浅田選手は3Aにこだわり過ぎか。伊東委員長の言葉

4月1日:スポーツ報知より

鈴木明子「すごくうれしい。昨シーズンは世界選手権に出られなくて、すごく悔しかった。1年たって世界選手権で(3月28日に)誕生日を迎えて、27歳になって最初のプレゼントがこの銅メダルだと思う」

村上佳菜子「今季は悔しい思いばかり。フリーはもう少しできたと心残りがある。滑りは良くなってきたので、ジャンプもそろえることが課題。来季はどの試合も気持ちよく終わりたい」

浅田真央「力を全然出し切れず、何をしてたのかなという感じ。(トリプルアクセルは)こっちに来てから調子が上がらず、気持ちが動揺してしまったのかもしれない」

佐藤信夫コーチ「(浅田の)3回転半ジャンプは(日本で)あまりに調子が良かった。取り上げるとテンションが下がる。(跳ぶ判断は)本人に任せた。いろんな意味でいろんな重圧があったことは間違いないと思う」

伊東秀仁・日本スケート連盟フィギュア委員長「鈴木は進化していて、すごい。浅田は(トリプルアクセルに)こだわりすぎ。2回転半でも勝てるのに。勝負は勝たなきゃいけない



三人の日本代表女子選手に共通した魂は、悔しさをバネにしようとする心であろう。これが辛い練習に耐えるガッツとなり、長い戦いのモチベーションの下支えとなるのであろう。もちろん、他の選手も、他のスポーツ競技においても、根本的な心は同じと思う。

つい忘れがちなことだが、どの選手も私達の知らない所で悔し涙をたくさん流していることに思いを馳せよう。そうすれば、特定選手に対する度を越した非難や中傷など私達は出来ないはずだ。

そして、佐藤コーチの発言から、真央選手がトリプルアクセルにあれほどまでにこだわった事情が、ある程度理解出来る。

これに対し、伊東委員長から真央選手の戦い方へのクレーム、批判とも受け取れる発言があった。

このことでネット上では賛否両論があるようだ。少なからぬ真央ファンやブロガーからは概して不評で、憤慨している人もいるようだ。

不評の理由は、
1.なるほど、伊東氏の言っていることに一理あるのは認める。
2.今季、色々なことがあった真央選手に対し、とても冷たい仕打ちだ。
3.マスコミを前になぜ庇ってあげないのか。批判は本人に直接言えば済む。
4.真央選手が3Aに必死に挑んてきた歴史を知っているのに何故?
5.真央選手を批判するなら佐藤コーチも批判するべきだ。
6.小塚選手や高橋選手が4回転でミスをずっと連発しても批判しなかった。
7.試合で失敗することが明日への糧になるのに。

このくらいであろう。


私はこう思う。

1.メディアは信用出来ない、とするファンが、何故、こういう報道になると頭から「信用する」のか不思議。発言が記者によって加工され、削除され、時には曲解されることは、大人なら知っていると思うのに。この発言の前後にも色々とあったと推測するのが妥当と思う。

佐藤コーチの「本人に任せた」発言に「真央に責任転嫁している」との批判も目にしたが、これも同じことが言えると思う。

2.この文面からは伊東氏の発言内容のどこにも「悪意」は感じられない。むしろ、真央は2Aでも勝てる強い選手と、高い評価をしていることが明瞭だ。

3.勝てた試合なのになあ(つまり3回目の女王のチャンスを逃した)と、伊東氏の無念さ悔しさが滲み出ていると感じる。

4.つまり、非難するほどのことでも、ましてや憤慨するほどのことではない。しかも、発言の内容そのものは素人の感覚でも異常はなく、むしろ、正常で率直な感想と思う。これと同じ意見は真央ファンの間にも少なくないのだから。

5.ただし、伊東氏がかかる内容を先に真央陣営に伝えた上であれば、なおのこと問題はないが、もしも伝えていないとすれば、佐藤コーチも真央選手も後で聞けば、あまり愉快ではないかもしれない、とは想像する。


もちろん、私の意見が絶対正しいと言い張るつもりはない。

同じ報道を見ても、ファンにより、人により、随分と感想が異なるものだと思う。


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2012.04.04 | | コメント(7) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



コメント

伊東委員長

レオノワ火山の大噴火を誰が予想できたのだろうか?

少なくとも私は4位以下だと踏んでいたのに。

伊東君、君もそうだろう(笑)

3Aにこだわるのは仕方が無いにしても、せめてFSは3A抜きで「枠取りのことも考えていますよ~~」と言う姿勢は見たかったんだろうな。

もっとも鈴木選手もSPの大ミスがなければ銀以上の可能性もあったし、村上選手もFSをノーミスなら、浅田選手が2Aを選択していれば、日本勢表彰台独占と言う野望もかなったかもしれないのにね~~。

男子が二人台乗りしただけに、悔しかったんだろう。

でも演技するのは君ではなく選手なんだよ。
成績にこだわるのか、技にこだわるのか。

技にこだわるお馬鹿な子だと言うのは、今までを見ていて理解してやりなさい(笑)

2012/04/04 (水) 21:53:18 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

Re: 伊東委員長

> レオノワ火山の大噴火を誰が予想できたのだろうか?

