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2017年ジャパン・オープン:感想と愚見を少々




女子フリー・結果
1.Evgenia MEDVEDEVA(ロシア)152.08点(PCS:75.05点)
2.Mai MIHARA(日本)147.83点(PCS:70.58点)
3.Alina ZAGITOVA(ロシア)145.28点(PCS:66.07点)
4.Mirai NAGASU(アメリカ)134.69点(PCS:62.12点)
5.Marin HONDA(日本)133.41点(PCS:64.21点)
6.Karen CHEN(アメリカ)116.32点(PCS:62.10点)

☆ジャパンオープンは評価が甘めとの風評がありますが、果たしてそうなのか?

☆PCS(演技構成点)に注目
スケートの名手、浅田真央さんですら、70点以上に達したことがないのですよ。。。
それが。。。PCSの出し方も、以前とは変わったのでしょうね。

宮原知子選手の出来具合がどうなるか。
三原選手も樋口選手もPCSの評価が高くなり、宮原選手とほとんど差が無くなっています。
宮原選手の優位性が減ったことで、五輪代表戦はいよいよ熾烈になりますね。
本田選手だって、これから評価が高まって行く可能性があります。
ソチ五輪シーズン当初、ソトニコワ選手とリプニツカヤ選手のPCS評価がみるみる上昇したことは今も鮮明に覚えています。まさか、ソトニコワ選手が五輪で優勝するなんて、私も全く予想しませんでしたよ。


●三原舞依選手のフリー:ガブリエルのオーボエ
ここです
素晴らしかったですね!
「2年目のジンクス」など吹き飛ばす会心の演技!
淀みなく流れる綺麗な滑り!

樋口選手もそうですが、三原選手のスケートも良く滑り、良く伸びていますね。
樋口選手には力強さがあり、三原選手には滑らかさがあります。

ステップシークエンスのGOE(出来映え)評価がメドベデワ選手よりも高い!
これは凄い!

三原選手の演技、頑張はどんなに称賛しても称賛し切れるものではありません。
ただ、一つだけ私の率直な意見としては、プログラム全体から受ける印象は、まだ「滑って、跳んで」という色合いを強く感じます。もう少し、エモーショナルな噴出があれば良いのに、と感じます。


●アリーナ・ザギトワ選手のフリー:ドン・キホーテ
ここです
昨シーズンから持ち越したプログラムですが、より洗練された感じがします。
概して、パワフルでイケイケな演技をするザギトワ選手ですが、イナバウアーやレイバックスピンを見ると、案外と柔軟性もあるようです。美形でスタイルが良いのも得ですね。

ジャンプは例によって両手を上げるタノが炸裂ですが、それよりもジャンプそのものの質と音楽との一致こそが彼女の強味であり、演技の見所だと思います。

☆ちょっと、八木沼さ~ん!
ザギトワ選手が跳んだ2つのダブルアクセル(2A)の直前のターンについて。。。
1本目について、八木沼さんは「スパイラルからカウンターをして2A」
2本目についても、「カウンターからの2A」
と解説。

エッ?あれはどう見てもブラケットターンと思いますが。。。
カウンターターンは「グルーン」と回りますが、ブラケットターンは「ヒョイ」と回る感じで。
八木沼さんの解説が正しいとすれば、私はターンの勉強を一からやり直さなくてはなりません(・・;)

ファントム様~!


●本田真凜選手の演技について。
概して、厳し目の意見が散見されます。
そうかなあ。。。

三原選手だって、昨シーズン、130点以上が出たら大喜びしていたんですよ!
本田選手にはジャンプで一つミスがあり、ステップではレベル2で大きな取りこぼしがありました。それで134点台はとても高い得点と思いますよ。

本田選手がノーミスでレベルの取りこぼしが無ければ技術点は4点くらいアップし、PCSもアップするでしょうから、140点台に達する可能性は十分にあると思います。これって、凄いことですよ!

ただ、これは私の好みかもしれませんが…16才の彼女に「トゥーランドット」はちょっと早過ぎでは?


●長洲未来選手のトリプルアクセル(3A)。
24才にして3Aが本番で跳べるようになるなんて凄過ぎます!
これは他の女子選手に希望を与えるでしょう。
早く、クリーンに決める瞬間が見たいですね。

ただ、今回の演技では全体的に少しスピード感に欠けるような気がしました。


●メドベージェワ選手のフリー:アンナ・カレーニナ
ここです
例によって、「小池劇場」ならぬ、「メドベージェワ劇場」の始まりです。

例によって、一人、別次元の演技です。恐れ入りましたm(__)m

その上手さ!強さ!…心憎き巧みの者かな!、と歯がみをしたくなります!

