「隠蔽調査」!!テレビドラマのアレコレ





驚いた!!
私が愛読している今野敏の「隠蔽調査」シリーズがテレビドラマになるなんて!!

サイトはここです

実はまだ第一回目しか見ていません。録画して後で見る予定(*^。^*)。

キャストは竜崎警視長役が杉本哲太、幼馴染でライヴァル関係にある伊丹警視庁刑事部長役に古田新太と、実に渋いね。竜崎の妻の冴子役の鈴木砂羽も良い。なかなか良く考えたキャスティングだ。

読売新聞にも書いてありましたが、これは大人のドラマだ。役者はいわゆるジャニーズ系やら人気タレント系はおらず、地味系、性格俳優系が揃っています。原作自体が派手なアクションよりも竜崎を中心とした会話の妙味に核心があり、若い人向きでは無いでしょうね。

それかあらぬか、視聴率は苦戦している模様です。でも、私はそんなことはどうでもいいわ。このシリーズは竜崎が警視長という高い階級(国家公務員)のまま大森北警察署の署長に左遷されてからが面白いのです。(署長の階級は警視くらいが普通)。堅物の竜崎が若い女性刑事に「恋をする」話など愉快だったのですが、さて、テレビでは女優は誰になるのかも楽しみです。


私は見ていませんが、全国児童養護施設協議会からクレームがついた「明日、ママがいない」が、とうとう「今日、スポンサーがいない」状態となり、今後の内容を変更するところまでテレビ局は追い込まれたようです。

ドラマとは言え、子供をペット呼ばわりしたり、見るに耐えない暴言・暴力が問題にされたようですが、私はこうした「クレーム」→「内容の変更」「ドラマの中止」には、両手を挙げて賛成するには慎重になります。やはり、言論・表現の自由の問題との関係があり、そう単純なお話しでは無いと思うからです。

いずれにせよ、「クレームが入り、ドラマ内容が変更」という前例が出来てしまった意味は重大です。テレビの傲慢さやドラマの低落ぶり、チープな企画は批判されても仕方無いと思います。しかしながら、それでなくとも「ヘタレ化」しつつあるテレビやメディアが益々萎縮していくことにもなりかねず、難しいところだと思います。私は内心、「断固、当初の予定通り続ければ良い。ドラマを見た子供が傷つく?では見せなければ良い」くらいに思っていましたが。


NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」をちょっとだけ見ました。そして、「またか。。。」とため息をつきました。

武将クラスの武士が馬上で「刀」を振り回し、「槍」を持つ足軽や下級武士と戦うシーンがあった。

バッカバカしい。槍の長さは刀の倍以上はある。しかも馬上の武士は片手は手綱を握っている為、片手で刀を振り回す。槍を持った女子でも勝てるのでは?また、槍で馬のお尻なり顔を刺せば、馬は暴れて武将はたちまち落馬。複数の足軽の槍の餌食になって、ハイ、それまででしょ?

長い槍で刺すのと、短い刀を振り回すのでは、槍の方が強いことくらい、戦の素人の私にだってわかる。

命のやり取りをしている戦いでまさか「槍で馬を刺したり切ってはいけません。鉄砲で撃ってもいけません」という厳格なルールがあったとでも言うのでしょうか?もういい加減、こうしたアホくさい戦のシーンは止めたら如何?

それに、侍大将クラスが馬上にいれば、敵に「どうぞ俺を射って下さい」と身を晒すようなもの。鉄砲や弓矢の格好の的になるだけ。イヤ、石を投げつけられても相当傷つくのではないか。侍大将と言えども、戦が始まれば馬から降りて槍で戦った事は歴史の常識となっています。

黒澤明の「影武者」だったと記憶していますが、武田?の騎馬隊が鉄砲を並べて待ち構えている敵陣に突っ込み、一網打尽となるシーンがありました。アレはドッチラケでしたね。

考えても見よ。鉄砲を並べた敵に向かって、馬に乗ったまま刀を振り回して突っ込むアホがいるか?

ドラマで時代モノが廃れた原因は色々とありますが、あまりに荒唐無稽なチャンバラシーンに現代の日本人はアホ臭くて見る気にもなれない、という理由もあるのではあるまいか?

