花に嵐の

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※河津桜は、寒緋桜と大島桜の自然交配種と言われている。花形は平開形で一重のやや下向きであり、花弁は5枚の円形で無毛である。色は蕾の時は濃紅色だが、満開時は淡紅色になる。早咲きで通常は2月下旬には満開になる。河津桜の原木は1955年に静岡県は伊豆河津町の地元住民により発見された。河口から天城方向に河津川沿いに約4キロ、河津桜の並木が続く。今季は異常寒波で約一ヶ月遅れの開花となった。


3月6日。伊豆河津町は昼前に晴れるが凄まじい春嵐でした。河津桜は木により3分咲から8分咲までで瑞々しい。桜は7分咲くらいが見頃と言われますが、まさにその通りでした。

川沿いは風の通り道になっているのか、春一番は台風並み。私の髪は怒髪天のように逆立ち、スナップ写真はお断り状態でした。

ところが驚くなかれ、およそ7分咲の河津桜は猛烈な春一番にもびくともせず、ほとんど落花しない。これが満開過ぎでしたらひとたまりもなかったでしょう。

花酔い。

春嵐の中、河津川を河口から左岸を遡り約4キロ。帰りは右岸沿いに4キロ。往復8キロ、二時間の桜並木を眺め歩きました。全く疲れを感じないのは、一種の花酔い状態だったのでしょう。染井吉野よりも濃い桃色の花びらには香りは全く無いのですが、心は既に極楽浄土に居るかのような恍惚感に満たされていました。


河津桜を満喫した後は伊豆稲取温泉の宿で、金目鯛の煮付け、アワビの踊り食い、刺身の舟盛り、伊勢海老雲丹焼きに舌鼓を打ち、風の舞う露天風呂に浸かり、繁忙期を控えた仕事を前に、命の洗濯と活力アップを終えました。

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2012.03.08 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 戯けたライフ



コメント

目の保養命の洗濯

うわぁ~綺麗ですねぇ。こんなピンクの濃い桜見たことないです。生で見たらさぞ綺麗だろうなぁ。

私はどっちかっていうと白っぽい方が好きなんですけど、でもこれだけ並んでたら壮観でしょうなぁ。山も緑とのコントラストが見事。上の写真の左下は菜の花ですか?出来すぎってくらいな美しさですね。そこで一首、なーんて才能があったらひねり出したいくらいです。

この桃の桜は愛らしすぎてとても死体が埋まってるとは思えませんね。…え?

2012/03/09 (金) 09:34:03 | URL | mamakuma4gou #EFbHoeiw [ 編集 ]

桜の木の下で

桜の木の下で、満月の日に死にたい、と言ったのは、西行法師でしたっけ^^

あちきも、この桜は初めて知りました。
あちきが好きなのは、吹雪のように散っていく幻想的な桜ですが、7分咲きで風にもびくともしない河津桜の並木道を歩く楽しさが想像できます。

極楽浄土の恍惚感とは羨ましいですな。

桃のような桜に興味津々ですが、怒髪天の片割月さまもお目にかかりたかったですわ~~~(*^_^*)

2012/03/09 (金) 20:54:18 | URL | はぴらき #- [ 編集 ]

Re: 目の保養命の洗濯

mamakuma4gou様、こんばんは。

では、駄句を一つ、お目汚しに。

  歩けども歩けども花伊豆の里


>どっちかっていうと白っぽい方が好き

あ、私も白系の花が好きです。桜なら大島桜がそうですね。
ツツジならシロヤシオ。コブシの花も好き。
後は、桔梗色系が好きです(#^.^#)


> この桃の桜は愛らしすぎてとても死体が埋まってるとは思えませんね。…え?


あの(^。^;)…意味が分かりません。何のことでありんすか?

