スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告



「陛下。恐れながら愛国心と舌は別物でございます」…ビスマルク




●先日、愛国心溢れる私の知人が中国製の椅子に腰かけ、中国産の落花生を食しながら、「私、中国って大嫌い」と怪気炎を上げているのを見て、私は笑いがこみ上げてしまった。その時に思い出したのが、鉄血宰相ビスマルクの言葉でした。

すなわち、ドイツの鉄血宰相ビスマルクは、フランスのワインを愛飲していた。
当時、ドイツとフランスは敵対関係にあった。

あるときドイツ皇帝から
「君は愛国者だろう。何故ドイツのワインを飲まないのかね?」 と訊かれた。

ビスマルクが答えて曰く
「陛下。恐れながら愛国心と舌は別物でございます」

本当の史実かどうかは不明ですが、仮に創作だとしても実に良く出来た小話です。

ビスマルクの答えは屁理屈だ。しかし、切り返し話法としては絶秒だ。

私の知人は、「私は中国産の落花生が美味しいから食しているのではなく、スーパーやコンビニで売っている落花生はみんな中国産なのだから仕方ないのよ」と弁解する。

私は、「アラッ?千葉産の落花生も売っているわよ。お値段は中国産の倍くらい高いけど。でも、中国が大嫌いなら千葉産を買うべきでしょう?」と突っ込みを入れると、知人は不愉快な顔をして黙った。

この知人の場合は、「愛国心と家計は別物でございます」といったところか。

大気汚染が深刻な中国では、敵国の日本製の空気清浄機が飛ぶように売れているとか。
この場合は、「愛国心と健康は別物でございます」か。

日本に観光旅行に来る中国人と中国に観光旅行する日本人。
この場合は、「愛国心とレジャーは別物でございます」

国際結婚する日本人と中国人。
「愛国心と恋愛は別物でございます」

漢文(中国語)で書かれた般若心経や論語や老子を愛読する自己啓発好きな日本人。
「愛国心と自己啓発は別物でございます」

天皇陛下万歳で中国憎しのウヨク様に、「天皇」という熟語は大和言葉ではなく、敵国中国の言葉ですよ。日本の伝統と文化を愛するなら「スメラミコト」と言うべきです。敵性語を使うのはあなたの信条に反します、と指摘すると、
「愛国心と言葉は別でございます」

☆もっとも、日本語から漢語(中国語)を全て排除したら、源氏物語のように長々としたひらがなになってしまい、不便だ。

中国も中国人も嫌いなのに中国人観光客のお陰でがっぽり儲けている日本の商売人。
「愛国心と商売は別物でございます」

もちろん、これらの人々のほとんどは、聞かれれば「はい。私は日本(中国)を愛しています。愛国心は持っています」と答えるのでしょうね。

このように見て行くと、国民の「愛国心」って、かなりのご都合主義とセットになっているんですね。

「愛国心」が徹底している人は、商人であっても店先に「中国人(日本人)お断り」と掲示する。

米英との戦争中は、鬼畜米英の英語は敵性語として排除された。「愛国心」が徹底されるとこうなる。

このように考えると、愛国心に別物をセットする国民の「愛国心」は不徹底であるがゆえに、むしろ、「健全な姿」なのかもしれません。何故なら、「愛国心」には危なっかしい化け物が纏わり付くものだから。「敵」を設けることで「愛国心」は沸騰する。

なお、ビスマルクと言えば、好戦的で独裁的な反動政治家、というイメージが強いのですが、必ずしもそうではなかったらしい、との専門家の研究があるようです。例えば、世界史で習ったビスマルクによる「社会主義弾圧法」にしても、社会主義政党を議会から排除することはしなかったとか。この点では、日本の明治政府~昭和前期政府の方が凄まじい弾圧をしました。※

そもそもね、日本の政治家と中国の政治家が勝手にいがみ合っているだけで、両国民が「いがみ合ってくれ」と、政治家に頼んだわけではない。けし粒のように小さく無人の尖閣諸島など、多くの国民の日常生活ではさほど関心の無いことだ。中国や中国人を好きでなくても、国民は日常生活や商売に支障をきたすような「愛国心」までは本能的に望まないのだ。

ついでに言えば、中国製品や中国産の食べ物を輸入して販売してくれと、日本国民が頼んだわけではない。商人が勝手にやっていることだ。中国の農家で違法猛毒農薬をべっとり撒いたブドウなんかを輸入して大丈夫なんですかね?安かろう悪かろうで売れりゃ、国民の安全なんか二の次ってことでしょうか?

