小保方氏はゴッドハンドの持ち主?





【不正かミスか】
科学者達の反応は概して小保方氏に厳しい。しかし、私は同感します。

4月10日付読売新聞の記事より:調麻佐志・東京工業大学准教授(科学技術論)は「少なくとも画像の切り貼りは、研究者の間では、国際的な共通認識として改ざんにあたる。小保方氏が意図的な加工を認めたことで、研究不正だということは明確になった」と指摘しましたが、このコメントに問題の急所が集約されると思います。

つまり、画像の切り貼りは不可抗力によるものでもなければ、カン違いによるものではなく、小保方氏の確かな意図があって行われていた。これを善意による間違い、と主張しても科学コミュニティの世界では通用しないだろうし、裁判でも恐らく通用しないでしょう。彼女の援護をする科学者はまず居ないのではないでしょうか。

彼女がアレコレと自己弁護(説明が曖昧で弁護になっていなかったけどね)をしても虚しく、不正か否かはあくまで物的証拠がモノを言う。

裁判では「調査委員会の手続きは不備であり、解雇は不当」の線でしか戦えないと推測します。


【STAP細胞は存在するか否か】
小保方氏によると、STAP細胞の作製に200回以上成功したこと、作製にはコツとレシピのようなものがあり、自分はたくさん持っていること、第三者の研究者で成功した者もいるが個人の名前は公表できないとしたこと等、以上のこれらの証言の不審さは「STAP細胞」の存在が破綻し始めたことを示している。

他の研究者の誰もがSTAP細胞の作製に成功していない中にあって、小保方氏のみは200回以上作製に成功したとすれば、彼女はどこぞの偽装考古学者のごとく「ゴッドハンド」の持ち主なのかもしれません。

仮にそうであれば、小保方氏の手元には200回分のデータがなくてはならず、公表しなければなりません。それが出来ないのであればSTAP細胞の存在は「仮説」のままであり、実証された科学とは認められません。

さらに、仮にデータはあったとしても、きちんと整理されていなければ科学的信用が得られないのは当然です。

しかしながら、「200回発言」は自ら墓穴を掘ったのではないでしょうか?一説によると、1回のSTAP細胞の作製に要する時間は…準備から事後処理まで含め…3日らしい。すると、3日×200回=600日。

また、実験には失敗もつきものであり、一般的に考えても3~4回に1回が成功でしょう。すると最低でも、600日×3倍=1800日。およそ6年を要する。エート、6年前は小保方氏は早稲田の学生だったのでは?(笑)

小保方氏は「STAP細胞は絶対に存在する」と必死に主張する余り、つい口から飛び出た「200回成功発言」は弁護士も想定外の暴走だったのではないでしょうか?


以下は少し次元の低いお話です。

【テレビ界の「小保方擁護・同情論」に呆れる】
つまり、バッシングだ、魔女狩りだ、上司や同僚、共著者はどうして問題にされないのだ?、等です。

これは文系脳の私の独断と偏見ですが…文系脳は理系脳よりも「頭が悪い」のです。厳密な実証的能力にやや欠けるのが文系脳だからです。その代わりに文系脳は想像力を飛躍させる能力は理系脳よりも勝るが、これは「頭が良い」ことに繋がるとは限りません。で、テレビのアナや番記者やタレントは大体は理系脳では無いから、情緒的同情論が闊歩するのだと私は思います。私も当初はそれに近い意見でした(^_^;)。

それと、おバカな男性の一部は「あんなに可愛くて若い女の子がそんな悪いことをするだろうか?冤罪じゃないのか?」と、まるで古代ギリシャの美しき娼婦であった「フリュネの無罪」みたいな発想をする例です。

小保方氏は「科学者にしては若くて綺麗(会見ではしっかりメイクしていたね)」だから、マスコミに注目されたのは事実だ。同情論が出る理由の一つは明らかにここにあります。仮に小保方氏がブスか厳つい男性であったなら、全く同情されなかったと思います。残念ながら女性は綺麗で若い事が絶対的に得であることは浮世の真理なのです。

(話は脱線しますが、浅田真央選手がマスコミに大々的に取り上げられる…ソチ五輪で金メダルを獲った羽生選手よりも6位の浅田選手の方が圧倒的に取り上げられる…理由の一つも小保方氏と同じ次元にあります。容姿も演技も綺麗だからです。もちろん、浅田選手がフリーで感動的な演技をしたことも大きかった。もしも浅田選手がブスであったらテレビは素っ気無い応対しかしなかったであろう。間違い無く。)


【小保方氏は涙の会見で「女を下げた」のです。腹が立つ】
雲隠れせず、記者会見に臨んだ姿勢は良い。しかし、「泣くなよ。涙なんか見せるんじゃねーぞ」との願いも虚しかった。何で泣くの?泣くような話か?「マスコミにバッシングされた可哀想な私」「理不尽な扱われ方をされた気の毒な私」か。世の同情を得ようとの計算か。男性と伍して仕事をするなら、簡単に泣くんじゃねよヽ(`Д´)ノ

「…だから女はダメなんだ」とあざ笑う男性の声が聞こえて来るかのようだ。

私は記者会見のような経験はもちろんありませんが、労働問題の民事裁判で「被告側」の一人として中央の席に座り、原告側の弁護士と裁判官から延べ1時間くらい質問攻めに晒された経験があります。もの凄いストレス、プレッシャーです。終わるとゲッソリしてしまいます。その経験からすると、小保方氏が2時間以上に渡って大勢の前で話した事はある程度評価はします。

私もそうでしたが、事前に弁護士とシュミレーションはしたでしょう。しかし相手のあることですから、なかなかこちら側の想定通りには行かずドギマギすることや、一瞬、頭がパニックになるケースが少なくないのです。また、ちょっとした言い回しで裁判官(新聞記者・視聴者)に与える印象が大きく違ってしまうので、弁護士はその点にも細心の注意を払うのですが、素人は練習通りにはなかなか話せず、損をする場合があります。大変なんですよ。


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2014.04.11 | | コメント(38) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



コメント

理化学研究所が1日付で小保方晴子ユニットリーダーの契約を更新していたことがわかった。契約期間は来年3月末までの1年間。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20140410-OYT1T50029.html
より引用。

1日付で、とあるのは4月1日のことです。

理研は小保方さんを懲戒解雇するつもりはないのかな。
それとも白黒はっきりしてから懲戒解雇するつもりなのかな。






2014/04/11 (金) 08:57:10 | URL | ぺけ #m84aBXLc [ 編集 ]

