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お薦めのミステリーを紹介!




今年、私が読んだミステリーの中から、おススメと思うものを。

中村文則 「教団X」(集英社)…評価:上の下
読みだしてすぐに、「あ、この小説家はドストエフスキーの影響、それも「悪霊」あたりの影響を受けているなあ」と感じる。もっとも、著者本人もそれを認めているらしいが。具体的には、カルトっぽい集団の教祖的人物や幹部が登場しては、それぞれ延々と話すことだ。現実にはあり得ない長大な会話をする点はドストエフスキー的だ。また、仏教思想が展開されたり、最新の量子論を展開し、宇宙と人間存在についての哲学的思索が繰り広げられる点もそうだ。ドストエフスキーはロシア正教会だけど。

典型的な犯罪小説的なようでいて、生とは?人間の存在とは?との問いが執拗に繰り返される。それも複数の主要人物によって複数の視点から。これが「教団X」に純文学的奥行きを与えていると思う。

この物語の中では露骨なセックス描写を何度も読まされる。それは道徳的基準を無くし、絶対的な何かを必死に求めようとしつつも己を見失った人間の彷徨や焦燥を表現する上で、作者にはどうしても書かなくてはならなかったのだろうと思う。

興味が湧いたので、もっと初期に書かれた「銃」「掏摸」(河出文庫)も読んでみた。やはり、犯罪小説にちょっとした哲学的思索をブレンドした面白さがある。

ところで、「掏摸」にはこんな文章がある。

「…店内の温度は高く、汗をかいた。立花の姿を見つけ、いるわけがないと思い、息を吐くと店員が僕に視線を向けていた…」

意味が不明。結局、(主人公の知人である)立花は店内にいたの?いなかったの?それと、やたらと句点を入れるので読みにくくて意味が頭に入りにくい場合がある。

中村文則は強い問題意識を持っていると分かる。が、その割には読み手に訴える力が少し弱いのは、私の読解力の問題や好みのせいだけではあるまい。文体に主題を支えられるだけの密度が薄いように思う。

しかし、これから期待の持てる若手作家の一人と思う。

ひょっとすると、中村文則は気楽なユーモア小説を書いたら、むしろ、その方が成功するかもしれない。


中山七里「さよならドビュッシー」 (宝島社文庫) …評価:中の中
この小説家は女性かと思ったら男性なんだ。ドビュッシーのピアノ曲のアナリーゼやピアノの演奏技術や演奏論に関する長い説明はクラシックファンである私には面白く読めたが、そうでは無い読者には少々冗長で退屈するのではないか?で、ミステリーとしてのトリックに関しては、私は見事に引っかかり、騙されました。

もう一冊、「どこかでベートーヴェン」(宝島社)も読んでみた。こちらも私は「死体」についてのトリックが見抜けず、やられました。よくもまあ、こんな意外なトリックを考え付くものだと感心するばかりだ。本筋とは別に作者のベートーヴェン論にも期待したのだが、こちらはアッサリとしていて少々肩透かしを食わされた。それと、探偵役の主人公、岬洋介がちょっと超人的過ぎやしないか?ここでは彼はまだ高校生だぞ。


☆私はミステリーを読んでも真犯人は当てられず、トリックは見抜けず、綺麗に騙される方だ。私にはとても警察官や刑事は勤まらないと思っている。しかし、これは負け惜しみで言うのだが、どうせミステリーを読むなら騙された方が面白いのではないか?「途中で真犯人が分かっちゃったのよね~」「チャチなトリックはすぐ見抜けるんだよ」と自慢する人がいるが、そんなんでミステリーを読んでも面白くあるまいに、と思うが。。。(゚∀゚)


