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ついに、デニス・テン選手に金メダルを!との嘆願書が。。。(追記)





海外ではチャン選手の優勝と採点について、アチコチで批判が噴出しているようです。ソースはこちらです

「Award a Gold Medal to Denis Ten for his Performance at the 2013 World Figure Skating Championships」

この記事の「petition」をクリックすると、下方に沢山の「採点批判記事」が掲載されています。テン選手の母国のメディアでも「採点批判」が出ている模様です。


Monica Friedlander氏が発起人となって、ISU会長とIOC会長宛に、デニス・テン選手に金メダルを、との嘆願書(petition)を提出するらしい。その為の署名を集めています。ISUだけではなくIOCにも提出する所に「本気度」が表れているようです。

指導者による体罰・暴力・パワハラ問題を隠蔽しようとした日本柔道連盟が、女子柔道家達の訴えによるJOCの「鶴の一声?」で、ようやく重い腰を動かしたことを思い出します。

ところで、発起人のMonica Friedlander氏とはどんな人物か?どの程度の社会的影響力のある人物なのか?ソースはこちらです

Monica Friedlander, SF Figure Skating Examiner
Monica Friedlander is a science writer at Lawrence Livermore National Laboratory and has covered the sport of figure skating for publications such as Blades on Ice, American Skating World, and many others since the 1980s. Until recently she worked at UC Berkeley, where she also earned her masters...

彼女はこちらの記事でチンクアンタISU会長を厳しく批判してます。すなわち、会長の座に固執し、会長職任期に関するルール改訂をゴリ押しする「チンクワンタの独裁」を。

2012世界選手権で高橋大輔選手を抑えて2連覇を果たしたチャン選手の採点についても歴史的に最もスキャンダラスなものの一つと批判。技術重視に偏り過ぎて芸術性や感動性が全く軽視されている今の採点方式を、フィギュアは瀕死状態と言わんばかりに厳しく批判しています。

この原因についても、スピードスケート出身でフィギュアスケートの芸術面になどまるで音痴なチンクアンタ会長に責任を問うています。この辺の考え方はイタリアのビアンケティ女史とちょっと似ていますね。

なるほど、こうした背景からMonica Friedlander氏が今回の嘆願書提出へと行動を始めたのでしょうね。

確かに、フリープログラムでチャン選手は2回転倒し、1回はよろけ、1回は3回転が2回転になりました。計4つのジャンプミス。これに対し、テン選手はミスは1回だけ。3回転が一つスっぽ抜けた。

また、両選手共ショートプログラムではノーミスの素晴らしい演技を見せました。テン選手こそ2013ワールドの王者に相応しいとの意見はあって当然と思います。チャン選手のファンである私だって、素朴にそう思うくらいです。

しかし、問題は技術点よりも演技構成点にあるのでしょう。テン選手は今シーズン、カナダ大会とロシア大会に出場しています。そこでのフリープログラムの評価は、6.00点台後半~7.00点台前半です。合計点は70点~72点台でした。それが世界選手権のフリープログラムでは8.00点台の後半にまで大きく跳ね上がっています。合計点は87.16点ですから、およそ15点の驚異的上昇。

もちろん、異なる大会の演技構成点を比較しても不正確と判ってはいますが、ある程度の目安にはなるでしょう。それで、Monica Friedlander氏はこの辺の評価をどう見ているんでしょうね?チャン選手が上げ過ぎであるとするならば、テン選手も立派に上げ過ぎという見方も出来るのですから。

ともあれ、私はMonica Friedlander氏の行動について全く否定的でもありません。意義はあると思います。

これまでISUは各方面から新採点法に対する批判や具体的採点批判を幾多も受けながら、ほとんどそれに対してコメントして来ませんでした。私はそれはそれで構わないと思っています。下手な説明をすれば火に油を注ぐ結果になるだけだと思うからです。

しかしながら、ソチ五輪まで1年を切った今、IOCをも動かそうとする嘆願活動は無視出来ないかもしれません。もちろん、Monica Friedlander氏もそうした事情も承知して効果的活動となるべく立ち上がったのでしょう。

それにしましても「演技構成点」はやっかいな(Goddamned)存在です。ジャッジ以外には誰も完全なる理解は不可能な評価。しかも、これがセカンドスコアとして順位に大きな影響力も持つ。

さて、ISUとIOCは嘆願書をどう扱うのでしょうか?無視するか、密かに対応するか、大手メディアを前に「堂々と?」説明・弁明をするか。


追記。
北米の消息に詳しい Kan-kan様によりますと、ソースの「Examiner.com」は、いわゆるゴシップ記事をメインとしたタブロイド紙の類だそうです。従いまして、ISUもIOCも動く可能性は極めて小さいだろうとのことです。


2013.03.27 | | コメント(70) | トラックバック(0) | フィギュアスケートネタ・海外



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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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