良かったこと、残念なこと:レイシズムとバッシング





「差別横断幕でレッズに「無観客試合」の処分」 NHKニュース(3月13日)

…(引用開始)サッカーJリーグは、今月8日に行われた浦和レッズの試合で、スタジアム内にサポーターが掲げた横断幕が差別的だったと判断し、すぐに撤去しなかったクラブにも責任があるとして、レッズに対し、今月23日のホームゲームを観客を入れないで行う「無観客試合」とする、これまでで最も重い処分を出しました。
今月8日、レッズとサガン鳥栖の試合が行われた埼玉スタジアムに、英語で「ジャパニーズオンリー」と書かれた横断幕が掲げられました。

レッズは、横断幕には「日本人以外はお断り」という差別的な意味があるとして、スタジアムの当日の警備員や横断幕を掲げた男性サポーター3人に聞き取り調査などを行い、13日、Jリーグに調査結果を報告しました。
それによりますと、横断幕が掲げられたのは試合開始前の午後2時から3時の間で、その後、警備員が横断幕を確認しましたが、クラブに連絡が入ったのは試合中の午後5時前でした。
警備の責任者はこのあと横断幕を掲げたサポーターの1人に「今すぐ剥がしてほしい」などと撤去を求めましたが、「試合中のため厳しい」などとして応じませんでした。
結局、横断幕が撤去されたのは午後6時すぎだったということです。

こうした報告を受け、Jリーグは横断幕の内容は差別的だと判断し、横断幕を確認したあとも1時間にわたって撤去しなかった責任があるとして、レッズに対し、始末書の提出を求めるけん責と、今月23日に埼玉スタジアムで予定している清水エスパルスとのホームゲームを観客を入れないで行う「無観客試合」とする制裁処分を出しました。
ことし22年目を迎えたJリーグで無観客試合の処分が出るのは初めてで、これまでで最も重い処分です。
Jリーグの村井満チェアマンは、「Jリーグとして差別の問題に厳しく対応すると考えて判断した。今の状態で観客の安全が確保できる確信が持てなかったし、サポーターに直接的なメッセージとなると考え、この処分を決めた。この処分が今回の問題の重大性と、各クラブ、サポーターに対しても強烈なメッセージとなると思う。各クラブにも自分たちのこととして今後対応してほしい」と話しました。

レッズ社長「処分は当然」
処分を受けたレッズの淵田敬三社長は、横断幕を掲げた3人が所属するおよそ20人のサポーターグループに対し、無期限の活動停止とレッズのすべての試合への無期限の入場禁止処分としたことを明らかにしました。
さらに、15日のJ1のサンフレッチェ広島とのリーグ戦以降、ホームとアウェーを問わずすべての試合で、レッズのサポーターに横断幕や旗などを掲げることを禁止するとしました。
淵田社長は都内で会見して陳謝し、「これまでのトラブルを鑑みれば処分は妥当で当然。これを機に差別がなくなるよう断固として取り組んでいく」と話しました。
淵田社長によりますと、今回の問題で横断幕を掲げた男性サポーター3人に聞き取り調査を行ったところ、3人は「差別や政治問題化させる意図はなかった」と答え、掲げた理由については「ゴール裏は自分たちの聖地で、ほかの人たちに入ってきてほしくない。最近は海外のファンも増えているが、応援の統制が取れなくなるのが嫌だった」などと話したということです。

また、クラブスタッフが横断幕を確認してから撤去までに1時間余りかかったことについては、クラブスタッフの差別に対する認識の甘さや、横断幕を外す場合にはサポーターの同意が必要といった長年の慣習により、クラブが迅速に対応できなかったことなどを挙げました。
そのうえで、今後はクラブが主体的にスタジアムを管理できるよう、新たなルールを作ることや、クラブスタッフの人権意識を高めることなどの対策を取ることを明らかにしました。

FIFAなど差別的行為に厳罰
差別的な行動や言動に対し、FIFA=国際サッカー連盟や世界の各リーグは厳しく対処しています。
FIFAは、ヨーロッパを中心に選手らによる人種差別的な行為や発言が後を絶たないことから、去年5月に改めて差別に対して厳しく臨む決議を行いました。
そして差別的な行為については、「制裁金」のほか「無観客試合の開催」「勝ち点の減点」「下位のリーグへの降格」などの処分を科すよう、加盟する世界各地のサッカー協会に求めました。
FIFAは、クロアチア代表のディフェンダーの選手が、去年11月に行われたワールドカップヨーロッパ予選のプレーオフのアイスランド戦で、試合後にサポーターに向かって民族主義を助長するような差別的な行動をしたとして、公式戦10試合の出場停止と罰金の処分を出しました。

処分はことし6月のワールドカップブラジル大会から適用され、この選手はワールドカップに出場できなくなりました。
またイタリア1部リーグは、去年12月に行われたリーグ戦のインテル対ミランの試合で、インテルのサポーターがミランの選手に対し差別的な掛け声などをしたとして、インテルサポーターが陣取るスタジアムの一角を1試合閉鎖する処分を出しました。
日本のJリーグは、これまでも「人種、性、言語、宗教、政治またはその他の自由を理由とする国家、個人または集団に対する差別を行ってはならない」としていましたが、これに加え、ことしからは「中立地での試合の開催」や「無観客試合の開催」「試合の没収」「下位のリーグへの降格」の制裁を新たに追加しました。
また、今シーズンの開幕前には各クラブに対して海外の事例なども紹介し、差別のない試合運営などを求めたばかりでした…(引用終わり)。


私はJリーグの厳正な処分を支持します。一罰百戒だ!それでなくとも浦和レッズのサポーターの一部にはこれまでも問題があったことが指摘されています。在日韓国・朝鮮人選手を狙い撃ちにした「ブーイング」とか。

世界に恥ずべきレイシズムに対しては妥協することなく断固たる姿勢を示すことが肝要。今回のJリーグの英断はとても良かったと思います。他のスポーツにも良い影響をもたらす可能性もあります。

概して日本は差別・差別発言に甘過ぎます。国連からも再三に渡って是正勧告を受けているにも関わらず、日本政府は無視をしています。そもそも自分達が率先して差別・差別発言をするからでしょう。

しかし、レッズ社長の「横断幕・旗も禁止」は、いささか「羹に懲りて膾を吹く」の類ではないでしょうか?例えば、プールで生徒が水死したとて、プールでの水泳を禁止するようなものだ。大切なことは、教師が適切な水泳指導が出来るようにすること、生徒に正しい泳ぎ方を教えることなのだ。同様に、レッズの社長がなすべきことは、レイシズム=犯罪に等しいと、選手やサポーターに粘り強く指導することではないでしょうか。

