01.04 | | コメント(8) | トラックバック(0) | 歴史・文化



大晦日に名句を




●忘年会

           月まぶし忘年会を脱れ出て    相馬遷子  


この俳句は良いよなあ。。。
ワカル。私も中途で抜け出したくなりますもの。
会社の忘年会に「イヤイヤ」参加した人間の気持ちが滲み出ています。忘年とは一年をしみじみ振り返り語り合うことに本当の趣きがあります。それが、「飲めや歌えや」ではトテモトテモ。。。
「脱れ出て」には俳句に求められる諧謔性もありますね。思わず、ニンマリしてしまいます。
喧騒な酒興の場をそっと逃れ外に出ると、あらッ、月がいやに眩しく見えます。嗚呼、今年も色々あったなあ。。。と、そこで初めてしみじみと去り行く一年を思い出す。。。。。
やはり、名句と思います。


●年惜しむ

          雨だれの大きなたまの年惜しむ   安住敦


鎌倉の円覚寺の山門前で詠んだ句とのこと。
山門の大きな軒先から落ちる雨だれのたまの大きさに新鮮な感動を覚える。大きなたまを凝視していると去り行く一年への思いも大きく膨らむ。。。嗚呼、もう間もなく一年が終わるのか。。。


●除夜の鐘

          おろかなる犬吠えてをり除夜の鐘   山口青邨


目に浮かぶようです。
救急車や消防車のサイレンが聞えると、「ワオ~、ワオ~」と鳴き出す犬が近所にいます。
鐘の音を聞きながら、しみじみと年の移りを思っていると、犬がやかましく吠えたのでぶち壊しになった。しかし、「おろかなる犬」とブツブツ文句を言う俺は、煩悩を除去する除夜の鐘の恩恵を受けることはなさそうだ。。。


          旅にしていづかたよりぞ除夜の鐘   福田蓼汀


この句を見ると思いだす。京都駅近くのホテルで早朝に目を覚ますと、お寺の鐘の音が聞えて来たことを。どこのお寺の鐘かしら?そして、じっと耳を澄まして次の鐘の音が鳴るのを待ったことを。
これが一人旅の宿で聞く除夜の鐘であればなおのことであろう。「いづかたよりぞ」…この強い表現に作者の様々な感慨が凝縮されていますね。


本年は拙ブログにお付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

では、みなさま、よいお年を!
  


2016.12.31 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



あなたは寺院派?それとも神社派?




私は寺院派。

京都や奈良に行くと真っ先にお参りしたいのはお寺。お寺の方がお堂や仏像など見るものが多様で興味を惹かれます。宗派によって特徴も色々ですし。運が良ければお坊さんの読経や護摩焚きを見ることも出来ます。法話を聞けることもあります。本堂で薬師如来像の前に座り、手を合わせたり、日本庭園を眺めていると心も落ち着きます。その点、神社はあまり見るものが無いですもの。

初詣もお寺にお参りする方が多いです。一時期、毎年のように母や友人と年末年始は比叡山延暦寺や高野山の宿坊に泊まったものでした。当然、初詣はお寺になります。東京にいても、川崎大師とか深川や目黒のお不動様に参ります。行くのは混雑する元旦ではなく、4日あたりです。

もちろん、神社に初詣することもあります。
私の偏見かもしれませんが…神社神道=右翼、国家主義、復古主義、好戦的、というイメージがあり二の足を踏むのです。特に、安倍政権になってからはそのイメージが強くなりました。2016年の元旦、神社本庁の呼びかけで、多くの神社で憲法改正の為のブースが設けられ、その署名活動が行われました。「美しい日本の憲法を作る国民の会」とか「誇りある日本をめざして」なる旗も掲げられていたのです。櫻井よしこの顔入りポスターまで貼って。キモッ!

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私は、絵馬に「美しい日本の平和憲法を守り、誇りある日本を!」と書いて奉納してやろうかと思った。でも、「ご利益」は無さそうだし、こんな神社で500円の絵馬を買うのも勿体ないので止めた。

政教分離に反するとの批判もあるようですが、それは違うと思います。神社本庁は宗教法人ですので彼等には活動の自由があります。それくらいの認識は私にもあります。

しかし、多くの参拝者が来る初詣を狙って改憲の署名活動をする…この根性が嫌らしい。さらに、「美しい日本」だの「誇りある日本」というキャッチコピーのセンスの悪さ!誰がこんな神社に初詣するか!