こういう比較はある種のお遊びでしかありませんが…21世紀の最強の女子シングルスケーターはキム・ヨナさんと思っていましたが、メドベージェワ選手はその上を行きますね。

彼女のような選手の演技には、以下のようなケチの付け方しかありません(^◇^)
①クサイ演技だなあ~。
②なんか、心に響くものがないのよね~。

つまりは、やっかみ半分ですな。


●男子について。
ネイサン・チェン選手も宇野選手も、残念ながら「荒れた演技」になってしまった感じです。
4回転ジャンプを4本も5本も決めようっていうのですから、超人的であり、超大変です。
そうした中、プログラムの完成度という点ではフェルナンデス選手に「一日の長」があるようです。

こういうのを見ると、なるほど、ISUが4回転ジャンプの基礎点を大幅に下げることを決め、演技時間を30秒短くしてジャンプを1本減らし女子と同じにすると決めた理由が分かるような気がします。

プログラムの完成度をもっと重視しようとの狙いもあるでしょうが、何と言いましても、選手達の怪我や故障を減らす必要がありますしね。




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2017.10.08 | | コメント(20) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



日経の原真子記者と羽生結弦選手&日本女子とトリプルアクセル:追記あり




☆リサイクル 【recycle】
資源の節約や環境汚染の防止のために,不用品や廃物を再生して利用すること。

「リサイクル」という言葉は幅広い分野で多用され、意味合いには幅があります。

日経新聞・原真子記者のコラムの内容と問題点についてはこちらのサイトを参照下さい。
ここです

●羽生結弦選手の五輪シーズンのプログラムは、ショートはショパンの「バラード1番」、フリーが「SEIMEI」と決まりました。2015~2016年シーズンで使用された演目と同じです。

両方とも過去の演目を使うというのは稀でしょうし、目新しさ、という点ではちょっと残念に思います。しかし、どんなプログラムで演じようとも選手の自由です。むしろ、羽生選手の五輪連覇への強い意思を感じます。

どのスポーツでもそうですが、やはり、アスリートは勝ってこそ、です。

あまり強く無いアスリートの中にも魅力的な例は多くありますが、それは特別です。

今季の羽生選手のプログラムについて、原記者は気の効いた言葉として「リサイクル」と書いたのかもしれませんが、フィギュアファンには悪い印象を与えます。私も「これはないな」と思いました。

原記者はリサイクルの意味をきちんと考えなかったのでしょうか?それとも、嫌味を込めたのでしょうか?

私は高橋大輔さんについての原記者の著書を楽しく読んだことがあります。大輔ファンには違いないでしょう。それだからこそ、羽生選手に対するネガティブ的とも受け取れるような表現は注意が必要でしょうね。

羽生ファンを怒らせるような書き方は、ファンの過剰解釈よりも、書き手の問題が先にあります。

ただし、私が引用したサイトは羽生選手への思い入れが強いのか、宇野選手が好きではないのか、やや感情的なコメントも見られます。宇野選手の今シーズンのプログラム「トゥーランドット」に対するコメントはちょっと暴走気味です。

羽生選手がそうであるように、宇野選手や本田選手が「トゥイーランドット」を使用するのも自由ですから。プログラムの選択にケチをつけるのは、せめて、試合での演技を何度か見てからにしましょう。


☆原記者はツイッターで、羽生結弦選手が16日、横浜アイスアリーナで行われた神奈川区制90周年イベントに参加し、選ばれた小学生以下70人に、30分に渡りスケート教室を行った話題を取り上げていますが、ここでも批判されています。
ここです

何故か、文章の主語となる羽生選手の名前を書かず、EX「花になれ」を「花になる」と誤って書いています。羽生選手に失礼ですよね。ファンから指摘を受け訂正はしていますが、謝罪の言葉は無し。

ことほどさように、ファンからは「原記者は羽生選手に対する悪意がある」とみなされています。誤解もあるのかもしれませんが、この場合、誤解する側の問題よりも、誤解させる側の問題の方が大きいですね。

原真子記者は高橋大輔さんや宇野選手が好きで、羽生選手が好きじゃないのかもしれませんが、記者としては問題があると私も思います。

今回、ファンから非難が多く寄せられたでしょうけど、原記者はちっとも反省などしていないでしょうね。何故かって?マスコミ人の辞書には「反省」の文字は無いからです。

田村明子さんとい、原真子さんといい、フィギュアスケートのコラムを担当する女性ライターさんには、好みや感情が優先されているような書き方が目につきます。

プロのライターさんが、ファンと同一線上では困ります。

まったく、私の「ミソジニー」を増幅させやがって。ブツブツ。。。



●フィギュア サマーカップ(滋賀県立アイスアリーナ)でトリプルアクセル挑戦者続々:8/13(日) デイリースポーツ

(引用開始)…女子シニア、女子ジュニア7級のフリーが行われ、これまで女子では公式戦で7人しか成功者のいないトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦する選手が続出した。

ジュニアでは、横井ゆは菜(中京大中京高)、滝野莉子(関大KFSC)が挑戦。いずれも転倒となったが、滝野が「決めるのは簡単じゃないけど、チャレンジしていこうと思った」、横井が「跳べないことはないと思う」と語るなど、意欲的だ。

シニアで挑んだのは竹内すい(大同大大同SC)と細田采花(関大)。細田は回転しきったものの着氷が乱れ、GOE(出来栄え)はマイナス2・20点。それでも後半4つを含むその他のジャンプは全て加点がつく出来栄えで成功し、SP6位から総合4位まで順位を上げた…(引用終わり)。


ファントム様の観戦報告にもありましたように、これまで私がブログで何度も強調して来た、「日本女子シングルはロシアと北米と同じことをしている限り勝ち目は無い。3Aや4回転ジャンプに挑んで欲しい。ジャンプで世界をリードせよ」が実践されつつあるようで嬉しいです。