権力を持つ政治家・軍人そして商人と、一般の国民とは、ものの考え方・見方にかなりのギャップがあるようですね。


※ビスマルクの他に、オーストリア帝国の宰相メッテルニヒや、フランスの皇帝ルイ・ナポレオンについても「見直し評価」がされているようです。彼等は決して独裁一辺倒ではなく、反論に耳を傾けるだけの器を持ち、バランス感覚に優れていたらしい。

特に、メッテルニヒは、オーストリア政府に批判的だったベートーヴェンにすら警察のスパイをつけた程の超保守的・反動的政治家ではありましたが、ナポレオン戦争でガタガタになったヨーロッパに平和と均衡を保たせる道筋を示した優れた政治家でもあったようです。やや斜陽化していたオーストリア帝国の存在感をヨーロッパ諸国に改めて知らしめた政治家でもあった。

メッテルニヒやルイ・ナポレオンとは比較にもならない小物政治家ですが、反論に耳を傾ける姿勢に著しく欠ける橋下大阪市長や安部首相の方がよほど独裁者の資質があるかもしれません。小物ほど己を偉く見せたがる。



関連記事
スポンサーサイト

2015.11.11 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



コメント

中国に飲み込まれる世界

中国がついに1人ッ子政策を廃止した!

13億からさらに何億増えるのであろうか!

このままでは世界は中国に飲み込まれてしまうのかも知れない(^^;)

2015/11/11 (水) 23:10:24 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

愛国心

片割月様、こんばんは(^^)

ずっと前から片割月様にお聞きしようと思っていて
なかなか機会がなかったのですが、
今回の記事を拝読してお尋ねしようと思いました。

片割月様は愛国心あるか聞かれたら
どんな答えになるでしょうか。
私は何て答えたら良いのか分からないんですよね(^^;)
自分が愛国心がある、ってどんな時に感じるのかな?

時々、日本人として日本人選手を応援するのは当然、
といったようなコメントを目にすることがあるのですが、
それは愛国心から来る感情なのかな?

愛国心ってどうやって育まれるものなのかしら?

パトリックと真央ちゃんを応援していますが、
真央ちゃんが日本人じゃなくても
熱烈応援するだろうと思います。





2015/11/13 (金) 00:09:20 | URL | Moeri0807 #- [ 編集 ]

Re: 中国に飲み込まれる世界

ファントム様。

人口という点では、中国もそうですが、インドも凄まじいですね^_^;

2015/11/13 (金) 02:43:37 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 愛国心

Moeri0807様、こんばんは^^

>片割月様は愛国心あるか聞かれたら
どんな答えになるでしょうか。

私は、

日本の文化の中では、主に文学や寺社、お祭りや伝統行事等)、
日本の自然では、美しい山々や緑や水に恵まれた国土、

を好きですから、そういう意味での愛国心はあります、と答えますよ^^

しかし、一部の人達の主張する、
日本の歴史の負の要素を取り上げたり、
君が代の強制を批判したり、
天皇制に否定的だったり、
日本の後進的な習慣や文化?の一部を批判すると、
「それは反日である。愛国心が無いからだ」が正しいとするならば、

私は「愛国心がある」とは必ずしも、言えなくなります。
むしろ、そのような愛国心はこちらからお断りします、となります(^_^;)

つまり、日本という国について、肯定的に受け入れ、好きなものもあれば、
否定的で、嫌いなものもありますので。

>愛国心ってどうやって育まれるものなのかしら?

難しい問題ですね。

少なくとも、国から強要されるような愛国教育では、ゆがんだ愛国心が生まれる危険あると思います。

また、自分の祖国に誇りを持て!なんて言われても、
誇りを持てる部分もあれば、とても誇れない部分もありますからね。

>パトリックと真央ちゃんを応援していますが、
真央ちゃんが日本人じゃなくても
熱烈応援するだろうと思います。

これは、愛国心とは違うと思うのですが、どうでしょうね。

スポーツの世界では、私達は必ずしも日本の選手を応援するとは限りませんよね。強要される筋合いもありませんし。
そこは、人により自由で良いと思います。

日本人なら日本を応援するのが当然であり、それに反する者は愛国心が無いとか、反日である、
などと言うのが「正しい」とされる社会になったら、恐ろしいと思います。

2015/11/13 (金) 04:49:49 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

愛国心

片割月様、こんばんは(^^)

丁寧な心のこもったお返事を頂いて感激です(;;)

>日本の文化の中では、主に文学や寺社、お祭りや伝統行事等)、
日本の自然では、美しい山々や緑や水に恵まれた国土、

を好きですから

私も片割月様が挙げられたものが好きです。(温泉も!)

そうですね。
同じく、好きな所もあるし、余り好きではない所もあるといった感じです。
特別、日本が大好き!という訳ではないので
私、愛国心ないのかな、と時々思ってしまうのです。
アメリカに住んでいた時期がありましたが、
アメリカに関しても好きな所もあるし、そうでない部分もあるしで、
他の国についても住んだりして色々知ったら、
そんな感じなのかな(好きな部分とそうでない部分がある)という感覚です。

ところで、もうすぐでエリック杯ですね。
もうドキドキしてしまって。。。
片割月様、別記事でフリーの衣装が素敵と書かれていたと記憶しているのですが、
どの辺が素敵だか教えて下さいー!
私は、出来れば替えて欲しいと思ってしまったので(^^;)


2015/11/13 (金) 23:29:15 | URL | Moeri0807 #- [ 編集 ]

No title

脳内お友達わろたww

2016/06/14 (火) 13:00:15 | URL | #- [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

フリーエリア

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。