国と個人…対中国観




日本人の対中観、悪化の一途=8割以上「良くない」―世論調査 時事通信 6月20日(水)

日中両国で行われた世論調査の結果、中国に良くない印象を持つ日本人が84.3%と昨年より6.0ポイント増加して2005年の調査開始以降最悪となり、日本の対中イメージがさらに悪化していることが分かった。調査した日本のNPO「言論NPO」と中国のメディア、チャイナ・デーリーが20日、都内で会見し、発表した。

中国に良い印象を持つ日本人も15.6%と昨年の20.8%を大幅に下回った。良くない印象の理由(複数回答)としては、「資源やエネルギーの確保で自己中心的に見える」「尖閣諸島をめぐる対立」が多かった。「軍事力の増強や不透明さ」を挙げた人が34.8%と、昨年に比べ急増、中国の軍事的な台頭への懸念が強まっている。

中国人の対日観では、良くない印象と答えた人が昨年よりはわずかに減少したものの、依然64.5%と高い水準。良くない印象の理由としては、相変わらず「歴史認識」問題が多いほか、昨年に続き尖閣問題が挙げられている。

この調査は2005年から毎年実施されており、今年は4月から5月にかけ、日本側が市民(日本全国の18歳以上の男女)1000人と有識者500人、中国側は北京、上海、成都、瀋陽、西安の5都市の市民(18歳以上の男女)1627人を対象に行った。

メディアの発表する「世論調査」は猛威を振るってるけど、これをマトモに受ける人が少なくないのよね。この調査にしても、突っ込み所がいくつもある。

何故、日本の場合は全国で、中国は6都市限定なのか?何故、日本は有識者が入っていて、中国は無いのか?中国の人口は日本の10倍なのに、1500人と1627人は公平?日本は概してどこの地域でも「均一化」していると思うけど、中国は極貧に喘ぐ農村地帯やチベットのように他民族地域もあるわね。

それはともあれ、中国では反日教育はあっても、反中国教育?を受けていない日本人の方がネガティブな回答の比率が高いのは考えさせられる。

まあ、領土問題に始まり、中国の軍備増強、侵略戦争、強制連行、従軍慰安婦、南京事件、靖国問題、著作権の侵害等、日中間、及び日本国内で、甲論乙駁喧擾を極めた歴史があるからね。

私はそれ以外に、日本人の中国に対する「差別意識」「優越意識」も対中観悪化の根っこに潜んでいると思う。これは対韓国についても言えると思う。同じ黄色人種同士の近親憎悪的な感情もあると思う。

日本人の対ロシア観はこれほど悪くはないだろう。本当はロシアこそ、日本敗戦と降伏がほとんど決まった状況で空き巣泥棒的に樺太や千島列島を略奪し、30万人を越える死者をもたらしたシベリア抑留等…第二次世界大戦において、日本はロシア(旧ソ連)に特に何もしていないのに…日本人が最も憎むべき隣国ではないのか?

ネットウヨも、中国と韓国には憎悪丸出しにし、差別用語を吐きまくっているが、ロシアに対しては大人しい。

ロシアは一応、白人中心の国だし、トルストイ、ドストエフスキー、チャイコフスキー、ラフマニノフ等、日本人に大人気の芸術や文化がある。これも影響しているだろう。

本当は日本は古来、中国の文明、文化を崇拝し、尊敬し、ひたすら取り入れ、パクリ、今日に至っているのだが…これが右巻きの日本人には痛く業腹なのだろう。その反動もあって、余計に中国が憎いのだろう。タカ派やネットウヨが、中国人が厭う「支那」をわざわざ連呼するのも、そうした心理から来るのかもしれない。

まあ、他国を嫌い、憎むのはまだしも、それが中国「人」個人に向けられてはならない。国と個人とは切り離して考えるべきなのだが、この区別が無くなると、ネオナショナリズムの好餌となる。



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2012.06.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治・社会



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片割月

Author:片割月
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