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2つの演奏:エンターテイナーかアーティストか




曲名:ピアノ協奏曲ト長調・第三楽章
作曲:モーリス・ラヴェル(1875~1937)
作年:1931年



バーンスタインの弾き振り



チェリビダッケ指揮、ミケランジェリ演奏

バーンスタインによる演奏はミスタッチもありますが、こういう曲ならさして気にもなりません。何より音楽の楽しみ、演奏の楽しみが良く伝わってきます。観衆に対し、「こ難しい理屈は抜きに楽しんでヨ!」と言っているかのようだ。言わばネアカの演奏。

それにしても、こんなに難しくて忙しい曲を演奏しながらよく指揮するヒマがあるものです。手が使えない時は顔で指揮しています(-^〇^-)

片や、一癖もふた癖もありそうな風貌をした二人の大家の組み合わせによる演奏は禅僧の勤行の如きスタイルです。ミケランジェリのピアノ演奏にはミスタッチは見当たらず、澱みの無い高質な音が聴こえて来ます。

こちらは観衆に対し、「神妙に聴き給え。これぞ深遠なる芸術であるゾヨ」と言っているかのようだ。言わばネクラの演奏。

どちらの演奏が良いでしょう?それは、「どちらの演奏なら2万円のチケット代を払って聴きに行く価値があるか?」でもあります。

で、この華やかにして明朗、特急列車のような難曲はアメリカの暴走スケーター、こと、マックス・アーロン選手に是非とも!!

トリビアな知識。
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調・第三楽章からはゴジラのテーマ音楽にソックリな音型が聞こえて来ます。というよりも、ゴジラのテーマ音楽がこの曲にソックリなんですね。

ゴジラこと、松井秀喜が登場する時に流れていた音楽です。動画はここです


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2013.05.31 | | コメント(10) | トラックバック(0) | 音楽



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、神仏を尊び、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者熟女(四十路半ばを過ぎた)ですが、よろしくお願いします。

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