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スマイルプロジェクトに見る「贈り物」の難しさ





お中元やお歳暮はいわゆる「虚礼」に類する慣習と私は思います。しかし、会社勤めをしているとイヤでもこの慣習に巻き込まれることになります。また、友人・知人や親族との個人的な贈答は相手によりけりで、心から贈り物やお返しをする場合もあれば、面倒だけど角の立つこともしたくないのでせざるを得ない場合もあります。

贈り物は難しい。贈答はさらに難しい。私も失敗したことがあります。恥もかきました。それだけに相手が喜ぶような品を如何に選ぶか悩みます。逆に、「何、これ?いらねーよ!」」的な贈り物もあります。その例を申し上げましょう。

私はイカの塩辛が好物の一つです。と言いましても毎日食するものではないので、時々ワンパック1000~1300円くらいはする美味しい塩辛を買います。で、ここに友人のB子がいます。私がイカの塩辛が好きだと知っています。私の家に来た時に食べさせたこともあります。

ある日、B子が札幌の雪まつりを見に行くと言うので私は彼女に防寒用のイヤーウォーマー(耳あて)をプレゼントした(2000円程度)。スキーもしたことも無く厳寒に無知なB子に私がおせっかいをしたわけだ。B子はお返しにイカの塩辛をお土産に買うと言うので私は期待した。北海道の塩辛なら美味しそうと思ったから。

で、彼女が買って来た塩辛(3パックあった)をさっそく食べた。何と!中身はイカの頭と足だけという安物だったのです。足などはご丁寧に短く刻んでいる。不味い。私は腹が立って彼女に電話でこの塩辛の値段を聞いた。3パックで500円だったと。すると、1パック170円程度だ。あのな~~、私が安物の塩辛を食べないことを知っているでしょう!こんな安物だったらその辺のスーパーで売ってるじゃんか!し、しかも、私があなたにプレゼントしたイヤーウォーマーは2000円だぞ!ふざけんじゃねーぞ!、もう、あなたとは友達の縁を切りたくなったわ!と言ってやった。(B子が非常に貧しい生活をしている人間であれば話は別だが、それだったら北海道に旅行は行けない)

この話を読んで、あなたは私が大人気ない心の狭い人間と思うであろうか?それとも私の腹立ちに共感するであろうか?いずれにせよ、贈り物は相手のあることだから、なかなか難しいことなのだ。センスも問われる。

贈り物(贈答品)の注意点。
1.予算は安過ぎても高過ぎてもいけない(ケースバイケースだが、普通は3000~7000円程度か)。
2.自己満足ではなく相手が喜ぶ物を選ぶ。欲しくもない物なら貰わない方が良い、という論理がある。
3.贈り物を見れば、贈り手がどれだけ考えて選んだか、又は無頓着か知れる。恐ろしい。
4.食材であれば、自分が食して美味しいと自信の持てる物を贈るべし。


一部のフィギュアファンの間で「スマイルプロジェクト」なる企画があるそうだ。
基本方針の箇所を引用します。

(引用開始)1.…代表選手全員にクリスタルメダルを贈呈します。また、ファンの皆様からの応援メッセージを冊子としてまとめ、選手達に届けます。
2.トリプルアクセルを含む6種類全ての3回転ジャンプを8度跳ぶという究極のプログラムに挑み見事に成功させた浅田真央選手には、その偉業を称えてプラチナメダルを贈ります。また、6種8トリプルの偉業をなしとげた証明として、ファンの有志によって作成したプロトコルを贈ります(引用終わり)…。


メダルは特別注文で費用はファンでお金を出し合うそうだ。600万ほど集まったとか(凄い金額)。すると、クリスタルメダルは非常に高価な質になるであろうし、プラチナメダルはそれより遥かに高価な質であろう。

私の「注意点」から見て、1と2に抵触するような企画と思う。たとえファンではあっても、見知らぬ赤の他人から高価な贈り物を貰って選手は素直に喜べるだろうか?それよりも、困惑するのではないだろうか?

