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モーツァルト「レクイエム」は希望の曲か







モーツァルト「レクイエム」。1曲目「永遠の安息を」から2曲目「キリエ」まで。
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨークフィル(1956年)

NHKでモーツァルトの「レクイエム」を特集した番組がありました。主な内容は、この曲でモーツァルトはあたらな方向転換を試みたとの推論でした。

1.伴奏が教会音楽にしては優れてドラマティックで、「私はこういう劇的な作曲も出来るぞ」とアピールしたかったのであろう。

2.2曲目の「キリエ(主よ、憐れみたまえ)」の旋律はヘンデルの教会音楽と非常に似かよっていて、「私は教会音楽の正当を継いでいる」とのアピールもしたかったのであろう。

3.つまり、「レクイエム」は悲しい音楽に聴こえるが、実は、モーツァルトにとっては「希望の曲」であったのではないだろうか。

私は上記の仮説に賛成です。「レクイエム」はその清澄な美しさとは別に、モーツァルトにしては、どこか力瘤の入った、強弱の破格な動き、うねりや澱みのようなものを感じるからです。

そこには敢えて言えば、モーツァルトが聴衆や楽壇を意識した、ポーズのようなもの…ある種の俗的な雰囲気も感じます。そこが少し引っ掛かるところです。

これまで良く言われて来た、「レクイエム」が死によって中断された悲劇的、運命的な音楽というのは、ロマンティック過ぎると思っています。

しかし、音楽というのは様々な解釈が入り易いジャンルです。あまり、そうした外部の情報に惑わされず、先入観を棄て、無心に聴きたいものです。

有名な曲だけに、多くの録音があります。私が聴いたのは、カラヤン、ベーム、ケルテス、ブリュッヘンなどですが、やはり、高校時代に初めて聴いた、ワルター&ニューヨークフィル盤が自分にはシックリと来ます。

1956年のモノラル録音ですが、演奏は熱く、劇的で、心に強く迫って来ます。

1曲目「レクイエム(永遠の安息を)」の途中から、ソプラノにより「主よ、あなたに賛歌を捧げ」が歌われる箇所は、弦の伴奏も含め、最も美しい楽想と思います。


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2012.11.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽



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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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