アメリカ映画やドラマでも、昔のように、ライフルで待ち構えている騎兵隊にアメリカ原住民(インディアン)が、「アバババ~~!オホホ~~!!」と奇声を発しながら槍や弓矢で戦うシーンなど無くなった。保安官や賞金稼ぎが5人も8人も相手に銃でことごとく撃ち取るシーンも見なくなった。余りに非現実的でマンガだ。

日本人の中には「竹槍戦法」や「玉砕戦法」に対するノスタルジーが今も根強くインプットされている人が多いのでしょうか。もういい加減、荒唐無稽な戦闘シーンやチャンバラはやめましょう。

ただし、「真田十勇士」みたいに初めから「マンガ」と割り切っているドラマなら分かります。忍者がドロンドロンしたり、木から木へと飛んだり、分身の術を見せたり、大凧に乗って逃げるとか(^O^)。


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2014.02.01 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



コメント

たしかに! 面白いです

「演技力?」「経験は?」「ワンパターン」な人が主役のドラマが多すぎますね。
たしかにこのドラマは面白いです。
2話以降みられていないようなので詳細は書きませんね、「武士の情け」、いや「壮大なるカン違いの情けじゃ」(笑)。

>署長の階級は警視くらいが普通

署員数の多い警察署では「警視正(警視と警視長の間」の署長さんもいますよ。
私の住んでいる警察本部では、本部の課長(警視)が署長になっていますが、管轄する地域の人口が多く規模の大きい警察署には本部の部長(警視正)が署長になっています(新聞の異動に関する記事より)。

「戦闘シーン」
まあ、あれが無いと時代劇ではないと私は思います。
「古い奴ほど新しい物・・・」、いや「古い奴ほど古いパターンを見たがるもんでございます」(笑)。

「明日ママがいない
これはたしかに「見たくない!!」ので見ていません。
クレームでオタオタするくらいなら、最初から作るべきではないですね。

2014/02/01 (土) 05:43:50 | URL | 壮大なるカン違い #h1thCUug [ 編集 ]

長篠の戦い?

 片割月さま、こんにちは。
 時代物の時代考証のいい加減さ、って確かに感じますね。おっしゃること、お怒りもよく判ります。

 「長篠の戦い」に関して。
 黒沢明のこの映画に於いて描かれたこの戦いのシーンは長きに渡って「定番」になっていました。司馬遼太郎のいくつかの作品の中でもこのシーンや信長の鉄砲隊の三段撃ちはハイライト的扱いでした。でも近頃ではこの長篠に殆ど鉄砲の弾が残ってない事、そんなアホな(柵に向かって突撃する人間なんかいませんよね)戦法はありえないという正論が言われつつあるようです。この三段撃ちは実際は弓の戦法でもあるそうです。
 信長公記に書かれていたので史実みたいに言われていたんですかね。徳川同盟軍はとても強かったみたいです。その手柄を横取りするつもりで荒唐無稽な話を考え出したのかは判りませんけど。

 馬上で刀で戦うのは凄く不利で、大抵は長槍だった、と聞いてます。
 賤ヶ岳七本槍というのが有名ですが実は三振り太刀というのもあって全部、怪我がもとで死んじゃったそうです。いかに戦場で太刀が不利だったか判ります。
 確か黒田官兵衛は播磨の豪族の家老の家に生まれたと記憶しています。彼が若い頃ではその地域では「中世」の雰囲気も残っていたかもしれない。名乗りを上げて一騎打ちみたいな文化もあったかも。
 黒田如水は煮ても焼いても食えない策士、軍師というイメージがあるのですが…。荒木村重の城に乗り込んで幽閉されるとか、キリシタンだったというのがかろうじて若気の至りでかわいげがあるのかな。
 歴史好きというよりも殆どが司馬遼太郎の本やNHKなどのドキュメントなどの受け売りですのであしからず。
 私は今野敏さんは「安積班」のシリーズが好きです。
隠蔽捜査、全部録画してるけど、全然見てない。片割月さまの記事見てみる気になりました。
 長々と失礼しました。
 

2014/02/01 (土) 11:47:45 | URL | shige #- [ 編集 ]

Re: たしかに! 面白いです

壮大なるカン違い様、こんばんは。

壮大なるお情け、感謝いたします(^O^)

あ、大きい警察署では警視正が署長になる例があるようですね^^
さすがに警視長が署長というのは無いでしょうね。
小規模の県警本部長の階級が警視長(普通は警視監)というのはあったと記憶しています。

戦国時代の馬は小型でポニーみたいなものだったようですから、
あれではテレビでは映えず、カッコ良くはない(*^◯^*)

2014/02/05 (水) 00:15:45 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 長篠の戦い?

