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2015シーズンのフィギュアスケートルール変更:スピンのGOE係数のことなど





ISUコミュニケーション1944
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●ジャンプの基礎点とGOE係数の変更

3回転トゥループの基礎点が4.1点→4.2点に、3回転サルコウの基礎点が4.2点→4.4点にアップしました。

狙いは何?私には分かりません。ルッツやフリップを苦手とする選手には朗報?

私なら、3回転ループの基礎点を5.1点→5.4点に、3回転フリップの基礎点を5.3点→5.5点にしますけどね。これにより、3回転ー3回転のコンビネーションジャンプで、セカンドジャンプに3回転ループに挑戦する選手が増えればと思うからです。

4回転ジャンプのGOEでマイナスの係数が厳しくなりました。特に、GOE-3=-3点だったのが、-4点になりました。これは、「4回転、転倒も両足着氷も、跳んだ者勝ち」の風潮?に対する抑止力を持たせようとの狙いでしょうか?仮にそうだとするならば、私は賛成です。ルールは厳しい方が良いと思う方だから。


●スピンのGOE係数

以前からずっと気になっていたことです。

例えば、コンビネーションスピンで一番基礎点の低い、足換え無し+2姿勢のレベル1は1.1点。
一番基礎点が高いのは、足換えあり+3姿勢のレベル4の3.5点。

ところが、どちらもGOEがプラスの場合の係数は、
+1=0.5、+2=1.0、+3=1.5
と、全く同じ扱いです。

GOEマイナスの場合の係数は、
-1=0.3、-2=0.6、-3=0.9
と、やはり全て同じ扱いです。

スピンにおける、「すべて右へならへ」式のGOE係数は、シングル競技だけではなくカップル競技でも同じです。

ジャンプのGOE係数については、ISUがあれこれと頭をひねって考え、工夫した形跡が見られます。

それに対し、スピンのGOE係数についての、やる気の無さ、思考停止状態、「しゃらくせえや、みんなまとめて一緒にしておけ!」的な手抜きぶりは、如何なる理由によるものか?私には理解が出来ません。

ジャンプはショート、フリー、合わせて10本(男子は11本)ありますが、スピンは6本あります。得点に占める割合は決して低くはありません。なおざりには出来ないはずだと思います。

なお、ステップシークエンスだけはレベル4のみ、GOE+3=1.5点→2.1点としています。

もちろん、ジャンプの難易度とスピンのレベルとは意味合いが違うとは思います。しかし、です。

ISUジャッジの岡部由起子さんによれば、ジャッジの中には、「スピンのレベル判定は止めた方が良いのではないか」との意見もあるそうです。うん、何となく分かるような気がする。

要するに、2回転。。。8回転。。。と回転数を数えてレベル取りをすることに、どれだけ意義があるのか?、そして、それがスピンのクオリティーとどれだけ関係があるのか?という疑問があるからです。

もちろん、採点の公平化を図る為には、何らかの明快な基準が必要になります。それは分かります。

が、基礎点の比重を下げて、GOEの比重を上げる方が、選手毎のスピンの力量の差別化になり、スピン技の発展や独創性の開発に繋がるのではないかと思いますが、どうでしょうね?

コレオシークエンスのように、フリーでは3つのスピンの1つは、レベルに無関係なコレオスピンを試みたらどうかと思います。選手の手抜きを避ける為に、「ポジションの種類や数、ポジション毎の回転数は無関係だが、結果的に最低10回転はすること」、くらいの縛りでどうでしょうか。


●ステップシークエンスと「音楽」との関係について、私の理解を以下に述べます。

ISUルールでは、

ステップシークエンスにおけるレベル取りの要件について、
→4) シークェンスの中に明確なリズムで実行する,難しい3 つのターンの組み合わせ.異なるものを2 つ…とあります。

GOEのガイドラインとして、
→8) 要素が音楽構造を高めている

これらの意味、分かりますでしょうか?

ごく単純に言うと、音楽には旋律とリズムがあります。

ステップシークエンスでフィギュアスケートの解説者は、「この選手は曲にマッチした動きをしてますねえ、音楽を良く表現していると思います」等と言いますね。

この場合、スケーターの刻むステップ・ターンは、音楽のリズムとの合致が重要なのか、旋律との合致が重要なのか、です。難しいですね。両方でしょう?はダメですよ。曖昧です。

私は、たぶん、リズムの方が重要なのだろろうと推察します。ステップやターン技術で曲の旋律をどこまで表現出来るのか疑問があります。それをやるのは主に上半身の動きや顔の表情でしょう?旋律との合致とは、いわゆる感情表現ですね。

で、採点競技としては、どちらが重視されるかと言えば、足元のリズムの方ではないでしょうか?

このことで思い出さずにはいられない例は、パトリック・チャン選手の演技構成点やステップシークエンスの評価が非常に高い理由です。しばしば、高橋大輔さんやジェレミー・アボット選手の方が表現力があると思うのに、どうしてチャン選手はこんなに高い評価を受けるのだろう?との一部ファンの疑問があったからです。

「音楽構造を高めている」とは非常に抽象的です。が、上記のように理解すれば良いのかと。違うかな?



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2015.08.10 | | コメント(10) | トラックバック(0) | ルール・採点・技術関連



コメント

5拍子


>パトリック・チャン選手の演技構成点やステップシークエンスの評価が非常に高い理由

https://www.youtube.com/watch?v=YHOMvzABdO8

2.39 フォアイン・ブラケット
2.40 バックアウト・カウンター
2.41 フォアアウト・ロッカー

ブラケットのフォア(入)で3拍分
ブラケットのバック(出)で2拍分
カウンターのフォア(出)で3拍分
ロッカーのバック(出)で2拍分

3連続ディフィカルト・ターンで完璧に5拍子のリズムを捉えている(^^)

2015/08/12 (水) 21:50:25 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: 5拍子

ファントム様、こんばんは。

最適な例をありがとうございます^^

そうですよね~~(^^)

やはり、リズムだよね!!

