イギリス人に批判されると日本人は…

ヤフーニュース・2月10日

レストランで「カシャ」、カフェで「カシャ」、定食屋でも「カシャ」。ケータイのカメラで料理やデザートを撮る人、増えてると思いませんか。ひょっとして、あなたも? 日本では当たり前になりつつあるこの光景。外国人にとってはとっても不思議なんだとか。そればかりか、明らかなマナー違反にあたるという声も。あなたのご意見は?
 * * *
「カシャ!」。店内に響くシャッター音。振り返ると、若い女性が自分で頼んだ料理をケータイで撮影していた──
いまや日本の多くの飲食店で普通に見られるようになったこの光景。新しいおしゃれな店はもちろん、めったに行けない高級店でさえ、珍しくなくなっている。パスタやピザが若者に人気の新宿・CoCoLo cafeスタッフは、「確かに最近ではみなさん、携帯のカメラなんかで撮影して楽しんでいらっしゃいますね」と話している。
 
女性セブンが男女200名を対象に行ったアンケート調査からは、外食の際に注文した料理を撮影することがあるという人は、全体で42.5%に上った。なかでも20代の女性では特に多く、「撮影する」と答えた人が70%にも。
日本人にとってはもはや当たり前となりつつあるこの光景、しかし外国人から見ると、とっても不思議だそう。紳士と淑女の国、イギリスから観光でやってきた30代男性は、こう話す。
「和食の店の看板は撮らせてもらったけど、料理を撮るなんて考えもしなかったな。そもそもレストランの中で写真を撮るなんて、マナー違反だよ」

一方、40代のアメリカ人女性の意見はこうだ。
「すき焼きを食べに行ったら、隣の若い女性客が確かに撮影してたわ。日本人にとっては珍しいものじゃないでしょう? それに一緒にいた友達を撮らずに料理だけをアップにしてたから、驚いちゃった。記念にしたいなら、普通、友達や自分を撮るでしょう」
さらに、オーストラリアからの観光客、30代女性からは、「なるほど、その手があるわね。今夜、お寿司を食べに行くから、撮って帰って友達や両親に見せるわ」と感心されてしまった。
いずれにしても、飲食店で料理の写真を撮るのは、日本人特有の行為といえそうだ。





これ、ネット上でも賛否両論が渦巻き、ちょっとした話題になったようだが、色々と興味をそそられるニュースと思った。
ネット上の意見は「マナー違反」とする意見の方がやや優勢なようだ。
私にはマナー違反かどうかはよく分からない。優等生の模範解答は「店主に了解をとってから。ストロボはダメ」くらいらしい。しかし、自分のテーブルにある料理の写真を撮るのに、イチイチ了解とりますかね?それに、店主から、遠慮してくれ、と言われるようなケースも寡聞にして知らぬ。レストランで写真撮影をしている光景は私は一度くらいしか目撃していない。
そんなに目くじら立てるほどのことでもないと感じるが、どうだろうか。


それよりも、気になったことがいくつかある。
まず、ここにはイギリス人とアメリカ人からの指摘が取り上げられていて、日本人からの指摘ではないという点だ。
日本人からの指摘のみが挙げられたら、読者はどんな反応を示すだろう?
さらに、中国人や韓国人からの指摘であったら、どうであろう?


たぶん、反発する意見の方が多くなるのではないだろうか?
「オマエらに言われたくない」「上から目線だ」「大きなお世話よ」とかね。
この記事を書いたライターがイギリス人とアメリカ人を「あえて」取り上げたワケには、日本人にしぶとく根付いている欧米崇拝、欧米コンプレックスを利用する狡猾な計算が働いていると感じるのだ。
彼等に「マナー批判」されると弱い日本人の特性を利用しているのではないかと。
逆に中国人や韓国人からのマナー批判には居丈高になって反発すると思う。


次に気になるのは「日本人特有の行為といえそうだ」の一文である。
私達個人が井戸端会議や床屋談義の世界で「これは日本人特有の習慣・思考だね」と論じている分には無邪気で無害と思うが、メディアがこの表現を用いる時は読み手は慎重に受け止める方が良いと思う。
なぜなら、それが果たして本当に「日本人特有」かどうか、そのライターは外国の例をどこまで調べた上で主張しているのか、怪しいものだからである。専門の文化人類学者の意見を聞いた訳でもあるまい。


第三に気になったのは「『カシャ!』。店内に響くシャッター音」。
この音が迷惑だとする意見をネット上でかなり見かけた。
私はこれをとても奇妙に感じる。
確かにシャッター音そのものはレストランでは神経に障る人もいるとは思う。
しかし、たかが一瞬のことであろう。延々とシャッター音が鳴り続くとは思えない。
これがそんなに我慢できないことであろうか?
そんなにも音や雑音に敏感な人が多くいるのであろうか?


ところで、レストランには必ずと言ってよいほど鳴り響く音が一つある。何か?
それは音楽である。
音楽は聴きたい時に聴くぶんには楽しい。
しかし、聴きたくない時に鳴り続ける音楽は雑音でしかない。
例えばちょっと洒落た懐石料理屋に行く。
そこにショパンやモーツアルトの音楽が鳴っている。
何故、懐石料理を味わいながらショパンを聞かされないといけないのか?
これが仮に、琴や尺八が鳴ったとしても事態は大して変わらない。
音量が低ければまだしも、少し高めだと気にならないだろうか?
せっかくの料理が不味くならないのだろうか?
この雑音こそ迷惑ではないのだろうか。

まあ、迷惑どころか、気にならない人が多いと思う。
これが苦情になる例を聞いたことがない。
私もそうである。少し気にはなるけど、という程度だ。


ここで私が言いたかったのは、もしもこれがアメリカ人やイギリス人から「レストランや料理屋で音楽を流すのは迷惑である。これは日本特有の悪い習慣である」と批判されたら、きっと少なくない人が「私もそう思う」と答えるのではないかと、まあ、そう邪推するからだ。
そうでないと、レストランでの一瞬のシャッター音が迷惑と主張する人が、何故、延々と鳴り響く音楽が耳に障らないのか、不可解だからだ。

今回の例に限らず、スポーツでも芸術でも生活習慣でも、欧米からの賞賛や批判に敏感に反応し、一喜一憂するのが「日本人特有の心理」といえそうだ(笑)

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2012.02.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治・社会



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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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