もちろん、神社によっては、神主さんによってはこうした活動に反対もしくは批判的な例もあるようです。自民党の大西英男議員が北海道5区補選の応援に行って、世話をしてくれた若い巫女さんに公認候補の応援を頼んだところ、その巫女さんに「自民党はあまり好きじゃない」と断られ、「おい、巫女さんのクセになんだ!と思った」と発言し、問題になったのを思い出します。批判を受け、大西議員は発言を撤回したようですがもちろん反省などしていない。

日本人なら一度は伊勢神宮や出雲大社にお参りしたいと思っていますが。。。

神社の悪口ばかりでは不公平なので神社の良さやお寺の悪口も書こう。

寺院は飛鳥時代の輸入ものですが、神社神道は日本伝統の宗教であり文化です。街中に溶け込むのは神社でしょうね。また、習俗として初詣だけではなく、七五三、お宮参り、お祭り、結婚式は神道です。子供たちの成長に神道は欠かせません。神社の境内は概して自由でブランコもあればベンチもあり、子供たちの遊び場や老人の憩いの場にもなっています。この点、お寺の境内はやや堅苦しさや窮屈さを覚えます。

神社は宗教、というイメージがあまり無いのも良い。初詣にしても取り立てて信仰心からではなく、生活習慣としてお参りする人の方が多いでしょう。たかだか5円~100円ぽっちのセコイお賽銭で、「無病息災」「商売繁盛」が成就すると、そんなムシの良い話を本気で信じているわけでもあるまいに(^o^)

鎮守の森とは良く言ったもので、京都の下鴨神社や東京の明治神宮を散策するとどこか霊気みたいなものを感じることもあります。神社と自然の森は一心同体。はるか昔から山川草木に神の存在を見て来た日本人の心の故郷です。寺院にはそれを感じません。ただし、山上にあり俗化されていない延暦寺は例外です。

神社の境内は無料ですが、境内に入るだけで拝観料をふんだくるガメツイお寺がよくあるでしょう。こういうの腹が立ちます。例えば法隆寺は境内に入る際に1000円!もの拝観料を要求されます。国宝のある仏殿や資料館に入る時に有料にするならまだ分かりますけどもね。紅葉で有名になった京都の某寺院はごく小さくてこれといって見るべきものも無いのに、境内に入るのに500円もふんだくるのですから、悪質です。

京都市内でタクシーの運転手に聞くと、お寺のお坊さんたちに対し悪口を言う例が少なくありません。「アイツラ、強欲な坊主ばかりだよ。威張ってるし」とバッサリです。

私は禅寺によくある日本庭園・枯山水を見るのは好きですが、禅寺特有の「お高くとまっている」雰囲気は嫌いです。大徳寺や妙心寺には多くの塔頭がありますが、入口を竹矢来のように組んで塞いでいるのを良く見ます。ケッ!偉そうに!仏の教えはオープンに広くて、誰でもどこでも差別なく、じゃなかったのかい?と言いたくなります。

その点、神社神道は良い意味で日本的ファジーさがあります。取り立てて経典があるわけでもなく、神主さんや宮司が偉そうに説教を垂れるわけでもなし。

「改憲運動」は結構ですが、神道の良さはファジーさにもあるのですから、一定の方向に凝り固まらずにいて欲しいものです。さもないと、ますます氏子を失い、人気を失い、神社は立ち行かなくなるかもよ。パワースポット!とか言って一部の若者に人気のある神社もありますが、それは所詮は一時の流行に過ぎぬ。

そんなことよりも、地元に密着した活動をしらどうか?結婚式で聞かされる祝詞にしても、「かしこみ~、かしこみ~」は何だろう?と思う人は多いです。祝詞の実演と説明の会を開けば面白そうです。日本の文化を少し詳しく教える(もちろん無料で)場を設けたりするのも良いかも。宗派・政治を問わず、誰でも自由に気軽に参加できる場を。そうすれば、強要しなくても参加者はお金は寄付してくれますよ。固定人気も生まれる。


井上章一著「伊勢神宮と日本美」(講談社学術文庫)によると、「日本独自の文化としての伊勢神宮の建築物」の内宮の様式ですが、実は東南アジアに源流があるそうです。

「日本独自の文化」はその源流を辿ると、中国や東南アジアに行き着くことが少なくありません。私もそうだろうと思う。「日本独自の文化!」を声高に叫びたい人には面白くない話でしょうけど。日本独自の平仮名だって源流を辿れば、中国の漢字→片仮名→平仮名となっていったものですね。

