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都々逸も面白い!!





都々逸は俚謡、すなわち風俗歌の代表格ですね。短歌は五七五七七ですが、都々逸は七七七五です。

昔の知識人は詩、短歌、俳句を「純粋芸術」、都々逸を「大衆芸術」と格付けをしました。大衆芸術だから純粋芸術よりも芸術的価値が落ちるという考え方です。しかし、純粋芸術の俳句も桑原武夫から「第二芸術」と格付けされました。つまり、プロの優れた俳句も素人のヘボ俳句も無作為に並べると区別がつかない、その程度の芸術というわけです。

私の感覚では芸術をこのように格付けすること自体が疑問なのですが、全くナンセンスとまでは思いません。例えば、踊りの世界では、阿波踊りや京をどりは大衆芸術であり、バレエや能は純粋芸術と言えなくもありません。短歌や俳句は今や大衆芸術でしょう。誰だってその気になれば俳句をひねり出すことくらい簡単だからです。

では、フィギュアスケートは?大衆芸術?いや、誰も簡単に演技は出来ません。かなり高度な技術と表現性を求められます。すると、純粋芸術? やはり、あくまでスポーツですか。

ともあれ、私が面白いと思う都々逸をいくつか挙げます。都々逸こそ声を出して味わうものでしょうね。


和歌はみやびよ 俳句は味よ わけて俚謡は 心意気    

※俚謡=都々逸を指す 和歌は短歌の意

作者は明治~大正期の代表的新聞人である黒岩涙香との説もあります。

短歌と俳句と都々逸、それぞれの特長をズバリ言い当てているではないですか!


恋にこがれて なく蝉よりも なかぬ蛍が 身をこがす

これぞ女の「忍ぶ恋路」「秘めたる恋」を歌っているかのようです。「好きや~!」と泣き叫ぶ女性の恋よりも、黙して語らぬ女性の恋の方がずっと想いが強いのでありんす。

しかし、なく蝉も、ひかる蛍もオスなんですよね(^_^;)。ま、近頃は男性が女性化しているとの説もありますから、男の「忍ぶ恋路」もあっていいでしょう。しかし、ちょっと恐い感じもしますね。ストーカーに変質しそうで。。。


こうしてこうすりゃ こうなるものと 知りつつこうして こうなった

言葉遊びを突き抜け、人生哲学の世界にまで踏み込んでいるような歌ですね。わたし、こういう歌は好きです。ソクラテスもパスカルもゲーテも、この都々逸を知ったら「ウ~ム。。。」と唸ること請け合いです。

短歌にもこの種類のものがあります。

世の中は夢かうつつかうつつとも夢ともしらずありてなければ    古今和歌集より

これはもはや、具象と抽象の間を揺れ動く実存哲学の世界です。キルケゴールもニーチェもサルトルも、わずか三十一文字の一首で済むことを、わざわざ難渋な長論文に仕立て上げていただけなのかもしれませんよ。


丸いタマゴも 切りよで四角 物も言い様で 角が立つ

皆さん、身に覚えがありますね。特に、ネットの世界ではこの都々逸は優れた警句と言えましょう。


咲くが花かよ 咲かぬが花か 咲かぬつぼみの うちが花

時節の花、というわけですね。咲き終わって散る花にも、姥桜にも味わいはあるけどね(^。^;)


わたしの小舟に あなたをのせて いくもいかぬも 棹しだい

都々逸は風俗歌だけにこの手の危ない歌も多いですね。この歌は抑制が効き、洒落ているので救われます。


最後に、有名な都々逸を一首

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花

わちきのようないい女を花に例えているのでありんすよ(^O^)。
もっとも、私の場合は百合は百合でも「鬼百合」ですが(^^ゞ

百合の花は他の花よりもずっと背丈が高く、しばしば下を向いています。つまり、他の花を見下ろしているのか、見下しているのか、今風に言うと、上から目線な花ですから嫌われるかもしれせん。

モデル兼女優の伊東美咲さんの若い頃など、百合の花そのものでしたね。何故この方の名前が出て来たかと言うと、連休中に見た映画やドラマに伊東美咲さんが出ていて、ちょっと印象的だったからです。セリフが棒読みで演技が下手、と批判されているようですが、とにかく背のすらりとした美女の典型ですよね。



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2015.05.17 | | コメント(10) | トラックバック(0) | 文学



コメント

白蓮花

都々逸良いですね(^^)


スケート界に 咲く一輪の 白い蓮花(れんげ)は 浅田真央~♪

作 ファントム


都々逸と言えば、琴&三味線ですね。

いよいよ真央ちゃんの発表ですね。
真央ちゃんの「心」は決まったのでしょうか。

ですので、ヒロシマの「ココロ」をお聴きください。

https://www.youtube.com/watch?v=5ra2G-I0TDQ

月女さま素敵な日曜日をお過ごしください。

2015/05/17 (日) 08:09:17 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

何故、百合なのかしら

 片割月さま。
 お久し振りですね。体調を崩しておられたとの事、もう、お元気になられた様でうれしいです。
 十八日は何かと騒がしき日になるやもしれませんが。
 私自身はちょっと複雑な気持ちでいます。
 真央さんが現役続行を望むのであれば、それは尊重したいし、何よりも彼女の競技用プロで滑っているのを想像すると本当に楽しみ。
 しかし、復帰というのは茨の道かもしれないし、佐藤先生が逡巡されているのも理解出来るのです。ジャンプを戻す、というのは容易ではない事だと思うので。