綾辻行人「十角館の殺人」(講談社文庫)…評価:上の下
海の孤島の古い館で連続殺人が…過去に多くのミステリー作家によって書かれて来た古典的な設定だが、綾辻行人のはそれを更に本格化・精密化・複雑化したものだ。私なんぞ、いくら目を凝らして読んでも、頭を必死に働かせても、いっこうにトリックも犯人も分からない。見事に騙されてため息をつくだけ。他の作品を読もうとしたら、ホテル並に部屋が多い館で大人数が登場するような設定なので諦めた。たぶん、スイスの時計技師のごとく精密なトリックが施されているのだろう。館の見取り図を見ただけで目がクラクラした。


小泉喜美子「血の季節」(宝島社文庫)…評価:中の上
「弁護側の証人」に続いて、幻の名作?が復刊されさっそく読んだ。前作とは全く雰囲気が異なり、こちらはサイコパス的・スリラー的要素が施された物語だ。トリックそのものよりも、アンティークなタッチが楽しめた。


麻耶雄嵩「隻眼の少女」(文春文庫)…評価:中の上
読者の好みで評価が大きく割れるミステリーでしょ。私は結構楽しめたよ。探偵役は隻眼の女の子。17才くらい。しかも、巫女じゃあるまいし、水干に赤い袴という奇抜なコスチュームで登場。名前は、御陵みかげ、と来た。もう、これだけで「アホくさ!」と思う人もいるだろうね。場所は信州の山深い村。琴折家の家系図が示され、連続殺人が…横溝正史の「悪魔の手鞠唄」「獄門島」かよ。しかし、文章は横溝正史のようなオドロオドロしたものではなく、今風にドライだ。

「バカミス」と割り切れば、なかなか面白いと思うけどね。ストーリーも登場人物もリアリティーとは遠い設定なのに、トリックの方はいやに緻密で理屈っぽくて、その対照がまた不思議な雰囲気を醸し出す。他の作品に「貴族探偵対女探偵」があり、これも面白そうなので手元に置いてある。


西村京太郎にハマる:「寝台特急殺人事件」「夜行列車殺人事件」(光文社文庫)…評価:中の上
西村京太郎は初期の頃の作品の方が力作が多くて良い。
「寝台特急殺人事件」では、深夜0時前に広島だか岡山近辺を走っていた寝台特急に乗車していた若い女性が、次の日の早朝、多摩川で死体となって発見される…うそだ~!?そんなの有り得ない!となる。
上手いなあ、この展開。読むのが止まらなくなる。

ここで少しネタバレになりますが、枝葉の部分なので問題ないかと。小トリックとして用いられている例から疑問に思った点。長距離列車では時刻表では通過と表示されていても、業務上の必要があって「運転停車」というのがあり、実際には主要駅で1度は停車するシステムになっているとか。これって、フェアじゃないな。だって、これはよほどのコアな鉄道ファンでもなければ一般の読者には知り得ず、想像しようの無いトリックでしょ?


薬丸岳にハマる:「天使のナイフ」「闇の底」「虚夢」「逃走」 (講談社文庫)「Aではない君と」(講談社)評価:上の下
まさしく、読みだしたら止まらない「ノンストップミステリー」だ。私、久しぶりに夜更かしをしてしまった。

少年法という社会的テーマとミステリーとしてのトリックの意外性の組み合わせが上手い。また、刑法第39条。すなわち、「心神喪失者の行為は、罰しない。」、「2.心身耗弱者は、その刑を減刑する。」という社会的テーマを扱ったりと、薬丸岳のミステリーは社会派推理小説的だが、松本清張よりもっとドロッとしている。遺族や加害者側家族の心の葛藤が強く描かれている。それでいて、展開がスピーディでドラスティックなので退屈するヒマが無い。文章はごく平板な言い回しだから読みやすい。内容がストレートに頭に入って来るので簡単にストーリーの世界に入り込んでしまう。