昔から日本人は創造性には乏しくても、加工・改良・洗練化する能力は高かったわけだ。



2016.12.30 | | コメント(18) | トラックバック(0) | 歴史・文化



フィギュアスケートのあれこれ:愚見も少々




●樋口新葉選手の海外のファンサイト。「wakababy」だって(^o^)。
サイトはここです
樋口選手の写真や映像がたくさんあっていいですね。
私は樋口選手は宮原選手に次ぐ実力者と思っています。
全日本フィギュアで3年連続の表彰台はダテではありません。
樋口選手が宮原選手に追い付き、追い越す為には、やはり3Aの習得が欲しいです。
彼女くらいの足腰のバネがあれば可能と思うのですが。果たしてどうなるか?


●パトリック・チャン選手のインタビュー記事
サイトはここです

サイト内の動画をご覧になると分かりますが、パトリックは次の四大陸選手権に出場する意志を表明しています。もちろん、正式発表はカナダ選手権後になるでしょうけど。彼が四大陸と世界選手権の両方に出場出来ることは100%間違い無いですので、ファンとしましては彼の演技をこれから3回も見ることが出来て幸せです。世界選手権で神演技を見せてくれれば、試合の展開によっては優勝は可能と思います。4回転サルコウも跳べるようになりましたからね。

スピンやスケーティングといった基本を猛練習しているとは、プロの中のプロですね。一流のプロは基本を大事にすると言われますが、パトリックがまさにそのモデルを示していますね。ズエワコーチのもとでモチベーションは高く、平昌五輪に向けての強い意欲が感じられて頼もしく思います(^o^)/


●高橋大輔さんの素晴らしいコラム
「世界フィギュア女子代表、この3人ならやれる」
サイトはここです

高橋さんが代表選手それぞれの特長を分かり易く説明しています。その選手に華があることと、実力があることとは必ずしも一致しませんよね。華があって実力も跳び抜けていれば人気スター選手になるでしょう。全盛期の浅田選手がそうであるように。ただし、華があるか否かは極めて主観的なことですから、ファンによってマチマチでしょう。浅田選手に華を感じないフィギュアファンもいるでしょうし、宮原選手や三原選手に華を感じるファンもいるでしょう。あるいは、華とかは関係無く特定の選手の個性に惹かれるファンもいることでしょう。

私が希望・期待するのは、エースの宮原選手を目標に、華も実力もある本田選手と実力主義の樋口選手という対照的な二人が切磋琢磨して女子フィギュアを盛り上げて行ってくれればと。もちろん、未来の予測は難しい。白岩選手や紀平選手、坂本選手や青木選手もいます。本郷選手も今の順位に甘んじてはいないでしょう。ここにベテランの浅田選手と村上選手が待った!をかけるような活躍をしてくれれば最高です。

男子は羽生選手という明確な高い目標があります。宇野選手が猛追し、同世代の田中選手と日野選手が奮闘し、ベテランの無良選手が爆発し…そんな展開でしょうか。男子も目が離せません。


●非常に気になること。ロシアのドーピング問題。
「ソチ金メダリスト・ソトニコワに禁止薬物疑惑…キム・ヨナ“五輪2連覇”の可能性も」
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韓国メディアなのでいささか先走っている感が強いです。まだソトニコワ選手は疑惑があるか否かもハッキリしていませんし、ましてや、ドーピングが確定しているわけではありません。

今後の続報が待たれます。

ただ、ロシアスポーツ界におけるドーピングの闇の底知れぬ深さに恐怖を感じます。

私はフィギュアスケートとドーピングはミスマッチな感じがしています。技術力が決め手となるスポーツでドーピングが明瞭な効果を発揮するとは思えないのです。ただし、演技時間の長いフリースケーティングでは演技後半までスピートやジャンプの高さを保つだけの体力や筋力が求められると思うので、ドーピングの効果はゼロではないかもしれません。

ソトニコワ選手だけではなく、現在活躍しているロシアの選手達の顔や、プルシェンコ選手やタラソワさんやミーシンさんの顔を思い浮かべると、彼等・彼女等がドーピングに関わっているとはとても思えないです。

私の認識が甘いのでしょうか?