もしかすると、私のブログを読んだのかもしれません←アホ(-_-;)

浅田真央さんに限らず、ロシアのトゥクタミシェワ選手を見れば分かりますように、男子よりも体力・脚力に劣る女子にとって3Aは今も非常に難しいジャンプであることには違いありません。3Aを跳び、なおかつプログラム全体をクリーンに演じ切るのはさらに難しいでしょう。決して甘くはない。

しかし、男子シングルでも、予想を遥かに超え、あれよあれよという間に4回転ジャンプ全盛時代に突入したように、女子だって近い将来に3A全盛時代が来る可能性があります。

もちろん、海外の若手女子スケーターも3Aに挑戦するでしょう。が、日本女子が先んじて欲しいです。

フィギュアスケートの醍醐味は多様です。ステップ、スピン、プログラム全体の完成度、表現性等、奥深いと思います。ある意味、ロシアのメドベデワ選手や日本の宮原知子選手がそうした魅力の典型でしょう。しかし、日本女子の中からは、「他はともあれジャンプだけなら難度も質も誰にも負けない自信がある」選手が出て来て欲しいです。

本番の試合で、国際大会で、3Aを成功させて優勝したり、表彰台に上る選手が出てくれば、雪崩を打ったように3Aを跳ぶ女子選手が増えることでしょう。

女子選手でも3A-3Tの難しいコンビネーションジャンプや、宇野選手のようにイーグルからの3Aが決められる女子選手が出てきたら、エキサイティングだろうなあ。


☆追記
私のブログをずっと読まれている人ならご存知と思いますが、私は原記者のツイッターに激しく批判・抗議を書きこむファンの態度については共感しません。支持もしません。が、絶対反対でもありません。

ツイッターでは「炎上」は良くあることなのですから、発信する側に覚悟や用意が無いのであれば、ツイッターを止めるか、投稿出来ないシステムにすれば良いのです。さらに、原記者もフィギュアスケートを長く取材しているのですから、「特定選手の熱烈ファンの恐ろしさ」を知らないわけは無いと思います。

私の感覚では、仮に書きこむとしても、普通に、誤りを指摘するだけで十分と思います。

テレビでも何かあると抗議電話をする視聴者がいます。暇だなあ、と私なんかは思う方ですが、メディアの行き過ぎを抑制する意味で、電話なりメールなりで抗議するのはあり、と思います。

バンクーバー五輪では、城内実議員がキムヨナ選手の金と浅田真央選手の銀について書いたブログが、主に浅田ファンによる抗議で炎上したことがあります。
ここです

このような一部の浅田ファンの態度を私は、「どうかな?」と思う方ですが、気持ちは分かります。

前にも書いたことがありますが、NHKでイチローと松井秀喜の対談を放映した時、あまりにイチローの松井に対する態度が酷いので、抗議電話が殺到したとの記事をスポーツ紙で読んだことがあります。

これは私も同感でした。私も電話したくなりましたもの。

とにかく、イチローが終始一方的にじゃべりまくり、そのほとんどが松井に対する嫌味や皮肉だったからです。松井は偉かった。腹も立てず、嫌な顔もせず、じっと黙ってイチローの嫌味を聞いていました。

喧嘩になったら、イチローなんか松井に一発で張り倒されるでしょうね。

このように見て行きますと、ケースバイケースなのかなあ。。。(-_-;)



2017.08.17 | | コメント(40) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



フィギュアスケートのアレコレ:愚見をクドクド語る




●主な日本人選手&海外選手の新プログラム情報は、
こちらのサイトを参考に

●ジャパンオープン2017年
公式サイトです

うーん。。。今年のジャパンオープンはイマイチ食指が動きません。
私の大好きな現役スケーターが一人も出場しないからです。
男子は現役を引退したスケーターが3人も出るのは「競技」という点で少し白けます。
もちろん、アボット、ベルネル、織田、それぞれは魅力的なスケーターです。
しかし、私は現役を引退したスケーターにはあまり熱狂出来ないです。
私はあくまでスポーツ競技としてのフィギュアスケートを見るのが好きです。※

その代わり、東京の調布市で開催される2017年全日本フィギュアのチケットを何としてもゲットしたいと狙っています。なかなか難しいのでしょうけども。


●私にも好みがあり、好きなスケーターとあまり好きになれないスケーターとがいます。
嫌いなスケーターはいませんよ。
スケーターに対する好みと評価とは別です。好きになれないスケーターだから評価を下げるような発言はしません。アンチではありませんので。それに、私はもちろん日本人選手贔屓ですので、国際大会では全ての日本人選手を応援します。


☆私の好きな女子スケーター

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アンナ・ポゴリラヤ選手と樋口新葉選手。そして、ケイトリン・オズモンド選手。

これら3人の女子選手に共通する魅力は、

①演技から尋常ではない「放射熱」と「ダイナミズム」を感じること
②不思議な「色気とエモーション」を感じること
③安定感にやや欠けるが爆発力もあること

の3点です。
これは現役時代の安藤美姫さんにも感じたことです。
私はこうした女子選手の演技に特にエキサイトさせられます。

樋口選手はキムヨナさんと安藤美姫さんが好きなようですが、分かるような気がします。
樋口選手の昨シーズンの「シェヘラザード」を見ると、年齢の割には妙な色気を感じます。お世辞にも「スタイルが良い」とは言い難いのに、不思議です。