特に「Aではない君と」は印象に残った。評価:上の中

例えば、

少年「僕はあいつに心を殺されたんだ。それでも殺しちゃいけなかったの?」
吉永「そうだ・・・」
少年「心を殺すのは許されるのに、どうして体を殺しちゃいけないの?」

こんな質問をされたら、大人も考え込んでしまう。重い問いである。


横山秀夫は中・短編が優れているが、長編も良い。が、弱点もある。
「64(ロクヨン) 」(文春文庫)「震度0」(朝日文庫)…評価:上の下


しかし、同じ長編でも私は両作品よりも「クライマーズハイ」の方がドラマ性とリアリティという点でより優れていると思う。元新聞記者だった経験が良く生かされているので、日航ジャンボ機墜落事故を受けての地方紙の記者達の死に物狂いな取材や報道部門内の争い等、多少は誇張されている感があるにせよ、本物の迫力と臨場感があった。

横山秀夫の長編は最初から3分の2までが特に素晴らしい。「起承転結」で言えば、「起承転」。元新聞記者だから問題提起とその現状をリアルに示す場面が素晴らしいと思う。登場人物が多いのもリアリティを増す長所である。ある意味、「震度0」は横山秀夫の長編の特徴、その長所も短所も良く出ていると思う。

登場人物は某県警本部の本部長と最高幹部4人とその直属部下、そして、家族。実に多い。それだけ、出世に汲々とする幹部達の姿や、部署間の凄まじい対立がリアルだし、階級社会に生きる夫を持つ妻達の姿も生々しい。実に臨場感がある。

しかし、登場人物それぞれが均等に話し、随所に登場するので、そのうち誰が主役なのか曖昧になる。また、問題とするテーマも複数あるので本筋が分からなくなる場合がある。「震度0」の場合、何の為に阪神大震災をストーリーの背景の一つにしたのか、その必然性が弱いと思う。別に大震災と絡める必要は無かったのではないかと。

で弱点は「結」だ。長編では複数の面白い題材を上手く活用しているのだが、その中には尻切れトンボ的に終わっているものがある。「半落ち」でも、ドナーの問題が中途半端に終わっていた。作者はドナーの問題について何が言いたかったのか不明なのだ。それよりもミステリーの謎の解明の方に行ってしまう

そして、「64(ロクヨン) 」に象徴されるように、最後のトリックが非現実的で少々白ける。これが横溝正史的な物語であればまだ許されるが、作品の3分の2までがリアリティーのある内容なのでトリックがチャチに思えてしまう。

そのような短所があったとしても、十分にお釣りが来る程に面白く、読み応えがあるのが横山秀夫の長編だ。

私の主観では、横山秀夫は今野敏と並ぶ警察ミステリーの名手と思う。


今野敏「去就: 隠蔽捜査6 」(新潮社)。評価:上の中
登場人物の一人ひとりに味があり、会話の随所に味があり、竜崎署長の家族のシーンも味があり、無駄な箇所が全く無い!私は特に竜崎署長が好きだが、その妻にも魅力を感じ始めている。彼女こそ本当の意味での良妻賢母だよ。

今野敏の「隠蔽調査シリーズ」(新潮文庫)は超おススメだよ!!



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2016.10.07 | | コメント(22) | トラックバック(0) | 文学



コメント

まいどぉ~

今野敏の「隠蔽調査シリーズ」はいいですねぇ。

「Aではない君と」で、お月さま(個人的な片割月さまの略称)が
重い問いだたとされた部分、
似たような命題は、継続的に(似たようなのを読む度に)考えてますが、
「心」が何だかわかんなきゃ答えはでませんよね。

ミステリーも好きですが、
辻真先は、お月さまの読書歴にありますか?
(ジャングル大帝の「レオのうた」の作詞家でもあります。)

あと、原題は「・・・Mystery」という
ガートルード・ウォーナーの「ボックスカーの子ども達」もいいですよっ!
(児童文学ですけどね)


ではでは



2016/10/07 (金) 07:36:49 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

 片割月さま、お久し振りですね。
 怒涛の更新に今までの寂しさが吹き飛びました。

 「血の季節」読んで下さったのですね! うれしいです。あれはミステリというよりも、現代に息づく「不死伝説」を描いた物で、最後の一節がリドルストーリィになっているのが心憎いのです。これも復刊されたの? 小泉さんの再評価は、昔のファンとしては、うれしい所です。