2016.12.28 | | コメント(10) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



2016全日本フィギュアスケート選手権(完)




●私の順位予想(敬称略)

男子
優勝:宇野
2位:田中
3位:無良

男子の場合は…こうして考えますと女子と比べて層が薄いなあと感じます。羽生選手と宇野選手が突出しているので国際大会だけ見ている分には気が付きませんが。

羽生選手の欠場は残念ですが、四大陸と世界選手権の代表に選ばれますよね?



女子
優勝:宮原
2位:樋口
3位:浅田
4位:三原
5位:坂本
6位:本田


女子は宮原選手は別として、他は大混戦ですね。

選手達が異口同音に語るように、全日本は国際大会とは違った独特の雰囲気があると。それを良い方向に持っていける選手と、負の方向に流されてしまう選手とがいるようです。

ファンであればご存知とは思いますが、浅田選手はネ、昔から、不調なシーズンでも全日本では強さを発揮しています。追い込まれた時の強さみたいなものが浅田選手にはあります。そうでしょ?トリプルアクセルが跳べなくても、ミスを最小限に抑えられれば表彰台は見えて来ます。

樋口選手も全日本に強いですね。持ち前の負けず嫌いが良い方向に働くようです。

フリーは演技時間がジュニアよりも30秒長いので、その分だけシニアデビューしている三原選手の方が有利かな。

本郷選手と特に村上選手は今季不調ですが、全日本に強いと言えば強いですね。予想以上に彼女達が頑張ってくれると実は嬉しいのですが。

●男子ショートプログラム:結果
1位 無 良 崇 人 90.34点
2位 宇 野 昌 磨 88.05
3位 田 中 刑 事 85.68
4位 日 野 龍 樹 78.65
5位 佐 藤 洸 彬 72.01
…………

無良選手…冒頭の4Tは少しランディングで乱れましたがマイナスされない程度のもの。今季、4Tが比較的安定しています。次の3Aはいつもの高いジャンプで余裕のランディング。ドスン!と地響きがするようなランディングですよね。スピンはイマイチな感じですが、ステップはノリノリでとても良かったです。演技構成点で8点台後半が並ぶのは無良選手には初めてのことです。正直、90点台が出るとは思いませんでした。国際大会でもこれくらいの評価が貰えるといいですね。

宇野選手…うーん。。。4Fはステップアウトし、またしても4Tが決まりませんね。ショートではフリーよりも重圧がかかるのでその分だけ難しいことなのでしょうね。ジャンプで2つもミスしても88点台が出るとは、一昔前までだったらアンチから批判が出る得点です。パトリック・チャン選手がそうであったように。しかし、時代は変わったのです。ジャンプ以外はさすがの演技でした。宇野選手の小気味の良い演技。比類の無いスケーターと思います。

田中選手…冒頭の4Sで乱れましたが、無良選手との差はここだけであって、他ではほぼ良い勝負になっている感じです。両選手とも実に男っぽい演技ですよね。優雅な羽生選手や小気味の良い宇野選手の演技を見た後では、なおのこと男っぽさをプンプン感じます。

総合力を鑑みると、優勝候補としてはやはり宇野選手の有利は変わらないと思います。で、無良選手と田中選手の2位争い…実質2位までが世界選手権出場の権利を得る…これが見ものです。争いは熾烈です!田中選手と無良選手、どちらも同じくらい応援したくなります。

☆大学4年をもって、選手生活を終えるスケーターが多いですね。やはり、社会人になると選手との両立は難しいでしょうね。特にフィギュアは他のスポーツより遥かに練習量を要する競技と思えますし。観客の前で、中途半端な練習による不本意な演技を本番でするのは、おそらく、選手にとっては耐えがたいものもあるのかと察します。この点でもフィギュアスケートの選手の世界も実に厳しいですよね。それでも、それぞれの選手が自分なりの目標を持って全日本フィギュアに臨む姿を見ていると、私の胸が熱くなります。

☆浅田選手の状態は良さそうですが、願わくば、ショートプログラムで3Aを跳ぶのは止して、フリーで跳んで欲しいと思います。やはり、ショートでのミスは許されないでしょう。ここは2Aで精神的・肉体的に余裕を持たせ、あくまでノーミス演技を目指す方が得策と思うのですが。。。。。


●女子ショートプログラム:結果
1位 宮原知子76.49点
2位 本郷理華69.20
3位 樋口新葉68.74
4位 本田真凜67.52
5位 三原舞依65.91
6位 坂本花織63.36
7位 松田悠良61.63
8位 浅田真央60.32
………………