残念なのは、主要メディアの当初の対応です。「これは差別だ」と判断せず、曖昧な言い回しに終始していました。辛うじて「差別とも受け取れる」とあったくらいです。これだから日本はレイシズムに対する意識の低い国とみなされるのです。情けないと思います。

日章旗と旭日旗に並んで「japanese only」の横断幕があれば、これは立派に100%差別だ。しかも確信犯です。「差別するつもりはありませんでした」との弁明は通用しません。

この件では、熱心なサッカーファンとしても知られるコラムニストの小田嶋隆氏のつぶやきに私は共感します。小田嶋氏のつぶやきに対し、ネットウヨがワンサと集って来る図式はどこかで見たような。。。
サイトはここです

以下の2つのつぶやきに私はある種の既視感を覚えます。

「ずっと昔からそうだが、一部の浦和サポはどうしても好きになれない。 もっと言えば、マトモな浦和サポは、一部の浦和サポの品位を欠いた振る舞いに迷惑している。」

「縄張り争いが好きな人間はどこの世界にも一定数存在している。彼らはチームへの忠誠心や競技に対する愛情ではなくて、もっぱら敵への憎しみによって結びついている。 たぶん、憎悪の感情に身をまかせることにある種の法悦を感じているのだろうな。」

そうです。「浦和サポ」を「浅田妄信者」「陰謀論者」と置き換えてもそのまま使えそうだ。さすがにフィギュアファンが会場で差別的なバナーを掲示することはないでしょうけど、「フィギュアを愛するが為」「公平なジャッジを訴える為」との綺麗事の謳い文句は、己の醜い言動を糊塗するマヌーバーなのだ。



朝日新聞(3月14日)

…(引用開始) 「STAP(スタップ)細胞」の論文に多数の疑問が指摘されている問題で、主要著者4人のうち理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーを含む3人が、論文の撤回に同意していることがわかった。複数の理研幹部が朝日新聞の取材に認めた。「生物学の常識を覆す」として世界中を驚かせた研究成果は、白紙に戻る公算が大きくなった…(引用終わり)。


残念です。メディアは当初は小保方氏を「リケジョ」とか持ち上げておいて、その後、論文にいくつかの疑問や疑惑があると分かると、今度はバッシングに回る。正義を振りかざして。あざとい。いつものことだけど。

この背景には男性側の妬み嫉みがあったと私は睨んでいます。つまり、理科系の学者でありながら、30歳程の若くて美人(※)の女性が世界的な発見をしたことが、許せないのだ。面白くないのだ。それで、アレコレと粗探しが始まったのだと思います。女の嫉妬は個人的な世界に留まる例が多いが、男性の嫉妬は組織的・社会的に影響を与える例が多いから恐ろしいです。

職場にもよくいるでしょう?大した仕事も出来ないのに、女性の粗探しだけは「一流」な男性が。

嘗て、田中真紀子や辻元清美が「大した不祥事」でもない問題で国会で槍玉に挙げられ、バッシングたことを思い出す。もちろん、彼女達にも非難される理由はあった。しかし、それ以上に男性政治家・メディアによる「女のクセに生意気だから叩いてやれ」との嫉妬があったと思います。

同様に、小保方氏にも問題はあったのでしょう。しかし、今回の騒動の中身は、

1.そもそもSTAP細胞は存在するのか?
2.幹細胞の作製に関し、他の専門家による追試・再現が出来ないのは何故か?

が問題の急所であり幹であって、他の例えば早稲田大学大学院時代の博士論文の件は枝葉の問題ではないでしょうか。博士論文中のコピペにしても、それが研究の勘所ではなく、枝葉末節の箇所であれば、大した問題では無いと私は思うのですが、どうでしょうか。

小保方氏は既に、科学コミュニティの世界で大きな痛手を受けていると推測します。溺れかけた人間をメディアがかさにかかって攻め立て、吊し上げ、バッシングしようとする気配に、私は嫌悪感を覚えます。

日本の理科系の女性学者が世界的発見をする例は稀だと思うので、その意味でも残念です。もちろん、まだどうなるかは分かりませんが。まだ若いし、きっと才能豊かな女性だと思うので、これに懲りず、頑張って欲しいです。

※理屈っぽい話になりますが、ここで「美人」とありますが、あくまで母集団は「理科系の女性学者として」です。母集団が「女優として」や「モデルとして」であれば、また違った意味合いになることを念の為に申し添えておきます。

最近の将棋の女性棋士には美人が多いと聞きますが、この場合も母集団はあくまで「女性棋士として」です。


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2014.03.14 | | コメント(31) | トラックバック(0) | 政治・社会



コメント

女流棋士

STAP細胞はまだ発見の段階である。これから実証実験を重ね、再生医療技術として確立されてゆく。このことからも山中教授のIPS細胞がいかに研究が進んだ技術であることが伺い知ることが出来る。
小保方さんは名誉挽回のために奮闘して頂きたい。
片割月さんの言説のとおりである。電脳戦の聞き手でおなじみの矢内理絵子四段をはじめ女流棋士は美人が多いと言える。

2014/03/14 (金) 20:46:40 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

STAP問題

片割月さま、こんばんは!

小保方氏が騒がれている主な原因は、枝葉の部分などではなく、研究者として致命的な部分だと思います。
理研内部の調査委員会の判断がまだおりていないため現時点では「疑い」の状態ですが、研究の遂行、論文の作成にあたり不適切な部分があった可能性は濃厚です。

テレビメディアがどのように騒いでいるのかは想像がつきますし、それが決して趣味の良いものではないことには同意致しますが、小保方氏(とそのチーム)も「アリエナイ」と私は感じています。
「捏造」があったかどうかは今後の調査委員会の判断を待たねばなりませんが、少なくとも現時点で理研サイドは「研究者としてあまりにも未熟」「自力で論文を構築する力はなかった」「自らが採用した責任を負うことも辞さない」とかなりシビアな意見を公表しています。
これは「男性による女性叩き」などではなく、むしろ女性を積極的に登用して「リケジョ」パワーをアピールしようとしていた理研にとっても忸怩たるものがあると思います。小保方氏を厳しく評価することは、むしろ研究者としての良心のなせる技だと思っています。

私の学位論文はあのように注目を浴びるテーマとはほど遠い小さなものでしたが、それでも「文章の盗用」「画像の加工」「実験結果の流用」は絶対にしてはいけないという強い自覚がありました。
「主要テーマと関係ないからコピペくらいいいじゃん!」ということではないのです…。

多分フィギュアでいうと「順位に関係なかったら、他の選手の靴に細工したっていいじゃん!」っていうのと同じくらい「ナシ」です。

といっても、決してメディアを擁護しているわけではないことはお分かり下さいね!
メディアの「手のひら返し」や「下衆さ」は確かに正視に耐えないものがあります。ですがだからといって小保方氏の責任が減じられるものではないと私は思っています。

2014/03/14 (金) 21:07:12 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさんに同意

ののんたさんも理系だったのかな?