 「64(ロクヨン)」。濃い小説ですよね~。これ一冊でドラマ1クール放送出来ちゃう。お説の通り、登場人物が多過ぎますし、サイドストーリィが様々あって、それはそれで面白いですけど、ちょっと整理の悪い所があります。でも、力作、傑作と言ってもいいと思います。

 私は本格ミステリが好きですけれど、非常にリアルな作品の中にトンでもトリックやどんでん返しがあるとしらける気持ちは判ります。
 逆に西村京太郎さんなどは、その辺のバランスが絶妙だと思います。
 例えば綾辻さんなどの本格ミステリなどとは、違うカテゴリーに居ると認識しています。本質はアマチュア、ミステリ研究会での活動の延長の様な気もするし。トリックが枯渇すると、書けなくなる様ですね。
 綾辻行人さん。「暗黒館の殺人」を十年以上かけてやっと、脱稿したのが、十年以上前ですから。この頃は、長編本格ミステリは書かれていない、と記憶しています。「十角館」は衝撃的な作品でした。島田荘司さんの肝煎りでデビューしたんですよ。ある種の天才としか言えない方ですね。
 それにしても、麻耶雄嵩さんとは、コアな人を読まれますね。実は直筆色紙持っています。名前がロシア語みたいなので書かれていて、読めんかった…。(出版社経由で貰ったので、ご本人に面識はございませぬ)

 ここの所、歴史書や時代物ばかり読んでいて、図書館や地区センターの人に「本当に、真田家がお好きですね~」と呆れられたりされました。それと、地域センターの講座で昔のお稽古事を始めたのですが、観るもの聴くものが全て、新鮮! 別に、上手になろうとか、思ってないんです。ずっと、何か忘れ物をした気がしていたので、少し、勉強し直しています。

 またの更新、楽しみにしております。
 寒暖差が激しいので、お体に気を付けて下さいね。

 

2016/10/07 (金) 10:17:52 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

言葉にした感想を読む喜びも

「教団X」の感想がとても面白かったです!もやもやをすぱっと明文化された感じがして、片割月さま流石です(^o^)/
主題を文体が支えられていない、に膝を打ちました。本人が読んだら傷つきそうですが(^w^)ははは~
作者渾身の作、と言い切ってましたからね「教団X」は。帯まで、この本には全てが詰まっていますと…私も読後の満足感は半端なかったですもん。

片割月さまご指摘通り哲学を織り込むスタイルは、中途半端だとダメですが、上手くやると奥行きと深さが出るのでしょうね。ワインのようですね。
こういう本に出会うため、手当たり次第に読む活字中毒もいいのでしょうね(^w^)

2016/10/07 (金) 23:13:14 | URL | はぴらき #- [ 編集 ]

ムーンライトながら&サンライズ瀬戸・出雲

月姫さまv-350 

good eveningv-484

>「運転停車」v-354v-354v-354

はーい、ムーンライトながらにも「運転停車」ありま~す(笑)v-354v-354v-354

寝台特急はサンライズ瀬戸・出雲が最後の定期寝台特急ですね~♪v-354v-354v-354

高いですが一度乗ってみたいで~すv-354v-354v-354

月姫さま Have a good weekendv-350v-350v-350   

By ファントムv-325

2016/10/08 (土) 02:11:43 | URL | ファントム #- [ 編集 ]

Re: まいどぉ~

しっぽがない・・・様、こんばんは^^

> 今野敏の「隠蔽調査シリーズ」はいいですねぇ。

>「心」が何だかわかんなきゃ答えはでませんよね。

まさに、心が何だかわからないから難しいのかもしれませんね。


オオッ!同志よ!