もちろん、私はエレガントで綺麗な演技も好きですが、いささか食傷気味です。女子は大抵このタイプなのです。宮原知子選手や本田真凜選手などがこうしたタイプの典型であり非常に素晴らしいと思いますが、私にはさほど好きなスケーターではありません。浅田真央さんもこちらのタイプですが、彼女は例外です。

樋口選手の新フリー「007:スカイフォール」の一部と今シーズンへの意気込み。
ここです

今季、樋口選手には「爆発」しまくって欲しいです。


●タイプはともあれ、若手では3Aや4Sに取り組んでいる紀平梨花選手と、進境著しい白岩優奈選手と鈴木沙弥選手(2016年全日本9位)の三人に非常に注目し、期待もしています。

☆その紀平選手ですが、先日開催されたアジアトロフィーでは、フリーでクリーンな3Aを決めました!!
ここです
鮮やかな3Aです!

嗚呼、紀平選手も2005年の時の浅田真央さんと同じく、年齢制限にひっかかって今度の五輪には出られません。3Aを跳ぶ日本人選手が同じような運命とは。。。

4年後の五輪シーズンに紀平選手が3Aを跳び、今以上に強く・上手いスケーターになっているという保証はありません。女子の場合は体型変化等、色々と微妙な問題がありますからね。。。


【フィギュアスケート女子シングル界は、閉鎖的アウタルキーに陥っていないか?】
女子のジャンプ構成は誰もがほぼ同じで「金太郎飴」状態です。スピンも同様でしょう。
その中で、基礎点が1.1倍される後半にジャンプを何本持って来るかとか、ジャンプの前後の繋ぎが濃いとか、ジャンプそのものの質が高いとか、片手や両手を上げて跳んだとか、音楽と一致しているとかの違いで得点を競っているのです。つまり、女子シングルの伝統的価値観とルールによって保証された閉鎖的イディオムの枠内でひたすら競っているのです。

この閉鎖的アウタルキーの中で最も強さを発揮しいてるのが、ロシアのメドベデワ選手でしょうね。いや、もう、恐れ入りました!としか言いようの無い見事な演技で、ため息が出ます。しかし。。。

良く言えば「玄人好み」の演技なのでしょう。専門家が「一押し」するような演技。

しかし、ジャンルは違いますが、専門家が一押しする映画や小説や詩や音楽が、しばしば私達には「つまらない」「物足りない」ことがあります。


●こうした中で、女子選手の中から「突破者」がどんどん出て欲しいです。芸術ではなく、あくまでスポーツですから、「素人受け」するようなスタイルの選手が出て来て欲しいです。
確かに、中味が濃くて完成度が高い演技はフィギュアの醍醐味の一つです。
しかし、演技の集約度、密度が高くなると、私は見ていて「息苦しさ」「窮屈さ」をも覚えます。

もっと、スポーツらしい豪快さやスピード感やパワーの漲る演技を、そして、体操競技がそうであるように、大技への挑戦が見たくなります。

一番分かり易いのは、やはり、ジャンプでしょうね。紀平選手は私の期待する「突破者」の一人になれるかもしれません。恐らく平昌五輪以後になるでしょうけど、女子でも3Aと4回転ジャンプの両方を跳ぶスケーターが出て来ると期待しています。演技の密度の濃さとか表現性とかは多少犠牲になるかもしれませんが、現在の「閉鎖的価値観」を打ち破るような「突破者」が何人も出てくれば、女子シングルも男子に劣らずエキサイティングなものになると思います。


☆私の好きな男子スケーター
現在は2人だけ。羽生結弦選手とパトリック・チャン選手です。パトリックについては多くを語って来ました。羽生選手の魅力は完璧なジャンプだけではなく、男子選手にもかかわらず女子に勝るとも劣らぬエレガントで綺麗な演技をする点です。滑りが柔らかい。これは男子では極めて稀なタイプと思います。

宇野選手は非常に素晴らしいスケーターですが…申し訳ないですが、私の好きなスケーターではありません。ファンに怒られるかもしれませんが、宇野選手の風貌も演技のスタイルもジャンプも私の好みではないです。無良選手と田中選手については…その男っぽい演技を好ましく思っています。

風貌といえば、本田真凜選手。見た目の可憐さ・華やかさや、ニコニコとした笑顔とは別に、この子はなかなか「したたか」で、「あなどれない」タイプの女性と思います。あくまで、私の直感ですが。。。要するに、私の好みとは違うタイプの女の子です。しかし、日本女子シングル界の逸材であることは確かですし、国際大会では他の日本人選手と同様、応援しますよ。


☆平昌五輪
日本男子は羽生選手と宇野選手はメダルの有力候補ですね。日本女子は残念ながらメダルはほぼ無理でしょう。例の「金太郎飴」状態では、ロシアや北米のトップスケーターには敵いません。樋口選手が3Aをものにすれば、あるいは、との期待が持てますが、どうでしょうね?今シーズン後半には間に合うでしょうか?