画像その物は過去の論文の物を、比較資料として使用する場合なら、出自が明記されていれば問題は無いのですけどね。

今回の問題は、論文提出前の社内チェックの不備でしょうね。


勇み足ではあるけれども、リケンの社内的な思惑も存在していそうな可能性も感じられますね。

薬品業界や医学業界でも功を焦って同様の事件が全く無いとは言えないですからね~~。

2014/03/14 (金) 21:53:47 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

バルタンさま

もともとは文系だったはずなのですが、就職後に再受験した「転び理系」です(笑)
ですので根本的にはあまり論理的ではなく、PCSの謎には頭を悩ませております。

理研は年次契約で、数年のうちには何らかの成果を出さないと契約を切られるはずなので、30歳=学位取得してから4年目くらい…そろそろ焦っていたのかもしれないですね。

確かに成果を急かされていたかもしれませんし、組織の思惑もあったかもしれません。若さ故の功名心や勇み足もあったかと思います。
でも彼女はあくまでこの研究のユニットリーダーであり、2編の論文の First author です。その責任を最後まで負えないのであれば、始めから負うべきではなかったと考えます。
発表の際には「リケジョ」と華々しくもてはやされ、研究に不備があったら「若い女性だから」と庇われる…というのでは、逆に今後若い女性が活躍する場を奪うことにもなるでしょう。

厳しいようですが、そういう意味で私は小保方氏をどちらかというと批判的な目で見ています。

そもそも「後ろで蝶結びなんて脱ぎ着が不便なのになぜ割烹着?」とか「細胞を培養している部屋になぜオープンな状態で爬虫類(未知の細菌の巣窟)が…?」とか、「滅菌した手で袖をまくるのはナシでしょう」とか「?」が浮かぶことは多々あったのですが、私にとっては「画像の切り貼りをしてはいけないことを知らなかった」「他の論文からコピーペーストしてはいけないことを知らなかった」という本人の弁が最大の衝撃でした。
電気泳動像を縦横比いじって切り貼りするのはどう考えてもダメですよね…?

>画像その物は過去の論文の物を、比較資料として使用する場合なら、出自が明記されていれば問題は無いのですけどね。

私が本格的に今回Natureに投稿された論文に疑念を持ったのは、博士論文から流用されているという画像が、 pdf.データからの転載の可能性があるということを知った時です。元々の画像データからであれば「古いデータを間違えて貼ってしまった」ということもあるかもしれませんが(それにしても不注意過ぎですが!)、既に論文の形になったものからの転載となると、故意の流用ととられても仕方ない部分はあるかと思います。

2014/03/14 (金) 23:12:19 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんた様に同意 +α


 片割月さま、こんばんは。

 私はフィギュア関連の記事で、初めてこちらのブログへ書き込みをさせていただいたのですが、実際のところ、片割月さまの政治、歴史、社会に関するものの見方や価値観に共感するところが多く、そういう多様な記事のベースに横たわる人間性への信頼から、意を決して、お邪魔させていただいた、という経緯がございます。

 フィギュア関連記事に比べてコメント欄は膨れ上がらないかもしれませんが(笑)、こうした硬派な時事ネタも継続して取り上げていただければ、愛読者として本当に嬉しい限りと思います。

 さて、今回取り上げていただいた二つの事件ですが、「浦和レッズ側」の対応や差別問題に関するご認識について、終始共感的に読ませていただきました。
 
 最近、社会的に不遇であったり、不満足であったりする人たちが、国際性や公平性の名のもとに擁護されるべき少数派や弱者を排斥する傾向が顕著になっているようです。
 こうしたヒューマニズムの低下に歯止めをかけることは、日本の歴史を振り返ってみると、大変難しいことのように私には思われます。

「戦争で負けて滅びる国はない。全て滅びる国は自殺である」
 
 こういう真理が当てはまる時代がまた来たとしても私はちっとも驚きません。

 
 一方、STAP細胞をめぐる一連の騒動に関しましては、ののんた様のご意見に私も賛同いたします。
 
 某研究職として、科学研究の末端にいる私のようなものから見ても、小保方氏やその共同研究者、そして理研や学位を与えた大学、どれ一つとっても擁護できるところはない、ということだけは重ねて申し上げたい次第です。

 ところで、私はジャンルとして小保方氏などと同じ様な世界で生きているためか、このたびの事件の「お粗末さ」「悪質さ」「驚くべきありえなさ」については何の疑念もいだいていないのですが、
 これ、一般企業などで非・研究職にお勤めの方や、職をお持ちでない方からすれば、やはり「コピペや画像の転用なんぞあっても、肝心のSTAP細胞ができていれば、それでいいではないか」といった所見が多いのでしょうかね。私は今回の騒動をめぐっては、そうした市民一般の「科学的批判的センス」の消息の方により興味があります。

2014/03/14 (金) 23:36:19 | URL | xyz #MvJj7K7w [ 編集 ]

インベンター

いつの世も新規な技術や学説は排斥を受けるものである。必ずや小保方博士がインベンターとなる時がくることであろう。

2014/03/15 (土) 04:05:45 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

そうかなあ

私も、今回のことでは小保方さんは致命的なミスを犯したと思いましたけど。
狭い研究者社会・信用がものを言う社会で、Natureに投稿した論文を撤回するような事態に陥ったのであれば、今後小保方さんがいくら頑張っても、彼女の業績を評価する研究者はいないと思われます。
彼女の不名誉は、理研と利害関係のない組織でSTAP細胞が再検されたとき初めて濯がれるので、それまでの間は研究者としては実質干されると思います。
問題のある論文をNatureに提出した、この点を横に置いておいて、男性研究者の嫉妬だの・女性のガラスの天井だのに問題をすりかえることは、むしろほかの「リケジョ」たちの今後に触りになるでしょう。
売り出すときに「若い女性」を押し出しておいて・まずい時に「若い女性だから」でかばっては、女性研究者というものの信用を失うだけです。
STAP細胞の真偽はとにかくとして、ここは黙って雌伏の時ではないでしょうか。

