現代人が古代にタイプスリップすれば「聖」と呼ばれる


ひらがなでよめばわかる日本語 (新潮文庫)ひらがなでよめばわかる日本語 (新潮文庫)
(2008/05/28)
中西 進

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中西進氏…古典文学研究、特に万葉学者として知られる






語源の探索、といっても、この本の中で中西氏が凝視するのは漢字ではなく、ひらがなの「やまとことば」である。
やまとことばの語源を探る旅はそのまま日本古代の文化、生活、習慣や慣習を探る旅でもある。
以下は中西氏の説明で特に面白かった箇所の抜粋である。

「ひ」からすぐに思い浮かべるのは、太陽を意味する「日」と、火炎の「火」である。そして、「ひ」という言葉は様々な日本語を生み出した。例えば「聖人」を意味する「ひじり」は漢字では「聖」であるが、本来は「日知り」のこと。古代ではその日がどんな日であるかを知っている人が貴いとされた。田植えの時期とか台風の時期とか。「ひ」から「ひる」=昼という言葉が生まれる。

「ひがし=東」は、ひ(日)+むか(向)に「し」がついて出来た。
さらに「ひ」には霊魂をも意味する。これに継続を表す「つぎ」、つまり「霊魂を継ぐもの」が「棺」である。「ひつぎ」とは、人間の魂を継ぐ人のために入れておく受け皿としての器である。

「むすぶ」とは男女が出会って結婚したり、新たな縁をつくること。これと親戚関係にある言葉が「苔むす」の「むす」で「生す」「産す」などの漢字があてられる。さらに、これに神秘的な霊力を表す「ひ」が結合して「むすひ」という言葉が生まれた。「むすひ」は「産霊」とも書き、万物を生み出す霊力のことで、タカミムスヒの神、カミムスヒの神と呼ばれる神様がいる。


なるほど。すると卑弥呼は「日」「向」「子」とか「日」「見」「子」のように関連付けらるのか?
卑弥呼は「日を知る」「ひじり(聖)」でもあったろうから。違うかな。


先日、佐々木という名の友人と語源の話しをし、彼女が言うには「佐々木」というのは平安期の「朱雀天皇」のスザクが変化して生まれた名だと。世が世なら恐れ多くてアンタなど近づけない家柄よ!なんて自慢していた。本当かな?

次に「服部」を何故「はっとり」と、部をとり、などという変則的な読み方をするのかを彼女に聞かれ答えられない。これは古代にあった職業部門の「機織り部(はたおりべ)」がなまって、はっとり、に発音が変化したと。
フ~ン。


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2012.01.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 歴史・文化



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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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