涙は流したくて流すわけではない

と、文系脳の私は感じます。
男女問わず、意思でコントロール出来ないこともあるのでは。
極限の環境に晒されたり、ストレスで、あっ、それから感動で、直ぐに泣いちゃう男性を知ってます。
計算に弱いので、その方は明らかに文系脳だと思われますが。
涙をコントロールできるか否かが、理系脳か文系脳かを判別するポイントなのかもね。
小保方さんは実は文系脳の持ち主では、理系の科目がお勉強として優秀だっただけで、 と考えると、これまでの違和感がスッキリする私です。だって、ノートの取り方、データの整理のしかたなど、えっ?とビックリし、素人の私でもそりゃないでしょ、と思うアレコレ。
なので、私から見たら、片割月さんは理系脳を持った文系の人だと感じます。

テーマからズレても、感じたことは言わずにおれない、文系かつ文系脳から~

2014/04/11 (金) 10:13:29 | URL | クロママ #zbXJIH6I [ 編集 ]

o女史・理研だけの問題ではない

片割月さま

御無沙汰いたしております。
年末から3月末まで滞仏で、オリンピック情報もほとんど得られず(フランス人は、少なくもと私の周辺ではオリンピックには全く関心がないし、マスコミも騒がない)…
真央選手は残念でしたが、フリーでは会心の演技だったとか。連休中に動画を見るつもりです。(別スレの話題で、すみません)

STAP細胞騒動のすさまじさは、驚くばかりです。一般の人々がこれほどまでの科学に関心があるんですね。(フランスは政治が最大の関心・大騒動です。2月も、オリンピックはどこか消え、3月の一斉地方選挙の話題ばかり。で極右・国民戦線が大躍進で15市町村もの長をゲットしました…涙。もっとも彼地は37,000も市町村がありますが―日本1,700。内閣改造では、新首相も大嫌いな奴が…涙)
STAP騒動で驚くのは、人物像やプライベートまでも標的になっていることです。理系の社会については詳しくは知りませんが、この事件は日本の、そして研究社会(独特の?)の構造上の問題ではないかと思ってしまいました。知人の紹介から、以下のサイト(英在留の免疫学者の4月2日エントリー)を見て、やはりと思った次第です。
http://masahirono.seesaa.net/
同じようなことを、日本を逃げ出した滞仏の物理学者(実験系)からも聞いていました。O女史は「ピペット奴隷」(いささかお粗末な)に過ぎないのに…。当方も、言語では歯噛みしますが、「村社会」の日本よりも、人間を、国籍・性別・年齢にかかわらず自立した個人として対応してくれるフランスのほうが、ずっとずっとずっ~と仕事がしやすい。ストレスがないのです。

桜は、日本が一番です!!!
またお邪魔させてください。

2014/04/11 (金) 13:59:51 | URL | coucou #HYiaVYZ. [ 編集 ]

回数計算

片割月さんの計算は前提条件から間違いを生んでいるよ。
一連の流れとしては、一週間を要しても、試料自体の仕込みには、一試料当たりとは言えない。
一回の仕込みで、十個以上は同じものを作ると考えられる。
それを設備の数に併せて、毎日同じようにして作れば、成功例が半数でも、四十日で二百回の成功といえる。
この辺りの表現にも、独特な言い回しがあるので注意しましょう。

2014/04/11 (金) 15:22:31 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

女の涙

片割月さま、こんばんはm(_ _)m

出ちゃいましたね、女の涙…。
泣くのが何がなんでもイケナイというわけではないですけれど、私も「泣くなよ〜、反論するなら情緒に訴えず、ビシッと理詰めでやってよね〜」と思っていた方ですので、やっぱりちょっとがっかりしました。

泣き方にもよるのかも?
もっとみっともなく抑えきれない涙であれば、そこにどうしようもない感情の発露を感じたのかもしれませんが、いかんせん「美しい涙」過ぎて、ちょっと鼻白んでしまいました…。

とにかく今回の会見は情緒に偏り過ぎていて、科学的な内容という面ではちょっと物足りなかったです。

私も感情が激しやすく涙腺もユルいのですが、仕事の場では「泣いたら負けだ〜」と思ってグッと堪えます。
よく考えたら何が何に「負け」るんだかちっとも分かってないのですが(笑)
これを機会にちょっと考えてみようと思います。

2014/04/11 (金) 23:06:40 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

バルタントモゾウさま


こんばんはm(_ _)m

小保方氏が「200回成功した」と言っている「成功」は、おそらくは多能性細胞マーカーの発現のことだと思います。キメラマウスの作製までですと、それこそ時間がかかり過ぎますから。

ですがそれでも実際の実験手順を考えると、マウスの仔が生まれるように準備して(或は取り寄せる依頼をかけて)、屠殺して脾臓細胞を取り出し、細胞が新鮮なうちにマイクロピペットを操作して処理し、培養液で希釈し、適切な数のウェルまたはシャーレに撒いて、数日後培養に成功したら電気泳動にかけて…と想像すると、一度に正確に作製できる試料には限りがあるように思うのですが、いかがでしょうか?

この「正確に」というところは結構重要です。
私は結果的に臨床の方に来てしまったため学位論文はへなちょこなのですが、卒論では細胞を培養していました。
「生物=ナマモノ」を扱っていると時間的な制約等もあり、自分で自信を持って正確に操作できるサンプル数には限界があります。まぁ卒論レベルの話と比べても仕方ない!と言われてしまいそうですが、でも作業自体は結構似ていたのです。ニワトリの胚から細胞を取り出してバラバラにし、シャーレに撒いて培養し、筋細胞に分化させていました。

もちろん「四十日で二百回の成功」と仰っているのは極端な例えとしてだと思うのですが、実際のところ分野によって一度に出来る「仕込み」数にも違いはありますし、実験を行って、培養後成否を確認して問題点を考察し、修正を加えて条件を変更し、次の実験の計画を立てる…というサイクルを考えると、週1回でも結構なハイペースだと感じます。

そんなわけで私も「200回」と聞いた時には「こりゃまた大きく出たなぁ…」と感じた方なのですが、いかがでしょうか?
要した期間もさることながら、「200回成功したのに写真が数百枚〜千枚?」「なぜ200回も同じことを繰り返したのか?(これは最適条件を検証しようとしていたのかもしれませんが)」「3年で200回成功することなら、すぐにでも再現ができそうなものだけれど…?」などなど、200という数字を聞いて不整合に感じる部分が多々有ったのです。

2014/04/11 (金) 23:23:35 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

計算に弱くて直に泣いちゃう男

>それから感動で、直ぐに泣いちゃう男性を知ってます。
計算に弱いので、その方は明らかに文系脳だと思われますが。

そっ、それは殿のこと…?