2014/03/15 (土) 06:47:06 | URL | jyamushi #- [ 編集 ]

一部の残念なサポーター

片割月様

こんにちは。
STAP細胞については、皆さんのおっしゃるとおりですので、私は愛するサッカーについて。

今回の浦和レッズの一部のサポーターの差別的な横断幕については非常に残念といいますか、許せない気持ちでしたね。
サポーターの応援は選手にとって非常に背中を押してくれるものであり、私は他のクラブのファンですが埼玉スタジアムのいつも満員の独特な緊張感の中での試合は楽しみにしていました。
しかしレッズの一部のファンは熱心すぎるあまり相手チームのバスに火炎瓶を投げたり、サポーター同士でトラブルを起こしたり、差別的なやじを選手等になげかけたりと、もはや応援とはいえないのではないかというところまできていましたね。

「ゴール裏は聖域」だなんてクラブを自分の所有物のように勘違いしているのでは。
全ての選手、サポーターに敬意と愛をもって応援していればあんなことにならないのになあと残念です。

本日のサンフレッチェ広島戦、次の埼玉スタジアムの清水戦で選手とサポーターがいつも以上にすべきことができるかどうか注目しています。
特に無観客試合では場外で応援するサポーターもいらっしゃると思いますが、頑張っている選手に敬意を払って節度ある応援をしてもらいたいと願っています。

2014/03/15 (土) 11:48:32 | URL | ぱた #- [ 編集 ]

バッシング

>最近、社会的に不遇であったり、不満足であったりする人たちが、国際性や公平性の名のもとに擁護されるべき少数派や弱者を排斥する傾向が顕著になっているようです。

人間には異質なものを排除する心理、己の社会的不満をさらに社会的な弱者に向けて不満を解消するなどの心理があります。これらの根本的心理は教育などにより乗り越えると共に社会が豊になる必要があります。

>小保方氏やその共同研究者、そして理研や学位を与えた大学、どれ一つとっても擁護できるところはない

確かにそのとおりですが、手のひらを返したような個人叩き的な報道はいかがなものかと思います。研究者の育成システムとしてどうだったのか、今後どうあるべきかということころに落とし込んでほしいですね。そもそもNatureの査読審査をとおるということは凄いことですから。(逆に言うとNatureが問題のある論文をとおしてしまった!?)

2014/03/15 (土) 12:03:58 | URL | pen #YlEHWAnc [ 編集 ]

penさまへ

 
 私の文章をお引きになっておられましたので、後半の「バッシング」のところについてご質問してよろしいでしょうか。

 「手のひらを返したような個人叩き的な報道」というのは現時点で、どういった報道を指しておられますでしょうか。

 ちなみに、私が今回の騒動をめぐるマスメディアの報道に感じたことは、

 ・転用・改ざん発覚前 

 → まだ何の客観的な検証もなされていないのに浮かれすぎ。拙速。「科学界の神童(神女?)」物語を創って、アイドル好きの一般視聴者に取り入ろうとしている。

 ・転用・改ざん発覚後 

 → 最近、似たような事件が多いためか、さすがに報道に慎重になっている。これだけ状況証拠がそろっており、その道の専門家も口を極めて「あってはならない」「悪質だ」と言っているにもかかわらず、森口、サムラゴーチ両氏の事例に比べて、皆、奥歯にものの挟まったような言い方をしている。

 こういう印象です。
 
 国際的な舞台における「日本という国をめぐる信用問題」でもある、という切迫感はあまり感じられず、「stap細胞はあるはずだ、あってほしい」と願う一部国内世論の電凸にでも配慮しているかのような「手ぬるい追及」のように思われなくもないです。
 
 まあ、事柄の性質上、容易に口を挟みがたいというだけなのかもしれませんが。

 ちなみに科学史の世界では、ips森口氏よりも、stap小保方氏の所業の方がより悪質である、根が深い、というのが後世の評価になると思います。
 
 今頃、全国の科学史家の血潮は大いにたぎっていることでしょう。

2014/03/15 (土) 18:59:24 | URL | xyz #MvJj7K7w [ 編集 ]

ネイティブチェッカー

細胞(さいほう)は不思議である。天文学的な確率であるが同じ親から全く同じDNAの子供が生まれるのである。従って我々もひとつのパターンにすぎないのである。

Jリーグ創設当初は日本のサポータは非常にマナーが良かった。しかし現在このような状況になってしまったことは大変憂慮すべき事である。
ただ今回は英語の理解力が足らなかったこともあるのではなかろうか。例えば英語圏の人から見た場合日本人が着るTシャツに書かれた英語がとんでもないものが書かれたものがある。従って今後各クラブはネイティブチェッカーを雇ってこれらのことに対応する必要があるだろう。

2014/03/15 (土) 19:17:19 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

研究者としては

正直言って、ずさんすぎるね~~。

写真の切り貼りや縦横比の圧縮は、明らかなデーターの捏造と言える。

学術論文では絶対にしてはならないことで、感覚としてはブログでの記事のアップ程度の常識しかなかったように思える。

学士論文の時点でも許されない事だから、よほど指導教官が甘かったのだと思えてしまうね。

問題なのは、原発の時と同じで科学者、技術者全体の信用を落とした事に繋がるということ。

再起の機会は与えてあげたいとは思うけど、論文作成に関しては、基礎から学びなおすべきなんだろうね。

手術用着は割烹着に似ているからそれほど悪いとは思わないけどね。

引火性の薬品を使わないのなら別段問題は無いとは思う。

2014/03/15 (土) 19:57:03 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

xyzさまへ

>ips森口氏よりも、stap小保方氏の所業の方がより悪質である、根が深い

まず、森口氏は個人的に無知な記者を騙しただけですが、小保方氏は理研で正式にリーダーとして予算をもらって活動しているので全く次元が異なることには同意です。

しかし、まず前提として1と2で大きく異なります。
1.論文の結論自体が嘘
2.論文のクオリティとしてずさん

また、氏の卒業論文についても3と4では大きく異なります。
3.論文の主張自体に問題有り
4.論文にコピペ多用

小保方氏が研究者として未熟であり、きちんと指導されていないだけなのか、それともそもそも研究内容に嘘をついていて改竄に悪意があるのか?そこには大きな差があります。

そこが明らかでない段階で個人バッシングに走ることは、改竄発覚前に研究の本質をそっちのけで氏をアイドル化して報道した構図となんら変わらないと思います。

もし、研究そのものに嘘があるとしたら、もちろん小保方氏はそれ相応の処遇はうけるべきだし、そのような人に大きな予算をつけて十分なチェック機能をはたすことができなかった理研のマネージメントシステムにも多いに問題があるということでしょうね。

