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日本人的、あまりに日本人的なサンプルを2つ





サンプルⅠ
(引用開始)…フランスの週刊紙カナール・アンシェネが2020年夏季五輪の東京開催と東京電力福島第1原発の汚染水漏れを関連づけた風刺画 を掲載した件で、同紙のルイマリ・オロ編集長は12日、ラジオ局のインタビューで「謝罪するつもりはない」と述べた。

同日午前には、在フランス日本大使館の藤原聖也臨時代理大使がオロ氏に電話で「東日本大震災の被災者の心情を傷つけるもの であり不適切で遺憾」と抗議。大使館によると、オロ氏は「そういう意図はなかった」などと釈明したという。大使館は同様の内容の書簡も 近く送達する。

しかし、オロ氏はインタビューで「(風刺画は)誰かを傷つけるものではない」と明言。さらに「日本政府の反応に当惑している。
問題の本質は東京電力の(汚染水などの)管理能力のなさにあり、怒りを向けるべき先はそちらだ」などと話した。カナール・ アンシェネ紙は11日付の紙面で、腕や脚が3本ある力士などを描いた風刺画を掲載…(引用終わり)。

ソース(MSN産経ニュース・共同通信)


「被災者の心情を傷つけるから遺憾だ」とする日本政府側の主張は如何にも日本的だ。また、政府側の見解に共感する日本人は少なくないと想像します。やはり、人を傷つける表現はダメなのだ。

では、傷つけなければ良いのか?と、反論したくなります。
国民の批判や懸念をよそに、原発再稼働を目論む日本政府の本音は、汚染水問題を揶揄されたこと自体が不愉快で面白く無いのだ。被災者の心情を持ち出すなど白々しい。それを言うなら、「原発再稼働を進めることは被災者の心情を傷つけることになるからダメだ」、との言説も成り立つことになります。

いずれにせよ、日本政府側が「反応」したこと自体が、今回のフランス風刺漫画の「成功」と言えようか。


サンプルⅡ
明け方まで酒飲んで二日酔い会見 白鵬“審判批判”の一部始終:日刊ゲンダイ 1月27日(火)

(引用開始)…横綱の品格が各方面で問われる白鵬/「子供が見てもわかる相撲。なんで取り直しをしたのか」

横綱の強い口調に、報道陣は耳を疑った。初場所の優勝から一夜明けた26日、宮城野部屋で行われた横綱白鵬(29)の会見。初場所で全勝し、大鵬超えとなる歴代単独最多の33回目優勝に花を添えた。

明け方近くまで酒を飲んでいた白鵬は1時間遅れで部屋に到着。最初は和やかに話していたものの、突如、「疑惑の相撲がひとつある」と語気を強めて冒頭のセリフを言うや、こう続けたのだ。

「悲しい思いをした。ビデオ判定は元お相撲さん(親方衆)でしょ。二度とこんなことがないよう、緊張感を持ってやってほしい」

異例の審判部批判に、何とか軌道修正しようとした司会者を無視し、「肌の色は関係ない。土俵に上がってまげを結ってるなら日本の魂。みんな同じ人間です」と、“誤審”のウラに“人種差別”があることまで口にした。

取り直しとは13日目の稀勢の里戦。白鵬が土俵際で寄り切ろうとすると、稀勢の里は小手投げ。ほぼ同時に土俵に落ちた。確かに内容は白鵬が優勢。スロー映像でも、稀勢の里が落ちるのが一瞬だけ早かった。が、微妙な相撲だったことは間違いない。それにイチャモンをつけたばかりか、「子供でもわかる」と審判に強烈な皮肉をかましてみせたのである。

かつて大鵬は物言いがついた相撲で負け、連勝記録が45でストップ。後日、先に相手の足が出ていたので誤審と判明したものの、大鵬は「横綱が物言いのつくような相撲を取ってはいけない。自分が悪い」としか語らなかった。「大鵬を尊敬している」と言いながら、白鵬はこのエピソードを知らないのか。

■千秋楽直後の発言とは正反対

稀勢の里との取組では、物言いで協議する審判団に、観客は「取り直し」のコール。白鵬は自分がモンゴル人だから、ファンも審判も日本人の稀勢の里をひいきした、と言いたいのだろう。しかし、白鵬は千秋楽直後に出演したNHKの番組内で、自分より対戦相手への声援が多いことについてこう話していた。

「双葉山は『勝って騒がれるより、負けて騒がれる力士になれ』と言っていた。その言葉をあらためて感じた」

それがたった一晩で、「オレは差別されている」ときた。

ただでさえ、乱暴な相撲にダメ押し、懸賞金を受け取るしぐさに批判が多い白鵬。千秋楽では、三役揃い踏みの時間に遅刻。本来は直前の取組が始まる前に土俵下に待機しなければならないが、取組中にずかずかと花道を歩いてきた。これには伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が、「何をしていたんだ。取組中にダメだよ。あんなの見たことない」と苦言を呈したものの、大鵬超えという偉業を成し遂げ、いよいよ傲慢な態度に拍車がかかるのは間違いない。

「強ければ何を言っても、何をしてもいい」と勘違いしているなら、横綱失格だ…(引用終わり)。


明らかに白鵬を非難する文章であり、どこを取っても白鵬に非好意的な書き方になっています。

相撲協会が白鵬を非難するのはまだ分かります。立場上、そうならざるを得ません。

しかし、メディアが揃いも揃って相撲協会よろしく白鵬を一方的に非難するのはどうだろうか?