大噴火までありましたか?中噴火くらいでしょう(^Д^)

> せめてFSは3A抜きで「枠取りのことも考えていますよ~~」と言う姿勢は見たかったんだろうな。

あ、なるほど、これは伊東氏の立場としては当然に有り得る感想、批判でしょうね。

> 男子が二人台乗りしただけに、悔しかったんだろう。

まこと、ごもっともと思います。

> 成績にこだわるのか、技にこだわるのか。

ここは選手としては、中々そう割り切れないものがあるのでしょうね。

万が一、2Aにしてミスったら…それだけは絶対にイヤだ、とか。

五輪でペアの川口選手が4回転スロージャンプを希望したが、コーチから3回転にするよう言われ、結果的にその3回転でミスをした例もあります。もっとも、2Aを真央選手がミスる可能性は極めて低いと思いますが。

> 技にこだわるお馬鹿な子だと言うのは、今までを見ていて理解してやりなさい(笑)

私は「馬鹿」という言葉を嫌いますが、ここはバルタン様独特のレトリックと解釈し、許してつかわす(苦笑)

天才は…アインシュタインもモーツァルトも、天才的挿し絵画家の岩田専太郎も「お馬鹿」でした。

2012/04/04 (水) 23:26:10 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

技にこだわる

書いてから気づいたのだが、

「技にこだわる」

「枝にこだわる」

似ているな~~。

3Aへのこだわりは、盆栽で言えば全体のまとまりではなく、一部分の枝ぶりにこだわる、そんな気持ちがした。

「枝にこだわる」方の気持ちなんだろうな。(笑)

芸術としてみれば「技にこだわる」は逆に気持ちがわかる気がするけど、スポーツとしてみれば「枝にこだわる」「枝葉末節」

それこそ伊東委員長の言う、「勝負は勝たなきゃいけない」という価値観へとつながる。

2012/04/04 (水) 23:47:39 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

当方ブログのCM

せっかくクイズ作ったんだから答えにきてね~~(笑)

ワールド男子FS プロトコルクイズ

せっかく作った一覧表をお蔵入りさせんでくれ~~。・°°・(>_<)・°°・。

2012/04/04 (水) 23:51:49 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

Re: 当方ブログのCM

ハイハイ。ただ今。

「データお馬鹿」…オッと、失礼、「データの鬼」様の本領発揮ですか(-^〇^-)

2012/04/04 (水) 23:57:22 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

スケ連の方たちはいつも一言二言多いように感じます。別に公の場で言う必要はないような・・・。
浅田選手や佐藤コーチに後で直接言えばいいことだし、国別の選考方法についても「人気ではなくて勝てる選手を選ぶ」って言ってましたが、世界選手権の順位とランキングを見て決める。と言えば丸く収まったと思うんですがね・・。

今シーズンは本当に色々なこがありましたし「少し休ませてあげたい」というような労いの言葉があってもいいと思います。

2Aにしてまとめた全日本では、SPは村上選手の下にされFPは鈴木選手の下にされ、NHK杯でも結果的に2位になったのを見ても、2Aで望むという決断はできなかったんではないでしょうかね。

個人的には3Aではなくて複数の三回転三回転に試合でトライしてほしいです。
セカンドが3トゥループならループより認定されやすい傾向にありますし・・。
ただ、安藤選手同様セカンドに3ループをつけれた数少ない選手なのでトゥループはきっと私たちの想像以上に難しいんだと思うんですよね。
でも練習で3Aにあれだけ何度も挑戦できる体力や
強い心があれば習得できるような気がするんですがどうでしょうか。
鈴木選手も一番難易度の低い三回転三回転ではありますが習得できたし、浅田選手は3T3Tも試合で入れることができたら後半に跳ぶ事も可能だと感じるので、得点源がもっともっと増えると思いますし、選択肢がたくさんあるほうが戦いやすいのではないでしょうか。

2012/04/05 (木) 17:58:26 | URL | mina #- [ 編集 ]

Re: 3-3を

mina様、こんばんは。

mina様の「スケ連の方々は…」は、よく理解出来ます。
伊東氏や吉岡氏の発言に不快感を抱くのは自然ですし、誰も否定出来ないことだと思います。

私の感想は「こんな受け止め方もあってもいじゃないですか」くらいの感じです。
この辺は、私の持つ「天邪鬼」な根性のなせるところでもありますので(^。^;)

NHK杯ですが、ショートで真央選手が普通に2Aを決めていれば勝てた試合と思います。
だからこそ「降りない3Aは回避し2Aにしてみないか」との佐藤コーチの提案を受け入れたのだと思います。

ところが、世界選手権では当初の方針よりも「真央選手のやりたいようにすることで容認」に変わりました。
これをどう見るかはファンにより様々でしょうね。私はどちらかと言えば勿体ないことをしたと^^;

3-3についてのmina様のご意見、ほぼ同感です^^
私も3Aより3-3の方が近道なように思います。
佐藤コーチは「まだお遊戯レベル」と言ったらしいけど(~_~;)

ただ、理想的には真央選手には3Aと3-3の二つの武器を装備して欲しいと願っています。
その中で、選択肢があれば強いですよね^^

少し休養を取って、コーチとはトコトン話し合い、気分転換もして欲しいですね。

2012/04/05 (木) 23:19:30 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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