 都都逸とは、実に渋い趣味ですね。(笑)
 古くは万葉集の旋頭歌が影響を与えたとか、聞いたこともありますが、人生の機微や教訓が詰まっておりますね。
 
 一つ、最後の有名な物に対して。
 村岡花子さんの「赤毛のアン」で隣人のミセス・リンドが成長したアンを評して、水仙(白百合?)みたいな魅力があり、派手な美人である他の友人を芍薬に例え、「アンは半分も美人じゃないのに、心惹かれる」というような表現をします。
 芍薬も牡丹も艶やかな美人という意味ですよね。派手な花なのに、どうして歩いているのは百合なんだろう。動いている姿は清楚という事なんでしょうか?
 何か深い意味があるんでしょうか? 私の考え過ぎかもしれませんが。連休明け早々、おバカなコメントしてごめんなさい。

2015/05/17 (日) 09:53:42 | URL | shige #X91rLkcY [ 編集 ]

ドドイツ

追伸:


さて都々逸を ドイツのかたが~♪ 詠むとまさしく ドドイツだ~♪


ファントム 作

おあとがよろしいようで~(^^)

2015/05/18 (月) 00:11:43 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: 白蓮花

ファントム 様。

では、わきちも一首。


スケート界で 妍を競うは アヤメかキキョウか 浅田真央  月女作


2015/05/18 (月) 21:25:12 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 何故、百合なのかしら

shige様、こんばんは。

お言葉、ありがとうございます。

浅田選手への期待と不安、様々あり、複雑ですよね。

>どうして歩いているのは百合なんだろう

人をして、アレコレと考えさせ、想像させるのも、優れた歌・詩の特質なんでしょうね^^

背丈があるから、今にも歩きだしそうに見えるからかしらね?

2015/05/18 (月) 21:28:45 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: ドドイツ

ファントム様。

>さて都々逸を ドイツのかたが~♪ 詠むとまさしく ドドイツだ~♪

そんなオヤジギャグ都々逸を歌っているのは、いったい誰だ、ドイツだ?(・∀・)

2015/05/18 (月) 21:32:00 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

変化球の返歌

>そんなオヤジギャグ都々逸を歌っているのは、いったい誰だ、ドイツだ?(・∀・)


ぐぬぬぬ~ さすがの変化球の返歌でごじゃる(^^)

ですので変化球の返歌その2でごじゃる。


立てば芍薬 座れば牡丹~♪ 歩く姿は 月女さま~♪


アレンジ作 ファントム麻呂

2015/05/18 (月) 23:57:08 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

ドドイツにあらねども

散らであれかし桜花 散れかし口と花心 (閑吟集)

体調をくずされていたとのこと (> <) これからの季節はますます辛いですね。どうかご自愛くださいますよう。

中世の小唄は閑吟集くらいしか知らないのですが、都々逸に通じる心意気を感じる歌が多くありますね。危ないものも、これまたたくさん ^^

PIWの由希奈さんの演技について、こちらにちょっと感想を・・・なんというか、彼女の演技には角張ったところが一切無いのですよね。絶え間ない、美しい曲線が音楽とともに差し出されるというか。典雅、優艶という言葉がぴったりです。
目の前で、かの絶品レイバックスピンを拝めました(うっとり)。これこそ私の見たい、そして競技では悲しいかな見ることのできない、極上のLVL1~LVL2スピンなのであります。あゝ。
そしてあの美しいスパイラルと。スパイラルが独立したエレメンツでは無くなった今、特に年若いスケーターのスパイラルは「足上げ運動」かジャンプの飾り(スパイラルをしていても「さージャンプ行きます」という雰囲気がいっぱい)に見えてしまうことが多く、スパイラルフェチの私は嘆き悲しんでおりますのです。プロになったら(とはいえプロに進むのはスケーターのほんの一部ですが)身を助けるのはジャンプよりスパイラルだと思うのですけれど・・・(溜息)

2015/05/19 (火) 01:18:08 | URL | みこ #aSryQxxw [ 編集 ]

Re: 変化球の返歌

>立てば芍薬 座れば牡丹~♪ 歩く姿は 月女さま~♪

オホホホ(^^♪

許してつかわす(^_^)ノ

2015/06/21 (日) 00:51:42 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: ドドイツにあらねども

みこ様、こんばんは。

お返事が遅れ、すみません。

お言葉、ありがとうございます。

閑吟集とはシブイですね^^

>彼女の演技には角張ったところが一切無いのですよね。絶え間ない、美しい曲線が音楽とともに差し出されるというか。典雅、優艶という言葉がぴったりです。

いや、もう、太田さんの特長をよく捉えた表現に恐れ入りましたm(_ _)m

スパイラルフェチですと!?

あれは…どちらかと言うと、男性のフィギュアファンに多いとか(^O^)




2015/06/21 (日) 01:02:12 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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