もちろん、未来の予測は難しいです。何が起きるか、どんな変化が生ずるか、誰が「化ける」か、それは誰にも分かりません。良い方向に私の「ヘボ予測」が外れることを願うばかりです。



今や、日本は「アイスショー大国」らしい。一年を通じて数え切れないほどのアイスショーが開催され、概ね盛況らしい。逆に、欧米ではアイスショーはさほど人気はないらしく、盛況だった昔の面影は無いらしい。

アイスショーにはさほど関心の無い私も、http://poppy445.blog.fc2.com/blog-entry-260.htmlで紹介したスコット・ハミルトンさんのような演技が見られるなら高いチケット代をはらってでも観に行きたいと思う。

私はアイスショーやエキシビションをテレビで見る度に思うのですが、概して、シングル種目のスケーターによる「一人芝居」の演技はそれほど楽しめないです。

ペアやアイスダンスのスケーターによるカップル演技の方がずっと見応えがあり、こちらの方がまだ楽しめます。どうしてか?やはり、シングルスケーターの最大の持ち味と見所はジャンプにあるからと思います。それも、勝敗・順位を競う真剣勝負の場で見せるジャンプこそが最大の見どころだからと思います。

もちろん、あくまで私の好みに過ぎませんが。




2017.08.08 | | コメント(39) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



羽生選手の世界王者復権と他のスポーツなど:愚見を少々

【最悪だったフジテレの世界フィギュア選手権の放映】
数あるスポーツ番組の中でも、2017世界フィギュアスケート選手権を放映したフジテレは余りに酷かった。これでもか、これでもか、という程のCMの垂れ流し。一人目の選手の演技を見せて、再び十数本のCMの乱打。そして、ようやく二人目の演技。これが終わると再び十数本のCMの乱打。

驚くなかれ!なんと3人目の演技が終わった段階で放映時間が40分も経過していたのだ!私はブチ切れてテレビを切り、今回の世界フィギュアはJスポによる放映が始まるまで観ませんでした。

民放はスポンサー無しでは番組が成立しないという現実を私も理解していますが、今回のフジテレは限度を超えていたと思います。フジテレが他の民放テレビ局よりも視聴者から不人気なのも分かる。

しかし、フジテレも酷いがスポンサーもアホだね。高額を払ってこんな形でCMを流しても、視聴者はマトモに見ないだろうし、むしろ、悪印象すら与えるのに。企業各位はこんなCMに広告費を無駄に費消するくらいなら、商品価格を下げる方に金を使えよ!と思う。結局、多額な広告費の分も、商品の価格に含まれるわけですからね。下らぬCMに金をじゃぶじゃぶ使い、それを消費者に負担させようって寸法です。だから私は言うのだ。なべで商人というのは悪質だと!

安倍自民党政権は報道の自由を圧迫するのではなく、こういうテレビCMの垂れ流し状態こそ規制して欲しいものです。ま、100%やらないだろうけどね。

 
【今季、私が最も感動した羽生選手のフリー演技】
クリーンなノーミス演技でしたね。4回転ジャンプ4本に3A2本というクレイジーな高難度構成を、羽生選手はナチュラルに当たり前のように完遂してしまいました。どこをとっても淀みの無い綺麗な演技。

凄いです。やはり、次元が違う。何回見ても飽きません。


鈴木明子さんがスポルティーバのコラムで羽生選手の演技に「もっと感情を、エモーショナルに」と言ったとかで、一部のフィギュアファンから不評を買ったとか。曰く、「鈴木明子ごときのスケーターが何を言うか!」と。

記事はここです

この記事からは鈴木さんの羽生選手への温かい助言こそあれど、どこにも非難されるようなものは無いと思います。ただ、その上で私が思うのは、鈴木さんの「もっと感情を」は、ちょっと違うんじゃないかなあと。あまり共感は出来ませんでした。

「もっと感情を、エモーショナルに」と言う時、二つの意味があると思います。

一つは、プログラムの表現上で求める「感情」。
もう一つは、選手の演技(又は試合)に臨む上での「感情」です。

両者は一応、別のものですが、リンクはしていると思います。

羽生選手がこのクレイジーな高難度構成をクリーンに完遂する為には、どこまでも「感情を抑制」する必要があったと思います。冷静に自分の感情をコントロールしなければ集中が乱れ、たちまちミスに繋がるだろうと。

また、プログラム「Hope & Legacy」は久石譲作曲の流れるような美しいピアノ曲であり、濃厚な感情表現が求められるような劇的な音楽ではありません。ましてや、鈴木明子さんの好きなストーリ性の濃厚なプログラム・音楽でもありません。

もちろん、振り付けをしたシェイリーン・ボーンが語る『Hope & Legacy』で、ある程度は一つ一つの振り付けについての意味合いが説明されています。しかし、私達が普通に見ている限りは分からないです。

羽生選手の演技もこの音楽にマッチした流れるような美しい演技だったと思います。

つまり、両方の意味で、「もっと感情を」入れるようなプログラムではなかったと思います。私は今回の羽生選手の演技はあらゆる意味において過不足の無い見事な演技だったと思います。


☆「もっと感情を」と言えば、パトリック・チャン選手を思い浮かべます。彼も時々そのような言われ方をして来たスケーターの一人です。それは分からなくもないです。しかし、羽生選手もパトリックも、高橋大輔さんや鈴木明子さんとはまったく異なるタイプのスケーターです。ショートではパトリックが完璧な演技で100点越えを果たしました。この見事な演技に、「もっと感情を」は当てはまるのだろうか?