2012/03/09 (金) 20:56:38 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 桜の木の下で

> 桜の木の下で、満月の日に死にたい、と言ったのは、西行法師でしたっけ^^

おお、はぴらきはんも、和歌づいて来たでありんすな^^

> あちきが好きなのは、吹雪のように散っていく幻想的な桜

さすが富山のお嬢はロマンティックざんす。遠山の金さんが腕捲りした二の腕はお好きかしら(^<^)

あちきは百人一首の、ひさかたの光のどけき春の日に静心なく花の散るらむ、の方が好きかな。

風もないのにヒラヒラと落花する姿に人生の儚さを見るのであ~る。

> 桃のような桜に興味津々ですが、怒髪天の片割月さまもお目にかかりたかったですわ~~~(*^_^*)

ギリシア神話に登場する怪物女、メドゥーサみたいな醜女を見たら石になるでありんすよ(^Д^)

2012/03/09 (金) 21:42:59 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

桜の樹の下には 梶井基次郎

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。」

ごめんなさーい。独りよがりなこと書いちゃって。好きなんですよ、梶井基次郎。特にここが。

「馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛して蛆が湧き、堪らなく臭い。それでいて水晶のような液をたらたらとたらしている。桜の根は貪婪な蛸のように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚めて、その液体を吸っている。」

思い出したらお花見してても酔えない。笑

西行は今の大河にでてますね。男前でカッコいい~。結構ハマってみてます。

2012/03/09 (金) 22:40:21 | URL | mamakuma4gou #EFbHoeiw [ 編集 ]

檸檬

>「桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。」

片割月さま、横入りしてごめんなさいm(__)m

梶井基次郎は現国の「檸檬」以来ですが、この文章泣けてきそうなくらい、好きになりました!!!!!!
うるうるしてしまうのは何故???!!!

教えてください、ままくまさん<m(__)m>

2012/03/09 (金) 23:11:45 | URL | はぴらき #- [ 編集 ]

Re: 桜の樹の下には 梶井基次郎

レス、ありがとうございます。

>梶井基次郎

それ、知らんかっとってんちんとんしゃん(@_@;)

志賀直哉の系統ざんすか。一度読んでみようかな。

それにしても梶井基次郎とは…mamakuma4gouはん、よくこのような作家の本を読みましたね。

2012/03/09 (金) 23:16:31 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

おしゃべり楽し

>あちきは百人一首の、ひさかたの光のどけき春の日に静心なく花の散るらむ、の方が好きかな。

風もないのにヒラヒラと落花する姿に人生の儚さを見るのであ~る

有名な句で覚えやすいし、あちきもなじみがありましたが、そんな意味だったとは・・・不勉強でしたわ( ..)φ・・・確かに言葉どおり情景が浮かんできますね。

紀貫之でしたっけ?
左脳ばっか使うのでなく、右脳も働かせなきゃいけないのであ~る^^

あちきは桜吹雪といえど刺青は苦手であ~るヽ(^。^)ノ

2012/03/10 (土) 00:12:18 | URL | はぴらき #- [ 編集 ]

Re: おしゃべり楽し

はぴらき様、こんにちは。

この和歌は紀友則はんの作でありんす。

紀貫之はんの従兄弟だそうです。

あちきは静心なく、ドラ声張り上げ、髪を逆立てていますよ(^Д^)

桜吹雪の好きなはぴらきはんに相応しい和歌をひとつ。


  桜花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける


どう?幻想的でしょう。風に散った桜の花びらをさざ波に見立てています。空は海に見立てています。
これこそ紀貫之はんの作ですよ(#^.^#)

2012/03/10 (土) 11:52:16 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

好きですっ(*^^)v

素敵な歌の紹介ありがとうございますm(__)m

メモしましたわ~~~覚えておきたい歌でありんすね。

いいですね^^雄大で耽美?3Dな感じが男性的かも・・・と感想のポイントあってますか?

桜の和歌をぐぐってたら、これもいいかも(^_-)

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに知る人もなし

切ない片想いですがな・・・ふふふ❤

2012/03/10 (土) 19:34:47 | URL | はぴらき #- [ 編集 ]

Re: 好きですっ(*^^)v

>いいですね^^雄大で耽美?3Dな感じが男性的かも・・・と感想のポイントあってますか?

名歌の条件とは、様々な解釈や感想が生まれることだと思います。

はぴらき様の感想も立派に一つの「正解」ですよ(#^.^#)


もろともに アホかと思へ 片割月 月よりほかに知る人もなし(^0^)/

2012/03/11 (日) 20:24:12 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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