2017年フィギュアスケート世界ジュニア選手権(完)




フジテレビ地上波で女子シングルのみショート・フリーを放映予定。男子はどうした?などと不満を言うまいぞ。地上波でしっかり放映してくれるだけありがたいと思わなくてはバチが当たりますぞ!

前にも書いたかもしれませんが、フジテレがフィギュア競技の放映でタレントを使わなくなったことを私は高く評価しています。私の想像ですが、視聴者から相当のクレームもあったのではないかと思ってはいます。タレントの下らぬ「解説」など喜ぶ視聴者はいないでしょう?※

※報道番組でタレントを解説に起用するのが「流行」になっていますが、テレビ局はこれが自分で自分の首を絞めることになると気がつかないのでしょうか?

※「テレビ離れ」とか言われていますが、その主な原因はテレビ局側の愚策にあります。低レベルなタレントなんかに偉そうな政治批評などさせるな!視聴者をナメとるのか?タレントが政治についてアレコレ言ったところで、所詮はテレビ局のマリオネットだ。毒にも薬にもならぬ能書きでしかない。

※動物番組でも民放ではタレントにアレコレと下らぬおしゃべりをさせる。無駄な時間稼ぎだ。視聴者は動物の珍しい実態や、動物そのものについての説明や新しい知識を求めているのであって、タレントの愚にも付かぬおしゃべりを聞きたいのではない!



で、メディアの方は本田真凜選手一色ですね。
坂本選手や白岩選手の方はほんの「付けたし」程度。実力的には3選手にはさほど差は無いのに、メディアの扱いがこんなに差別される例も珍しい。ま、本田選手が連覇する方が視聴率も取れますし、スポーツ紙も売り上げが上がるからでしょうね。メディアによって、「アイドル」が作られるプロセスの典型を見るようです。

残念ながら、本田選手の連覇は99%無いと思います。

ロシアのザギトワ選手がダントツで強いからです。ツルスカヤ選手も本来はザギトワ選手に劣らず強いのですが、怪我からの復帰戦ということでどうなるか不明ではあります。

ロシアの2選手に比べ、日本の3選手は…どう贔屓目に見ても…明らかに力が落ちます。

しかし、本田選手と坂本選手がショート、フリー共ノーミス演技をし、スピンやステップでオールレベル4を獲得して僅差の2位に入れば上出来と思います。特に、本田選手は表現技術や雰囲気に類の無い個性がありますので、ジャッジが高い評価を出す可能性もあります。

本音では、本田選手が最高の演技を披露してザギトワ選手を破って連覇したら!と願っていますけどね。それなれば実力の伴った本物のアイドルとして大いに歓迎します。

1%の可能性が100%になることは現実に良くあることです。


●女子ショートプログラム:結果
1 Alina ZAGITOVA 70.58点
2 Marin HONDA 68.35
3 Kaori SAKAMOTO 67.78
4 Eunsoo LIM 64.78
5 Yuna SHIRAIWA 62.96
6 Stanislava KONSTANTINOVA 58.90

ワクワクする展開になりましたね!おおッ!「1%の可能性が100%になること」が実現するかも!それも、本田選手の連覇又は坂本選手の初優勝と、二人共チャンスが!

ザギトワ選手。
あれえ?ロシア選手権で鮮やかに決めていた3Lz-3Loを跳ばず、3Lz-3Tに戻したのね。チェッ、な~んだ!もっとも、そのお陰で?日本人選手とさほど差が出なくて済んだけど(^_^;)。フリーでは跳んでネ!絶滅の危機に瀕している3Lz-3Loを死守して欲しいわ。※


うっかりしていました!ロシア選手権はシニアの大会であり、ジュニアは今季のショート規定で単独ジャンプが3Loに指定されていることを失念していました(^^ゞ。

本田選手。
最終滑走でしたが、集中していましたね。レベルの取りこぼしが目立っていたステップシークエンスでレベル4を取り、加点もたっぷり!これが本田選手の好調さを示すバロメーターなのです!フィギュアでは珍しい髪型のツインテールも彼女の可憐さを引き立ててグッドです。実に良く似合っていますね。ザギトワ選手よりも高い演技構成点が出ました。これは…フリーも大いに期待出来そうよ。

坂本選手。
彼女らしいスピード感溢れる爽快な演技!ジャンプの加点はザギトワ選手より多いのです!惜しまれるのは、ステップシークエンスでなかなかレベル4が取れないことです。う~ん、どうしてなんだろう?結果として、2位の本田選手との得点差の要因はここなのです。ともあれ、トップのザギトワ選手とは3点弱の差ですからフリーで逆転する可能性は十分にありますね。

韓国のイム・ウンス選手。
驚きました。この子、キム・ヨナさんに劣らぬ才能の持ち主ではないでしょうか?ジャンプの大きさといい、演技全体のクオリティの高さといい、表現のセンスといい…逸材でしょう。

白岩選手。
頑張りましたね!もしかすると必ずしも彼女のベストではなかったかもしれませんが、シーズン当初の怪我や腰痛と戦いながらよくここまで仕上げたと称賛するばかりです。

ツルスカヤ選手。
最初のコンビネーションジャンプを見た時点で、「本調子では無いな」と誰もが感じたのではないでしょうか?もちろん、フリーを見るまでは分からないですが。

上位3選手の演技構成点はほとんど差はありません。つまり、フリーではジャンプ1本のミスで順位が入れ替わります。フリーはエキサイティングになりそう。イム・ウンス選手や白岩選手の演技も楽しみです。で、フジテレビはウハウハでしょう(^◇^)。ゴールデンタイムに放映されるフリーは視聴率が期待出来そうですね。いいでしょう。世界ジュニアをこれだけ放映してくれるフジテレへのご褒美です。


●女子シングル:結果
1 Alina ZAGITOVA 208.60 点
2 Marin HONDA 201.61
3 Kaori SAKAMOTO 195.54
4 Eunsoo LIM 180.81
5 Yuna SHIRAIWA 174.38


急な仕事が入ってしまい、テレビ放映を見損った(;д;)
以下は、動画を見た上での感想と愚見です。

本田選手も坂本選手も世界ジュニア選手権にピークを合わせ、ショート、フリー共にノーミスで最高の演技!素晴らしいですね。白岩選手はミスはありましたが5位入賞は立派です。優勝こそロシア女子に持って行かれましたが、日本女子の大健闘です。特に本田選手はメディアに大注目され、連覇への期待という重圧の中にあってベストの演技をしたのですから、実力・人気共に揃ったスター選手に相応しい結果を残しましたね!