アイスダンスのコンセプトがバックボーンにあるのかもしれませんね。

2015/08/14 (金) 01:01:10 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

転倒減点増

>2014グランプリファイナル感想、他(追記あり)

>現在転倒の減点は1である。
>転倒の減点1は明らかに少ない。
>2014-12-23(09:16) : ファントム

片割月さんの記事で当方が昨年コメントした転倒への減点増がGOEで実現した(^^)V




2015/08/14 (金) 06:42:54 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

旋律とリズム


>私は、たぶん、リズムの方が重要なのだろろうと推察します。

ISUの教則ビデオでも、

・Intensity
・Tempo
・Dynamics

を挙げていますが、旋律については何のコメントもありませんので、おそらくそのとおりでしょう。

Expressive & nuance movement
https://www.youtube.com/watch?v=oLk0a-BDY5g


テンポと強弱に関してはこれほど具体的な評価基準が公表されているにもかかわらず、旋律の表現に関する評価基準というものを私はこれまで見たことがないのですが、おそらくそのようなものは存在しないのではないかと思います。

旋律の表現に関する評価はどうしても主観的になってしまうため、フィギュアスケートがスポーツであり続けるためには越えてはならない一線であり、これが芸術であるバレエとスポーツであるフィギュアスケートの違いである、と私は考えています。


また、高橋大輔さんやジェレミー・アボット選手は、転倒の有無にかかわらずジャンプの減速・失速がほぼ毎回のようにあったため、音楽の表現手段としてジャンプというエレメンツを使いこなす表現力の評価で相殺されてしまっていたのではないかと推測しています。

ちなみに、エレメンツの中で音楽に合わせるのが最も難しいのは当然のことながらジャンプですが、踏切のスピードが速ければ速いほど音楽に合わせてジャンプを跳ぶのは難しくなり、ジャンプ前に減速すれば音楽に合わせることは容易になります。

2015/08/14 (金) 13:22:42 | URL | ドロンパ #DNU.zdFw [ 編集 ]

アクセントを連続で捉える神業

テイクファイブの5拍子は 12312 の 3+2の混合拍子である。
アクセントは上記の最初の1と4番目の1にある。

パトリックの最初の4T+3Tのトウを着くタイミングにご注目して頂きたい。

https://www.youtube.com/watch?v=YHOMvzABdO8

0.48 4Tトウ着き

0.50 3Tトウ着き

なんと、4Tのトウを着くタイミングは4番目の1のアクセントであり、
そして3Tのトウを着くタイミングも次の4番目の1のアクセントである。

まさに神業、超絶技巧である(^^)V

曲の最初から
ワン・ツー・スリー・ワン・ツウ

ワン・ツー・スリー・ワン・ツウ

とカウントをとって見て頂きたい。

パトリックのトウを着くタイミングは、

4Tも3Tも

ワン・ツー・スリー・ワンで着いている。

見事である!

2015/08/14 (金) 20:59:03 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: 転倒減点増

ファントム様、こんばんは。

> 片割月さんの記事で当方が昨年コメントした転倒への減点増がGOEで実現した(^^)V

大当たり!と言いたいところですが、減点増は転倒に対してだけではなく、両足着氷にも該当するのでは?

2015/09/09 (水) 02:18:08 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: アクセントを連続で捉える神業

ファントム様、ありがとうございます^^

うーむ、なるほど!驚きました。

これは良い例を教えて貰いました。さすがはファントム様。

振付師と選手は、ここまで「計算して」演技をするものなのでしょうか?

アイスダンスのきめ細かいステップを見ると、やはり、そうなのかもしれませんね。

パトリックの高いPCSの理由の一つなんでしょうね。

2015/09/09 (水) 03:12:20 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 旋律とリズム

ドロンパ様、お久しぶりです^^

あ、その教則動画、以前に見たことがありましたが、すっかり忘れていました^^;

>旋律の表現に関する評価はどうしても主観的になってしまうため、フィギュアスケートがスポーツであり続けるためには越えてはならない一線であり、これが芸術であるバレエとスポーツであるフィギュアスケートの違いである、と私は考えています。

同感です。これ、私が言いたかったことをドロンパ様にズバリ、過不足無く言われてしまった感じです。

旋律を表現しようと思ったら、バレエや舞踊のように、どうしても静止状態で演じる必要性が生まれると思いますし、
それは常に滑っていなければならないフィギュアスケートの世界とは違いますよね。

ジャンプスピードと音楽に合わせることとの関係、なるほどですね。

言われてみれば、そうかと。私にはちょっと思いつかない視点です。

こういう方面の「持論」となりますと、ドロンパ様の独擅場でありんすな^^

2015/09/09 (水) 03:22:08 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

そのとおりです

>振付師と選手は、ここまで「計算して」演技をするものなのでしょうか?

はい、そのとおりです。

ご参考にパトリックのファイナルSPをどうぞ。
ここでも同様に ワン、ツウ、スリー、ワン で跳んでいます(^^) 

https://www.youtube.com/watch?v=_0ppBY4YrRU

2015/09/13 (日) 07:46:11 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: そのとおりです

ファントム様、こんには。

そういうことですね!!

理論的には上手く説明は出来なくとも、

パトリックの演技の素晴らしさを満喫出来る私は、

少なくとも、彼の演技を批判している、フィギュアを見る目の無い、
一部の高橋大輔ファンや一部の浅田ファンよりはマシなんですよね?

ガっハッハ(^^)

2015/09/13 (日) 16:14:33 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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