2014/03/15 (土) 20:32:40 | URL | pen #YlEHWAnc [ 編集 ]

電脳戦

美人女流五段の矢内理絵子さんも聞き手として昨年参加されたことで知られる将棋電脳戦の第一局が日付けの上では昨日行われコンピュータ側が勝利した。
このままでは今回の5番勝負は人間側全敗もあるかも知れない。人間側全敗となると大変不名誉である。その場合将棋電脳戦の開催は今後再考慮を必要とするだろう。

2014/03/16 (日) 01:17:12 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

penさまへ

 
 私の記述がわかりにくかったかもしれません。
 
 私の認識においては、現時点での報道において「個人バッシング」にあたるような状況はまだみられないのではないか、と言いたかったのです。

 とはいえ、現在進行形で小保方氏の過去の経歴に関するいろいろな問題が出てきているようですから、場合によっては週刊誌などが「個人バッシング」にあたるようなことまで行うようになるのかもしれません。

 とはいえ、そもそも対象の側に追求されるべき社会的倫理的な瑕疵がある場合、メディアがそれを執拗に追い続けるということは、むしろメディアの職責でもあるといえそうです。

 小保方氏の場合、対象としてこれに該当しそうですから、たとえば浅田選手を持ち上げつつ、安藤選手やキム選手の人格や私生活について、不確かな情報(その実、捏造)に基づいて攻撃する、といった意味でのバッシングには決してならないだろう、ということは言えると思います。

 ところでpenさまは、14日の理研側の記者会見をどのようにご覧になりましたか。

 私はあの会見をみて

 「近年、国会でも稀に見るところの官僚答弁を見てしまった…」

 とのショックを覚えました。

 「改竄はなされたが不正ではない」

 といった類の強弁がまかり通る世界が国会外にもあるとは初耳でしたので。

 そもそも論理性・合理性を重視する科学者であるならば、最低でも「不正とは必ずしも言い切れない」という控えめな述語に終始すべきだったでしょう。
 それなのに「不正ではない」と言い切ってしまった。科学者のくせに倫理以前に論理が破綻しています。
(どちらにせよ「官僚答弁」であることは間違いありませんが……)

 あの理研側の説明を聞きとどけた良質な科学者たちは、脳みそが転倒するほどの衝撃を受けたと思います。

2014/03/16 (日) 01:52:33 | URL | xyz #MvJj7K7w [ 編集 ]

コピペの重み

なぜ「コピペ」でここまで騒動が大きくなったかについて私見を申し上げます。

「コピペ多用」以前に「コピペ」そのものが、学術論文においては罪なのです。学位論文での「コピペ」が話題になっていますが、Natureに投稿された論文にも十数行の「コピペ」が指摘されています。

学術論文においては、どんなに些細なことであっても、先人の研究を引用する際にはその旨明記しなくてはなりません。引用がない部分については「私が私自身の研究により新たにこのことを発見しました」と主張していることになります。

例えば誰かが「バルタンらの研究によると、ジャンプの成功には進入時のスピードが大きく関わっていることが示唆された(引用元情報」と書けば、読んだ人は(なるほど、これは元々はバルタンさまの研究なのだな)ということが分かります。詳しく元データを知りたければバルタンさまのHPに伺えばよいことも分かります。
それを例えば私が「ジャンプの成功には…である」とだけ書いた場合、読んだ人は(ののんたって人がこう主張しているのだな)と考えるかもしれず、つまり私はバルタンさまの研究成果を「盗んだ」ことになるんです。
(バルタンさま、勝手にお名前を引き合いに出して申し訳ありませんm(_ _)m)

実際に日常会話やブログでのコメントでそこまで神経質になる必要はないと思いますが、学術論文ではこのルールは「絶対」です。
「…ということが示された」という一文の背景には、何年にもわたる試行錯誤や創意工夫、惜しみなく注がれた何人もの人間の労力があります。何ヶ月も徹夜を繰り返して得たデータがたった一つの写真と数行の文章にしかならないことがしばしばであるばかりか、破棄され日の目を見ることのなかったデータがその数倍あることが普通です。
「文章を無断で拝借する」ということはその労力全てを「盗む」行為であると考えると、「たかがコピペ」でこれほど騒動が大きくなった理由がご理解いただけるのではないかと思います。

それに加えて今回はデータの不正使用の疑いがありました。
科学研究は、世界中の科学者が力を合わせて無限大のパズルを組み立てているようなものです。
お互いが厳密にルールを守っていると信じるからこそ、先人の置いたピースを信じて自分の研究を進められるのです。
もちろん人間のすることですから間違いはあって当然で、追試によって前のピースが取り除かれることもままあります。それもまた研究のうちです。今回も最初は「追試したけど再現できない」というよくある話でした。
ところがそこからデータの不正使用の疑い疑いが発覚し、このような騒動に発展しました。

むしろ論文の主張自体が間違いだったらこんな騒ぎにならないような…?
ルールを守ったうえでのミスと、ルール破りとは根本的に違いますからね。主張そのものが変だったら、それを参考にする側でもそれなりに対応できますし。
今回の「疑惑」が本当であったとすると、功名心にかられたいい加減な発表が行われたことで、多くの研究者が時間を浪費し、おそらくは予算編制が混乱し、多くの実験動物が無駄に殺されました。関係者の激怒も宜なるかな、です。

ここで「悪意、故意って何?」ということが問題になるかと思いますが、例えばシニアに上がって何シーズンも経つ選手が「うっかり間違ってライバル選手の靴を捨てちゃいました」とか「ドーピングしてはいけないって知りませんでした」などと言った場合、すんなり信じられますか?という話です。
様々な疑義については調査委員会の判断を待つことになりますが、個人的な感想としては、数年研究の世界に身を置いておいて「知りませんでした、単純に間違えました、よく覚えていません」って、そりゃないでしょーよ(笑)という感じです。

マスコミの騒ぎ方もミーハーだとは思いますが、そもそも当初からあのピンクラボやムーミン、レースつきの割烹着などは「女性をこんなに登用していますよ!」という話題性狙いのアピールと受け止めていましたので、騒がれ方が大きかったことに関しては「自業自得だね…」とのみ。