それにしても、ザギトワ選手は強過ぎます!
ザギトワ選手のフリースケーティング
ここです

その強過ぎる秘密ですが、彼女のジャンプ構成はトリプルアクセルや4回転ジャンプの無い女子にあっては、最も基礎点の高い難度構成です。

つまり、2回跳べるジャンプに関し女子選手のほとんどは3ルッツ2回と3トゥループ2回、又は3フリップ2回と3トゥループ2回ですが、ザギトワ選手は3ルッツ2回と3フリップ2回なのです。2位、3位の本田選手と坂本選手は3フリップ2回と3トゥループ2回です。

3ルッツの基礎点は6.0点。
3フリップは5.3点。
3ループは5.1点。
3トゥループは4.3点。

よって、ザギトワ選手と日本の2選手とでは、ジャンプの基礎点で計1.7点の差があるのです。しかも、彼女は7回あるジャンプ全てを基礎点が1.1倍される演技後半に持って来ていますので、なんやかんやで3点ほどの差がつきます。女子においては基礎点3点の差は大きいです。その上、ショートプログラムの時点から3ルッツを跳ぶザギトワ選手と3フリップの日本2選手とは0.7点の差があるのです。※


フリーのジャンプの基礎点。
ザギトワ選手…50.71点
本田選手…47.28点
坂本選手…44.74点

☆追記
坂本選手は演技前半に5つのジャンプを跳ぶ構成になっていましたが、さすがに来季は後半にジャンプを5つ跳ぶ構成に変えて挑むと宣言した模様です。


何故ザギトワ選手が3ルッツと3フリップを2回づつ跳べるか?
それは3ルッツー3ループという最も難しいコンビネーションジャンプを跳べるからです。ほとんどの選手は3ルッツー3トゥループか3フリップー3トゥループです。そして、女子では2アクセルー3トゥループの組み合わせのジャンプを跳びますので、どうしても基礎点の低い3トゥループを2回跳ぶことになります。

しかも、ザギトワ選手のジャンプは質という点でも上手い!

それと、もう一つ忘れてはならないのは、スピンの出来です。
やはり、ザギトワ選手のスピンはロシア女子に共通する上手さがあります。最初のスピンでも、スパイラルからすぐにフライングキャメルへと難しい入り方をして加点を増やしています。日本女子選手には見られない技術であり、それを可能にする脚力の違いもあるのかもしれません。

このようなザギトワ選手にノーミス演技をされたらジュニアでは誰も敵わないです。


4位入賞した韓国の逸材、14才のイム・ウンス選手。
やはり、唯者ではありません。キム・ヨナ二世と言われるわけだ。





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2017.03.17 | | コメント(40) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



2017年フィギュアスケート欧州選手権:メドベデワ選手の残念な行為




2017年フィギュアスケート欧州選手権:リザルト
ここです

女子シングル総合結果
1位 メドベデワ 229.71点
2位 ポゴリラヤ 211.39
3位 コストナー 210.52
4位 ソツコワ 192.52
5位 ルカヴァリエ 188.10
6位 ラジコワ 179.70

表彰台には至りませんでしたが、5位のルカヴァリエ選手や6位のラジコワ(ライチョヴァーとも表記)選手の著しい進化には目を見張るものがありました。

ラジコワ選手は3Lz-2Lo(基礎点6.8点)という、今ではあまり見られなくなったコンビネーションジャンプが持ち味です。セカンドジャンプに2Tを入れるケースが多いのですが、2Loは結構難しいようですね。アメリカのゴールド選手のような一流スケーターでも2Loを苦手とする例があるくらいですから。

また、ラジコワ選手はスピンの軸の安定と回転速度の速さ、ステップにおける表現技術に今まで以上の進化が見られ、押しも押されぬトップスケーターの仲間入りを果たした感があります。

ルカヴァリエ選手はもともと身体能力が高いようで、とてもキレの良い動きをしていたスケーターですがジャンプにやや難があったと思います。しかし、難しい3Lz-3Tをマスターした模様でショートもフリーもほぼ完璧に決めました。動画を見ると明瞭ですが、彼女の弱点はレイバックスピンで最後のビールマンに移行してから回転速度が落ちること、ビールマン姿勢そのものがあまり美しくないことでしょう。

●コストナー選手のショートプログラム
ここです

お帰りなさい!コストナー選手!ですね。
パトリック・チャン選手がミスター・フィギュアスケーティングであれば、彼女はミス・フィギュアスケーティングです。これぞ、フィギュアスケートの醍醐味、これぞフィギュアスケート本来の姿、とでも言いましょうか。彼女の長い脚から繰り出される片足走法でのひと蹴りの距離!グイーンと伸びる滑りは心地よいです。フリーレッグの線も絵に描いたように美しく、滑りの理にかなっているのでしょうね。

素人目にはメドベデワ選手よりコストナー選手のスケートスキルの方が上だと思うのですが、何故かメドベデワ選手の方が演技構成点5項目の全てで上回っているのです。ここが、私がフィギュアスケートという採点競技を観戦する上で常に壁となって立ちはだかる点です。

このモヤモヤ感の原因は、

①専門家による説明が無いこと。
②ジャッジの価値観&判断は素人の私にはなかなか理解出来ない「何か」があるのだろうという悔しさと無念さ。
③「採点競技とはこういうものだ」と割り切れない私の往生際の悪さ。
④エレメンツの質を評価するGOEはある程度は理解出来ても、演技の質を評価するPCSは調べれば調べる程ますます謎が深まるという、「蟻地獄状態」にあること。

逆に、これがフィギュアスケートに限らず採点競技の面白さ、興味の尽きない点でもありますが。

解説の中庭さんはメドベデワ選手を評して、「非の打ちどころの無いスケーター」と何度も言っていましたね。また、「クロスで滑る所が無く、常にステップ・ターンを踏みながら加速して行くので高い評価が得られる」とも言っていました。

この辺りがメドベデワ選手の高評価の謎を解くヒントなのかもしれません。

もちろん、彼女の演技は非常に上手い!強い!と私も思います。


●ルカヴァリエ選手のフリースケーティング
ここです

びっくりです!(@_@;)。
演技半ばで、歌舞伎のような衣服の早変わりという演出!
実に鮮やか!さすが、オシャレの大国、フランスならではの演出か!?
アイスショーでは普通に見られることですが、競技では私は初めてです。
単に衣装が変わるのではなく、音楽も変わりますので必然性があります。

最初に彼女の衣装を見た時、「あれ?ルカヴァリエ選手ってこんなにオッパイが大きかったっけ?」という感想でした。胸元が大きく膨らんでいるのですが、どこか不自然さも感じました。もちろん、そのグラマーな体型に私はかすかな嫉妬と劣等感を覚えながら見ていたのですが(・・;)。

なるほど!変身後の衣装の胸元を見て、納得しました(^^ゞ


☆欧州選手権で3位表彰台と、ロシア勢による独占を阻んだ29才のコストナー選手の活躍は、26才の浅田選手へのエールにもなるのではないでしょうか?