☆選手には選手なりのやり方や意思があります。演技をするのは選手です。コーチでもファンでもありません。選手本人が自分の好きなように試合をする…至極もっともであります。

しかし、ファンはファンなりの意見や感想があります。どのスポーツでもファンは選手や監督を称賛することもあれば、疑問を抱いたり批判をすることもあります。非難やクレーマーとは違います。応援しているからこそ、時には失望や幻滅を味わいます。それをファンはただ黙って見ていればよい、ひたすら応援していればよい、と大上段から正論?を言われれば、「ごもっともです」としか返す他はありません。が、応援しているからこそ時には黙っていられないこともあります。

浅田選手はやはり3Aを試み、やはり失敗しました。それも最悪の。すっぽ抜けで3Aは1Aに。得点は0点です。これが微妙な心理的影響を及ぼしたのであろう、やはり次の3F-2Loでは助走にスピードが欠けて3Fが回転不足となりました。演技構成点で宮原選手に次ぐ高い評価が出たため、辛うじて60点には乗せましたが、これで表彰台は遠のきました。すなわち、世界選手権の出場は厳しくなったのです。

結果論でブーブー言っているのではありませんよ。

試合前の公式練習で跳んだ何本かの3Aを見れば、とてもショートプログラムに入れられないレベルであることは素人でも分かります。特に、ずっと浅田選手を見て来たファンであれば。

私のような素人でも、「やはり」「やはり」「やはり」と、容易に予測のつく悪い結果。これまで浅田選手のこうしたシーンを何回見たことか。言葉は悪いが、「バンザイ突撃」としか言いようが無い拙劣な戦法。佐藤コーチはどうして止められなかったのだろうか?ショートでのミスが許されないことは、佐藤コーチは誰よりも知っているハズなのに。

大人しく?2Aを跳んでいれば、ノーミスで65~67点くらいは楽勝で出せた。

良くも悪くもこれが浅田真央の浅田真央たるゆえん…などと達観したような心境には私はなれません。あたしゃ、神様でも仏様でも修行僧でもありませんので。

ついでに観客にも批判を。浅田選手の本来のレベルには全く及ばない出来の演技にスタオベするか?スタオベはいつからこんなにチープなものに成り下がったのか?最近、スタオベの安売りが流行っているが、私はイヤだね。スタオベはトップスケーターの最良の演技に対してのみ行うべきよ。

疲れたな。。。でも、フリーで浅田選手が納得する良い演技が出来るよう応援する気持ちには変わりありません。私の好きな選手ですから。素敵なスケーターですから。

☆「浅田選手の美しい演技が見られるだけで幸せ!」というファンもいます。しかし、それならアイスショーなりEXを見ていれば済むことです。競技である以上、結果が求められますし結果がまさに大事と思います。


宮原選手…こんなに高いジャンプをする選手でしたか?とびっくりする素晴らしいジャンプでした。

本郷選手が戻って来ました!ステップは気迫が籠っていました。

樋口選手…ショートでは3Fをやめて、3Loと換えられないものか?ステップからの3Loが苦手なの?ノーミスであれば70点になるレベルには来ていますね。

本田選手…ようやく、やっと!良かったですね。

☆出場選手30人のうち、ジャンプ構成で3-3を予定していなかったのは、何と!たった2人だけ。こういうハイレベルな時代になりました。そして、ミスも少ないです。これだけ見ればロシアの最強女子選手団と遜色がありません。遜色があるのはスピンと、そして…はっきり言う…スタイル。


●男子:最終結果
1位 宇野昌磨280.41点
2位 田中刑事249.38
3位 無良崇人242.11
4位 日野龍樹230.31
5位 友野一希216.55
………………

ううう。。。無良選手。演技前半は凄く良かったのに!無良選手は気負いがあったのでしょうか。田中選手と宇野選手は重圧がかなりあったのでしょうか。上位選手にjミスが目立ちました。全日本フィギュアは恐いです。その中では日野選手が頑張った。あとは、4回転ジャンプを身に付ければ!

