安倍総理の名言?原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう争う心と決別せよ、と。




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報道によると、5月14日、安倍総理は今月27日のオバマ米大統領の被爆地・広島訪問について、『原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう争う心と決別する。そのような歴史的訪問にしなければならない』との決意を述べたと。


安倍総理のこの言葉、有名な格言、「罪を憎んで、人を憎まず」からヒントを得て、「よし!これだ!」となったのかな?


残念ながら、気の利いた表現を試みて、逆に墓穴を掘った感が否めない。突っ込みどころ満載だなあ。。。

そもそも、安倍総理自身、意味を分かって発しているのかな?

まず、原爆は兵器ですから、兵器に「恨み」を向けても仕方ないです。それを言うなら「憎む」の方が適切。

原爆は人類を破滅させる憎むべき兵器ではありませんか?

戦争は人間による最も愚かな行為ですから、恨むもよし、憎むもよし。

「争う心」は、あまりに言葉足らずですね。

それを言うなら、「戦争で問題を解決する心」「兵器で人間を殺戮する心」ではないでしょうか?

「争う心」は、スポーツの世界、ビジネスの世界ではむしろ必要不可欠な心ではありませんか?

私がそれ以上に疑問や違和感を覚えるのは、物事を「心の問題」に回収させるような言い回しです。

確かに、人間一人ひとりには「心の問題」はあります。心は大切です。

国の指導者たちの「争う心の問題」や「欲望」が、軍事・外交に影響を及ぼすであろうことも分かります。

が、国際紛争は、「争う心の決別」によって解決するのでしょうか?

国の指導者たちが「精神修養」を積むと、争う心と決別して国際紛争は解決するのでしょうか?

では、人間の歴史において、心の問題に最も通暁しているであろう宗教者たちなら国際紛争を解決出来るのでしょうか?それどころか、宗教が原因で戦争を起こした例は枚挙にいとまがないと私たちは知っています。

何度も戦争を繰り広げたドイツとフランスはお互いに二度と戦争をしない友好関係を築きつつあるようです。しかし、双方の国の指導者たちや国民の心の中には、今も「過去の恨みつらみ」はあるでしょうし、お互いにEUにおける主導権争いはあるようです。お互いの国民を侮蔑するスラングもあります。争う心と決別したから戦争をしなくなったとは限らないですね。

そうではなくて、やはり、地道な政策と外交努力の積み上げによる賜物でしょう。


ところで、安倍晋三政権は昨年4月に「防衛装備移転三原則」を閣議決定しました。
武器輸出ビジネスを推進し、軍需産業を国家戦略の柱にしようとしています。

安倍総理の中に巣くう「争う心」こそ、どうにかしてくれませんでしょうか?

私、恐いんですけど。



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2016.05.18 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 政治・社会



コメント

人類の歴史は戦いの歴史・・・・。

月姫さまv-350 

Good eveningv-483

悲しいかな「人類の歴史は戦いの歴史」ですね~・・・・。

皮肉なことに 核均衡による核抑止によって世界的な大戦が行われていない(仮の平和)状況で~す・・・・。

真の平和を願ってやみません。

月姫さま Good nightv-350v-350v-350   

By ファントムv-325

2016/05/18 (水) 04:10:28 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

No title

>それを言うなら、「戦争で問題を解決する心」「兵器で人間を殺戮する心」

その通りだと思います。
なぜこれがいえないんだろう、と思います。

2016/05/18 (水) 16:33:55 | URL | m #w2VY/Wec [ 編集 ]

Re: No title

m様、こんばんは^^

> なぜこれがいえないんだろう、と思います。

その理由は色々ありますが、

一般論ですが、政府というものは国民の寛大さのうえではなく、
エゴイズムのうえに成り立っているからでもありましょう。

2016/06/18 (土) 02:23:02 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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