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ISU理事の平松純子氏が新ルールを語る





「フィギュアスケート2012~2013・シーズンガイド」記事「フィギュアスケートをより魅力的なものにするために」から、ISU理事の平松純子氏のコメント(要点)をピックアップしてみます。

①ショートプログラム後半のジャンプ1.1倍

ここ3年間くらい議論されていた。ショートでは統計を取ると、90%のジャンプが前半に固まっている。結果として後半にスピンが固まり、みんなが同じ順番のエレメンツになっていた。

片割月:この新ルールは良いアイデアと思います。成功と見て良いのではないでしょうか。選手毎にバリエーションが増えて見応えがありますし、ジャンプ構成についても各選手・コーチの戦術が見えて、より楽しくなりました。村上佳菜子選手のショートプログラムのように、演技の冒頭にステップシークエンスを置く例も。


②ステップシークエンスにおけるレベル獲得の為の「ワンフットステップ」を廃止。

綺麗なワンフットをイメージした。個性が出て、表現の幅が広がると思ったものが、かえって締め付けで面白くなくなった。下手でも上手でもみんながやってしまい、しかも、ワンフットで出来ることは限られているから、同じような内容になる。ジャッジはその質を見て、上手と下手の差をつけていた。

片割月:ワンフットは、当初からファンの間では不評だったと思います。かかる結果になることを予想していたファンも少なからずいました。これは専門家が考え過ぎると、かえってマイナス効果になる場合もあるという例でしょう。ISUは素人ファンからも参考意見を聞くシステムを作ったらどうだろうか。


③ステップシークエンスにおけるレベル獲得特徴の「少なくともパターンの二分の一で上半身の動きを使う」→「三分の一」に変更。

元々は上半身を十分に使って欲しい、という考えで導入。ところが、みんなが同じように上半身を前後に折って「ペコペコ」しちゃった。予想外でした。それで、余裕をが出来、もっと自由な芸術表現を行えるよう、三分の一に減らした。

片割月:ウ~ン。これは専門家でないと見分けがつかない領域かも。私達は高橋大輔選手や鈴木明子選手のようなトップスケーターの演技を主に見るので、「ペコペコ」とは気がつかないのかもしれません。ルールがトップスケーターの為だけにあるのではなく、ほぼ全てのスケーターの為にあることをファンは忘れがちですね。


④男子のコレオステップ、女子のコレオスパイラルが「コレオシークエンス」に。

昨季の新ルール、コレオスパイラル、コレオステップでは、もっと独創的なものを期待した。例えばヤグディンの「ウィンター」やキャンデロロの「三銃士」とか、曲想に対し自由に発想したものを。コレオシークエス導入により、さらに独創的なものを期待する。コレオシークエンスのプラス評価項目に、「音楽に合っている」だけではなく、「プログラムのコンセプト・特徴を反映」もある。

片割月:狙いは非常に良いと思います。ただ、コレオシークエンスは「イーグル」「ホップ」「特殊ジャンプ」「スパイラル(女子のみ)」など、3つか4つの組み合わせの「パターン化」が早くも見られています。例えば、宇野選手が見せる上半身を思い切り後ろに仰け反らすイーグルが、どれだけジャッジの高評価を受けるのか分からないし(音楽との兼ね合いもあるが)、今はまだ模索中というところでしょうか。それと、時間的に短いと思います。これでは「三銃士」並みの演技をする余裕がないのでは?

※ショートもフリーもスピンが3つずつありますが、思い切って一つ減らして2つずつでどうか?専門家の見る目とは異なり、素人目には3つは多い、と感じます。「あ、まだあったの」という感あり。というより、あまり見ていて面白くない。あそこでプログラムが中断されている印象が強い。

例えば、鈴木明子選手はあまりスピンが得意ではないらしい、ということもありますが、あの鳥をイメージした素敵なプログラムがスピンに来る度に「中断」って感じ。浅田選手の白鳥も、スピンは邪魔っ気とすら感じてしまいます。一つ減らした分がコレオシークエンスに向けられれば、もっと自由で独創的なものが期待出来るし、フィギュア人気にも良いかと。スピンでは人気はどうも。。ランビエールさん、シズニーさんのケースは「超例外」です。


平松氏:スポーツとして人間の肉体能力の限界を目指し、芸術としての美しさの限界を目指す。新採点方により細かい技術基準があることで、少なくとも技術の面では大きな進化があった。ヤグディンのステップは凄かったが、スピンを見れば「エ?これがオリンピックチャンピョン?」というレベル。選手がルールを消化して追い越し、するとルールがもっと高い目標で設定される。お互いの知恵比べである。

片割月:確かに理想は平松氏の言う通りと思います。しかし、回転不足判定の厳格さにより男子から4回転が影を潜めた期間が4年くらい続いたことは、フィギュア人気を落すほどの大失敗だったと思います。これは選手がルールを消化しないまま、ルールだけが先行してしまった例でしょう。

さらに、「4回転無しでもノーミスで他のエレメンツの質が高ければ世界選手権でもオリンピックで優勝出来るのがフィギュアである」との主張は、あくまで専門家の間でのみ通用する論理であって、フィギュア人気を支えるファンからは極めて遠い主張でした。ルールが選手のみならず、ファンをも消化不良にしてしまったのではないでしょうか。

また、女子における「ジャンプの停滞」は、ファンの多くが強く感じているところです。特にフリー演技では3-3を跳ぶ意義が点数的にさほどのメリットが無いため、ほとんどの選手が入れないし、2Aー3Tがやたら多くなる結果になっています。さらには、数人の選手が3Aを練習しているとの情報はあっても、試合では皆無。浅田選手が3Aを回避すると、再び女子から3Aが見られない期間が何年も続くことになるかもしれません。寂しいですね。伊藤みどりさんが初めて国際大会で3Aを決めてから、23年もの歳月が経っているのに。


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2012.10.31 | | コメント(22) | トラックバック(0) | ルール・採点・技術関連



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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