☆高橋大輔さん…まだ解説がぎこちないですが、暖か味のあるコメントをしますね。選手達の心の揺れ動きが手に取るように分かるのでしょう。たどたどしい言い方の中に選手達を思いやる優しさを感じます。

☆大庭雅選手のショートプログラム「ミッション」は安藤美姫さんの振り付けだったのか!安藤さんは振付師としての才能もあるかもしれません!Jスポで解説していた時の安藤さんは選手毎の個性・特徴を実に良く見ていて、説明も的確と思いました。こういうセンスは振付師にも向いているかも。

女子:最終結果
1位 宮原知子214.87
2位 樋口新葉199.49
3位 三原舞依198.17
4位 本田真凜196.11
5位 本郷理華194.28
6位 白岩優奈185.37
7位 坂本花織184.06
8位 村上佳菜子 182.55
9位 鈴木沙弥180.41
10位 松田悠良180.27


・浅田選手
高橋大輔さんが公式練習の出来をやたらと誉めていたので少し期待したけど、やはり、十二分な練習が出来なかった分が後半のスピードやジャンプに影響したように見えました。フリーでは3A、3F-3Loと攻めるのは戦術的に正解ですし、浅田選手の意地を見たと思います。そうした中で、ステップシークエンスンは…いつもながら…跳びぬけて素晴らしいですね。ジャッジは全員GOE+3の満点を出しました。不本意な結果で終わった今シーズンですが、腰痛と左膝痛を抱えながら頑張った浅田選手には心からお疲れ様でした、と言いたいです。まさか、引退しないでしょうね?

・樋口選手
難しい3Lz-3Tを前半と後半に決められる選手は滅多にいません。それと、スピンの切れ味がGPSの時より良かったと思います。彼女のように負けず嫌いの勝気で、勝つことへの欲望がギラギラしている女の子は日本人では珍しいと思います。そして、こういうタイプは人気者にはならないのです。私は好きだなあ。

・三原選手
宮原選手のお株を奪い、「ミス・パーフェクト」は彼女の元に!ジャンプはミスする気配は無し。回転不足になる気配も無し。ただし、スピンには課題がありそうです。表現面はまだどこかジュニアっぽさを感じますが、今はこれで十分でしょう。ともあれ、全日本で初の表彰台、おめでとうございます。フリーは2位ですよ!

・本田選手
ミスは一つだけ。調子が上がって来て良かったです。世界ジュニアの活躍も期待出来ますね。ウェルバランスなスケーターなのに、何故かステップシークエンスでのレベルの取りこぼし(ショート・フリー共レベル2)が目立ち、それほどGOEの評価も高くありません。ターン技術にどこか弱点があるのでしょうか。

・本郷選手
うーん。ショートで好発進したのに。。。昨シーズンの「リバーダンス」に戻したのは正解と思いますが、あまり弾けていなかったと思います。荒川さんが解説していたように、ジャンプに問題があると演技そのものも小さくなってしまうのでしょうか。フィギュアスケートって実に繊細なスポーツなんだなあ。

・白岩選手
明らかに身体が大きくなっているのに、ジャンプには影響していないようです。ルッツでもフリップでも3-3が跳べるとは、ジャンプの才能は凄いです。

・坂本選手
硬くなっていたのか、ここに来てジャンプの調子が少し下がったのか、全日本ジュニアの時程の豪快さが無かったように見えました。全日本ジュニア女王としては悔しかったでしょうね。

・村上選手
ジャンプ構成を下げたのは窮余の策としましても、結果として正解でした。やはり、ステップシークエンスは見応えがあります。音楽との融合、自然と滲み出て来る感情表現と、さすがはベテランと思います。

・鈴木選手
ここにもう一人の「ミス・パーフェクト」がおりました!細身で手足の長い選手に良く見られるジャンプの軸の美しさがあります。顔立ちもちょっと個性的で不思議な魅力を感じます。注目したいですね。
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・松田選手
冒頭の魅力的なコンビネーション3連続ジャンプ、2A-3T-3Loはまたしてもセカンドジャンプの3Tが回転不足判定でした。荒川さんの解説によりますと、3番目の3Loを跳ぶ為には3Tのランディングをちょっとだけ回転不足気味に降りないと難しいとか。荒川さんの説が正しいとすれば、認定はほとんど絶望的にしか思えないのですが(・・;)。

・宮原選手
全日本3連覇は快挙。押しも押されぬエースです。ショートプログラムは全日本、フリースケーティングはGPFが最高の出来でした。世界選手権では両方でベストの演技が出来ますように。


☆フジテレビの快挙。
演技中に画面左上にカウンターを設置し、採点や判定の動きをライブで表示したのは良いアイデアです。実施したジャンプやスピンの基礎点、加点、減点をリアルタイムで表示。また、ルールに詳しいファンであれば、スピンやステップの基礎点表示を見ればレベル4かそれより下の判定かリアルタイムで分かります。面白い試みと思います。

