私の好きな歌・その5

花よただまだうす曇る空の色に梢香れる雪の朝あけ 
 
藤原為子・ 風雅集


※玉葉集・風雅集の時代では永福門院と並び称せられる名女性歌人。「花よただ」と詠嘆的に絶句する初句に作者の鋭い感性を感じる。



さやかなる日影も消たず春冴えてこまかに薄き庭の淡雪 
 
正徹・草根集


※室町時代を代表する歌人。藤原定家を非常に高く評価し、尊敬した。墨絵を思わせる冷え寂びた調べに春まだき寒さがひしと伝わってくるようだ。




薄く濃き野べのみどりの若草に跡まで見ゆる雪のむら消え
  
宮内卿・新古今集


※新古今集を代表する女性歌人。歌の集約性・凝縮性、そして芸術至上主義とも言える客観性。天才というよりも鬼才かもしれない。それでいて、女性らしい細やかさも備わっている。


上記の3首は「春隣」に想いを寄せて選びました。


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2012.02.18 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 文学



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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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