【チーム名に「サムライ」を使うのはやめて欲しい】
NHK大河ドラマ「女城主、直虎」を見ていたら、野伏せり集団の頭が直虎に向かって、「あんたら武士たちこそ本当の盗人だろう!」と罵る場面があり、私も「それは言えてる!」と膝を叩いて同感した。

ところで、サッカーの「サムライブルー」だのプロ野球の「侍ジャパン」だのと、誰がこんなネーミングをつけたんだろう?あのなあ、戦前の軍国主義じゃあるまいし、侍、サムライ、なんて愚劣なネーミングはダメですよ。

普通に「ジャパンブルー」とか、せめて「勇猛ジャパン」くらいでいいじゃないか?

サムライ、武士がそんなに立派なら、武士階級は永遠に続いたでしょうに。

こいつらは何も生産をせず、仕事もせず、ただ商人や百姓から奪っていただけでしょうが。

飢饉で多くの百姓が死んでも、武士が死んだという話は寡聞にして知らない。

黒沢明監督の名作「七人の侍」に登場する武士達こそ、真の意味で「仕事」をしたと言えるでしょうけど、残念ながら創作の世界だ。史実としてこのような侍が存在したとの資料でも発見されたら痛快ですが。

上杉鷹山のような立派な大名もいたのは史実ですが、それは例外でしょう。

娯楽としての「戦国ドラマ」や「チャンバラ劇」と、現実とを混同してはいけませんよ。

名主君の「暴れんぼう将軍」や「水戸黄門」、公明正大なお奉行「大岡越前」とか、人情豊かな「八丁堀の旦那」は、しょせん、小説やテレビドラマの中で創作された架空のものに過ぎぬ。そりゃあ、こんな立派な大名・サムライ・武士が多数派だったら、明治維新なんか起きるはずも無い。


【女子卓球・平野美宇選手(17才)に期待】
概して、ネットを挟んでの競技である卓球、テニス、バレーボール、バドミントンにおいて、日本人選手はレシーブ力や守備力の優秀さで勝つ場合が多かったと思います。

相手の強打を受け、拾い、繋ぎ、粘りに粘り、我慢に我慢を重ね、最後には相手がシビレを切らしてミスする。こういう勝ち方は少なからぬ日本人のメンタリティに合致し、カタルシスを得るようです。

しかし、要するに、日本人選手はパワーが無く強烈なスパイクやスマッシュで打ち抜いて勝つのが難しいので、それを補う為にレシーブ力・守備力を高めただけの話と思います。

卓球もしかり。男子の水谷隼選手や女子の福原愛選手や石川佳純選手もパワーが無いので、どちらかと言えばラリーを繋いで相手のミスで勝つタイプのようです。しかし、他のアジアの選手や欧米の選手には通用しても、中国選手はミスが非常に少ないので、いくら受けて、拾って、繋いでも、最後は自分の方が先にミスして負けてしまうのです。

こうした中で、平野美宇選手は…日本人には珍しい…徹底した攻撃型、速攻型のようです。とにかく、相手の球は全て攻撃する、どんなに厳しい球でも自分の体制が不十分でも来た球は全て「繋ぐ」のではなく、カウンター的に「攻撃」する。それゆえ、平野選手の場合はあまりラリーが続かない。ハイリスクハイリターンの攻撃だから、相手がミスをする代わりに自分がミスすることも多い。

小柄な平野選手は大柄な中国人選手にも負けないパワーをつける為にバーベルを持ち上げたり等の練習を熱心に行っているとか。頼もしい。

平野選手のコメントがまた痛快です。
「(インタビューで)好感度を意識したコメントはやめます。アスリートは結果が大事」と。※

凄いですね。17才ですよ。

気に入った!

世界卓球を見た限りでは、まだ中国人選手との力の差はあるようですが、伸び盛りの17才ですのでいずれ中国人選手の牙城を崩す選手になり得ると期待しています。

☆平野美宇選手は世界卓球の前に4月に行われた「アジア選手権」では、世界ランク1位、2位、5位の中国人選手を次々と撃破して優勝。マグレではない実力を示しました。

※この点、フィギュアスケートの選手は「好感度を意識」し過ぎかな?
無理も無いですけどね。なんせ、私も含め、フィギュアファンのほとんどは「口うるさい」中高年女性だから、少しでも「変な?」コメントをすれば、たちまち非難の矢面に立たされますからね。


☆日本と中国における、相手の名前の発音の仕方が面白い。
平野美宇選手を中国のアナウンサーは「ヒラノ・ミウ」とは言いません。
中国式に「ピンヤ・メイウ」と発音しています。
日本のアナウンサーも中国の丁寧選手を「ディン・ニン」とは言いません。
日本式に「テイ・ネイ」と発音しています。

フランスの場合はどうなんでしょうね?
フランス語は最後の「T」は発音しないと聞きますが、ドイツやイギリス人の名前をフランス式の発音で言うのかしら?それとも、相手国の発音通りに言うのかしら?

日本も中国もお互い、国語に漢字を使う数少ない国どうし。
もっと、仲良く出来ませんかね?