☆【早大生スケーター特別取材】涙のフリー…今井遥、ケガを乗り越え全日本で舞う
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19位だった今井選手にも、このようなドラマがありました。泣けました。浅田選手の怪我・故障だけが大きく報道されますが、少なからぬスケーター達が同じような困難と向き合いながら競技に臨んでいるのですね。技術の進化やジャンプの高度化が選手たちの怪我・故障を増加させているのではないかとの懸念があります。

怪我と言えば、女子のスキーモーグル競技やノルディックスキーのジャンプ競技でも、膝の十字靱帯損傷や断裂が多いと知りました。モーグル競技でのターンやエアーでは膝を酷使するでしょうし、ジャンプ競技では着地でモロに膝に負担がかかりますので、一つ間違えると大怪我になるそうですね。

競技が高度化すると怪我も増える…アスリートに怪我はつきもの、と簡単に言うけど、実際にはどれだけ大変なことであろうか。私には想像を絶します。

これは私の偏見かもしれませんが、柔道、ボクシング、レスリングともなれば怪我とお友達になりながらのスポーツという印象がありますし、マラソンや重量挙げに至っては身体を壊すスポーツそのものという感じすら抱きます。それでもこれらのスポーツに人生を捧げているアスリートがたくさんいる…凄いと思います。

しかも、そのお蔭で私は競技観戦を楽しんでいられるのかと思うと複雑です。

平昌五輪後のことですが、フィギュアスケートではショートプログラムの廃止案もあると聞いたことがあります。ファンとしては楽しみが減って困るのですが、選手達の負担を考えますとそれも一案かもしれません。



2016.12.23 | | コメント(47) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



「真田丸」:「おんな城主 直虎」「花の乱」など:愚見を少々





●「真田丸」の最終回
なんか、あっけなかったです。率直に言って、「ああ、いいのもを見せてもらった」という感慨は湧きませんでした。まあ、これまでの流れや演出・脚本から鑑みて、こんなものなのでしょう。

家康は最後までバカ殿であり、幸村や淀殿や秀頼の自害のシーンは描かず、きりは千姫を家康のもとに連れて来た後は全く描かず、最後にはどういうわけだか信之と本田正信が偶然に出会い、正信から領国経営の心得を聞かされるというベタなシーンを描く。これはこれで一つの演出だと思います。過去に何回も描かれて来たお馴染みのシーンを省略するのはイマドキの演出でしょう。軽妙なコメディタッチの演出の中に悲劇的場面を重々しく演じては木に竹を接ぐような矛盾も生じましょうから、ここは淡々と描くのも悪くは無いかもしれません。私の好みとは違いますが。

何のかんの言いましても、決して退屈はさせませんでした。適度に笑いあり、涙あり、気の利いたセリフも随所にありで、それなりに楽しめたドラマだったと思います。堺雅人の幸村はややもすると草刈正雄の昌幸に主役を食われていた感もありましたが、大阪城に入ってからは俄然、存在感を増しました。堺雅人は器用で良い役者と思います。

●大河ドラマでは決して描かれない大阪夏の陣の実態。

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大坂夏の陣図屏風

黒田長政が絵師に描かせたという「大阪夏の陣図屏風」。武士が農民の女性を襲うシーンや命乞いする農民を襲うシーン。実に生々しいですし、胸が痛みます。まさに、歴史をひも解くと、そこには女性や弱者の悲鳴がこだましているのです。「大阪夏の陣図屏風」はNHKの歴史番組でも取り上げられ、「戦国ゲルニカ」として放映されたことがありますね。おそらく、戦国時代には普通にあった出来事なのでしょう。

黒田長政が何故このような絵を描かせたのか謎です。普通なら己の勇ましい戦闘シーンを描かせるであろうに。黒田如水の息子であっただけに、他の戦国武将とは何か違う感性を持っていたのでしょうね。

私が言いたかったのは、こうした戦争の真の残酷さを決してテレビドラマでは描かないものであり、また、視聴者も…たぶん…そのようなものは見たくないと思っているのでしょう。絵で見るのとドラマで演じるのとではどちらの方がインパクトがあるかは明瞭です。それゆえ、結果的に、戦争ドラマや戦国ドラマにおいて、戦闘シーンが主役の武将を美化する為の道具となってしまうのを少し残念に思うものであります。