それよりも私は嫌だなあと思うことが一つあります。何故、浅田選手だけが他の選手とは別にプラスしてプラチナメダルを贈られるのか?こうした「差別扱い」に私は嫌悪感を抱きます。このことを他の選手が知ったらどう思うだろうか?、また、浅田選手本人はどう思うであろうか?デリカシーに欠けるやり方だと私は思う。(偉業を称えるなら日本男子選手として初めて五輪の金メダルを取った羽生選手にはどうしてプラチナメダルを贈らないの?※1)

しかも、プラチナメダルを贈る理由が「?」だ。「6種類全ての3回転ジャンプを8度跳ぶという究極のプログラムに挑み見事に成功させた」? 3F-3Loと2A-3Tはセカンドジャンプがアンダーローテになり、3Lzはエッジエラーだ。これらを「成功」と言うのだろうか?※2。それともテクニカルパネルが不正判定でもしたと言うのであろうか?もしも後者であれば、論外である。「ファンの有志によって作成されたプロトコル」もそいういう意味だとしたら、貰う浅田選手はどう思うであろうか?喜ぶのだろうか?発案者はそれを考えたのであろうか?

(メダルという発想が悪いのではない。例えば手が器用な一人のファンがお手製で手間暇をかけてメダルを作り、該当の選手に贈るのであれば喜ばれると思う)

ここに発案者の強い意思と主張を感じます。

これらは贈り手の自己満足になる危険があり、いささかスタンドプレイ的ではないだろうか?貰う相手の気持ちを良く考えていないように思う。贈る側はスマイル出来ても、貰う方はスマイル出来るだろうか?善意であれば全てオッケーとなるほど世の中は単純では無い。スマイルプロジェクトの発案者はもっと周知を集めてアレコレと論議してから贈り物を決めれば良かったと思う。これだけの大掛かりな企画なのだから。お金を寄付したファンから誰もそうした意見が出ないというのも不思議だ。

そもそも、贈り物は受け手に喜んでもらえれば、との心で贈るものでしょう。それを贈り手の自己主張の道具としても利用するのは、如何なものでしょうか?

しかし、「ファンの皆様からの応援メッセージを小冊子として届ける」は素敵なアイデアと思う。これは心のこもった「贈り物」と思う。貰った選手もきっと喜ぶと思う。小冊子のデザインにおしゃれな工夫を凝らし、多少お金をかけてもたかが知れています。これだけで十分ではないだろうか。

「人がどのような企画をしようが、余計なお世話だ。人が善意でやっていることにケチをつける気か。片割月には關係無い」との批判もあるであろう。それはそうかもしれない。しかし、贈り物の難しさを考える上で良い事例だったので私なりの意見を書きました。


※1
穿った見方をすれば、この企画の立案者と賛同者の大部分が浅田ファンだからこういう扱いになるのだと思う。「スマイル」という名称も浅田選手のEXのプログラム名に由来すると推測する。メインは一にも二にも浅田選手との本音が透けて見えてしまう。「浅田ファンによるスマイルプロジェクト」とする方がよほど正直で、「差別扱い」する理由もまだ分かる。

※2
「アンダーローテ」は「ダウングレード」とは異なり、その3回転ジャンプ自体は跳んだと認定されるのだから「成功」とする見方も無くはない。少し苦しいが。しかし、3Lzのエッジエラーは絶対に成功とは言いません。



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2014.04.16 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



コメント

贈り物は難しいです

 片割月さま。
 様々な行事やはたまた、お土産に至るまで良く、人に贈り物をする事が多いので耳が痛いです。
 私もB子さまの様に顰蹙を買ったおそれもあります。ツアーだと変なショッピングモールに連れて行かれ妙なものを売りつけられるケースも。
 その人が何を好むか? を想像しつつ、買う事を楽しみにしているのですが、それが外れている場合もあります。まあ、気は心程度に思って下さいませ。

 スマイルプロジェクトはずっと話に聞いています。
 
 高価な贈り物を一人だけ貰った人間がどう思うか。
 何も感じないのでしょうね。
 別に興味ない。好きにしたらいいと思います。彼らは真央選手の「タニマチ」のつもりなんでしょう。メダルなんてケチな事を言わないでリンクでも贈ってあげたらいいのに。

2014/04/17 (木) 10:32:06 | URL | shige #X91rLkcY [ 編集 ]

初コメです。
私の文章力でうまく伝わるかどうか。。。

私も一度贈り物の受け手側になった際、「??」になったことがありました。

私の誕生日に、
何人かの友人で食事をしたのですが、
お店に入ると、
皆頭にお揃いの手作りの飾りをつけて、
さらにお揃いの
「happybirthday!まどか!!」
みたいなTシャツをわざわざイベント会社に発注して作って着用していて。。。
さらにくす玉に垂れ幕。。。

その姿を見て、

「あ、自分等が楽しみたかったんだな。。。たまたま近かった私の誕生日をネタにしたんだな。。。」

としか思えませんでした。

皆で写真撮影にスピーチして!、とか。


。。。毎年そのように祝ってもらっている訳でもないし、
なぜかその年だけ(;´д`)

