ショートプログラムの後半もジャンプは1.1倍に




ISU総会の議決内容が発表された。

Communication No.1741・1739  http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=3568


①これまでのレベル4段階システムに、ベーシックレベルを加えレベル5段階システムに変更。

予想。スピンとステップで、最高のレベル4の認定が従来よりも厳しくなるかも。
評価の「差別化」という点で、これまでややもすると団子状態だった認定レベルをバラかすのであれば賛成だ。トップレベルの選手になると、スピンはレベル4が取れる場合が多いが、ここもバラける方が良いと思う。



②SPの後半に跳んだジャンプは基礎点1.1倍。後半とは1分25秒過ぎてから。

予想。男子では3回のジャンプを全て後半に持ってくる選手が出るのでは?
ただし、この場合、プログラム構成や選曲に難が出て来るかもしれない。つまり、前半にステップシークエンスを入れるプログラムにせざるを得ないからだ。

演技構成点であまり高い評価が貰えない選手にとっては朗報かもしれない。

4回転ジャンプのみ前半に入れ、あとの2回のジャンプは後半、というのがパターンになるかも。4回転を入れない場合は3Aのみを前半に入れるとか。

いずれにせよ、従来、しばしば見られた、冒頭に3回のジャンプを「さっさと」済ませてしまう構成は無くなるでしょう。選手により、色々な意味でプログラムがずっと多彩になり、面白くなるかもしれない。

女子はどうなるだろうか?
ジャンプに偏りが多い女子の場合、まず、3Lzを跳べる選手には有利だ。次に、シニアでは3Tー3Tを跳ぶ選手が多いが、これが後半に跳べるようになれば益々有利だ。例えば、村上佳菜子選手は当然、後半の3-3を目指すと思う。逆に言えば、これらのジャンプを持たないか不得手にする選手には少し厳しくなると思う。

ハッキリ言おう。SPで浅田選手は不利になると思う。従って、彼女はSPから3A又は3ー3を成功させることがどうしても必要になるだろう。又は、ロングエッジを取られても、後半に3Lzを跳ぶ方が得点的には有利だ。基礎点6.6点から0.8点引かれても5.8点残る。ほとんど加点の取れない3Loより得である。

ただ、女子にとって、1分25秒後のジャンプがどの程度体力的に影響するか…ここがポイントになるだろう。男子ではほとんど問題にならないだろう。

※SPではジャンプの得点比重が少し増えることになり、さらには演技構成点の比重が、たぶん、少し下がることなりますね。


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2012.06.22 | | コメント(6) | トラックバック(0) | ルール・採点・技術関連



コメント

実際に

これは、どの程度プログラムに盛り込んでくるか想像できませんね~\(☆o☆)/
連続ジャンプの後半挑戦は、失敗すると要素抜けになりかなりリスキーですからね。
跳ぶとしたら、2Aか単独ジャンプではないでしょうか。
ただし、おっしゃる通り佳菜子のように、鉄板の3-3持ちであれば、後半挑戦の選択肢は増えるでしょうね。(逆に2Aの方が見ててハラハラしそう)
美姫ちゃんはどうかな~フリー後半で魅せたルッツは単独だし、この改正受けて、SP後半でルッツからの連続ジャンプ飛んでくれたらファンとしては感涙間違いないですね。

2012/06/23 (土) 05:55:06 | URL | はぴらき #- [ 編集 ]

SP後半のジャンプ1.1倍

片割月さん おはようございます

>いずれにせよ、従来、しばしば見られた、冒頭に3回のジャンプを「さっさと」済ませてしまう構成は無くなるでしょう。選手により、色々な意味でプログラムがずっと多彩になり、面白くなるかもしれない。

御意!後半ジャンプ1.1倍のルールは改善だと思います。下記に紹介する記事を思い出しました。私の好きなプログラムの一つキム・ヨナ「ロクサーヌ」を貼っておきます。ちょうど、3Lzが真ん中で行われています。http://www.youtube.com/watch?v=8dYCpF0uQxU

黒木工吉のフィギュアスケート解説ブログ
http://kokichi0026.blog65.fc2.com/page-6.html
要は、旧採点のころに見られた演技そのものの個性やヴァリエーションが影を潜め、構成や曲の編集において画一的になってしまう傾向が見られる、ということだ。