2014/04/11 (金) 23:23:52 | URL | pen #YlEHWAnc [ 編集 ]

美人と無罪

片割月さんの言説のとおりである。美人は全ての点で得である。アメリカの陪審制の裁判の歴史に於いても美人は無罪になることが多々ある。従って長い間日本の民法では条文はあったが実施されなかった歴史がある。

2014/04/11 (金) 23:29:35 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

そ、それは彼です、penさん

女の涙には皆さん厳しい〜

私は今回のニュース、ほとんど映像を見れてないので、キレイかみっともないのかは、チトわかりません。

涙と理系脳、文系脳と言う括りから、ふと、殿を想像してしまいました〜
明らかな文系?だからなのか〜と。あんなに涙もろいのは!

2014/04/12 (土) 01:25:46 | URL | クロママ #zbXJIH6I [ 編集 ]

ののんたさんへ

>小保方氏が「200回成功した」と言っている「成功」は、おそらくは多能性細胞マーカーの発現のことだと思います。キメラマウスの作製までですと、それこそ時間がかかり過ぎますから。<

小保方氏のこの言葉に今回の論文の構成と同じ論理回路が見えます。

彼女にとっての成功がどこまでの段階を指しているのかが明確ではないために、受け取る側の知識レベルで解釈が変わってきます。

「200回以上成功した」というのが、STAP幹細胞だとするならば、その事実を証明する写真は多量にあるのが自然だとは考える。

これまでの学説を覆すものであるから、200回のうちの半数近くは検証実験でそういう写真を取らなかったとしても、100回位の検証例から論文用に使用するためのチャンピオンデーターの収集は当然行っていなければならないと考えられる。

少しここで道草の話。

人間の免疫機能を形成するT細胞。これは20代前半まで一生分の物が生成されて、後は生成されないということが近年の研究で明らかになったらしい。
このT細胞の劣化によって老化が引き起こされるらしい。

今回の論文のSTAP細胞は免疫不全だけではなく老化防止の特効薬(不老不死の薬)となる可能性を含んでいるからこそ注目度は高いといえる。

道草終り。

小保方氏がどういう段階までで200回と言ったのかがわからない以上この数字自体に対して過大な意味を持たす事は、論点が迷い道にはまる事になると思う。


要はマスコミ自体が、この時に200回と言う数字がどの段階の現象を指しての話なのか?という突込みを入れられなかったという点で、興味本位での質疑応答でしかなく勉強不足を露呈したと言える。

中には医療ジャーナリストのように突っ込んだ質問をしていた人もいたので、こういう会見の場では共同質問と言う形で、事前にマスコミ間での調整を行い専門的な質疑応答が出来るように策を講じるべきだったと思う。

けれども、各社の独自色を出そうとして視聴率稼ぎに走った質問が多かったという点で、現行の大手マスコミにはなんら期待出来る姿勢は見られなかった。

文系ジャーナリストの技術分野の追求能力の限界が露呈した記者会見だったといえる。

私個人の小保方氏に対する人物像は、この「20回」という言葉や、自分の主張に好意的なインタビューに対するときの表情を見て、「てんぷらタイプ」の人間だと感じた。

科学者の中にはこういうタイプの人が少なからず存在する。

実は予算を獲得できるタイプの人間はこういう人でないと難しい。

研究に対して実直でありすぎる学者タイプの場合は、自分の仮説を裏付けるデーターが数多くあったとしても、万に一つの矛盾の可能性を無視して語る事はない。

けれども資金を出す側からすると、それは自信の無さにしか見えない。

資金提供者はあくまでも先行投資であり、完成後に莫大な見返りを期待するからこそ資金を提供するのであり、全くの無駄銭になりそうな可能性が高いような説明では、国庫からの資金援助は到底出来ない。

この辺りが学究の徒とお役人との(税の使途に対する国民感情がその裏にはあるが、使途に対する不信感を抱かせたのは研究者ではなく用途外使用をむさぼり続けた官僚にその多くの責任はあるのだが)意識の違いの部分でもある。

いずれにしても研究者と言うよりはパフォーマーとしての面を強く感じた。

ただ、彼女一人で実験を行っているのでは無いから、分業体制は出来上がっていると考えるならば、最初こそ1週間と言う期間を待つ事にはなっても、実験サイクルが確立されれば、毎日同じ手順で次の検証実験は行える事になる。


私の卒論作成時でも、海水自体がくさるので長期保存が出来ないので、3日に1回海水を汲みに海まで出かけて、組んできた海水に24時間樹脂を浸水させて撹拌してウランを吸着させた後に、樹脂から分離させ、定量分析できる状態にするまでは1週間はかかっていた。

数多く検証データーを作るには、毎日その繰り返しで定量分析自体にかかる時間よりも、その前作業の時間のほうが8割近くを占めていた。

だから200回と言う数字だけで実験日数を計算しても、実態に結びつかないものでしかないと言える。

実際の実験の流れ全体を把握した上でなければ、この数字が実現可能なものかどうかの判断は難しいとしかいえない。

その点において片割月さんの試算は、論点を踏み外す恐れがあるので指摘をしています。

2014/04/12 (土) 02:36:55 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

数字マジック

バルタントモゾウさま

 お返事をありがとうございましたm(_ _)m

 「200」という妙に具体的な数字が、様々な試算や憶測を呼ぶ原因の一端を担っているのでは?と感じる部分があります。

 「100%有り得ないって!」「100%保証します!」等と言われたら、実際にはこれから起こることに関して「100%」とは確言できない=正確ではない数字であるはずなのに、「とても高い確率で言い切れるという比喩表現だな」と何となく納得し、「何を根拠に100%と言い切れるのですか?」と問い詰める展開にはあまりなりません。
 これが「80%有り得ない!」「98%保証します!」という妙に半端な数字だと、「その数字には何か裏付けがあるの?」と気になってしまう…。

 科学論文に関する会見の場なのですから、軽率に具体的な数字を口にすること自体「科学的には」問題視されるとは思いますが、これが「100回は成功しました」だったら「とにかくたくさん成功したのだな」と皆なんとなく納得した「かも」しれないと感じます。
 100というキリのいい数字だと比喩表現だと認識しやすいが、200という半端な数字だと「何らかの根拠がある具体的な数値なのか?」と思わせてしまった印象です。

 「200回の成功」が「200個以上のサンプルでSTAP現象を確認した」という意味であれば200という数字の捉え方も変わってくるのですが、私がそう考えなかったのは、複数のシャーレまたはウェルに撒かれた細胞は一つの試料が分割されたものであること、同一実験で作製した複数サンプルのうち幾つがSTAP化したかという数字は「STAP細胞の作製効率」の算出の方に用いられていると考えるからです。

 先のコメントで「多能性細胞マーカーの発現を成功と考えると」と仮定したのは、それが「成功した」といえる各段階の中で、最短に近いものであろうと思われたからです。
 バルタンさまの仰る通り手法さえ確立すれば毎日でも実験は可能かと思いますが、それほど手法がしっかり確立しているのであればもっと早くに発表したのではないかと思われること、実際には毎日次々に「仕込む」のではなく先の実験の結果を検討して次の舵をどう切るか決めていく…という流れが自然であること、培養に数日を要すること、STAP細胞を作る以外にもその万能性の検証、幹細胞化へのトライ、論文作製の準備、チーム内でのブリーフィング…などなど考えると、片割月さまの仰る「6年くらいかかるのでは?」という数字は、印象としては私の感じたことと遠くはないです。結果論かもしれないですが。

 ところで「てんぷらタイプ」って、どのようなキャラクターのことをいうのでしょうか?その後の文章から「アピール、パフォーマンスに優れている人」ということかな、と思ったのですが…。
 仮にそうだとして、なぜ「てんぷら」なのでしょう?美味しそうだから???