shige様、こんばんは。

長篠の戦いで武田軍が敗れたのは、兵力の差という平凡な結論が妥当かもしれませんね。
一説によれば、織田・徳川の連合軍の兵力は武田軍の2倍以上だったと。
城の戦いならともかく、平地での戦いでは兵力で遥かに勝る方が勝つのは理の当然でしょうね。

shige様は戦国ものにお詳しいようですが、かなりお好きなようですね^^
私は日本の歴史では、古代~鎌倉時代、幕末~昭和に最も関心があり、戦国はその次くらいです。
特に、戦国時代の天皇家や公家がどのように生き抜いて来たかに興味があります。
司馬遼太郎の戦国ものは国盗り物語くらいしか読んでいませんが、幕末ものは沢山読みました。
新田次郎の武田信玄や武田勝頼の小説は面白かったです。

おおッ、安積班がお好きなんですか(*^。^*)
隠蔽調査シリーズはテレビも小説も面白いですよ。

2014/02/05 (水) 00:46:44 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

今野さんの作家としての実力

 片割月さま、こんにちは。
 隠蔽捜査のドラマ、大変面白いです。流石に骨がしっかり通った内容です。役者も素晴らしい。相棒以来、こういう男だらけの色気抜きの「企業物」「警察もの」があっちでもこっちでも放映されているけれど、原作の職人技のストーリィテリングと人物造形に支えられておりますね。(古田さんの伊丹、好きです はあと)
 今野さんはずっと息長く作品を発表していて、「隠蔽捜査」で吉川英治新人賞を取り、ブレークした時は「え? あのひとが?」と思いましたよ。私は本格ミステリ(エラリークイーンからの系譜)や日常の謎派が好きなので今野さんの作品は全く自分のテリトリーからは外れていましたがドラマのお蔭で今更ながら、いい作家に巡り合えたと思っています。

 それから、「永遠のゼロ」、読みました。
 片割月さまは浅田次郎を連想されたのですよね。私はそのアプローチの仕方が内田康夫みたいだと思いました。作者が自分の取材の筋道を辿り、昔の話を織り交ぜるという手法は二時間ドラマそのものです。何とも浅いアプローチ。宮部久蔵の描き方は悪くない。それなのに終盤のあざとい泣かせ方で台無しにしている。
 私の祖父も南方に召集され、士官でしたが口には言えない思いで生還してきました。
 まる子さまの仰っていたのと同じです。祖父も全く戦争の話をしませんでした。こっそり親類や知人を援助したり、沢山あった趣味も全部封印していました。叔父が終戦後に病気で他界してからは休みはお寺の奉仕や掃除を日課にしてましたし。(何か悪い事をしたという事でなく生き残ってしまった罪悪感)広島の師団にいた頃、原爆の被害、祖父だけは出張で免れた事が一番つらかったのだろうと亡くなった後で戦友で長年のお友達だった方に伺いました。
 あの作品は上滑りな気がしたのです。何かいびつで不完全。洗練されていない。色んな要素を(飛行機オタク、反戦テーマ、泣かせるメロドラマ、サムライスピリッツなどなど)ぐじゃぐじゃに詰め込んだ感じ。
 映画版はかなり作品をカットしていると聞いています。宮部久蔵の生き方にスポットを絞り込んで構成されていると良かったんだけど。
 小説家と呼ぶには一寸物足りない。それがあの作品を読んだ感想でした。戦争への血を吐くような思い、生還してからの苦悩。身近で祖父を見ていただけに、しっくり伝わりませんでした。
 生意気な意見申し上げて申し訳ありません。
 長々とすみませんでした。

2014/03/12 (水) 10:43:43 | URL | shige #gHF7ZHas [ 編集 ]

Re: 今野さんの作家としての実力

shige様。

オオッ!ご覧になりましたか。ネ?良かったでしょ。シブイよねヽ(*^^*)ノ

今野敏は会話のやり取り、リズムに何とも言えない味わいがあります。

エラリー・クイーン…私も本格ミステリーにハマっていた時がありましたよ^^
アガサクリスティなど、かなり読みましたね。

>内田康夫←(-^〇^-)こういうのもshige様は見たり読んだりしているんだ!好きですね~~。

私は赤川次郎の三毛猫ホームズを何冊か読んだわ。

「永遠のゼロ」の物足りなさについて、同感です。

そして、美談に過ぎているのが、やはり、どこか付いて行けないって感じですね。

2014/03/16 (日) 21:10:09 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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