2014/03/16 (日) 13:52:46 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

初めまして

スケート関連や芸術関連についての深い考察に毎回頷きながら読んでいます。スケートファンの中にはびこる陰謀論に対して1つ1つ検証していく記事は読みごたえと説得力がありました。

浦和サポの横断幕については、私もあの処分は妥当だと思います。当事者の意図よりも他から見てどう見えるかが大事。そもそも、「ここは自分たちの聖域だから、異分子が入ってきて応援の統率が乱れるのが嫌」というのが鼻持ちならない選民思想。

この手のことが起きると、「チームに外国人が少なすぎるということを皮肉ったのでは」みたいな擁護論を言う人が(ごくごく一部だとは思いますが)出てきます。しかし、「何々オンリー」という文言は通常「何々以外は立ち入り禁止」という意味で使われるものであるから、差別ととられても仕方がない。失言政治家もそうですが、「外国人と直接話を交えることだけが外交ではない。国内での言動も含めて判断材料になる」ということがわかっていないのだろうなと。


STAP論文の取り下げを共同研究者が提案したというニュースが出た時、最初に感じたのは、「もしかしてチーム内で確執でも生じたのか」ということでした。「小娘のくせに」と思われたのかという推測も持ちましたが、むしろ私としては、礎を築いた前監督と拡大させた現監督、あるいは共同経営者の関係にある人物のうち一方に名利が集中したために起こる確執と似たようなものを想像しました。

しかし、続報が入るにつれて、これは研究者としての姿勢を疑われかねないものだと思うようになりました。「他人の論文や自分の過去の論文、ホームページ等から画像や記述内容を引用する際には、出典を明記しなければならない。出典を引用している箇所の番号はなるべく直接関連する事項に付ける」というのは、学生時代に教わることだと思うのですが…。欧米では厳しく見られ、引用元を明記せずに引用すると「盗用」「流用」とみなされ、場合によっては放校処分になることもあるそうです。

内部で確執があったのかなかったのか、その確執が男尊女卑意識に基づくものなのか、利益の偏りによるものなのかはわかりません。しかし、男女差別によるものだと決めてしまうことは、スケートでいうならば「天野氏は3アクセルが跳べなかったから、女子でありながら3アクセルを跳ぶ浅田選手に嫉妬して認定しないのだ」という意見と似ているのではないかと。

論文作成の基礎を知らなかったのか、問題点を認識しながらも功を焦って見切り発車してしまったのか。もし認識した上での行為だとしたら、彼女および研究ユニットの勇み足による単独的行為なのか、このユニットが属する上司も含めた組織的な教唆があったのかなかったのか、調査が待たれます。

初めてでありながら長文失礼いたしました。

2014/03/16 (日) 14:38:12 | URL | ぷりな #r/Rl6zts [ 編集 ]

ののんたさま、みなさまへ

 
 もうご存知かもしれませんが、東京新聞3月15日朝刊3面に次のような記事(内部情報)が載っています。

 「笹井氏(引用注;小保方氏の上司です)は小保方氏を大舞台に押しあげようと奮闘。会見に備え、理研広報チームと笹井氏、小保方氏が一か月前からピンクや黄色の実験室を準備し、かっぽう着のアイデアも思いついた。」 

 週刊誌の軽い記事ではなく、良識ある東京新聞の取材班の記事ですから、内部からの裏は取れているのでしょう。

 同取材によれば、この笹井という上司はips細胞が立証されるまでは、当業界内で、山中教授よりも「上にいる」人だと文部科学省の幹部に認識されていた、とのことです。
 
 例の会見で、ips細胞に比べて「STAP細胞の優位性が強調された」のは、そういった研究者間競争のドロドロしたもの(名誉だけでなく、資金調達の点でも)が背後に控えていたからだ、と見るのが濃厚のようです。

 こうした記事を基にすると、「リケジョ」やら「割烹着」やら「ムーミン」やらのキーワードは、当の理研自身が功名心から作為的に流出させたものであり、マスコミはそれにまんまと乗っかり、そのマスコミにさらに世論が煽られて、浮かれ騒いだ、という実態が浮かび上がってきそうです。

 この作為は、広報部がらみですから、まさしく理研全体の管轄と責任の下で行われた、といってよいでしょう。

 論文の是非を問う以前に、私もそうでしたが、あの発表会見の内容自体から、「どうも信用できない臭いがプンプンする」と思った業界人は少なくなかったと思います。

 案外、「犯罪」というのは、こういう本質とは一見関係なさそうな「作為・演出」から、徐々に足がついていくものなのだよなあ、と感慨深いものがあります。
 

2014/03/16 (日) 16:11:21 | URL | xyz #MvJj7K7w [ 編集 ]

stap細胞

xyzさま

>「改竄はなされたが不正ではない」

官僚答弁であるかはともかく、
ここでの理研の言い分としては論文はダメダメでデータの管理はずさんであるが、「故意に」捏造し、ありもしない成果をでっち上げたわけではないということでしょう。
未熟であることと悪意のある捏造とは雲泥の差があります。いまのマスコミの騒ぎ方では前者と後者の違いが埋没してしまうような状態です。だから個人叩き的な報道はいかがなものかと最初のコメントで述べたのです。最悪の場合、組織ぐるみの捏造なのかもしれないですしね。あるいは彼女が様々な科学者をだまくらかす天才詐欺師か?

2014/03/16 (日) 17:23:08 | URL | pen #YlEHWAnc [ 編集 ]

ののんた様へ

>なぜ「コピペ」でここまで騒動が大きくなったかについて私見を申し上げます。

違うと思いますよ。「コピペ」で騒動が大きくなったわけではなく、そもそもstap細胞が論文の記述どおりに再現できないことが問題。そこで、初めて論文の信頼性の検証がなされ、「コピペ」「画像の改竄」等が発見され一気に論文の信頼性が問題視されました。そして、論文の執筆者の信頼性を検証すると博士論文に問題があったと。
「コピペ」は論文および執筆者を信頼出来ない一つの側面として騒動になったと思います。

2014/03/16 (日) 17:31:19 | URL | pen #YlEHWAnc [ 編集 ]

penさまへ  

 
 日本語の用法に関しては、まさに片割月さまの得意分野であることを承知の上で、科学の世界での一般的な言語用法と思われることについてだけ、お答えしたいと思います。

 科学の世界では、一般に「データを改竄」したものを「捏造」とは区別しません。
 実験結果として自然に得られたものに手を加えて、それを自然に出来上がったかのように見せること、そのことは「改竄」であると共に、イコール「捏造」、イコール「不正」行為です。

 理研の説明の筋の通らないことは、「データの改竄」であることを認めておきながら、それは「不正」でない、と言ったことです。「改竄」という言葉は「不正」を含んだ意味あいを既にもっていますから、これは合理的な説明としては全く成り立たない、と言わざるをえません。

 penさまは

>>未熟であることと悪意のある捏造とは雲泥の差があります。

とおっしゃっていますが、この「未熟」という表現こそが、理研側の言い逃れの端的な表現である、とはお思いになりませんでしたか?

