2015全米フィギュアスケート選手権女子FS:男子FS





ショートプログラムの記事で紹介したリザルトサイトからフリーのリザルトも見ることが出来ますで、フリーの点数やプロトコルは「セルフサービス」にてお願いいたします。

私は以前に、「カレン・チェン選手に注目」という記事をアップしていたのに、すっかり忘れていました。今回の全米で「これは凄い逸材だ!」とビックリしている私は、いよいよ老化現象が始まっているようです。
ウウ(;´Д`)、暗記力・記憶力は自信のある方だったのに。。。クスン(ノ_・,)

ワーグナーのオペラのごとく、表現力が濃厚なワグナーさん。
実に感動的で素晴らしい演技でした。何故だか私は途中から涙が出て止まりませんでした(;▽;)。音楽をスケートで表現するとはこういうことなのか!と、改めてフィギュアスケートの魅力をワグナーさんに教えて貰ったわ。

肩から背中をギュッと動かし、肩から腕の動きと顔の表情を曲想に合わせて絶えず変化させる腕前は超一流。特に、腕のたくし上げ方や折り畳み方は絶妙です。だから、彼女の演技は間然するところが無く、飽きさせません。

解説の岡部由起子さんは、「足元を見ると特に難しいことをしているわけではない」と、SPでもFSでも言っていましたが、ワグナーレベルにまで到達すると、PCSへの悪影響など吹っ飛んでしまうのでしょう。

それと、3Lzを2本、3Fも2本組み込んだ難しい構成も成功させました。
参加選手22人中、ワグナーさんは23才で最年長なんです。
ルッツ・フリップの跳び分けに悩む日本の女子選手はワグナーさんの門を叩き、よろしく教えを請うべし(^_^)ノ

点数は…148点台。五輪のおヨナさんやソトニコワさん並に出ましたね。ライバル?のゴールド選手のファンや日本人選手のファンからはますます嫌われそうだな(^-^;。

体育学部から文学部に転部した?ゴールドさん。
岡部さんの解説を聞くと、女性らしい表現性が増す、又は成熟するということは、元気さ溌剌さとは両立しないものらしい。昨日のSPを見て、ちょっと躍動感に欠けていたように見えたのですが、それは怪我の影響ではなかったようです。

確かに、今回の「オペラ座」は引き込まれました。しかし、ゴールドさんはワグナーさんとは趣味や持ち味が全く異なるタイプと思うのです。大きなジャンプ、切れ味のあるスピン、爽快な滑りを少しも損なうことなく成熟して欲しいです。

キスクラに鎮座いたしますキャロルコーチは、昨日はファンから頂いた縫ぐるみに噛み付いてゴールドさんを怒らせ?、今日はその反省もあってか、ピンク色の大きな熊の縫ぐるみにキスをしたり、優しく撫で撫でしておりました。キャロルコーチはミーシンコーチのように厳ついイメージがあるのですが、こんなお茶目な一面もあったんですね(o^^o)。

可憐・チェンさん。
岡部さんから、「トランジッションが薄い」「15才の彼女にゴッドファーザーの選曲はどうなの??」「音楽はタンゴにアレンジされているがタンゴを踊っていない」、と言われようとも、これだけクリーンでスピード感溢れる演技をすれば、PCSは高評価に跳ね上がります、という標本ですね。総合性能という点で、ロシア娘に劣らぬ驚嘆すべき逸材です。

身長で慎重になったエドマンズさん。
岡部さんもさりげなく親父ギャクを飛ばしますね(^∇^)。
ビールマンスピンでチェンジエッジ(アウトサイドからインサイドへ)する選手って、あまり居ないですよね?エドマンズさんでないと出来ない、隠し味系の乙な技でありんす。

チェンジエッジはキャメルスピンやシットスピン、ポジション変更に伴って行われる場合が多いですが、これを知らなかった時は、「あらまッ!スピンがグラグラしてミスったか?」と思い込んでいました。確か、荒川静香さんだったでしょうか、旧採点法の時代ではスピンでのチェンジエッジは美しく見えないので、良く無いとされていたとか。

女性版グレゴリーペックのシザーリオさん。
演技を見る度に、どかで見たような、誰かに似た顔だなあ、とのデジャブ感があったのですが。カルメンはすっかり板につきました。最後のコレオで、チェンジエッジをしながらのイーグル~バレエジャンプ~スパイラルで両腕を下から上に掬うような動きは音楽との一致という点でお見事です。ちょっとベタな感じもしますが、シザーリオさんだと嫌味がありません。
次は、「大いなる西部」のようなウェスタンのプログラムを是非!!