2017.06.15 | | コメント(23) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



日本女子は高難度ジャンプで再び欧米を上回って欲しい&浅田選手の引退

●そもそもフィギュアスケートは西洋文化に根ざすスポーツです。ピカピカの西洋衣装を着てバリバリの西洋音楽に合わせて演技をするのがフィギュアスケートです。それゆえ、その風貌や体型や仕草や音感から鑑みて、日本人がフィギュアスケートで欧米人と競うには初めからハンデがあるわけです。かつて、女子ではカタリナ・ビットの「カルメン」のような演技など、日本人選手がどう逆立ちして真似ようとしても不可能に思えたものです。試みてもサマにはならぬ。逆に言えば、欧米人が和服を着て日本舞踊をいくら習ったとて、なかなかサマにならないのと同じであろう。

かつて、山田コーチが伊藤みどりさんに、「リンクに立った時点ですでに採点に差がついてると思え」くらいのことを言ったという有名なエピソードがあります。伊藤みどりさんはそうしたハンデを補って余りある大きなジャンプとトリプルアクセルによって日本人女子選手として初めての世界女王になりました。それだけのフィジカルな強さ、スピードとパワーがあったからこそ可能だったのでしょう。「日本人スケーターが世界王者になるなんて、とてもとても…」と思われていた時代に優勝した伊藤みどりさんには、「パイオニア」としての偉大さがありました。

やがて、荒川静香さんや浅田真央さんのように、山田コーチの言う「ハンデ」をさほど感じさせないスケーターが登場するようになったのは比較的最近のことです。だからと言って「ハンデ」が無くなったわけではありますまい。荒川さんの演技は、「無表情」「冷たい」と批判され、浅田さんは「子供っぽい」と批判されました。彼女達が女王になった主な「決め手」は…やはり…欧米の選手よりもジャンプが上手くミスが少なかったことにあると思います。


●ロシアはドイツやフランスに劣らぬ「西洋クラシック音楽王国」であり、「クラシックバレエ王国」です。そして、「フィギュア王国」です。またフィギュアスケートに類似する採点競技…体操、新体操、シンクロナイズドスイミング…でも無類の強さを発揮しています。ただ、何故か女子シングルに限ってはソチ五輪までは金メダルが取れませんでした。ところがソチ五輪前から雪崩を打ったように多くの一流ロシア女子選手が押し寄せて来ました。ソチ五輪以降、ほとんどの主要大会でロシア女子選手が優勝するようになりました。何故こうした雪崩現象が起きたのかは分かりませんが、ロシアフィギュア界が超本気になって優れた女子スケーターを育てているのは間違いないでしょう。こうなれば日本人のようなハンデが無い分だけ有利だ。

ロシア女子シングル界の「新陳代謝」は凄まじい。ソチ五輪で金メダリストになったソトニコワ選手とリプニツカヤ選手が主要大会から姿を消し、2015年の世界女王になったトゥクタミシェワ選手が欧州選手権にすら選出されない有り様。普通、これだけのトップ選手が活躍出来なくなれば「低迷期」に陥るであろうに、「彼女達の代わりか、それ以上の実力者は何人でもいる」とばかりに次々と「女王」がロシアから誕生します。恐るべきロシア女子シングル界。


●ロシア女子に共通する強さとは。
①ジャンプの質が高く、なおかつミスが稀であること。
②長大でこってりとしたステップシークエンスを上手く踏めること。
③スピンの回転が速く、オリジナリティがあること。
④エレメンツとエレメンツの間の繋ぎの密度が濃く、表現技術が高い。

4回転ジャンプもトリプルアクセルも無い女子シングルではもうこれ以上は望めないくらいの「限界」に近づきつつある難度と密度の濃さ。ある意味、ロシアは女子シングル界に「小革命」を起こしたと言えるかもしれません。キム・ヨナさんのバンクバー五輪での名演技ですら、今では「スカスカ」に見えるくらいです。なお、男子シングル界では「四回転大革命」が起きました。

●これらを可能にしたのは、おそらく、
①彼女達のフィジカルな強さ。←概して日本の女子選手は…どの競技でも…フィジカルは強く無い。
②リンク等の恵まれた練習環境。優れた指導者←日本のリンク事情は良くない。
③ロシアの「お手の物」であるクラシックバレエの応用。←日本には無い伝統。
④ロシアの国によるバックアップの本気度。

シニアのメドベデワ選手やポゴリラヤ選手、ジュニアのザギトワ選手やツルスカヤ選手はそうしたロシア女子を象徴するスケーターと思います。

こうした状況の中で、日本の女子シングル界がロシアの後塵を拝しているような演技構成で戦っても敵いますまい。色々な意味で土台が違います。もちろん、「そこそこは戦える」でしょう。が、今後は五輪や世界選手権で優勝するのは非常に難しいでしょう。日本のエース宮原知子選手が完璧な演技をしてやっとこさ「2位」です。新体操やシンクロナイズドスイミングのように、ロシアにはなかなか勝てなくなるでしょう。

日本女子の若手には、本田選手、三原選手、樋口選手、坂本選手のような一流スケーターが育っています。しかし、ロシアと比べると、あらゆるフィギュアの要素において、それぞれ少しづつ劣ると言えましょう。彼女達が五輪や世界選手権で優勝する可能性は非常に低いと思います。現在のジャンプ構成のままでは。