 日本を代表する研究機関である理化学研究所でユニットリーダーまで任されている人間が、科学者の通常の意味で、技術的にも知識的にも「未熟」であることは万に一つもありえません。

 ですからこの「未熟」という言葉は、あえて問題が「正邪・善悪」の判定に及ばないようにと、理研側が予め張った世論への予防線である、と見る以外に、解釈の可能性はない、といって良いと思います。

 つまり、理研側は、言葉のごまかしに打ってでてまで(もちろん同業者は決してだませない、と知っているでしょう)、世論が「正邪・善悪」という倫理的な判定に及ばないように必死になっている、ということが逆に明らかになったと思います。

 科学者にとって研究倫理に反する行為を複数回行うことは、その業界内でもはや表立って生きて行けなくなることを意味します。
 法律家が法律破りしているのと何ら変わりはありません。真理を追究する専門家が、真理を担保する手続きを平気で何度も裏切ったわけですから。

 理研側の姑息なところは、この自明の理を言葉のごまかしでいったん封じ込めてまで、時間稼ぎをし、小保方氏ともども、出直し選挙をする、といった「大いに反省しているという勢い」だけで聞き手を牽制し、小保方氏の関係縁者に責任追及の手が及ぶ速度をできるだけ緩めようとしていることです。

 ところで、penさまがおっしゃる「個人バッシング」が理研内部の人間関係で起きている、というのなら、私は納得できます。
 
 「宝船」に乗っている、と得意になっていた連中が、実際はその船が「泥船」であったことに気付いたとき、誰が、その船の主要設計士を、ありったけの言葉で責めないことがあるでしょうか。
 
 実際のところ、今頃、理研内部では怒声が飛び交うほどの、想像を絶する醜い言い争いになっていてもおかしくありません。これもまた人間関係をめぐる一般則として、当面は静観するしかないのだと思います。
 
 

2014/03/16 (日) 18:29:20 | URL | xyz #MvJj7K7w [ 編集 ]

xyzさまへ

>この「未熟」という表現こそが、理研側の言い逃れの端的な表現である、とはお思いになりませんでしたか?

そのとおりだと思います。まさにそこを言いたかったのです。いまマスコミがコピペ問題で騒ぎ、研究者のイロハが出来ていないというような趣旨で叩きだしていると、本質を見誤ると。

>日本を代表する研究機関である理化学研究所でユニットリーダーまで任されている人間が、科学者の通常の意味で、技術的にも知識的にも「未熟」であることは万に一つもありえません。

おっしゃるとおりです。
だからこそ マスコミやその他のコメンテーターがコピペがどうこうと言っていることを危惧しているのです。


2014/03/16 (日) 20:57:12 | URL | pen #YlEHWAnc [ 編集 ]

Re: 一部の残念なサポーター

ばた様。

あ、サッカーファンでもいらっしゃいましたね^^

おっしゃること、同感です。

>「ゴール裏は聖域」だなんてクラブを自分の所有物のように勘違いしているのでは。

心の中で思うだけであれば、構わないと思います。

が、あの横断幕はダメですよね(`Δ´)!

2014/03/16 (日) 22:27:56 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: バッシング

pen様。

>己の社会的不満をさらに社会的な弱者に向けて不満を解消するなどの心理があり

おっしゃる通りですが、以前は、社会的弱者に向けるよりも、強者(権力側・体制側)に向けて不満を解消した傾向があったように思いますが、最近は弱者を叩く傾向が見られ、いやあ~な感じを受けています。

2014/03/16 (日) 22:32:53 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

penさま

仰っている騒動の時系列については異論はありませんヽ(*´∀`*)ノ
「なぜ『コピペ』についてここまで理系の人が騒ぐのかについて私見」と書いた方がよかったかもしれませんね。

研究に携わる人々が「Natureに投稿した論文でコピペ?!」「○○ページも丸ごとコピペだなんて!」と悲鳴にも似た叫びを上げ、それが報道でも大きく取り上げられることに対して、一般社会からは「たかがコピペでなぜそんなに騒ぐの?」という認識の隔たりがあるように感じたのです。
その隔たりが、なぜ「たかがコピペ」がそんなに非難されるのか?不自然だ→何らか不可解な力が働いているのでは?→そうだ、男性の若い女性科学者に対する嫉妬があるのではないか?…という発想に至る一因となっているのではないかとの危惧から、先のコメントを投稿させて頂きました。

片割月さまも、若い女性学者を応援するお気持ちからか「(コピペは)枝葉末節の箇所であれば、大した問題では無い」と仰っていますし、penさまの

>また、氏の卒業論文についても3と4では大きく異なります。
3.論文の主張自体に問題有り
4.論文にコピペ多用

というコメントも、私は「4.の方が悪質度が低い」という意味でお書きになっていると解釈しました(間違いでしたらごめんなさい!)。

でも私としては、改竄や捏造がない限りむしろ「3.論文の主張自体に問題有り 」の方が論文としては素性が良いと考えるのです。すべて正直に書かれた論文であれば、内容に問題があれば読む人が読めば分かります。不足があればレフェリーがその旨伝えて差し戻すでしょうし、採用されたのならそれは雑誌の責任ですから。

出典を明記しない「コピペ多用」=「盗用多用」であり、それだけで論文の価値はゼロに等しいと評価されても不思議はないと思われます。

2014/03/16 (日) 23:12:18 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさまに再度一票