●男子シングル総合結果
1位 フェルナンデス 294.84点
2位 コフトゥン 266.80
3位 コリヤダ 250.18
4位 ヘンドリックス 242.56
5位 ビチェンコ 239.24


☆男子シングルですが、Jスポの解説はテクニカルスペシャリストの岡崎真さんでした。スピンでは種類や回転数をコールしてくれますし、ステップではターン一つ一つをコールしてくれるだけではなく、「今のループターンは回りきらなかったようです、ブラケットターンのエッジがやや曖昧だったかもしれません」等、問題点も指摘してくれますので、聞き応えがありました。元スケーターによる解説よりもずっと良いと思いました。私は民放でもジャッジやテクニカルスペシャリストを、せめてゲスト解説に招いて欲しいと思います。


男子は4位に入ったベルギーのヘンドリックス選手の演技…静と動を織り込んだプログラム…が印象的でした。4回転ジャンプこそありませんが情感のこもった演技は魅力的です。

コフトゥン選手がようやく…長かった不調…自信を取り戻したようです。演技修了直後にホッとした表情を見せていたのが実に印象的でした。世界選手権は出られるのかな?

フェルナンデス選手は優勝はしましたが、ミスを連発して本人比であまり良く無かったですね。世界選手権でどこまでブラッシュアップして来るのか注目します。

男子は欧州選手権よりも全米選手権の方が楽しかったなあ。。。どうしてかな。


☆メドベデワ選手がフリーでコンビネーションジャンプを4回も実施、なおかつ3Tを3回跳んだ件を私は非常に残念に思います。また、不愉快でもあります。

これはほぼ間違いなく故意です。
コンビネーションジャンプの跳び過ぎ(3回までの制約に反する)や、同一3回転ジャンプの跳び過ぎ(2回までの制約に反する)は、予定していたジャンプが跳べなかった為に後で追加しようとしてカウントを誤るケースがほとんどです。メドベデワ選手は演技冒頭から予定通りにジャンプを成功させていましたので、最後のジャンプは単独の2Aを跳んで終えなければならなかったのです。それを2A-3Tとしたのです。どう見ても故意です。

この為、3回目の3Tはノーカウントになり、2Aは基礎点の70%に下げられました。それでも2位に大差をつけての優勝でしたので、彼女には「安全に勝てる」との確信があったのでしょう。それで故意にルールに反するジャンプを跳んだものと思います。どうやら彼女は先のロシア選手権で故意に実施したように、ひとつ前の3S-3Tを3S-3T-3Tの3連続3回転のコンビネーション(これも3Tの跳び過ぎになります)にするつもりだったようです。それが出来なかったので最後の2Aに3Tをつけたようです。

国内選手権はともかく、欧州選手権のような伝統ある大きな国際大会でこのようなルール違反を故意に行うメドベデワ選手を私はとうてい支持出来ません。残念に思います。

彼女が強くて上手いのは分かりますが、少々傲慢ではないでしょうか?また、神聖な大会を汚すような行為ではないでしょうか?他の選手達にも失礼であり、恥ずべき行為と思います。ISUは彼女に対し、何らかの措置を取るべきではないでしょうか?さもなければ彼女は次の世界選手権でも同じ行為に及ぶ可能性があります。



2017.01.29 | | コメント(24) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



2016全日本フィギュアスケート選手権(完)




●私の順位予想(敬称略)

男子
優勝:宇野
2位:田中
3位:無良

男子の場合は…こうして考えますと女子と比べて層が薄いなあと感じます。羽生選手と宇野選手が突出しているので国際大会だけ見ている分には気が付きませんが。

羽生選手の欠場は残念ですが、四大陸と世界選手権の代表に選ばれますよね?



女子
優勝:宮原
2位:樋口
3位:浅田
4位:三原
5位:坂本
6位:本田


女子は宮原選手は別として、他は大混戦ですね。

選手達が異口同音に語るように、全日本は国際大会とは違った独特の雰囲気があると。それを良い方向に持っていける選手と、負の方向に流されてしまう選手とがいるようです。

ファンであればご存知とは思いますが、浅田選手はネ、昔から、不調なシーズンでも全日本では強さを発揮しています。追い込まれた時の強さみたいなものが浅田選手にはあります。そうでしょ?トリプルアクセルが跳べなくても、ミスを最小限に抑えられれば表彰台は見えて来ます。

樋口選手も全日本に強いですね。持ち前の負けず嫌いが良い方向に働くようです。

フリーは演技時間がジュニアよりも30秒長いので、その分だけシニアデビューしている三原選手の方が有利かな。

本郷選手と特に村上選手は今季不調ですが、全日本に強いと言えば強いですね。予想以上に彼女達が頑張ってくれると実は嬉しいのですが。

●男子ショートプログラム:結果
1位 無 良 崇 人 90.34点
2位 宇 野 昌 磨 88.05
3位 田 中 刑 事 85.68
4位 日 野 龍 樹 78.65
5位 佐 藤 洸 彬 72.01
…………

無良選手…冒頭の4Tは少しランディングで乱れましたがマイナスされない程度のもの。今季、4Tが比較的安定しています。次の3Aはいつもの高いジャンプで余裕のランディング。ドスン!と地響きがするようなランディングですよね。スピンはイマイチな感じですが、ステップはノリノリでとても良かったです。演技構成点で8点台後半が並ぶのは無良選手には初めてのことです。正直、90点台が出るとは思いませんでした。国際大会でもこれくらいの評価が貰えるといいですね。

