ユリア・リプニツカヤ選手は強そうだ




「フィギュアスケートDAYS」から、ユリア・リプニツカヤ選手のインタビューを抜粋。インタビュアーは野口美恵さんです。


……この大会(世界ジュニア2012)では2Aー3Tと3Tー3Tを入れていましたね。
「この大会では、一番得意な組み合わせで跳びました。でも全ての組み合わせの3-3を練習しています。2年前に3Tー3Tが初めて成功して、ちょうど今は3Lzー3Tの練習をしています。かなり良い感触です」

……ショートで1位発進。いかがでしたか?
「とにかく全てが自分のためにあるような日でした。演技に大満足ですし、楽しんで滑れました」

……初の世界ジュニアでショート首位発進。フリーへのプレッシャーはありましたか?
「まさか1位発進になるとは思っていなかったので、とにかくびっくりしました。でも嬉しかったし、ただがんばろうと思いました。プレッシャーではなかったです」

……キス&クライで、優勝が決まってコーチが跳び上がって喜んだ時に、あなたは落ち着いていましたよね?優勝を予想していたからではないでしょうか?
「本当ですか?落ち着いているように見えたんですか?とにかくボーッとしていたんです」

……演技もすごく落ち着いているように見えました。
「ポリーナ・シェルペンのおかげです。(チームメイトの)彼女がいることで、私はすごく落ち着くことができました。それで、ただベストを尽くそうと、そしてそれを評価してもらえればいいと思いました。優勝するとは思わなかったし、それを狙おうともしませんでした」

……シェルペンとは毎日一緒に練習しているんですね?
「はい。ポリーナと毎日一緒に練習しています。すごく仲良しですし、とっても楽しいです。レベルの高いポリーナと一緒にやていることで刺激になりますし、お互いのレベルが上がってきたと思います。良いお姉さんです」

……アデリーナ・ソトニコワに勝てると思いましたか?
「勝てるなんて全然思っていませんでした。ロシアの女子はみんな強いですし、でもソトニコワは今回ミスがあって、私は理想的な演技ができたんです。だから今回の試合で2人の実力を比べられるものではないですし、私が彼女より上という意味ではないと思います。実際には、ロシア選手権ではソトニコワが優勝しているんですから」

……好きな選手はいますか?
「尊敬しているのはカロリーナ・コストナーと浅田真央です。真央の優雅で上品な感じが好きです。私も、彼女たちのように、上品なタイプのスケーターになりたいって思います」

このシーズンはジュニアの大会ですべて優勝。ロシアでは有名人になったのでは?
「いいえ。すべての取材をなるべく断っているんです。テレビとか雑誌とか、あまり出ていないです。テレビの出演はほとんど断っているし、またそういった有名人にはなりたくないです。すごくプレッシャーになるから。今はスポーツスポンサーもサポートしてくれているけど、CMとかも出ていません」

……ジャンプは本当に確実で、簡単に跳んでいるように見えますね。
「確かに、ジャンプは今の私にとっては簡単なものです。試合の緊張がなければ確実に跳んでいます。まだ身体が大きくないからです」

……ジャンプの確実性や柔軟性に目がいきますが、スケーティングもスピードがあるし綺麗ですね。
「私のスケート、スピードがありますか?どうしてそんな風に思うのでしょう?私は全然速くなくて、スケーティングが一番の課題なんです。ジャンプはできるようになったけど、スケーティングをもっと磨かないとシニアは無理よって、いつも先生に言われます。私は自分のスケーティングの遅さを呪っているくらいです」

……背はまだ伸びそうですか?
「私のお父さんはロシア人としてはそんなに大きくないし、お母さんも私より10センチくらい高いだけです(160センチくらい)。だから、私もそんなに大きくならないと思います」

……スケート以外で大きな思い出は?
「スケート以外の思い出ですか?今のところないです。私のこれまでの人生は、すべてスケート一色です」



1998年6月5日生まれのリプニツカヤ選手は、ソチ五輪に出場すれば15才です。わずかの日数の違いでトリノ五輪に出られなかった浅田真央選手も、あの頃はちょうど今のリプニツカヤ選手のような日の出の勢いでしたね。


ロシアの若手女子の中で最も才能を感じる選手として、アメリカのグレイシー・ゴールド選手と同様に目が離せない。

サーシャ・コーエンさんも顔負けな柔軟性と、ジャンプの恐るべき確実性を併せ持つ鬼才ですね。彼女の掴みどころのないキャラといいますか、ツンデレ的な雰囲気も個性があって大変よろしい。

かなりのマスコミ嫌いなようで、テレビの取材にも無愛想に返答していましたね。今回、良くここまでインタビューに答えてくれたと思います。

尊敬する選手に真央選手の名前も挙げていましたが、多少はリップサービスもあるでしょう。しかし、彼女がコストナー選手と真央選手の共通点を見ているのはさすが慧眼と思います。

昨季、ソトニコワ選手は体型変化に苦労していたようですが、もしも、リプニツカヤ選手がソチ五輪までさほど体型変化が無いまま突入すれば、これは日本女子フィギュア陣にとっても脅威となるでしょうね。

同じ女性として分かるのですが、小柄な女性というのは、概して、気の強いタイプが多いです。これはホントウです。(私のような大柄な女性は案外と気が弱い)

その点でも、リプニツカヤ選手は最大の強敵になるかもしれません。

「ジャンプは今の私にとっては簡単なものです」とは、これはもう、何という自信に満ちた言葉でしょう!

「私は自分のスケーティングの遅さを呪っているくらいです」とは、何という恐るべき冷静さ!そして何という負けず嫌いな性格であることか!

※リプニツカヤ選手が年上のソトニコワ選手を「呼び捨て」にしていますが、これも日本とロシアとの習慣の違いなんでしょうね。面白いです。例えば宮原知子選手が年上の村上佳菜子選手を「村上は…」なんて言ったら大変です(^。^;)


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2012.06.17 | | コメント(2) | トラックバック(0) | ロシア人選手達・ロシアネタ



コメント

彼女、強そうですよね。尊敬してる選手はいません、という方かと思ったらちゃんと他選手の演技を見てリスペクトしてたんですね。
ソチ五輪はバンクーバー以上の激戦が予想されますね。楽しみなような怖いような・・・。
ここへきて、キムヨナさんが夏前に進路を明らかにする・・と発言して話題になってますが、もう彼女の復帰の有無より若手の勢いのほうが気になります。

安藤選手は復帰するだろうし、日本選手もみんな頑張ってほしいですね。

2012/06/18 (月) 12:47:03 | URL | saori #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

saori様、初めまして、ですよね?

どうぞ、よろしく。

>ちゃんと他選手の演技を見てリスペクトしてたんですね。

ロシアの先輩選手ではなく、コストナー選手と真央選手の名前を挙げた所に、

リプニツカヤ選手の強い個性を感じますね。

そして、踊るタイプより、舞うタイプのスケーターを目指しているのかもしれないですね。

年齢の割には自分の意見や主張もハッキリしています(欧米ではこれが普通かな?)

>キムヨナさんが夏前に進路を明らかにする・・と発言して話題になってますが、もう彼女の復帰の有無より若手の勢いのほうが気になります。

ライサチェク選手も復帰するみたいですし、ヨナ選手の復帰の可能性は無くは無いかも(^。^;)

怖いもの見たさというか、もう一度、ヨナ選手の試合を見たい気もしています。


ソチでは、技術点で勝るであろう若手と、演技構成点で勝るであろうベテランの対決になると予想します。

2012/06/19 (火) 00:03:07 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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