 
 ののんたさまが大変すっきりと論点を整理され、問題点を明らかにしてくださったと思います。

>>私としては、改竄や捏造がない限りむしろ「3.論文の主張自体に問題有り 」の方が論文としては素性が良いと考えるのです。

 私もこの見解に一票を投じます。
というか、そう考えるのが科学者としての通常の倫理観ではないかと思います。

 私が今回の事件をめぐる世の中の言説で大変興味深く思っているのも、

「たとえコピペがあっても」と「もしstap細胞が本当ならば」

の両立が無理なくまかり通っていることです。

 科学の世界のみならず、社会一般においても、手段の正当性が否定されれば、結果の妥当性もひとまず否定される、と考えるのが、常識であると思っていましたので、

 「たとえコピペやデータの改竄があっても、stap細胞ができていれば、それで…」

 といったロジックが普通に通用しているのが、私には驚き(カルチャーショック?)でした。

 コピペやデータの改竄がなされていることこそがまさに、現時点では正当な手続きによってstap細胞ができなかったことを示す、最良の傍証だと思うのですが。

 

2014/03/17 (月) 00:06:43 | URL | xyz #MvJj7K7w [ 編集 ]

Re: 初めまして

ぷりな様、初めまして^^

天野氏のような技術役員のケースは根本的に違うと思いますよ。
ジャッジや技術役員は己の任務に誇りを持ってジャッジングをしていると思いますし、
いちいち女性スケーター、浅田選手に嫉妬しながら審査をしているとはとても考えられません(^。^;)


ここからは他の皆様へのレスにもなります。

概して、小保方氏やSTAP論文について、皆様は厳しい見解のようです。
また、そう批判されても仕方無いかもしれませんね。

それに対し、私は甘く、いささか小保方氏の肩を持っているようです^^;

新記事に書きましたように、要は、

1.STAP細胞は存在するや否や?
2.幹細胞の追試・作製は再現出来るや否や?

これら「だけ」がポイントであるとの私の見解は変わりません。

これらが否定されれば小保方氏もSTAP論文も「詰み」、投了です。

後は、

1.ずさんな実験と稚拙な論文による失敗であるのか?
2.故意に捏造した不正であるのか?

が問題になります。

1.の場合は再起の可能性はゼロではありませんが、2.の場合は学者として終了しています。

なお、某考古学者による捏造事件の例がそうであるように、
例え不正であっても、法的に処罰することは難しいようですね。

もっとも、その場合は社会的制裁を受け、学界からは追放されるでしょう。

2014/03/17 (月) 00:37:45 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

片割月さま

片割月さま、こんばんはm(_ _)mお邪魔しております。
横から失礼致しますが、ぷりなさまは

「男性が小保方氏に嫉妬して不当に批判している」のが「天野氏が浅田選手に嫉妬して厳しく評価している」のと似ている、ではなく

「小保方氏への批判を『安易に嫉妬のせいにしてしまう』」のは「浅田選手の3Aが認定されないことを『安易に嫉妬のせいにしてしまう』」ことと似ているのではないか、と仰っているのではないでしょうか?

フィギュアとの絡みで例えに出されただけであって、「天野氏が浅田選手に嫉妬しながら審査をしている」というのがぷりなさまのご意見ではないように思います。

2014/03/17 (月) 01:03:28 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんた様 片割月様

>「小保方氏への批判を『安易に嫉妬のせいにしてしまう』」のは「浅田選手の3Aが認定されないことを『安易に嫉妬のせいにしてしまう』」ことと似ているのではないか、と仰っているのではないでしょうか?

ののんた様
フォローありがとうございます。まさにそういう意味で書きました。
片割月様
「天野氏が浅田選手に嫉妬して判定を辛めにしている」という意味ではありません。私の書き方でそのように読めてしまったとしたらすみません。

しかし、「若手女性研究者への男性側の嫉妬が働いたのではないか」と思う方もいるというのはわかります。理系女性の先輩方の中には差別や妨害に遭われた方もいらっしゃいますから。『理系 この国を静かに支える人々』という本に出てくる事例など、かなりえげつないですし。

女性陣の頑張りと彼女たちの理解者となった男性たちの協力により、女性と男性の間にあった壁はかなり壊せたけれど、完全に対等というまでにはなっていない部分もあると思います。
あるマイノリティの方が「差別を許さないというスタンスが大事であると同時に、差別を正当化する口実を相手に与えないよう、自分の行動を律することも大事」ということをおっしゃっていました。
だからこそ、データの取り扱いや文章の引用については研究倫理に沿うよう慎重に行うべきだった。もちろんこれは性別その他の要素にかかわらず、皆が守るべき事柄ですが。

2014/03/17 (月) 12:49:34 | URL | ぷりな #r/Rl6zts [ 編集 ]

マイノリティの光と影

ぷりなさん

横レス失礼致します。

>>あるマイノリティの方が「差別を許さないというスタンスが大事であると同時に、差別を正当化する口実を相手に与えないよう、自分の行動を律することも大事」ということをおっしゃっていました。

一応マイノリティと言われる立場にいる者として、これはいつも痛感させられることです。一部の困った方々の行動によって集団全体が誤解されてしまうというのは、残念ながらよくあることです。それゆえに、マイノリティの場合、ことさらイメージを落とさないように振る舞うことが求められるのですが、どのような集団であろうと必ず一定の割合で困った方々はいらっしゃるもので(ヒステリックなアジテーションに走る人、それに易々と釣られてしまう人とか)、見識のある方々がその尻拭いに奔走することも珍しくないですね。フェミニズム運動の歴史もまた、光と影の両面を持っていますね。

運動団体が行政側と交渉する際、自己主張だけに走らず両方に共通目的を持たせることが出来る、いわゆる交渉上手な人が先頭に立つとうまく行くことが多いですね。ルサンチマンを晴らすというだけでは、何も変わらないが、全体的な状況をより改善するという共通目的を相手にも持たせることが出来れば、自分(を含めた人々)の立場もより改善される可能性がそれだけ高まる訳です。

ドイツの教育者ルドルフ・シュタイナーは「悪や不完全なものと戦うもっとも正しい方法は、善や正しいものを生み出すことである」という言葉を残していますが、この言葉に従うならば今度のSTAP細胞スキャンダルが行き着くべき到着点として望ましいのは「(小保方氏が研究者としてダメでも)STAP細胞自体は本物だった」ということでしょう。もしSTAP細胞自体もでっち上げだったのならば、無に帰せばいいだけのことですが、小保方氏のみならず小保方氏が属した集団にも真っ当なチェック体制や自浄能力というものは無かったということにもなりますね。

2014/03/17 (月) 23:37:30 | URL | TAO #R6DZAwZw [ 編集 ]

Re: 片割月さま

ののんた様、ぷりな様。

了解です。

私の早とちりだったようで、失礼しましたm(_ _)m

2014/03/18 (火) 00:40:09 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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