宇野選手…うーん。。。4Fはステップアウトし、またしても4Tが決まりませんね。ショートではフリーよりも重圧がかかるのでその分だけ難しいことなのでしょうね。ジャンプで2つもミスしても88点台が出るとは、一昔前までだったらアンチから批判が出る得点です。パトリック・チャン選手がそうであったように。しかし、時代は変わったのです。ジャンプ以外はさすがの演技でした。宇野選手の小気味の良い演技。比類の無いスケーターと思います。

田中選手…冒頭の4Sで乱れましたが、無良選手との差はここだけであって、他ではほぼ良い勝負になっている感じです。両選手とも実に男っぽい演技ですよね。優雅な羽生選手や小気味の良い宇野選手の演技を見た後では、なおのこと男っぽさをプンプン感じます。

総合力を鑑みると、優勝候補としてはやはり宇野選手の有利は変わらないと思います。で、無良選手と田中選手の2位争い…実質2位までが世界選手権出場の権利を得る…これが見ものです。争いは熾烈です!田中選手と無良選手、どちらも同じくらい応援したくなります。

☆大学4年をもって、選手生活を終えるスケーターが多いですね。やはり、社会人になると選手との両立は難しいでしょうね。特にフィギュアは他のスポーツより遥かに練習量を要する競技と思えますし。観客の前で、中途半端な練習による不本意な演技を本番でするのは、おそらく、選手にとっては耐えがたいものもあるのかと察します。この点でもフィギュアスケートの選手の世界も実に厳しいですよね。それでも、それぞれの選手が自分なりの目標を持って全日本フィギュアに臨む姿を見ていると、私の胸が熱くなります。

☆浅田選手の状態は良さそうですが、願わくば、ショートプログラムで3Aを跳ぶのは止して、フリーで跳んで欲しいと思います。やはり、ショートでのミスは許されないでしょう。ここは2Aで精神的・肉体的に余裕を持たせ、あくまでノーミス演技を目指す方が得策と思うのですが。。。。。


●女子ショートプログラム:結果
1位 宮原知子76.49点
2位 本郷理華69.20
3位 樋口新葉68.74
4位 本田真凜67.52
5位 三原舞依65.91
6位 坂本花織63.36
7位 松田悠良61.63
8位 浅田真央60.32
………………

☆選手には選手なりのやり方や意思があります。演技をするのは選手です。コーチでもファンでもありません。選手本人が自分の好きなように試合をする…至極もっともであります。

しかし、ファンはファンなりの意見や感想があります。どのスポーツでもファンは選手や監督を称賛することもあれば、疑問を抱いたり批判をすることもあります。非難やクレーマーとは違います。応援しているからこそ、時には失望や幻滅を味わいます。それをファンはただ黙って見ていればよい、ひたすら応援していればよい、と大上段から正論?を言われれば、「ごもっともです」としか返す他はありません。が、応援しているからこそ時には黙っていられないこともあります。

浅田選手はやはり3Aを試み、やはり失敗しました。それも最悪の。すっぽ抜けで3Aは1Aに。得点は0点です。これが微妙な心理的影響を及ぼしたのであろう、やはり次の3F-2Loでは助走にスピードが欠けて3Fが回転不足となりました。演技構成点で宮原選手に次ぐ高い評価が出たため、辛うじて60点には乗せましたが、これで表彰台は遠のきました。すなわち、世界選手権の出場は厳しくなったのです。

結果論でブーブー言っているのではありませんよ。

試合前の公式練習で跳んだ何本かの3Aを見れば、とてもショートプログラムに入れられないレベルであることは素人でも分かります。特に、ずっと浅田選手を見て来たファンであれば。

私のような素人でも、「やはり」「やはり」「やはり」と、容易に予測のつく悪い結果。これまで浅田選手のこうしたシーンを何回見たことか。言葉は悪いが、「バンザイ突撃」としか言いようが無い拙劣な戦法。佐藤コーチはどうして止められなかったのだろうか?ショートでのミスが許されないことは、佐藤コーチは誰よりも知っているハズなのに。

大人しく?2Aを跳んでいれば、ノーミスで65~67点くらいは楽勝で出せた。

良くも悪くもこれが浅田真央の浅田真央たるゆえん…などと達観したような心境には私はなれません。あたしゃ、神様でも仏様でも修行僧でもありませんので。

ついでに観客にも批判を。浅田選手の本来のレベルには全く及ばない出来の演技にスタオベするか?スタオベはいつからこんなにチープなものに成り下がったのか?最近、スタオベの安売りが流行っているが、私はイヤだね。スタオベはトップスケーターの最良の演技に対してのみ行うべきよ。

疲れたな。。。でも、フリーで浅田選手が納得する良い演技が出来るよう応援する気持ちには変わりありません。私の好きな選手ですから。素敵なスケーターですから。

☆「浅田選手の美しい演技が見られるだけで幸せ!」というファンもいます。しかし、それならアイスショーなりEXを見ていれば済むことです。競技である以上、結果が求められますし結果がまさに大事と思います。


宮原選手…こんなに高いジャンプをする選手でしたか?とびっくりする素晴らしいジャンプでした。

本郷選手が戻って来ました!ステップは気迫が籠っていました。

樋口選手…ショートでは3Fをやめて、3Loと換えられないものか?ステップからの3Loが苦手なの?ノーミスであれば70点になるレベルには来ていますね。

本田選手…ようやく、やっと!良かったですね。

☆出場選手30人のうち、ジャンプ構成で3-3を予定していなかったのは、何と!たった2人だけ。こういうハイレベルな時代になりました。そして、ミスも少ないです。これだけ見ればロシアの最強女子選手団と遜色がありません。遜色があるのはスピンと、そして…はっきり言う…スタイル。


●男子:最終結果
1位 宇野昌磨280.41点
2位 田中刑事249.38
3位 無良崇人242.11
4位 日野龍樹230.31
5位 友野一希216.55
………………

ううう。。。無良選手。演技前半は凄く良かったのに!無良選手は気負いがあったのでしょうか。田中選手と宇野選手は重圧がかなりあったのでしょうか。上位選手にjミスが目立ちました。全日本フィギュアは恐いです。その中では日野選手が頑張った。あとは、4回転ジャンプを身に付ければ!