そこには、私も含め人間の矛盾もありましょう。現実には戦争を憎むけど、ドラマや映画となりますと、戦争シーンを興奮しながら楽しんで見たいと思う…何と言う矛盾でしょうか。


●2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」の公式サイト
ここです

「花燃ゆ」の二の舞になるのではないかとの予感もします。吉田松陰の妹も、井伊直虎も、よほどマニアックな歴史好きでも無い限り、知られていない女性でしょう。私なんか、幕末の井伊直弼は知っていても、家康の重臣であった井伊直政を知らないくらいですから、直虎など全くイメージが湧きません。

主役の柴咲コウは私の好きな女優ですが、「花燃ゆ」の主役を演じた井上真央に比べると一般的には何か親しみにくいタイプの女優という感じがします。しかし、柴咲コウの持つ、ある意味、中性的な雰囲気は、男的役柄の直虎に合っているように思います。脚本と演出と役者が上手くフィットすれば楽しめるドラマになるかもしれません。


●1994年大河ドラマ「花の乱」:ウィキ
ここです

風邪気味の中、仕事で無理をしたために拗らせてしまいました。熱で何もする気分になれない時こそ、テレビドラマを見るには最適です。で、室町時代の8代将軍足利善政とその御台所日野富子を描いた大河ドラマ「花の乱」のDVDを借りて全体の半分近くまで見ました。これは傑作です。私の見た大河ドラマでは最高の部類に入ります。

日野富子:松たか子→三田佳子
足利義政:市川新之助→市川團十郎
山名宗全:萬屋錦之介
細川勝元:野村萬斎

錚々たるキャスト!迫力有り過ぎ!
主役の三田佳子は完全に圧倒され、萬屋錦之介や野村萬斎に主役の座を奪われちゃった感があります。少女時代の富子を演じた松たか子はこの時16才。実に初々しいです。

☆室町時代や応仁の乱は日本史のブラックボックス
どんな歴史好きも室町時代だけは敬遠するのではないでしょうか?
理由
①特に目立つような、ドラマになるようなヒーロー的存在がいない
②内部分裂・内部抗争の連鎖で人物名が錯綜して鬱陶しい

②ですが、天皇家は南北朝に分裂し、足利将軍家は鎌倉公方だの伊豆公方だの、足利義視と義尚だのと内部分裂し、管領の畠山家や斯波家も内部分裂し、もう、ワケが分かりません。ましてや応仁の乱など頭が混乱するばかり。おそらく誰もが学生時代には試験勉強や受験勉強で四苦八苦させられたでしょう。

こんなに良く出来たドラマが最低視聴率だったのも分かります。
例えば、応仁の乱の勃発を受け、ドラマの中でナレーターが、「大乗院門跡の尋尊は日記に『東西南北、静謐な国はない』と記しています」と説明しますが、テロップが流れないので、見ている人には言葉も内容もチンプンカンプンです。こうした分かり難さも視聴率低迷の原因になったのでしょう。

私はたまたま新刊本の「応仁の乱」:呉座勇一著・中公新書、これを読んでいたのでナレーターの言葉も分かりました。大乗院門跡の尋尊とは興福寺の僧侶であり、歴史学者は彼の日記を応仁の乱の資料として重宝していると知りました。

日本史を理解する肝は土地の所有形態を理解すること。すなわち、荘園制度です。これは私の高校時代に先輩が強調していたことです。室町時代は天皇家・公家・寺社の荘園と武家の領国との最後のせめぎ合いでした。分裂と内部抗争の背景にこうした土地問題がありました。このことがある程度理解されると室町時代もなかなか面白いです。日本史の峠は室町時代である、と主張する学者が少なくありません。

こうした室町時代の複雑な状況を、「花の乱」では上手くアレンジしています。日野富子は日本史上の悪女の一人とされて来ましたが、最近の研究では見直されているようです。

ただし、22年前のドラマだけに、演出に「古さ?」を感じる面もあります。特に、役者が役者だけに、セリフの言い回し、イントネーションが少々大げさで苦笑させられます。

例えば、「お待ちしております」は、「お~まぁ~ちィして~おります」と。歌舞伎じゃないんだから、そんなに抑揚をつけなくてもいいでしょうに。「真田丸」とは大変な違いです。




2016.12.23 | | コメント(27) | トラックバック(0) | 歴史・文化



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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