フィギュアスケート二題(補足あり)


ステップ バイ ステップステップ バイ ステップ
(2012/01/11)
小塚 崇彦

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日経新聞「4回転を計3回…未知なる世界へ」
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1EAE4E7E0E2E7E2E2EAE2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E0E2EAE0E2E3E2E1E6E6E4

「ステップ バイ ステップ」から特に印象的だった箇所を抜き書きしよう。

…(2011世界選手権で)点数を見て、僕は喜んだ。喜びの中には、こんな思いもあった。「ああ、認めてもらえたんだ」。ジャッジに認めてもらったと感じたことも、嬉しかったのだ。フィギュアスケートは採点競技だ。そうである以上、どうしても人の目というものが入ってくることになる。「この選手はうまい」という先入観があれば、どうしても点数は高めに出てくる傾向があると思う。逆に「この選手はこれくらいのレベルだろう」と思って見られていると、点数もほどほどにしか出てこない。

決してそれは意図的なものではないのだけど、やはり、認知してもらえているかどうか、そうした部分はかかわってきてしまうところがあるのではないか、ただ上達したからといって、ストレートに点数には反映されないところがあると感じていた。だから、世界選手権でそこまで高く点数を出してもらえたのは、数々の大会で自分の滑りを見てもらってきた中で、ジャッジの人達に認めてもらえるようになったということだと思った。

このシーズンは、いろいろな変化や発見があったけれど、表現への意識というところでも、たしかな成長があった。とくにジャッジへのアピールの部分だ。グランプリファイナルのとき、ジャッジの方と話をする機会があった。その時、彼はこう言った。「やっぱり僕たちも人間だから、目が合ったり、選手がアピールしてくれているんだと感じると、点数を上げやすくなるところはあるんだよ」

その話を聞いたとき、「あ、そうなんだ」と思った。同時に「佐藤先生が言っていたよなあ」と、思い出した。実は、信夫先生からは、ずっと言われ続けていたことだった。「ジャッジの人と目が合うと、ジャッジに印象が残るから、ただ滑っているだけではなくて、目が合って、にこっと笑うのも大切だよ…」


日経新聞のインタビュー記事で小塚選手は国内ジャッジへの批判を語り、ファンは少なからず驚いたであろうが、勘違いしてはいけないと思う。

それは安藤選手、浅田選手、高橋選手などの本にもあることだが「選手たちのジャッジへの信頼は高い」という通奏低音が共通して流れていることである。その前提の上で、彼等は色々言っているのである。陰謀論が三度のメシより好きなファンは、この急所を知ってか知らずしてか、「選手たちだって点数批判、ジャッジ批判しているじゃないか」などと騒ぐが、見当違いと思う。

小塚選手の本であるが、実は、あまり印象に残らなかった。素直で爽やかな好青年であると再確認はするが、高橋選手や安藤選手の本にある屈託も鬱屈も自我の強さもあまり伝わっては来ない。ある意味、浅田選手に近い。だからと言ってそれが悪いというのではないが…人柄って、やはり、演技にも出るかもしれない、などと思う。








2012四大陸選手権・ミーシャ・ゲー選手のフリー演技。

高橋選手もチャン選手も真っ青になるステップの名手、現る!!
この数字を見よ!!参ったかご両人(`・ω・´)
ChSt1 2.00 1.90←高橋選手とチャン選手は1.60
ウズベキスタンはタシケント生まれの美青年が獅子吼しております。


演技終盤にサーキュラーステップとコレオステップを立て続けに滑るという大胆不敵さ。その自信通りの凄いステップです。リンク狭しと吠えまくり、荒ぶる須佐能の命の如き暴れよう。

昔、「嵐を呼ぶ男」という映画だか歌があったそうだが、まさにこれだ。
「俺が怒れば嵐を呼ぶぞ、借金取りも逃げてゆく」

まさに、借金取りもぶっ飛ぶような熱演。凄いわ。標高1800mでもこの酸素いらずの暴れっぷりは超大物の片鱗を覗かせている。

どこか、若い頃のヤグディンを彷彿とさせるような風貌。違うかな?

それにしても、これだけのフットワークがあるのなら、ステップ以外のトランジッションも、もう少し、何とかなりまへんやろうか?

全日本の佐々木彰生選手の忍者と同じく、楽しい演技に乾杯p(^^)q


※「フィギュアスケート Days Plus 2011-2012 男子シングル読本」より。
ミーシャ「ヤグディンの『グラディエーター』が最高のプログラムだと思っている」
彼は好きな選手としてヤグディン、プルシェンコ、高橋大輔等を挙げている。

私がヤグディンを思い出したのは良いカンしていたなあ^^
2002ワールド予選でヤグディンが演じている「グラディエーター」のサーキュラーステップ。
ここで曲想がガラリと激しくなり、ダイナミックなステップに移る所はミーシャの演技と少し似ているかも。

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2012.02.16 | | コメント(2) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



コメント

ほほ~~

ミーシャ・ジー(笑))ときましたか。

ユーロ選手権でもなかなか目立ってましたね~~。

旧ソ連邦の勢力はやっぱり凄いわ。

グルジアがロシアと関係が正常化したら、ゲテちゃんも上に来そうだな~~。

もちろんユーロのような演技が出来ればだけどね。

2012/02/16 (木) 23:15:10 | URL | バルタントモゾウ #- [ 編集 ]

Re: ほほ~~

> ミーシャ・ジー(笑))ときましたか。

ジー、が正しい発音なのですか。ゲー、じゃなくって^^;

> グルジアがロシアと関係が正常化したら、ゲテちゃんも上に来そうだな~~。

なーんだ、結局お話しはそこに辿り着くわけね(^^♪

左に美姫選手、右にゲテ子を侍らせ、お酌してもらい、酒を飲むほどの極楽はなかりけり、ってところ(´▽`)

2012/02/17 (金) 20:04:26 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
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