☆高橋大輔さん…まだ解説がぎこちないですが、暖か味のあるコメントをしますね。選手達の心の揺れ動きが手に取るように分かるのでしょう。たどたどしい言い方の中に選手達を思いやる優しさを感じます。

☆大庭雅選手のショートプログラム「ミッション」は安藤美姫さんの振り付けだったのか!安藤さんは振付師としての才能もあるかもしれません!Jスポで解説していた時の安藤さんは選手毎の個性・特徴を実に良く見ていて、説明も的確と思いました。こういうセンスは振付師にも向いているかも。

女子:最終結果
1位 宮原知子214.87
2位 樋口新葉199.49
3位 三原舞依198.17
4位 本田真凜196.11
5位 本郷理華194.28
6位 白岩優奈185.37
7位 坂本花織184.06
8位 村上佳菜子 182.55
9位 鈴木沙弥180.41
10位 松田悠良180.27


・浅田選手
高橋大輔さんが公式練習の出来をやたらと誉めていたので少し期待したけど、やはり、十二分な練習が出来なかった分が後半のスピードやジャンプに影響したように見えました。フリーでは3A、3F-3Loと攻めるのは戦術的に正解ですし、浅田選手の意地を見たと思います。そうした中で、ステップシークエンスンは…いつもながら…跳びぬけて素晴らしいですね。ジャッジは全員GOE+3の満点を出しました。不本意な結果で終わった今シーズンですが、腰痛と左膝痛を抱えながら頑張った浅田選手には心からお疲れ様でした、と言いたいです。まさか、引退しないでしょうね?

・樋口選手
難しい3Lz-3Tを前半と後半に決められる選手は滅多にいません。それと、スピンの切れ味がGPSの時より良かったと思います。彼女のように負けず嫌いの勝気で、勝つことへの欲望がギラギラしている女の子は日本人では珍しいと思います。そして、こういうタイプは人気者にはならないのです。私は好きだなあ。

・三原選手
宮原選手のお株を奪い、「ミス・パーフェクト」は彼女の元に!ジャンプはミスする気配は無し。回転不足になる気配も無し。ただし、スピンには課題がありそうです。表現面はまだどこかジュニアっぽさを感じますが、今はこれで十分でしょう。ともあれ、全日本で初の表彰台、おめでとうございます。フリーは2位ですよ!

・本田選手
ミスは一つだけ。調子が上がって来て良かったです。世界ジュニアの活躍も期待出来ますね。ウェルバランスなスケーターなのに、何故かステップシークエンスでのレベルの取りこぼし(ショート・フリー共レベル2)が目立ち、それほどGOEの評価も高くありません。ターン技術にどこか弱点があるのでしょうか。

・本郷選手
うーん。ショートで好発進したのに。。。昨シーズンの「リバーダンス」に戻したのは正解と思いますが、あまり弾けていなかったと思います。荒川さんが解説していたように、ジャンプに問題があると演技そのものも小さくなってしまうのでしょうか。フィギュアスケートって実に繊細なスポーツなんだなあ。

・白岩選手
明らかに身体が大きくなっているのに、ジャンプには影響していないようです。ルッツでもフリップでも3-3が跳べるとは、ジャンプの才能は凄いです。

・坂本選手
硬くなっていたのか、ここに来てジャンプの調子が少し下がったのか、全日本ジュニアの時程の豪快さが無かったように見えました。全日本ジュニア女王としては悔しかったでしょうね。

・村上選手
ジャンプ構成を下げたのは窮余の策としましても、結果として正解でした。やはり、ステップシークエンスは見応えがあります。音楽との融合、自然と滲み出て来る感情表現と、さすがはベテランと思います。

・鈴木選手
ここにもう一人の「ミス・パーフェクト」がおりました!細身で手足の長い選手に良く見られるジャンプの軸の美しさがあります。顔立ちもちょっと個性的で不思議な魅力を感じます。注目したいですね。
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・松田選手
冒頭の魅力的なコンビネーション3連続ジャンプ、2A-3T-3Loはまたしてもセカンドジャンプの3Tが回転不足判定でした。荒川さんの解説によりますと、3番目の3Loを跳ぶ為には3Tのランディングをちょっとだけ回転不足気味に降りないと難しいとか。荒川さんの説が正しいとすれば、認定はほとんど絶望的にしか思えないのですが(・・;)。

・宮原選手
全日本3連覇は快挙。押しも押されぬエースです。ショートプログラムは全日本、フリースケーティングはGPFが最高の出来でした。世界選手権では両方でベストの演技が出来ますように。


☆フジテレビの快挙。
演技中に画面左上にカウンターを設置し、採点や判定の動きをライブで表示したのは良いアイデアです。実施したジャンプやスピンの基礎点、加点、減点をリアルタイムで表示。また、ルールに詳しいファンであれば、スピンやステップの基礎点表示を見ればレベル4かそれより下の判定かリアルタイムで分かります。面白い試みと思います。

☆【早大生スケーター特別取材】涙のフリー…今井遥、ケガを乗り越え全日本で舞う
サイトはここです

19位だった今井選手にも、このようなドラマがありました。泣けました。浅田選手の怪我・故障だけが大きく報道されますが、少なからぬスケーター達が同じような困難と向き合いながら競技に臨んでいるのですね。技術の進化やジャンプの高度化が選手たちの怪我・故障を増加させているのではないかとの懸念があります。

怪我と言えば、女子のスキーモーグル競技やノルディックスキーのジャンプ競技でも、膝の十字靱帯損傷や断裂が多いと知りました。モーグル競技でのターンやエアーでは膝を酷使するでしょうし、ジャンプ競技では着地でモロに膝に負担がかかりますので、一つ間違えると大怪我になるそうですね。

競技が高度化すると怪我も増える…アスリートに怪我はつきもの、と簡単に言うけど、実際にはどれだけ大変なことであろうか。私には想像を絶します。

これは私の偏見かもしれませんが、柔道、ボクシング、レスリングともなれば怪我とお友達になりながらのスポーツという印象がありますし、マラソンや重量挙げに至っては身体を壊すスポーツそのものという感じすら抱きます。それでもこれらのスポーツに人生を捧げているアスリートがたくさんいる…凄いと思います。

しかも、そのお蔭で私は競技観戦を楽しんでいられるのかと思うと複雑です。

平昌五輪後のことですが、フィギュアスケートではショートプログラムの廃止案もあると聞いたことがあります。ファンとしては楽しみが減って困るのですが、選手達の負担を考えますとそれも一案かもしれません。



2016.12.23 | | コメント(47) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



2016グランプリファイナル&ゴールデン・スピン:その②(完)




2016グランプリファイナル:滑走順&リザルト
ここです

☆荒川静香さんの解説が良くなっている!やれば出来るじゃん(^o^)
視聴者に遠慮なんかしないで、技術的な解説をバンバンすればいいのよ。ルールや技の種類に関心の無い人は、ジャンプやスピンの名前をいったって関心が無いのですからどうせ同じことですよ。

●女子ジュニア:フリースケーティング
ザギトワ選手の凄い演技
ここです

ファイナル3位表彰台の坂本選手が「ロシアの選手はすごすぎる!」と言っていたようですが、ザギトワ選手の演技を見ると肯けます。冒頭に、スパイラルから直ちにフライングキャメルスピンに入っていますが、これだってバランスを取るのが難しいでしょうね。日本女子選手でこれをやる人を見ません。

3ルッツでも3フリップでも…きちんと跳び分けが出来る!…両手を上げてのタノジャンプで綺麗に決めるとは恐るべき14才です。しかも、基礎点が1.1倍される演技後半に7つのジャンプを全て入れ、ほぼ全て成功させるのですから、これは敵いません。彼女の風貌は可愛いというよりも、既に勝負師的な顔立ち。恐れ入る。ザギトワ選手は今回怪我で欠場したツルスカヤ選手と並び、ロシア女子の全盛期が当面は続くことを保証するような存在ですね。

紀平選手は残念ながら3Aは失敗しましたが、その後の演技を大きなミスも無く終えた所に彼女の強さと潜在能力を感じました。しゃきしゃきとした力強い滑りをする選手と思います。

ジュニア女子の1位・2位・3位は私の予想がズバリ的中!!<(`^´)>


●シニア女子:ショートプログラム
☆ついに浅田選手の持つ世界最高得点を超えたメドベデワ選手。女子では初の79点台!
しかしですね、フィギュアスケートはあくまで出来映えを競う競技であり、陸上や水泳のように記録を競う競技ではないですよね。大会毎に、ジャッジや技術審判が変わる毎に採点や判定傾向に差があるのは事実でしょうし、そもそも毎年ルールも変更されているのですから、世界最高得点に騒ぎ過ぎるのもどうかと思います。もちろん、選手達にとっては自分の演技の出来栄えや進化を確認する意味が大きいでしょうから、自己ベストに喜ぶのは分かります。が、それ以上の意味はあまり無いかと思います。少し、マスコミも煽り過ぎ、騒ぎ過ぎですよね。

メドベデワ選手の演技
ここです

メドベデワ選手の演技を見ていると、スケートをしていることを忘れ、まさしく「演技」を見ているような錯覚にとらわれます。ジャンプ、スピン、ステップといった各エレメンツの出来栄えはもちろん素晴らしいと思います。それ以上に凄いと思うのは彼女は常に何かをやっていて、ただ何となく滑っている箇所がほとんど無いんですよね。ジャンプ後直ちにステップを踏んで演技に入りますし、イーグルをしている時でも頭を動かして演技を行っています。音のリズムに合わせるだけではなく、冒頭から最後まで全ての振り付けで物語を演じているんですよね。肌理が細かい。

これだけ称賛しても、私個人としては、実は彼女の演技スタイルは好みではありません。コストナー選手や浅田選手のようなスケートの滑りの美しさや伸びやかさ、ポゴリラヤ選手やゴールド選手のようなダイナミックさやパワー、こうしたタイプの方が好きです。あくまで好みに過ぎません。

☆メドベデワ選手の演技構成点は9点台が並び、宮原選手の方は8点台が並んでいます。ううう。。。む。。。そんなに差がありますかね?宮原選手の洗練された演技はもっと高く評価されてもいいのに、チェッ!と思うのは日本人選手に対する私の贔屓目があるからでしょうか。

●オズモンド選手…前にも書きましたので彼女の素敵な演技スタイルについてここではクドクド書きません。一つだけ。荒川さんが触れていたように、彼女は体幹をどこかで鍛えたのでしょうか。少し軸のブレたジャンプでも根性降りで、しかも加点の貰えるようなジャンプ…高さがある!…が出来るようになりました。大きな怪我で試合に出られなかった間にトレーニングを積んだのかもしれません。目に見えない努力というものを彼女の復活から感じ、感銘を受けました。


●女子フリー
解説の荒川さん…ジャンプの回転が不足している時やルッツやフリップジャンプにエッジエラーがある時、荒川さんは黙るんですよね。それ以外の時は、「加点の貰える良いジャンプです」「高さがあってランディング後の流れもありました」と言うのよね。お願いだから、黙らないで率直に指摘して下さい。「回転はどうだったでしょう?」「踏み切りのエッジはどうだったでしょう?」くらいの言い方なら抵抗が無いと思います。

宮原選手が大健闘の2位!凄いです。強くて上手い宮原選手が戻って来ました。小柄なのに大きな動きと滑り、そして力強さすら感じました。ジャンプに高さもありました。正直、過去の2戦の出来からはここまで素晴らしい演技をするとは予想していませんでした。予想が外れて良かったよ(^_^)/。孫子の兵法を読んだ効果が出たか?(^o^)。

ショートプログラムの時よりも演技構成点の評価が8点台後半に上がっています。ショートの時は評価が辛過ぎたとジャッジは反省したのかな?ナンチャッテね(^_^;)

惜しくも表彰台は逃しましたが、オズモンド選手も素晴らしいフリー演技をしました。柔らかに流れるような滑りは快いです。ステップシークエンスはロシア女子が「これでも足りないか!?」と言わんばかりのコッテリとした内容で迫るのとは対照的で、オズモンド選手のは割合とあっさりしていますが、流れの美しさを感じます。誰だ!「省エネステップ」などと憎まれ口を叩くのは!これでレベル4が取れてGOEの加点も1.30点貰えるなら素晴らしいじゃないですか。今シーズンは北米組がイマイチな中で、彼女の孤軍奮闘は頼もしいです。