2014/04/12 (土) 11:01:20 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさんへ

てんぷらは、見た目を良くするために衣を着けて実物よりも大きく見えます。

特にえび天の場合なら、実際のえびの2倍位の大きさだったりする事があります。

衣自体が良いものなら、それでも結構味があっておいしいものではありますけどね。(笑)

ただ実際に食べて見ないと衣の厚さは解りません。

今回の画像の切り貼りも、200と言う数字も衣の部分だと思うからです。

手法については、発表にいたるまでのハーバードからの延長でしょうから、可能性としてはSTAP細胞の生成手法が確立したからためだと思えます。

詳しく論文を読んでいないので解りませんが、刺激時間などが記載されているのですから、ある程度の確立はされていると思えます。

その成功率が100%に近いものであるなら(当初簡単に作れるという説明が事実であるなら、その可能性は視野に入れるべきでしょう)1ヶ月もあれば、200個のシャーレでの成功例を、「200回以上成功した」と表現している可能性は否定は出来ないということです。

ですから、本来なら、この200回以上の成功というのが、同一条件の元でなのか、ある程度溶液の酸性濃度の変化があっても同程度での成功率が得られるものなのか、と言う具体的な質問が得られます。

ただ、今回の論文の意味を考えると、そういう部分に関しての数値が記載されているとは思えません。

論文自体が「外部刺激によってSYAP細胞が作成できる」というか説から出発しているので、ハーバードでの、本人がSTAP細胞の発現の確認事例として捉えているのであれば、200回以上と言う言葉も出てくると考えられます。

そういう点においては、科学に携わる者の言葉の使い方としては、日本の理学部系統の出身者の表現とはかなり違うように思えます。

どちらかと言えば、文系的な表現だと思えます。

画像処理ソフトなどは使わない方が好ましいのかもしれませんが、医療用の撮影機器の画像などでも、厳密に言えばオリジナルではなく、人間が視覚的に理解しやすいように処理した画像であり、目的によってはそういう視覚効果を狙った得い索王の必要性はあると考えます。

ただし、その場合に別映像を貼り付ける前の元映像が先に記述されている事が前提となると言うのは、常識として当然の配慮だと思います。

ここで、その元映像が無ければ、どんな意図であろうとも、見る側が誤解を招く恐れがあるので、不正とまではいえなくても、不良な論文であるとは言えるでしょう。


日本語としては「不正」というのは「他人を騙す意図を持って悪事を働く」という意味を内在します。

「見栄えをよくする」というのが実はこの部分に抵触するという認識を持っていないために行ったと言えます。

同様に200回以上と言う言葉にも、そういう誇大表現の可能性もあると言う事は否定は出来ません。


けれども現時点でそれを追求するには資料不足だと言うことです。

最大限好意的に見る見方と最大限悪意的に見る見方とでは、その導き出される結論には大きな隔たりがでます。

現時点で早急に判断するのは科学的とは言えないでしょう。

ここから先はののんたさん向けとは別。

また、今回の事例を持って「女性の蔑視に繋がる」と考えるのは、論点が違います。

それは女性一人一人がそれぞれの立場で男性と対等に能力を見せることでしか証明できません。

生物学的特徴として、男性と女性の間では現実問題として能力の差がある事は明らかです。

ただし、男性が劣る部分もあれば、女性も劣る部分もある。

その職域に応じて、その性差が不利に働く可能性は必ず存在します。

全てが平等などという思いこそが幻想です。

不平等があるからこそ平等が叫ばれるということです。

これを打破するのは、男性女性に関わらず個々の認識中に自分に対して甘い目で見ているところは無いかと自問することです。

2014/04/12 (土) 12:40:40 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

バルタントモゾウさま

 ご返信ありがとうございましたm(_ _)m

 なるほど〜、「ぱっと見の印象からは中身の大きさを測り難い人」というような理解でよろしいのでしょうか?

 衣がふわっとしている→ふわふわした感じの人?
 黄金色に揚がった衣→ゴージャス、リッチな感じの人?
 和食なのに高カロリー→見た目より強かな人?
 ジューッと揚がる音の変化で火が通ったか分かる→スピーチによるプレゼン能力に優れている人?

 …などなど、余計な妄想を繰り広げてしまいました。
 逆の例えで言うと「おさしみタイプ」ということになりますか?

 実は私の過去の所属先の一つが、小保方氏の過去の所属先の一つとカブっているのです。その所属先の友人達とちょうど1月の会見直後にプチ同窓会があり、時節柄小保方さんの話題で盛り上がったことなどもあって(もちろん自分の専門からの興味という点もありますが)、STAP細胞関連の報道にはつい目を引かれてしまいます。

 余談ながらiPS細胞に関する虚偽発表で話題になった森口氏ともある時期の所属先が重なっており、森口氏の騒動の折には上の人達がちょっとバタバタしていたのを覚えています。

2014/04/13 (日) 17:00:42 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

今日は

笹井氏の会見がようやくあるんですね。
私としてはこっちの内容の方が興味深い。
立場上、彼も何も知らなかったなんて絶対言えないだろうから、何らかの証拠を提示してくれると期待しています。

2014/04/16 (水) 06:24:19 | URL | jyamushi #- [ 編集 ]

Re: o女史・理研だけの問題ではない

coucou様、超お久しぶりです^^

ご紹介のブログ、大本営発表ですか。。。

いや、日本では科学のジャンルだけではなく、政治や社会等、あらゆるジャンルでメディアは大本営化している気配を感じますよ。少し怖い感じです。

日本は組織における上下関係の縛りが強く窮屈な面があることは否めませんね。

いつでも「上司の命令は天皇陛下の命令と心得よ」の体制になれるのが日本の社会かと。

また、いつでも自由にお越し下さいネ(^_^)ノ

2014/04/16 (水) 20:24:42 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

案外、ホントのゴッドハンド?

どこを切り取っても文系なので、みなさんのコメントとは次元が違うことお許しくださいませ。

昨日の笹井さんの会見を見て、「本人が気がついていないけど、それをやらないとできないところがあるのでは」とのコメントで考えたことです。
小保方さんご本人の表現にもありましたが、STAP細胞を作るちょっとしたコツ、レシピのようなものがある、と。
料理関係の仕事をしているので、よくあることなのですが、どんなにキッチリとしたレシピであって、事細かに文字で説明しても、できる人とできない人、また、美味しいのとそうでもないものがあります。
もちろん、料理の場合は、GOOD or BADの幅もあり、個人的な好みもあるので、同列には語れないこと承知の上です。
でも、小保方さんしか作れない(今のところ)としたら、凄い才能なのでは〜と。科学の世界では、そんなことは絶対ないものなの?
片割月さんのおっしゃる意味とは違うかもしれませんが、ゴッドハンドを持つ女なのかもしれませんよ。

私は涙を流そうが、弁護士がつこうが、そのあたりは全く気にならないのです。
あの会見の目的は科学的な何かを証明するためではなかったのですから。

当初、小保方さん本人にはあまり関心がなく、発見したと言われるモノに興味を持っていたのですが、昨日の笹井さんの会見で、彼女にしかできない何かがあるように思えちゃって。決して、女の涙に惑わされてる訳じゃないですよ。私も女ですしね〜

これが男の研究者だったら、とか、若い女性だったから、という論調は全くもって理解できません。何歳だろうと、男だろうが女だろうが、関係ないと思いますよ。

私はぜひ、小保方さんにSTAP細胞の存在を証明して欲しいなと思います。
科学者・研究者として、どんなに未熟だろうと最低だろうと、彼女にしかできなかったことがあるとしたら、それは尊重しても良いのでは?と

2014/04/17 (木) 21:29:53 | URL | クロママ #zbXJIH6I [ 編集 ]

> 科学の世界では、そんなことは絶対ないものなの?

ないことになっています。
それがある場合、「科学」とは呼べないのです。
失敗には必ず合理的な理由があり、それらをすべて潰していけば誰でも一定の結果が得られるというのが「科学」です。

料理の出来にバラつきがあるのは、レシピの説明が不十分だからです。
説明が不十分なものは、「科学論文」ではありません。
レシピは不十分でも許されますが、科学論文は受理されないのです。
科学論文には、コツやゴッドハンドの部分もすべて書かれていなくてはなりません。

2014/04/17 (木) 21:56:24 | URL | ドロンパ #DNU.zdFw [ 編集 ]

科学になるまで〜

お料理も科学的な部分もあるのですよ〜塩分が何パーセントだと、美味しく感じるとか。昆布は60度で一時間のあと85度にあげて、とか。そこに、愛が加わると、レシピにはない美味しさが生まれるところが、科学じゃないのね〜

是非、小保方さんには、科学と認定されるまで頑張って欲しいです。

2014/04/17 (木) 22:39:23 | URL | クロママ #zbXJIH6I [ 編集 ]

ドロンパさんへ

>失敗には必ず合理的な理由があり、それらをすべて潰していけば誰でも一定の結果が得られるというのが「科学」です。<

建前としては、そうなんだけどね~~。
けれども脳外科とか心臓外科でゴッドハンドと言われるドクターが現実に存在するのも事実。

同じ手順を踏んでも、メス捌きの速さや縫合の速さといった職人芸の部分があるのも科学。

過去の偉大な科学者にはそういう人たちが大勢いる。

その優れた部分を他の人とどこが違うのかを探すのも科学。

先駆者の場合は、常に職人芸の部分を併せ持って発達して来た歴史がある。

それは実験器具の創作の部分から始まる。

昔はピペットを自作でうまく作れる事も化学者には求められた。

笹井教授がハンドリングを例としてあげていたけれども、生体を扱う場合は、操作に要する時間も重要な要因となる。

端的な例で言えば、めだかを素手で扱うと人間の体温で傷ついて弱ってしまう。

その為に熱を与えないようにゴム手袋をしたり、氷水で手を冷やして扱うといった注意が必要となる。

そういう事を知っている人間にはなんでもない事が、知らない人にはなぜなのかがわからなかったりする。

そういう部分はレシピは出来ても、個々の実験者の能力に左右する部分がある事は事実。

実験上手の論文下手と言う研究者もいれば、実験下手の論文上手の研究者もいる。

現在の科学界はそういう点では論文上手が上に行きやすいということは間違いがない。

数多く論文を書く事が、優秀さの証の様な考えがあると言う部分もある。

科学界もなかなかどろどろとしているのよ、実は。

みんなプライドが高いだけによけいにね。

2014/04/18 (金) 02:27:17 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

プロの料理は、科学の領域目指して頑張ってもらいましょう!
家庭料理はむしろ曖昧なままにしておいて、それを「愛」と呼ぶほうが、作る側にとっても食べる側にとっても幸せのような気がしますが。


>けれども脳外科とか心臓外科でゴッドハンドと言われるドクターが現実に存在するのも事実。

>同じ手順を踏んでも、メス捌きの速さや縫合の速さといった職人芸の部分があるのも科学。

「メス捌きの速さや縫合の速さ」
が違うのであれば、同じ手順とは言えません。
正確には、
「メス捌きの速さや縫合の速さ」
が違っても結果に影響がないのであれば「同じ手順」と言えますが、
「メス捌きの速さや縫合の速さ」
が変わると論文と同じ結果を得られない場合、どれだけの速さなら同じ結果を再現できるのか具体的に書いておく必要があるわけです。
再現性とはそういう意味です。

今、問題になっているのは

論 文 の 価 値

なので、議論の焦点を拡散させてはいけません。

2014/04/18 (金) 08:40:07 | URL | ドロンパ #DNU.zdFw [ 編集 ]

片割月さま

お忙しい中を、レスポンス恐縮です。
「大本営発表…」の下にあるエントリー「STAP問題が照らし出した日本の医学生物学研究の構造的問題」をお読みいただければ、O女史とともにS副センター長の問題もつかめます。

2014/04/18 (金) 09:21:29 | URL | coucou #HYiaVYZ. [ 編集 ]

職人芸と科学


臨床において「ゴッドハンド」つまり手技が超絶的に巧みな人が存在するということと、「科学では一定の結果が得られることが必要」ということは別の問題なのではないかと思います。

むしろ「ゴッドハンド」のオペによって治癒率や生存率が変わるとして、それを「切開はこのくらいの力で、このくらいのスピードで、縫合はこれくらいの間隔でetc.etc.…行うと、治癒率にこのような有意差が生じる。逆に○○や××という要素は治癒率に影響を及ぼしていなかった…」と分析することが「科学」なのではないかと。

分子細胞学の実験においても手技が正確で早い、つまり「上手い」人というのは存在しますが、その手技の差によって実験の結果が変わってくるならば、「その中のどういう点が結果に影響を及ぼしているのか」を提示できなくては「科学的」とはいえないのではないでしょうか?
例えば「素早いピペッティングによる刺激」が結果に影響を及ぼしているかもしれないし、
「細胞を採取して処理を行い培養開始するまでの時間」が影響を及ぼしているかもしれないし、
「細胞懸濁液を撹拌するスピードや力」が影響を及ぼしているかもしれないし…

そういう「結果を出すための手技の条件」を明確に提示し、その条件を満たせば誰でも結果を出せるという方法論を確立して初めて「再現性のある研究」と言えるのではないでしょうか?