国別対抗戦で三原選手と樋口選手が凄い高得点を出しましたが、あまり当てには出来ません。アレは明らかに「インフレ採点」でしょう。メドベデワ選手のフリーが160点だったことからも明らかです。フィギュアの採点ではしばしばこういう「現象」が発生します。私がかねてから、世界選手権の出場権を得る為の「ミニマムスコア制」に反対しているのはこれが理由です。大会か変われば、ジャッジが変われば、採点も変わるのです。

国別対抗戦におけるメドベデワ選手のフリーの得点、160点台は世界選手権の154点台に等しく、同じく三原選手の146点台は世界選手権の138点台に等しいと思えば良いのです。


●アクセルジャンプのこと。
どういうわけか、欧米のトップ女子選手でダブルアクセルをやや苦手とする例が少なくありません。苦手とまで行かずとも、さほど得意としないジャンプのようです。パゴリラヤ選手やゴールド選手のように。逆に、日本女子選手は概ね、ダブルアクセルは上手いです。そして、日本女子選手の中からトリプルアクセルジャンパーが何人も出たのも偶然とは思えません。これは指導法に秘密があるのでしょうか?あるいは、膝のバネの柔らかさ等、日本人の身体的特徴に由来するものなのでしょうか?不思議です。しかし、この特性を生かさない手はありません。※

こうした中、紀平選手がトリプルアクセルを跳べるようになったのは心強いです。彼女ならショートで1回、フリーで2回、計3回のトリプルアクセルを成功させることが出来るだろうと予想します。平昌五輪には間に合いませんが、これから先、「女王」になれる資質があると思います。

日本女子には珍しくパワーのある樋口選手が来季にトリプルアクセルが間に合えば…ひょっとすると…かも。トリプルアクセルを跳ぶ分だけ安定性は下がるでしょうけど…安定性などクソ喰らえだ。アマチュアスポーツの醍醐味の一つは、ゾーンに入った時に爆発するパフォーマンスや、意外性への期待にありますからネ。

わたし個人はフィギュアを「芸術」とは思ったことはありませんし、そういう方面よりも、スポーツ競技としてエキサイティングな方面に心が惹かれます。それゆえ、私はアイスショーやエキシビションにはあまり関心がありません。


奇しくも、日本スケート連盟の城田憲子氏が読売新聞のコラムで私と同じ意見を述べていたのは痛快でした。要するに、日本女子はジャンプで欧米を上回るものが無い限り、勝てない、ということ。


紀平選手は4回転トゥループの練習もしています。試合で成功する日が楽しみです。

プログラムの完成度、表現性、繋ぎの濃さ等々も、もちろんフィギュアスケートの面白さですが…ほとんどの一流女子選手は皆そうしたものです…紀平選手のように、若手の日本人女子選手の何人かが高難度ジャンプに目の色変えて取り組み、成功させる人が出て来て欲しいです。十代の頃の浅田真央や安藤美姫のように。


●浅田真央選手の引退
浅田選手を女子シングルスケーターとして「ナンバーワン」と推すには私は躊躇いを感じる。
しかし、「オンリーワン」と思う。「比類の無い」スケーターと思う。

「レコード大賞」に例えれば、
「レコード大賞」は伊藤みどり。
「最優秀歌唱賞」は荒川静香。
そして、浅田真央は「大衆賞」です。

同じく引退を表明したプロゴルファーの宮里藍がそうであるように、多くの人に好かれた選手でした。浅田選手をキッカケにフィギュアスケート競技を観たり、習ったりする人も増えた。私も浅田選手(それと安藤美姫さん)の演技に魅了されなかったら、これほど熱心なフィギュアファンにはならなかったと思う。

ただ、バンクーバー五輪以降、私の「浅田真央熱」は徐々に醒めて行った。残念ながら浅田選手は身体が大きくなり、女性的な身体へと成長するにつれて、ジャンプのキレや演技の軽やかさが徐々に失われた。その一方で、キムヨナ選手やパトリック・チャン選手の演技の素晴らしさを発見した。また、ネット上における一部の「熱烈真央ファン」の、「贔屓の引き倒し」的言動を鬱陶しく思うようになった。

だからと言って、浅田選手の演技を嫌いになったわけでは勿論ありません。しかし、以前と比べ、彼女の演技を熱心に反復して見る回数は減った。何故かな。。。

ともあれ、浅田選手の演技で私の一番の「お気に入り」はこれです。
2008年四大陸選手権フリー「幻想即興曲」
動画はここです

この時の演技が一番輝いていたと思う。また、一番強かったと思う。ミスはあるが、今でも女子としては最強のジャンプ構成だ。浅田選手の魅力は色々あれど、やはり、この世界をリードするジャンプ構成に挑む演技が私を魅了した。それと、浅田選手独特の「軽やかさ」「ナチュラルな表現とエアリーな滑り」もこの頃が最も際立っていたと思う。

もちろん、佐藤コーチの下で上手くなった要素も色々あったが、結果的に失われたものもあったように思う。今にして思えば、私にはその「失われたもの」の方が好きだったのだろう。



お詫び。
諸般の事情ににより、しばらくブログの更新が出来ませんでした。今回の記事より以前に読者の皆様から頂戴したコメントへのレスは勝手ながら省略させて頂きますm(__)m




2017.06.10 | | コメント(25) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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