未来さん。
リンクのボードにスケート靴を引っ掛けて転倒。あれって、韓国選手権だったかで、おヨナさんもやっていましたね。左膝を痛めたようですが、根性で頑張りました。本当に頑張りましたヽ(;▽;)ノ


笑顔が泣き顔に見えるキュート・ピアスさん。
彼女もチェンさんに劣らずジャンプが高いです。いわゆる、回転不足に遠いジャンプが出来ますね。最後のI字スピンでしたか?リプニツカヤさんみたいな技を彼女もやれるんですね。


男子FS

最終グループのレベルの高さが凄かったです!!
気になった点のみメモ程度に感想を。

リッポン君。
冒頭の4Lzはダウングレード判定でした。しかし、ナイストライです。世界選手権では綺麗に成功して欲しいです。不安定だった3Aが見事に改善されたのには驚きました!助走スピードがアップし、以前のように背中をそらすような準備姿勢も陰を潜め、スムーズに踏み切れるようになりました。相当練習をしたんでしょうね。

これだけ会心の演技をしたのは、2011年のジャパンオープン(フリーはラフマニノフのピアノコン2番)以来じゃないかしら?リッポン君が気持ち良さそうに滑っているのが表情からありありと伺えました。25才だけどもっと若く見えます。

アーロン君。
まずまずの出来映えだったと思います。冒頭の4Sー3Tは鮮やかでした!こんなに綺麗なコンボはアーロン君に限らず他の男子選手を含めて稀では?しかし、誰よりも難しいジャンプ構成にしていても、ミスが3つもあったのは痛かったですね。PCSでは他の上位4人の選手と比べ、計10点程の差が明確に出ました。それゆえ、ジャンプのミスは大きく響きますね。良くも悪くもこれがアーロン流でございます。

アボット君。
彼のPCSが上位3人の選手よりも下回った理由は何か?転倒が2つあったからではないでしょう。素人目ですが、全体的にスロー(音楽がそうなんですが)で、やや一本調子。ヤマが無く、スピード感というか躍動感にやや欠けるから?もちろん、これはアボット君の演技の素晴らしさに圧倒された後の、まさに後知恵に過ぎません。今後はどうするのでしょう?現役は続行するのでしょうか。とても気がかりです。

ファリス君。
急にPCS評価がグッと高くなった印象ですが、彼本来の滑りは非常に上質なものです。しかも、あらゆるエレメンツにおいて、姿が凛々しい。誤解を恐れずに言えば、これこそが「正統派」の演技です。怪我等の理由からずっと力を出し切れていなかったのですね。「シンドラーのリスト」も以前よりずっと情感が豊かになりました。
世界選手権では、4Tをパチっと決めてくれい!!


関連記事
スポンサーサイト

2015.01.25 | | コメント(6) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・大会



コメント

キャロライン・ジャン

に触れなければ、まだまだだな。

使用曲の「夢破れて」と云う題名から引退を考えているのではと思わせる。

ジャンプの癖は股関節の柔らかさが欠点として出る例だと思う。

身長体重の増加に順応しきれなかった選手の例だとも言える。

けれどもコレオシークエンスのロングスパイラルはバンクーバーオリンピックを思い起こす良いものだった。

2015/01/25 (日) 22:39:55 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

スリーからのフリップ

流石は片割月さん いつも着目点が素晴らしい。

確かにワグナー選手は、跳び分けが出来るようになっている。

これは、ルッツの特長的な入りも、もちろん良いのだが、むしろフリップのエントランスの改良に起因している。

つまり昨季までのモホークと異なり、今季ワグナー選手は、スリーからフリップへ入っている。
このことにより、フリップがさらに良くなり、それがルッツへも好影響を与えたことにより、跳び分けに貢献したのではないだろうか。

このようにフリップとルッツはお互いに影響を与える存在なのである。

日本人選手は、これまではリンク事情(リンクの人口密度が多く狭い)によりフリップをモホークから入る場合が多かった。しかし最近の若手の選手は、フリップをスリーから入るように指導される場合が多く、宮原知子選手や本郷理華選手のようにスリーから入る選手が主流となってきている訳なのである。

2015/01/26 (月) 00:24:44 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

:一部修正 念のため、フリーではを追加しました(^^)

今季ワグナー選手は、フリーではスリーからフリップへ入っている。

2015/01/26 (月) 22:38:15 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: キャロライン・ジャン

すみません、キャロライン・ジャンの演技は見ませんでした^^;
フリーは第二グループからしか見ていませんので。
なかなか時間が取れないのよ。。。フリーは長丁場だから。

>ジャンプの癖は股関節の柔らかさが欠点として出る例だと思う。
>身長体重の増加に順応しきれなかった選手の例だとも言える。

なるほど、おっしゃる通りなんでしょうね。。。

2015/01/27 (火) 01:44:26 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: スリーからのフリップ

ファントム様。

>日本人選手は、これまではリンク事情(リンクの人口密度が多く狭い)によりフリップをモホークから入る場合が多かった。

そ、そうなんですか?

私は、単に、指導の「流派」的な違いや、選手の個性や好みの違いかと思っていました^^;

ルッツはロッカーターンから、フリップはスリーターンから跳び分けたら、カッコイイですよね。

以前に、トルコの女子選手だったでしょうか、スリーターンからルッツを跳んでいた例があり、
驚いたことがあります。
私の記憶違いかもしれませんが。

2015/01/27 (火) 01:51:13 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

カラデミール選手

エッジが正しかったかは怪しい。

2015/01/27 (火) 01:57:44 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

フリーエリア

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR