パトリック・チャン選手と浅田真央選手への新たなる期待
パトリック・チャン選手が来季のGPSに復帰するとの報道がありました!
この知らせを私はずっと待ち焦がれていたんです。嬉しいなあ(´∀`*)。
kan-kan様によりますと、ショートプログラムはアップテンポの曲にヴォーカル入りとか。う~ん、どんな歌だろう?振り付けはデヴィッド・ウィルソンとのこと。ノリノリ系のプログラムになるのかしら?
フリーはジャパンオープンで披露した「ショパンメドレー」を大幅アレンジする予定とか。振り付けはこちらもデヴィッド・ウィルソンですね。ジェフリー・バトルの振り付けも素敵なんですけど、来季は使わないのか。。まあ、いいか。
ジャンプも(3Aはやや安定を欠くが)スピンもステップも一流中の一流であるチャン選手にたった一つ、一流中の一流に一歩届かないものがあるとすれば、表現力と思います。いや、これは語弊があります。五輪シーズンの「四季」を見よ!全ての動きが音楽と完璧に調和していたではないか。オマエはどこが不足だと文句を抜かすのだ?と叱られそうです。
はい。そうれはそうです。私の贅沢な希望は、今までよりもずっとずっとドラマティックでエモーショナルな表現を見せて欲しいということです。「ラ・ボエーム」にはその傾向が少し感じられました。この路線を追求して欲しいのです。情緒連綿とまでは行かなくとも、顔の表情や後ろ姿に、肩~腕~手の動きに更なる表現や色気が増すことを期待しています。
チャン選手のファンでは無い人達から、「確かにチャン選手のスケート技術は凄いと思うけど、高橋大輔さんやジェレミー・アボット選手の演技から受けるような『感動』が無いね。その割には演技構成点のINやCHが高過ぎるね」と言われ、私は何度も「ウヌ~ッ!」と、ハンカチを噛み、地団駄を踏み、悔し涙を流したことか!
「言いたい奴には言わせておけ」と達観するほどの境地には遠い私です(^-^;。
それでも、嬉しいことに、最近はチャン選手の魅力に目覚めた?フィギュアファンが出て来た模様で、彼の演技に好意的なコメントをする人が増え、以前程にはネガティヴな声は減っているように見えることです。また、彼の演技に対する声援や拍手も多くなったように思えます。オイッ!ワカッタカァ!(゚Д゚)ノ
来季、ジャパンオープンかNHK杯(長野)のどちらかに来てくれないかしら?それなれば、私は万難を排してでもチケットを入手し、会社は有給休暇にしてでも見に行くわよ!!
ところで、気になる浅田真央選手の競技復帰の行方は?
報道によりますと、復帰か否かは5月中に判断するとか。
私の予想では、復帰の可能性は70%と見ています。たぶん、当たるでしょう←希望的観測が入っているな^^;
私が70%と予想する理由。
1.平昌五輪ですが、浅田選手は韓国会場との相性は良い。2008四大陸、2008GPF、2010四大陸等。例によって、「韓国だから。。。」と悪い想像をするファンもいるようですが、心配ご無用。そういう方面のことでしたら、今や韓国はソトニコワ選手の方に目が行っていますから、浅田選手は大丈夫でしょう(-^〇^-)。
2.トゥクタミシェワ選手が3Aを決めたこと、同年齢のチャン選手の復帰は刺激になっているだろう。
3.浅田選手はフィギュアスケートが大好きで、良い意味で「フィギュアバカ一代」です。24才にしてアイスショーの演技だけで満足するとは思えない。
4.宮原選手や本郷選手の進境は著しいが、浅田選手を凌ぐところまでは行っていない。浅田選手は復帰当初は無理に3Aを跳ばなくとも十分に全日本のエースに成り得る。当面は2012~2013シーズンのフリー、「白鳥の湖」のような演技構成で戦えば良いと思います。
5.キツイGPSに無理に出なくても、国内の地方大会と小さな国際大会から慣らして行く方法もある。キム・ヨナさんやカロリーナ・コストナーさんのような戦術もあります。
残り30%の理由。
1.27才まで戦うのは大変。精神的にも体力的にも。常勝を求められるプレッシャーもあれば、本人のプライドもある。
2.厳格化の傾向を示すジャンプの「回転不足判定」「エッジエラー判定」にどこまで対応出来るか。
3.そもそも、(たぶん)現役はソチ五輪まで、と決めていた意志をひっくり返すのは大変と思いますしね。
浅田選手は復帰するものと私は決めていますので、その前提で。希望を。
1.振付師を変えて欲しいです。バトルさん、カメレンゴさん、リン・ボーンさん、ランビエールさんとか。少々アクがありますが、いっそのこと、モロゾフさんとかネ。国内からは宮本賢二さん、阿部奈々美さん。なお、ニコルさんは可。
確か、以前にカメレンゴさんが浅田選手に振り付けをして見たいと言っていたことがありますね。しかも、「まだ彼女の(表現面の)潜在能力は開発され尽くしていない」くらいのことを言っていたと記憶しています。
要するに、今までとはもう少し違う新しい路線に期待。
浅田選手は、EX「ジュピター」の振り付けを、ニコルさんと自分の共同作業で作ったと言っていた記憶があります。これなんですよ!私が浅田選手に望むのは。
私は浅田選手の演技は「何て綺麗なんだろう!」「筆舌に尽くし難い無類の透明感!」と思っています。これで十分なのですが、時々、何かが物足りない、と思うことがあります。それは具体的に何か?と問われると答えが難しいのですが。。。他の選手と比較するのはどうかとは思いますが、アシュリー・ワグナー選手や鈴木明子さんの演技を見た後に浅田選手の演技を見ると…もちろん、個性の違いはありますが…浅田選手の演技に「もう一声!」と、感じることがあります。
タラソワさんは素晴らしい振付師ですが、どちらかと言えば「私が考えた振り付け通りにやりなさい!」っぽいイメージが強いです。浅田選手もベテランですから、言われた通りではなく、自ら振り付けに積極的に加わり、自分の考えを盛り込んで欲しいです。その為には言葉の壁が無い日本人振付師がベターと思います。
浅田選手には振り付けに積極的に加わることで、更にギリギリのところまで彫琢され、構成され、表現されたプログラムを期待したいです。
以上、パトリック・チャン選手と浅田選手への期待と希望を述べましたが、これはあくまで私の主観であり、好みに過ぎません。断定するつもりも、押し付けるつもりもありません。二人の偉大なスケーターに対し、「何を偉そうに!」と叱られるかもしれませんが、ファンの欲張りな希望とお許しくださいますよう。
2015.04.26 | | コメント(21) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連