●男子フリー
宇野選手、神演技とまでは行きませんでしたが見事な演技で3位表彰台!今後はショートとフリーの2本を何とか揃えてね。クリムキンイーグルから最後にクロスフットで終えるコンビネーションスピンまでの「盛り上げパターン」がすっかり定着しましたね。良い印象を残す終わり方と思います。これも宇野選手の強みです。

羽生選手が4連覇の金字塔!フリーの神演技は世界選手権用の楽しみに残して置きましょう。4Sー3Tは演技前半に移し、単独の4Sを後半にした方が安全で良いんじゃないでしょうか?ネイサン・チェン選手もボーヤン・ジン選手も後半に4回転ジャンプ2本に3A2本などという「鬼の難度構成」は躊躇するでしょうに。しかし、羽生選手なりの信念があるのでしょうね。今シーズンのフリープログラムは昨シーズンと比べて特長が乏しくて不評なようですが、私は好きですよ。このような静けさと柔らかさを核とした音楽が似合うのは、羽生選手とアボット選手くらいでしょう。

パトリックとフェルナンデス選手がここまで崩れるとは予想しませんでした。やはり、ショートとフリーの2本を揃えるのは難しいのでしょう。特に今のように複数の4回転ジャンプが求めらえる時代では。


チェン選手、凄かった!表彰台があると予想はしていましたが。。。演技前半に4回転ジャンプ4本を固め打ちにし、後半に3Aを1本入れるというのは、勝負!という点である意味賢い選択ですね。そもそも、4回転ジャンプ4本の固め打ち、これ自体が凄過ぎて宇宙人的世界のお話です。それにしても若いのにタフですね。最後までスピードも勢いも落ちないとは。ジャンプの回転軸の細さと速さは鬼神だ!

☆パトリック・チャン選手はフリーで珍しく3回もジャンプで転倒しましたが、演技そのものは良かったと思いますよ。身体のキレも良く、ステップもスピンも他の3回転ジャンプも見事でした。今後に期待出来ます。そして、何よりも、4回転サルコウを初めて成功させました!それも鮮やかに!良かった(●^o^●)

☆年々、羽生選手のイナバウアーの反り具合が小さくなり、滑走距離が短くなっている感がありましが、今回のフリー演技では改善され、荒川さんのような腕の使い方も見せていて良かったですね。

☆羽生選手のショートプログラムのリピート映像、何回流せば気が済むのかテレ朝さん。そのような時間をペアやアイスダンスの演技を映す時間に使って欲しかったです。もう少しシングル競技以外の種目も流して欲しいですね。

☆羽生選手のEX、初めてテレビで見ましたが実に素晴らしかったです!いやあ~、ウットリしちゃいました。これは羽生ファンならずとも、惚れ惚れとしますね。女子選手顔負けのエレガントで流麗な演技です。

☆テレ朝に対し、ライブで放映しろ!との批判を目にしましたが、これは酷というもの。夜中~早朝に放映したら視聴率は期待出来ませんし、付くはずのスポンサーも付かなくなります。NHKのようには行かないです。

それよりも、10分か8分に一回流れる鬱陶しいCMを止して欲しいですね。白けます。途中では2回程度に減らし、残りは番組の冒頭と最後にまとめて流してくれ。スポーツ番組でもドラマでも報道番組でも、日本の民放テレビのようにバカスカCMを途中で入れる国は無いのではありませんか?




2016.12.11 | | コメント(22) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



2016グランプリファイナル&ゴールデン・スピン:その①




2016年グランプリファイナル(シニア&ジュニア):滑走順&リザルト
サイトはここです

●ジュニア女子シングル順位予想(男子は省略)
優勝:ザギトワ
2位:グバノワ
3位:坂本
4位:ヌグマノワ
5位:本田
6位:紀平

●シニア女子シングル順位予想
優勝:メドベデワ
2位:ポゴリラヤ
3位:ラジオノワ
4位:ソツコワ
5位:宮原
6位:オズモンド


女子シニア&ジュニアの順位予想ついて、私の根拠はごくシンプルでして、ジャンプのミスの無い選手が優勝する、表彰台に立つというものです。ロシア女子はジャンプのミスが呆れるほど少ないです。

これに対抗出来るのはジュニアでは今季絶好調の坂本選手だけです。ジュニアの本田選手と紀平選手はジャンプの安定性にやや欠けます。シニアではオズモンド選手と宮原選手がそうです。

女子の場合、ジャンプ構成はどの選手もほぼ同じで大差は無いです。基礎点が1.1倍される演技後半に何回持って来るか、トリプルルッツが2回か、トリプルフリップが2回かの違い程度です。また、このクラスの選手はスピンやステップの出来栄えや演技構成点の評価も大差はつかないです。やはり、決め手はジャンプでミスの無いことです。

シニアもジュニアもロシア女子が表彰台を独占する可能性が大きいと思います。


ジュニア男子では韓国のチャ選手に注目です。チェン選手に続く逸材でしょう。


●男子シニア順位予想
優勝:フェルナンデス
2位:羽生
3位:チェン
4位:パトリック
5位:宇野
6位:リッポンポン


今季はフェルナンデス選手がシーズン当初から好調。抜群の安定感です。総合的に彼が一番強い状態と見ます。羽生選手は4回転ループという難しい4回転ジャンプを入れたことで、昨シーズンと比べて安定性や演技全体の完成度に少し手間取っていると思います。

若いチェン選手は伸び盛りであり、勢いも感じます。ショートプログラムで4ルッツー3トゥループ、4フリップ、トリプルアクセル、という超難度構成プログラムをノーミスで終えれば表彰台に近づくと思います。

パトリックがこの辺りで一つのピークを迎えそうな予感がします。今季、壁となっているショートプログラムをノーミスで終えれば表彰台の可能性があります。彼のスケート技術の素晴らしさはこのクラスの中でも断トツでしょう。4回転サルコウを成功させる姿が見たい。

宇野選手ですが…気負い過ぎてミスりそうな予感が(^_^;)。予想が外れることを願っています。

リッポンポンは氷上の舞台俳優として一皮剥けました。勝負を度外視すれば最も見応えのある演技をしていると思います。が、如何せん、4回転ジャンプが少な過ぎます。


☆GPFとほぼ同時開催のゴールデン・スピン・オヴ・ザグレヴも注目。
滑走順&リザルト

女子では久しぶりにカロリーナ・コストナー選手が出場します。彼女の卓越した滑りを見られるだけでエキサイトしますが、ジャンプの方はどれだけ戻って来ているかですね。彼女は現在、ミーシンコーチの下で主にジャンプを練習しているそうですね。動画のアップが待ち遠しいです。