ちなみに私は「研究が上手い人」というのは手技もさることながら、余計な先入観に引きずられずに実験を行い、客観的にデータを見られる人、だと思っています。
「あー、もうちょっと処理時間延ばしたらいい結果出そう〜」と思っても、きちんと時間で切る。
処理時間を延ばしたら延ばしたで「条件を変えた」ときちんと認識してデータをごっちゃにしない。
「なんか今回上手くいかなかったなー」と思っても「この結果はナシにしよう」としない。
淡々と自分で決めた条件に従って実験を行い、「こうあって欲しい」という自分の気持ちに引きずられずにデータを分析する。自分の意に添わない結果でも、粛々と記録する。

これは個人的な印象に過ぎませんが、小保方氏は「STAP細胞はある」ということを強く信じるあまり、データを冷静に見る目を少し欠いているように感じられます。
自分の仮説に都合の良いデータがとてもクローズアップして感じられてしまい、意に添わない結果の検証にあまり目がいかなかったのでは…。
電泳像を「見た目が綺麗なように」と気軽に切り貼りしてし、「見やすいように工夫しただけで悪意はない」と言ってしまうあたりから、そんなことを感じるのです。
自分の提示したデータから第三者がどのように客観的な事実を読み取るか、ということより、「自分のストーリーをどのように美しく提示するか」が優先してしまっているような…。

実験ノートの記載が非常に杜撰だったとのことですが、自分の意に添うデータもそうではないデータも、データはデータとして等しく取り扱ってきちんと記録していれば、その中から今の状況(再現性に欠けると指摘されていることなど)を打開するヒントを発見できたかもしれないのに…と思います。

2014/04/18 (金) 17:29:51 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

科学における再現性の意味

再現性は厳密にいうならば、100%ということはあり得ない。
これは、不確定性原理が証明している。
ある基準のなかで、決められた許容範囲における現象の相似度合いが求められる。
例えば、ニトログリセリンを合成する場合でも、同じ条件で行っても、理論値通りの数量が必ず作れるわけではない。
人による制御可能な部分には限界がある。
その上で、個人差という問題がある。
これは、ジャンプのやり方はわかっていても、二回転までしか飛べない人もいれば四回転まで飛べる人がいるのと同じ。
科学が求めるのは、理想は全員が四回転まで飛べることを目指すが、そこに到達しないからと言って科学ではないと考えるのは間違いである。
現状で持ちうる測定機器、計量機器、など、周辺環境に制限される部分が多いからだ。
小保方氏を再検証実験に参加させなければ、何故他の人が成功しないのかの比較対象実験とはなりえない。
それがなければ、中世の魔女裁判と同じ。
先入観を持たずに判断をするのならすべての可能性とすべての疑惑とはヒフティヒフティで見なければならない。
どちらかに重心が少しでも傾いてはならない。

2014/04/18 (金) 18:13:56 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

先入観

これまでの生体化学の常識から、STAP現象はありえない。

と、考えるのも先入観にすぎない。

笹井教授があげた、合理的仮説の根拠となる現象をこれまでの手法で再現できるのか?

何らかの誤魔化しでできることを証明してこそ科学。

言わばマジックの種明かしをするのも科学。
それがなければ、論文としての形而上学的な誤りを持って、現象そのものを否定することはできない。


現時点で否定的な見方をしている人は、この点の証明がなされていない。

それは科学とは言えない。
単にこれまでの権威にしがみついているにすぎない。

すべてを疑うのはこれまでの理論もふくむ。除外してよいということではない。

2014/04/18 (金) 19:21:39 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

現時点で

>現時点で否定的な見方をしている人は、この点の証明がなされていない。

新説の証明の責任は、その新説を提唱している側にあるのではないでしょうか?

「現時点で否定的な見方をしている人」は、「現時点で肯定するに足る科学的な根拠が示されていない」と考える人も含んでおり、追加データの提出によってSTAP細胞の実在が証明されれば「その時点で肯定的な見方をする人」に転ずる可能性もあるのでは?

それもまた科学的な態度ではあると思うのですが。

「現時点でSTAP細胞の『非存在』を結論づけている人」ということであれば、それは確かに非科学的かもしれません。
「不在の証明」は非常に困難(というか不可能?)ですから。

2014/04/18 (金) 19:40:40 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさんへ

少なくとも顕微鏡動画と同じ現象を別の手法で再現できるのであれば、捏造や不正行為が紛れもなくあるといえます。
この場合にはじめて悪意の存在が実証されます。

それがなければ、仮説そのものを現段階で否定し非難する資格は誰も持ち得ないということです。

小保方氏を批判できる要素は、現時点では論文の作成手法だけであり、それ以外の点に関して批判できるものはありません。

2014/04/18 (金) 20:20:38 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

ののんたさんへ質問

植物の細胞は最初から根や茎や葉になる部分が決まっていますか?

2014/04/18 (金) 20:49:19 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

バルタントモゾウさま

「最初から」の最初というのがどの時点を差すのかによって考え方も異なると思うのですが(最初というのが単に受精卵を差すとすると、動物だってまだどこが何になるかは決まっていないですし…。)、種子植物の生活史のスタートである「種子」の時点で、ということであれば、既にある程度分化は進んだ状態である(=ある程度どの部分になるか運命付けられている)種類の植物が多いと思います。

シダ・コケ類では胞子生殖ですから、未分化な状態です。

これでご質問の答えになっているかは分からないですが、いずれにせよ植物は、「分化←→脱分化」が動物細胞ほど固定的ではない、「どこが茎になり葉になるか」という方向付けは動物細胞と比べてフレキシブルであると認識しています。

高校時代、筑波の森林総研を見学したことがありましたが、脱分化させた細胞塊(カルス)からの育苗など、加える植物ホルモンによって根が出たり芽が出たり、とても興味深かったのを覚えています。

2014/04/18 (金) 21:19:30 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさんへ

今回の仮説の重要な点が、植物の再生時の細胞のフレキシビリティが動物細胞にもあるかもしれないということです。
これまでの通説では動物は構造が複雑だから、未分化の細胞を作れないという見方だと私は認識しています。
万能細胞の研究は、最終的には、1つの細胞から、いろんな部位の細胞を作れるようにすることが目的だとして理解しています。
植物の茎のところで折って植えると、折れたところから、根が出てきます。
この、折るという外的刺激にたいして、自己修復能力で、細胞の未分化状態が作り出されると考えるなら、今回の実験が事実であるなら同じような状態が作り出せることに繋がると考えられるからです。

2014/04/18 (金) 22:00:14 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

バルタントモゾウさま

私の認識では、動物細胞は再生に関して植物細胞と同様の「フレキシビリティはないがアビリティはある」です。
単に「構造が複雑だから未分化の細胞を作れない」というより、分化の際にDNAの修飾が行われるため「逆方向へのスイッチが入りにくい」。
だからこそiPS細胞は遺伝子導入によってその壁を突破したのであり、その「鍵」となる遺伝子構成の発見は偉業だったと思います。
(もちろんそのような分化をするのは、植物より複雑な構造をもつ個体を効率よく構成するためなので、そういう意味では「動物は構造が複雑だから」というのは当たっているとは思います)

植物細胞が「生産地から直買い」に近いのに対して、動物細胞では「生産地→農協/漁協→中央都市の問屋→消費地の問屋→小売業者→消費者」と例えると(農協/漁協の辺りが三胚葉分化でしょうか…)、「分野違いの商品は仕入れない、あるいは捨ててしまう」のではなく「流通には乗せず倉庫に永久保管してしまう」というイメージです。青物問屋であっても、肉や魚や米の在庫も「持っている」けど「取り出せない」。

動物(広義の)であっても、例えばトカゲのシッポ、クロダイの性転換、プラナリアの頭部再生…と考えると、動物の種類によって「どの程度生産地近くまでアクセスできるか」が違ってくるだけだと考えています(プラナリアの世界では卸制度はあまり発展していない模様ですね)。
哺乳類であっても、クローン動物に見る通り体細胞にも全ての遺伝情報が「保管」はされている(赤血球など特殊な細胞以外)。

STAP細胞の話に戻ると、創傷治癒の機序などを考える際「哺乳類の細胞がダメージを受けて脱分化する」という事象は非常に興味深いですし、再生医療だけではなく細胞のガン化の解明などにも貢献するのでは、と当初は期待したものです。
けれどその後、論文の様々な不備が指摘され、個人的には「様子見」という状況です。
どちらかというと「ちょっと竜頭蛇尾な感じかな…」という方向に傾いていますが。

というのは、当初は「皮膚、筋肉、肺などどのような体細胞もSTAP細胞化する」「STAP幹細胞にはTCR再構成が認められる」との発表でしたが、前者については論文に使用された写真は全て幼若マウスの脾臓細胞由来のもののようですし、後者に関しては理研が3月初頭に発表したプロトコルで否定されました。

哺乳類の体内に未分化間葉系細胞は普通に存在していますし、特にラットやマウスでは出生後も脾臓での造血が行われていますから、そこ(しかも幼若マウス)から採取された細胞において、未分化細胞マーカーであるoct4の発現が、どの程度「万能性(=Pluripotency、STAPのPですね)」を担保するものなのかがピンと来ないのです。
もちろんこれは私の限られた知識の範囲内で理解したことですが、それでも自分の理解の範囲内で感想を述べるとすれば、そのようにしか言い様がないのです。

STAP細胞(STAP幹細胞ではなく)ではTCR再構成が確認されているようですから、何らかの脱分化が起こったことは確かだと思うのですが(そしてそれだけでも充分な発見であると思うのですが)、当初発表されたような「夢の万能細胞」であるSTAP細胞が存在するかどうかについては、追加のデータを待つしかないと思っています。

2014/04/19 (土) 11:27:38 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

追伸

分化した細胞の脱分化に関してDNAの修飾という「ロック」がかかっているのは、効率のよい分化・発生に貢献するばかりでなく、一旦完成した器官が円滑に機能していくうえで非常に有効な安全装置だと考えます。

心筋が何かの弾みで脱分化してしまった…なんて困りますから。

植物が高い再生能力を持っているのも、動物が高度に分化した細胞群で構成された身体を持っているのも、どちらも「生きていく」ためのそれぞれの戦略であって、「同じように」脱分化する必要性を、個人的にはあまり感じていません。

2014/04/19 (土) 11:39:57 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさんへ

>分化した細胞の脱分化に関してDNAの修飾という「ロック」がかかっているのは、効率のよい分化・発生に貢献するばかりでなく、一旦完成した器官が円滑に機能していくうえで非常に有効な安全装置だと考えます。<

これが老化への不可逆反応の元となっていると考えるのなら、このロックを外す事が不老不死に繋がると考えています。

クローンと違い、万能細胞は必要な部位の部分だけの培養を可能とする可能性があるから注目されるのでは無いでしょうか?

現状のクローンの場合は卵細胞からのスタートのはずです。

今回の現象が事実なら、人間の治療だけでなく、動物の治療にも応用できる可能性が非常に高いという点にもあります。

実現すれば汎用性がかなり高く、医療原理として人間以外にも使える可能性があるからです。

だからこそ、否定的に見るのであれば、一番難関なデーターとして顕微鏡動画をどう説明できるのかというのが重要だと言うことです。

本当に何の細工もしていないデーターであれば、「現象としては存在する」としかいえません。

だからこそ、その部分の否定が無い限り、論文の書き方とは別に、この論文で報告されている現象の中身はなんなのか?
を検証する事が重要視されると思います。

現段階で否定をされているのはあくまでもこれまでに知られている知識で否定できるものだけであり、笹井教授の上げた3点について合理的な否定の出来る説明はなされていません。

証明する側と否定する側、双方が行うべき問題であり、この点に関して、小保方氏も検証チームに入れなければならないということです。


研究者としての道を閉ざす事はいつでも出来ます。

ことさらに性急に研究者としての道を閉ざす事を第三者として望む人たちの真意はどこにあるのですかということです。




2014/04/19 (土) 12:39:48 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

分化と老化


クローンを例に挙げたのは「分化した体細胞も全ての遺伝子情報を保持している」という点について述べたかっただけであり、再生医療における万能細胞とクローンの優劣については意図しておりませんでした。

細胞の分化を「老化」と捉えるか「成熟」と捉えるかは人それぞれだと思うのですが、個人的にはは細胞の分化は成熟細胞として機能するための不可欠な過程であると考えています。
細胞老化はテロメアの短縮によるという説の方に信憑性があると考えているので、「脱分化=細胞の若返り」というイメージは私にはあまりありません。脱分化は「若返り」というより「退化」であって、もちろんそこから別の方向に「進化」するには必要な道筋ですが、細胞の「老化・若返り」とは違う問題と考えています。

それにしても、究極の「不老不死細胞」って結局ガン細胞ですよね。

顕微鏡動画についてですが、あれは結局oct4の発現を視覚的に示しているわけですよね?
先にも述べた通り、「(成体より)未成熟である幼若マウス」の「分化がアクティブに行われている脾臓」から採取した細胞において未分化細胞マーカーが発現しているということが、「成体の皮膚からも肺からも」「簡単に作れて」「何にでも分化できる」万能細胞である、という当初発表されたSTAP細胞の実在を証明するか、と言われたら「それはちょっと…?」という感想です。

ですが、限られた条件下において何らかの「STAP現象(厳密にはPについては不明なわけですが)」が起きたことは事実であろうとは考えています。

論文の内容について先入観のない検証が必要であるという点には同意致しますが、小保方氏は研究能力のなさ(ご本人も未熟さ、と再三述べていました)によって自ら「道を閉ざし」たのであって、落ち度のある論文によって「道を閉ざされ」た研究者は小保方氏に限られたことではないですし、「小保方氏に限っては何が何でも研究者としての未来を確保すべき」「検証チームに加えなくてはならない」とは思えません。
検証チームが「STAP細胞は存在するorしない」という先入観なしに検証を行う、せいぜい肯定派/否定派の双方向で検証を進めれば充分だと思われます。その際に肯定派の一員として小保方氏が登用されるのであればそれはそれでよいですし、そうでなくても構わない。
(個人的には、小保方氏は発想や独創性、プレゼンテーション能力には秀でていても、データの取り扱いの稚拙さから「検証」という作業には不向きなように思われますが、その辺は検証チームの判断ですから)

2014/04/19 (土) 13:45:03 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

ののんたさんへ

先入観なしにといいながら、すでに研究者としての道が閉ざされたように、今でも記述していますよね。
これこそ、あなたの先入観の押し付けけだということです。
理研は契約を更新していて、地位の保全はまだされています。
また、バカんティ教授のように救いの手を他にも差し出す人や団体が出てくるかもしれません。
利権を独占したいと考える資本家にとっては学会の権威は意味をなしません。
企業化できるかどうかであり、実現できるかどうかです。
そこで必要となるのは技術の寡占であり、再現性の普及化ではないということです。
学術的観点でだけで語れる問題ではなく、商業的観点からも考えるひつようがあります。

2014/04/19 (土) 14:28:23 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

先入観?

私が「先入観なく検証するべき」と述べたのは「STAP細胞の存在」についてであって、「小保方氏の去就」ではないのです。

正直言って小保方氏に関しては、「画像の切り貼りをしてはいけないと知らなかった」「パワーポイントからコピーした画像を加工して投稿論文に載せた」「実験ノートが第三者の検証に耐えるものではなかった」という点などから、研究者としての将来は明るいものではないと感じています。
でもそれは私個人の感想であって、理研が契約を更新するにあたっては理研の判断があったと思いますし、それについて不満を述べたことはないはずです。

私は学術的にSTAP細胞(と呼ばれているもの)に興味を持ったのであって、商業的観点からの興味はあまりないのですが、それでも「研究成果を商業的観点からも保全するべき」という主張については肯定的に捉えているつもりです。

保全するべきと考えるのが「STAP細胞という仮説」であるのか、「小保方晴子という個人」であるのかについて行き違いが生じてはいないでしょうか?
バルタンさまが小保方氏に科学者としての資質や将来性を見出して、その才能を保全するべきとお考えでしたら、申し訳ないですがその点についてはあまり賛成できません。それを「先入観」と仰っていますが、私自身としては「個人的感想」と思っています。
そして「STAP細胞という仮説を先入観なく検証すべき」という点については賛成しています。これには何の先入観も差し挟んでいないつもりですが、いかがでしょうか?

2014/04/19 (土) 15:04:28 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

マッドサイエンティスト

バイオハザードのアポカリプス社ではないけれど医療技術ほど軍事技術へ転換しやすいものはない。
学会や研究機関から閉め出されたものを囲い混んで悪魔の囁きを吹き込むことは容易です。
その実例がオウム真理教や、ナチスのアウシュビッツに見られます。
迫害した社会への復讐に燃えるマッドサイエンティストを産み出すのは周りの対応ひとつです。

笹井教授の会見で『文章化されていない、レシピやコツがあるかもしれない』という発言に潜む心理として、【彼女の実験技術は優れているから、研究スタッフの一員としてのチャンスを残したい。】という思いを私は感じた。

その部分にたいして、下積みで日の目に当たらない研究者が、理不尽さを感じ、不満に思う気持ちが沸き上がるとしても、人間感情としては理解はできる。ただ、研究者としての発想の着眼点の奇抜さで同じような研究をしていると言えるのか?本来は独創性は、信頼性と共に同等に評価されるべきものです。
データー管理を助手に任せっきりという手法は過去には存在しています。
得意な作業で研究を続けられるシステム構築は必要です。

2014/04/19 (土) 15:16:18 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

独創性

科学において「独創性」は最低限の基本の上にあって初めて価値を発揮するものと思います。
芸術分野だとちょっとまた違うと思いますが…。

「常識や通説に捕われていては大きな発見はできない」というのは尤もなことですが、「常識や通説を理解し尽くしたうえで」さらにそこから柔軟な発想を広げていくことができるのか、あるいは「常識や通説を知らないがゆえに」自由な発想ができるのか、という違いは大きいと思います。
(これはとりあえず小保方氏の話とは別です。小保方氏がこのどちらにあたるのかは、今の時点では私には確言できません)

科学においては、正確性や信頼性の「上に」独創性があるというのが理想的ですよね?

話が飛びますが、科学の基礎や常識を無視した独創性は、SFとしてはとても価値があると思います。実際の物理法則を全く覆すような世界観の構築は、それはそれでワクワクしますし、感心してしまいます。

話を戻して、
>得意な作業で研究を続けられるシステム
これが「チームによる研究」だと思っていたのですが、今回の件ではデータのチェック等上手く機能しなかったようですね。
チームでの仕事というのは、適材適所に配置されたメンバーにより個人プレーに数倍する実績をあげる可能性があるというプラスの側面と、船頭多くして船が山に登ってしまったり、プレイヤー同士の間にバレーボールがポテッと落ちて(いわゆるお見合い)しまったりというマイナスの側面があると思います。
今回「なぜチェック機構が働かなかったのか?」という声も聞かれましたが、これはまさに「ちゃんとチェックしただろ」「何かおかしかったら指摘してもらえるでしょ」という「お見合い」状態だったのではないかと思えます。
この辺りはシステムとして改善の余地がありそうですね。

2014/04/19 (土) 18:18:19 | URL | ののんた #- [ 編集 ]

岡目八目

今回のSTAP騒動はネットの検証サイトが指摘した。しかし必ずしも検証サイトの研究者が小保方博士より優秀とは限らない。つまり岡目八目なのである。

2014/04/19 (土) 21:30:23 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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