わたしがそれについて、そういう画一的な部分がなく素晴らしいな、と思った演技のひとつに、キム・ヨナ選手の2006ー2007年SP『タンゴ・ロクサーヌ』がある。

SPというのは得点の上限がFPに比べて低いので、失敗すると大きく順位が下がってしまい、より神経質になる傾向がある。フリー以上に、ひとつのミスにおける減点の比重が大きくなってしまう故である。

その為に、選手の多くは冒頭に3度のジャンプの要素を固めてくる傾向がある。
しかし、このキム・ヨナ選手のSP『タンゴ・ロクサーヌ』においては、ショートプラグラムのジャンプ、スピン、スパイラル、ステップの計8つの要素が非常のヴァランスよく配置されている。

2012/06/23 (土) 06:44:29 | URL | ghoti #/Jidnjo. [ 編集 ]

安藤さんには

有利になるのかもしれない改正だな~~(^^)

2008年にこのルールだったらと思わせるな~~。

ジャンプのプログラム上での配置に関しては、彼女ほど多彩な選手はいない。

後半の5連続ジャンプばかりをメディアは取り上げているが、もっと前からジャンプの連続構成は組んであった。

中盤で立て続けに入れたりとかしていたんだけどね~。

いずれにしても評価の優劣に関しての段階が多くなるほど、ジャッジの評価基準はわかりやすくなる。

良い点ではあるけれども、プログラムとしての個性は削られる方向が強くなりそうだ。

プログラム構成の独創性に関しては、個別にPCSを作って欲しいとは思うのよね~~。

それこそ5段階評価くらいでね。

SSとジャンプスキルは別物だと思うから、回転不足を厳密に取るよりは、SSとJSと二つに分けて評価した方がいい気はするのだが。

戦略もののゲームだと、そういう点の影響要素の計算は複雑になっているから、少しは勉強すれば良いのに。

戦国IIXSAは面白いぞ~~(笑)

2012/06/23 (土) 07:28:46 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

Re: 実際に

はぴらき様、こんばんは。

>SP後半でルッツからの連続ジャンプ飛んでくれたらファンとしては感涙間違いないですね。

おっしゃる通り!

安藤選手が再び試合で3Lzー3Loを跳ぶ雄姿?を見ることが彼岸、いや、悲願ですが、

後半に3Lzー2Loを決めたら、これも感激モノですねo(TヘTo) くぅ

(6点+1.8点)×1,1倍=8.58点。単独3Aより高いわ(^<^)

2012/06/23 (土) 23:01:01 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: SP後半のジャンプ1.1倍

ghoti様、こんばんは。

ヨナさんのロクサーヌの件、ありがとうございます。

いや~、まったく気が付きませんでした!!

確かに、これぞウェルバランス!、というプログラム構成ですね。

こういうところからして、ヨナ陣営の戦略は日本女子陣営の上を行っていましたね。

真央選手はジュニアの時、SPのオーラスに3Loー2Loを決めてフィニッシュしたこともありました。

これもインパクトがありましたが、今となっては、もはや、叶わぬ夢となりましでありましょうや?

2012/06/23 (土) 23:14:14 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 安藤さんには

バルタン様、こんばんは。

>良い点ではあるけれども、プログラムとしての個性は削られる方向が強くなりそうだ

これはghoti様が挙げてくれたヨナさんのロクサーヌが参考になるかも。

三つのジャンプを最初に固め打ちするのも個性が無いと言えるだろうし、

ジャンプを上手くバラケさせつつ、個性的なプログラムを創るのも、振付師の腕の見せ所でしょう。

>SSとジャンプスキルは別物だと思うから、回転不足を厳密に取るよりは、SSとJSと二つに分けて評価した方がいい気はするのだが。

これ、面白いアイデアですね(#^.^#)

確かに、ジャンプの出来映えとSSとの区分けが曖昧で、評価が混在しているの点は再考の余地があるかも。

>戦国IIXSAは面白いぞ~~(笑)

吾不知不認識摩訶不思議的遊戯也

2012/06/23 (土) 23:26:11 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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