他に、ゴールド選手、トゥクタミシェワ選手、レオノワ選手といった一流スケーターも出場しますし、男子ではデニス・テン選手が出場します。ゴールド選手は今季スランプみたいですが、復調しているか。

●カロリーナ・コストナー選手の斬新的な新ショートプログラム
ここです

もう一つ、別角度からのもの
ここです

他の出場選手の動画もここから見られます。

初戦から3T-3Tをバッチリ決めて来ましたね!また、コストナー選手ならではの大きくて伸びやかなスケートも健在です。2Aの直後にトゥでトトトッとリズムを刻むところも良いです。

選曲は最初は和風ですね。和太鼓や歌舞伎のバッタのような音も聞こえて来ます。
その次は、「Bonzo’s Montreux」(レッドツェッペリン)でしょうか?

下が短パン風のレオタード的衣装が斬新的です。手足が長いので良く似合います。

ボーカル入りが認められた中で、太鼓やドラムを中心とした選曲とは、こちらもなかなか斬新的ですね。そもそも、コストナー選手はストーリー性のあるドラマティックな音楽を好んで選曲するタイプでは無いですね。それは彼女の滑りや演技スタイルの個性でしょうね。ボレロが似合うスケーターです。

3Loでミスっていますが、それでも70点近い得点です。さすがです。問題はフリースケーティングです。4分間スピードを落とさずにやり遂げるだけのスタミナがあるかどうか、7回のジャンプをどれだけミス少なく終えられるかどうか。29才のコストナー選手の頑張りは浅田選手へのエールにもなるでしょう。

●グレイシー・ゴールド選手は絶不調ですね。今シーズン、3ルッツやダブルアクセルが崩壊寸前です。特に怪我や故障があるとの情報は聞きませんので、やはり、スランプなのでしょうか。このような時、村上佳菜子選手の例にあるように、思い切ってプログラムを昨シーズンのものに戻す手もありかと。

☆いつのまにか、女子シングルと男子シングルの逆転現象が!
大会における男女の演技スケジュールは、少なくとも、ソチ五輪シーズンまでは概ね男子の演技が先で女子が後でした。ところが、NHK杯もファイナルもいつの間にか女子が先で男子が後に変わりました。これは、男子の方が「真打ち」という扱いになったことを意味すると思います。確かに、この数年、男子シングルの方がエキサイティングですし、ビッグスターも揃っているという感じがしますものね。一般の人気も男子シングルの方が上でしょう。女子はロシアの一人勝ち状態であることも人気を下げている理由の一つかもしれません。

●ジュニア女子ショートプログラム
なーんだ!映したのは日本人選手2人だけかよ。「世界一決定戦!決定戦!」なんていう下らない煽りの時間を減らせばロシア女子3人分の演技を映す時間はあった。せめて、SP首位のザギトワ選手くらい見せてよ。

坂本選手…本人比ではもう一声、という感じ。特に3F-3Tはベストの出来ではありませんでしたし、キャメルスピンでは少しトラベリングがありました。しかしながら、大舞台の緊張した場面でほぼノーミス演技で終えたのは素晴らしいですね。スリーターンからの3Loは高さも幅もあり、ランディング後の流れもありました。最初から最後までスピード感があって爽快です。もう少し腕の使い方が洗練されたら演技構成点の評価も上がるのではないでしょうか。が、今はこれでいいのだ!2位スタートは上々と思います。ロシア女子の表彰台独占は阻止しましょう。

紀平選手…ちょっと硬くなっていたでしょうか?表情も硬かったです。今季、主な国際大会に出るのはこれが最後でしょうからフリーでは開き直って思い切りかっ飛ばして欲しいです。3A決めて!

●男子ショートプログラム
6分間練習の前に選手6名が氷上に並んで、アナウンスが観客に選手を一人づつ紹介するやり方は良いですね。6分間練習の最中にアナウンスされるのは少々鬱陶しい感じがしていました。

嗚呼、リンクに近い特等席を占領している観客のほとんどは日本人女性ですね。わざわざ日本から観に来たのでしょう?ビョーキ、ビョーキ。それも重症の。しかして、羨ましいビョーキよ。


フェルナンデス選手…ありゃ?どうしたの?ジャンプで2本も大きなミスをするなんて。これでも91点台が出ちゃうんですね。数年前までなら80点台前半くらいの点数だったでしょう。時代が変わったのだ。

パトリック…来ました!待ち遠しかったSPでのノーミス演技。こんなに鮮やかな3A、パトリックでは珍しい方。ニュース等のコメント欄を見ると、得点は100点越えても良かったのではないか?との声もチラホラと。驚いた!ソチ五輪まではパトリックが高い得点を出すと、やれ銀河点だのやれテンコ盛り点数だのやれカナダアゲだのと、さんざん槍玉に挙げられたのにサ。何なの?この違い。時代が変わったのだ。

宇野選手…6分間練習の時から何か様子が変でしたね。滑りのリズムが合わなかったのか、それとも気負いがあったのか。一番ミスしてはいけない4T-3Tで転倒しちゃった。うう。。む。。変な転び方をしましたが足は大丈夫でしょうか?演技終了後に、何か足を庇っているような動きがありましたが。

チェン選手…これまでミスの無かった4Fで転倒し、その代わりに苦手の3Aは見事に成功。なかなか上手く行かないものですね。これ以上は無い超難度構成ですからネ。

リッポン選手…冒頭の3F-3Tで回転不足があったのは痛い。が、演技冒頭で音楽に合わせてヒョイと向きを変える振り付けからリッポンポンの色気に惹きこまれました。タンクトップ衣装でこれだけ雰囲気が変わるものなんですね。ステップシークエンスはどの選手のものよりも私の気に入った!エキサイティングで目まいがした。

羽生選手…NHK杯よりも乗っていましたね!やはり彼はある種の天才を与えられたスケーターと思います。音楽はロックでも彼の演技や滑りは実に綺麗なんですよね。男子なのに力を使っている感じがまったく無くて、スゥ~、スゥ~と流麗に演技が行われている感じです。男子では珍しいタイプと思います。



2016.12.07 | | コメント(12) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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