かつて、警察の情報によって八百長相撲・情実相撲が暴露されたことで、八百長を一貫して否定して来た相撲協会は窮地に追い込まれました。これは大問題であり、メディアも挙って相撲協会の体質を非難した。

白鵬の主張は、審判の判定に対する疑義と、その背景にある人種差別の指摘だ。

他のことは関係無いのだ。

ところが、やれ酒に酔っていただの、遅刻しただの、この頃の相撲が乱暴だの懸賞金の受け取り方がどうだのと、「子供でも分かる、は言い過ぎだ」だのと、白鵬の主張とは直接関係の無い事柄をリンクさせて、つまり、白鵬を悪者に仕立て上げようとの狙いが見え見えだ。

そして、お決まりの陳腐な常套句、「横綱の品格」「横綱失格」を持ち出し、ダメを押す。

メディアの言い草を聞いていると、神様か仏様のように立派な?横綱でも無い限り、審判批判はまかりならぬ、とでも言いたいようだ。自分達メディアは少しも立派でも何でも無いのに言いたい放題を言っているのだが。

横綱失格?横綱失格の相撲取りとは、勝ち越しに汲々としていたり、負けが込むと休場にする弱い横綱でしょう?それこそ、弱い横綱が何を言っても、「負け惜しみ」として聞く耳を持たぬのが世間というものだ。※1

優勝を重ねた強い横綱がモノを言ってはいけないのであれば、大関以下の相撲取りは何も言えないことになる。

それよりは、果たして審判の判定はどうだったのか?背景に人種差別が存在するのか否かを検証することだ。しかも、相撲協会には「前科」があるのだ。本当に八百長や情実相撲は撲滅されたのか否かの検証の方が遥かに重要な問題だ。白鵬の日頃の言動を叩く暇があるのなら、なおのことだ。

要するに、審判批判がイカンのでしょう。それが気に入らないのでしょう。それも、日本人力士ではなく、モンゴル力士に言われたのが気に入らないのでしょう。皮肉だが、これ自体が白鵬の言う人種差別の傍証になるかもしれない。そして、メディアが相撲協会に「頭が上がらない」ヘタレぶりをも露呈しているのではあるまいか?どのメディアも白鵬に批判的で横一線というのは、如何にも日本的だが、こうした「大政翼賛会」的なメディアの恐ろしい体質をも暗示している。※2

※1
いや、負け惜しみはメディアにも当て嵌るかもしれない。
相撲は外国人力士に席巻され、強い日本人力士が現れないことが悔しいのではあるまいか。だから、強い外国人力士の粗探しをすることで、かろうじて溜飲を下げているのではあるまいか。

※2
今回の人質事件ではついに一人が殺されたらしい。メディアは一斉に「自粛」ムードとなり、テレビ番組やCMの一部に関して自制する動きが出たらしい。政府当局から各メディアに密かに「お達し」があったか。安倍政権ならやりそうだ。もしも、政府とは無関係に、自主的な自粛とすれば、この方が一層恐ろしいと思う。まさに、大政翼賛会的体質がメディアにも根強く残っているのかもしれない。

私が自衛隊が軍隊になれば日本は戦前の昔に戻るかもしれない、と恐る理由の一つがこれだ。

なるほど、確かに白鵬にもあまり褒められない言動があるかもしれない。それはそれで批判があっても良い。しかし、それとこれとをゴッチャにするのは如何なものか。次元の異なる事柄をリンクさせるのは幼稚なやり口だ。

日本人はスポーツを「道」にするのが好きな民族だ。柔道、剣道のように。つまり、勝てば良い、強ければ良い、ではダメであり、人格的にも優れた人間でないとダメとみなされる。この点、スポーツは勝敗が全て、勝てば良い式、であるかのような欧米の価値観とは異なる。どちらが良いとか悪いとかではない。

私も日本人なのでこうした感覚はある。私がイチローを嫌うのは彼の性格の悪さに呆れ返ったからだ。しかし、仮にイチローが審判批判をしたからといって、そこで彼の人格問題をリンクさせたりはしない。それとこれとは別次元だから。

勝負事と言えば、剣士や忍者が活躍する時代小説も私は好きだ。柴田錬三郎とか。
剣士が忍者に向かって、「手裏剣のような飛び道具とは卑怯!イザ!尋常に勝負せよ!」と叫ぶ。
忍者は、「ケッ、勝負に卑怯もらっきょうもあるか!負けたら終わりだ。勝てば良い!」と切り返す。

忍者はドライで合理的だから、西洋人に近い発想をするのかもしれません(-^〇^-)。
その分だけ、相手に残酷にもなれるし、利害だけで割り切って動くことにもなる。
分かり易いが、寒々とする。

武士の方は、柳生新陰流のように剣と禅の教えを組み合わせ、「剣は相手を斬る道具に非ず、己の心の非を斬る為のものなり!」などと、ワケの分からぬ剣の道を追求する。これを武士の美学として素晴らしいとみなすか、偽善的な詭弁とみなすかは、人それぞれだ。


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2015.01.27 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 政治・社会



コメント

若貴時代が懐かしい

相撲と言えば若貴時代が懐かしい。
近年は関取衆の出身国が多岐に渡っている。
相撲界は、しきたりが極めて純日本的であり、この純日本的なしきたりは、なかなか理解されないのかも知れない。

2015/01/27 (火) 22:20:40 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: 若貴時代が懐かしい

ファントム様、こんにちは。

> 相撲界は、しきたりが極めて純日本的であり、この純日本的なしきたりは、なかなか理解されないのかも知れない。

友人「日本のしきたりが嫌で、差別されていると思うのなら、トットと国に帰ればいい」
片割月「外国人力士が気に入らないのなら、相撲協会は外国人力士を採用しなければいい」

2015/01/30 (金) 14:23:21 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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