私がひねくれているのかもしれませんが、
正直なところ、
「お誕生日おめでとう! < こんなに企画して盛り上げているワタシタチ凄い!なんだか楽しい!」

だったと思います。

受けとる側の気持ちや事情を本当に察してくれるなら、
もっと素敵な1日になったと思います。

プロジェクトに関しましては、賛同の呼び掛け、メダルのデザイン決めたり、発注に会計、本当に大変だったと思います。

ただ、

「選手の皆さんおめでとう! < ワタシタチの存在ってすごいでしょ!今回のプロジェクトにめちゃ打ち込んだんだから!あぁ!達成感!」

でなければ良いなぁ~と思います。

2014/04/17 (木) 12:28:10 | URL | まどか #Fbwtug4Q [ 編集 ]

金とプラチナ

プラチナは金より価値がある金属である。真央ファンは金より価値があり、澄んだ濁りの無いプラチナの色に浅田選手を投影しているのではないだろうか。

2014/04/17 (木) 21:33:22 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

塩辛・・・・

塩辛のたとえは秀逸ですね。
片割月様のお顔知らないのに、しぶ~~い顔してるのが目に浮かぶようでした。
スマイルプロジェクトとか、まあ、素人さん作成のメダルなど、正直選手たちにはそんな嬉しいものでもないでしょうし・アマチュア選手ですから、あまり高価なものだと下手に連盟の規約に抵触して迷惑になる可能性もあります。
でも彼らは贈りたいんでしょう、『自分たちがやりたいから』
そんなモン、浅田選手だけプラチナだったとしても、他の選手は『真央ちゃんこの人たちに愛されてるね~~』と思って終わりでしょうね。
一つだけ感心したのは、その集金力!そんなにお金が余っているなら、それこそ若手選手の育成に寄付したり・リンク新設の働きかけしたり、もっといいことに使えそうですけどね、やっぱり『自分たちのため』以外には少しもお金使いたくないのかな。

2014/04/18 (金) 00:48:53 | URL | jyamushi #- [ 編集 ]

塩辛のお話面白かったです。

片割月様、お久しぶり(^^)
スマイルプロジェクトについてはサイト?等詳しく読んだ事がないので
コメントは差し控えますが、
塩辛話が面白くて。。。(^O^)
片割月様はB子さんと家族のように仲良しなのですね。
幼馴染なのかしら。
B子さんは普段塩辛を食べない方で
価格帯をご存知でなかったのでしょうか。
そんな私もGPF福岡へ行った時に明太子のおみやげを頼まれたのですが、
私は辛い物が苦手で明太子について何も知らなかったから、
現地でありとあらゆる明太子を目の前にして
途方に暮れました。(辛さに段階があるのも知らなかった。)

それとスケーターへのプレゼント選びが難しくて
いつも悩みます。
失敗してしまった事もあって(^^;)
以前アイスショーへ行った時に
美姫ちゃんへのプレゼントは、娘さんへと思って、
スヌーピーの哺乳瓶ケースとスタイ(両方ピンク系)を持って行ったのです。
そしたら後日、美姫ちゃんはベビー服はピンクより
ブルーやグリーンを選ぶって知って。。。(--;)
失敗してもうた。。。
贈り物は難しい。。。


2014/04/18 (金) 02:37:22 | URL | Moeri0807 #- [ 編集 ]

私なら困る

いつも楽しく拝見しております。

全くだ、と思ったので書き込みます。

スマイルプロジェクトの様子を見ていて、賛否両論を入り乱れるのを見ていて、
「受け取る選手は困るだろうな」と思っておりました。

だって、私なら困ります。

送り主の政治的信条等々を不問にするにしても、
単純に言えば不必要に高価なものを、よく分からない人にもらうわけですからね。

フィギュア選手にファンクラブがメダルを贈るということ自体はよくあることだと思います。ただ大抵は、贈り主(呼びかけ人)がはっきりしているのと、事前に選手自身や関係者に意向を尋ね、趣味を勘案して行われると思うのですね。

私の知る範囲であれば、某選手にコインネックレスくらいの金メダルが贈られたことがありましたが、事前にちゃんとファンクラブ代表が選手サイドにコンタクトをとって、やってましたし、ファンクラブサイトにそのネックレスを着けた選手の姿がアップされていました。

なんというか、やはり贈り主の意向が強すぎて、受け取り手のことをあまり考えてない贈物はやはり迷惑だな、と思った次第です。

2014/04/20 (日) 19:08:12 | URL | ぽんきち #dSZueuK2 [ 編集 ]

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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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