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転倒ジャンプは0点にせよ?

「ジャンプの転倒は0点にせよ」とのファンの声が増えています。

2年前のルールの変更で3Aと4回転ジャンプの基礎点が上がったこと、転倒しても回転数が認定されたり、完全に必要回転を回りきらなくても「180度未満~90度以上の回転不足」で済めば基礎点の70%が確保されるようになったこと、ジャンプの質を評価するGOEのマイナスが軽減されたこと、以上のことから転倒ジャンプの「歩留まり」が目立つようになったことは事実です。

そもそも、4回転ジャンプ無しの世界王者や五輪王者が続いて生まれたこともあり、ジャンプに対する罰則・減点が厳しすぎる、これではスポーツとして退化するのではないか、4回転あってこその男子シングルだろう、との批判や疑問(多くのファンもそう思った)を受け、かかるルールの変更になったと思われます。

例。4T(4回転トゥループジャンプ)基礎点のアップ。9.8点→10.3点(+0.5点)
GOEのマイナスの軽減。
GOEマイナス1評価による減点1.6点は1.0点に。
GOEマイナス2評価による減点3.2点は2.0点に。
GOEマイナス3評価による減点4.8点は3.0点に軽減。転倒はこれに該当。

4Tで転倒した場合。4回転回りきったと認定して。
旧ルール。9.8点ー4.8点―1点(罰則点)=4点の歩留まり。
新ルール。10.3点―3.0点―1点(罰則点)=6.3点の歩留まり。

そうした中、今度は「転倒ジャンプ」には厳しい減点をしたらどうか、いっそのこと0点にすべきだ、という意見が聞こえ出しました。すなわち、転倒は大失敗であり、演技の流れも中断させる。このようなジャンプに6点も歩留まりがあるのは行き過ぎだ。ショート、フリー、併せて3回も転倒した選手が高得点で優勝するのは変だ、との主張です。

この辺は価値観の問題でしょうね。そもそも、ジャンプでは「回転数を満たすこと」が大事なのか「両足で着氷しないこと」「転倒しないこと」の方が大事なのか、です。体操競技では一回当たりの試技の時間が短いですし、転倒は大打撃ですね。しかし、1回の演技時間が2分50秒、4分又は4分30秒と長いフィギュアスケートの場合はどうなのでしょう?

また、転倒にも色々あって、完全に身体が寝そべってしまうのもあれば、尻餅もありますし、オットット、で惜しくも転倒してしまうのもあります。前のめりになり、両手を突くのはどうなのでしょうか。転倒みたいなものですね。

私の意見は簡単です。結論は転倒の厳罰化には反対。0点にするなど論外です。私も含め、フィギュアファンのいささか感情的な意見と思います。何故か。

2シーズン前までは難度を犠牲にして完成度を目指した選手(五輪金メダリストのライサチェク選手等)をルールと共に批判して、ルールが改正され高難度ジャンプを挑戦する選手のサポートに回ったら、今度は転倒を批判する…オイオイ、って感じです。私達ファンは簡単にアレコレ言うけど、選手達のルール対応への懸命な努力を否定していいのかな。。。

しかも、ルールを批判するファンの中には「私達は審査の公正さ、フィギュアの発展を求めて言い続けているのです」と、不思議な正義感に駆られて声高に叫ぶ人も少なくないのですが、何か、それって、独善的な雰囲気が漂うのですよね。

早い話が、自分の応援している選手に有利になるか、嫌うかライバル視されている選手に厳しくなればいい、と言っているようにも聞こえてしまうのです。何故なら、A選手が3回転倒して優勝するとヤイノヤイノと非難しますが、自分が応援しているB選手が同じケースで優勝しても、知らん顔しているからです。片方を沙汰して、もう片方はお目溢しでは、審査を云々する以前に「そもそもファンの方は公正、公平なの?」って思います。

意見は色々あってよいのですが、私の意見としては、男子が4回転無しでは勝てない時代になりつつある今、この流れに水をさすことはしばらく控え、様子を伺うのが最善と思います。どうせ、ソチ五輪までは大幅なルール変更は無いと思いますし。それとも、4回転無しの選手が再び優勝するようになってもいいと言うのでしょうか。

ただし、3回も転倒した選手がさほど大きなジャンプミスの無かった選手、転倒が1回のみの選手よりも総得点で優勝するのはどうか?という素朴な疑問はありますね。技術点と演技構成点とあって、演技構成点が非常に高い選手は多少のジャンプミスをしてもトップに立てるので、こうした疑問も湧いてきます。

当然、演技構成点の比重を下げる意見もあります。この方が見た目と採点の乖離は小さくなります。しかし、これだとシニア、特にベテラン選手の円熟した表現やスケーティング技術に対する評価の比重が下がることにもなり、ジャンプをピョンピョン跳ぶジュニア選手や若手選手が優勝するケースが増えることにならないだろうか?
まあ、それでも良いという意見もあります。この辺りの兼ね合いは悩ましいところですね。

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2012.02.03 | | コメント(3) | トラックバック(0) | ルール・採点・技術関連



コメント

サカリ・オラモのシベリウス

お元気ですか?
シベリウスのYouTube、集めましたよ。交響曲第6番のリハーサルも入っています。
http://mirusekai.blog35.fc2.com/blog-entry-1055.html

2012/02/04 (土) 22:11:46 | URL | mirusekai #- [ 編集 ]

はじめまして。
他ブログでお見かけしました。

冷静なご意見素晴らしいです。
ネットでは公平を装って「要はお前の好きな選手に有利なルールにしたいんだろ」とツッコミを入れたくなるものや、木を見て森を見ず的な意見ばかりで、目眩がする事が多く、片割月さんのようなご意見を読むとほっとします。

これからもちょくちょく拝見させていただきます。

2012/02/12 (日) 08:13:56 | URL | きれじろう #- [ 編集 ]

Re: こんにちは

きれじろう様、はじめまして。

あの浅田ファンブログでの素敵なコメント、拝見していました^^

私はこれでも熱心な浅田ファン、安藤ファンなんですよ^^;
男子では高橋選手、小塚選手、羽生選手など日本人選手を応援していますが、
チャン選手や他の選手の演技もそれぞれ楽しんで見ています。

大手メディアの世界は真実を報道せず、ネットの世界では陰謀論が渦巻いています。
そして、フィギュアスケートの世界でも有象無象、カオス状態になっているサイトがありますね。

もう少し、大きな目でフィギュアを見守り、一生懸命に努力している選手達を応援したいものです。

これからも、よろしくお願いします<m(_ _)m>

2012/02/12 (日) 16:46:31 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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