辻真先はまだ読んだことありません。
名前すら、知らなかったような(^_^;)
今度、何か読んでみますね。

2016/10/08 (土) 20:23:46 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

まるさん様、お久しぶりです^^

>小泉さんの再評価は、昔のファンとしては、うれしい所です。

忘れられてゆく作家や小説がたくさんある中、小泉さんのミステリーが復刊したのは、
ファンが多いのと、作品そのものが良いからなのでしょうね。

「64(ロクヨン)」について、やはり、まるさん様もうそう思うのね^^

なるほど、なるほど。
まるさん様の西村京太郎論、綾辻行人論、面白いですね。

へえ~!直筆色紙持っているとは、まるさん様もコアですね(^_^)/

私も時代もの、歴史ものも大好きです。まさしく活字中毒です(^^ゞ

戦国時代はあまり多くは読みませんが、真田家は別。他に織田信長を苦しめた一向一揆に関する本とかは面白いです。

私の親族が長野県の上田市にいて、自分も子供の頃から何度も遊びに行っていたので、
上田城址も知っていますし、なんか、親しみを感じています。
池波正太郎の真田太平記や柴田錬三郎の『真田十勇士』とかですね。

お言葉、ありがとうございます。

2016/10/08 (土) 20:40:31 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 言葉にした感想を読む喜びも

はぴらき様、こんばんは^^

作家はネット上では私なんかより遥かにキツイこと、ボロクソ書かれているから傷つくことも無いでしょう(^◇^)。

中村文則はこれからも力作を書くでしょうから、要チェックですね!

>こういう本に出会うため、手当たり次第に読む活字中毒もいいのでしょうね

同感です。

珈琲だって、あちこちの喫茶店に行ったり、通販で試したりして、美味しい珈琲に出会います。珈琲中毒だ(^_^;)

2016/10/08 (土) 20:49:44 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: ムーンライトながら&サンライズ瀬戸・出雲

ファントム様、こんばんは^^

>ムーンライトながらにも「運転停車」ありま~す(笑)

知ってるの?驚いたわ。まあ、ファントム様も、もの知りでありんすな(^_^)/

2016/10/08 (土) 20:52:13 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

辻真先なら

日本アニメの脚本家として知られてますが、
多芸な人です。
推理小説も多いですが、
それを書き始めた初期の頃、
「スーパー&ポテト」シリーズ最初の
「青春三部作(仮題・中学殺人事件/盗作・高校殺人事件/改訂・受験殺人事件)」が初々しく、トリックやるもんね感満載でいいと思いますよ。

ところで
お月さまのところにきて、
(ファントム様のおかげでもありますが)
集中的に過去の記事を読ませていただいて
フィギュアスケートの見方が変わりましたよ。
今までも、身体操作や体軸の意識、重心移動等の武術的なんちゃらかんちゃらの視点から見てましたけど・・・奥はディープですねぇ。
氷上武術というのをマジに考えてみようかなぁ。
山田風太郎の忍法シリーズでも、
金庸なんかの中国武侠モノなんかでも、
そんなのはチラリとしか出てこないですからね。

ではでは

2016/10/09 (日) 08:37:59 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

Re: 辻真先なら

しっぽがない・・・様、こんばんは^^

>「青春三部作(仮題・中学殺人事件/盗作・高校殺人事件/改訂・受験殺人事件)」が初々しく、トリックやるもんね感満載でいいと思いますよ。

お薦め本の紹介、ありがとうございます。

さっそく入手して、読んでみますね。

>フィギュアスケートの見方が変わりましたよ。

嬉しいですね(^O^)。もう、どんどん変えて下さいね。ファンになれとまでは申しませんが。

フィギュアスケートって、宝塚じゃないけど、女子供の趣味みたいなイメージがあり、
事実、観客の8割は女子供でして、男性は肩身を狭くして観戦しております(^_^;)

が、見た目の優雅さより遥かに激しいスポーツのようです。
その証拠に、他のスポーツと同様に、怪我や故障が多いようですしね。


>山田風太郎の忍法シリーズでも、

2011年の全日本選手権ショートプログラムで、忍者を演じた素敵なスケーターがいますよ(^_^)/

https://www.youtube.com/watch?v=pTEQi6S8dXA

2016/10/10 (月) 00:29:02 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

真田太平記

 片割月さま、ご返信有難うございます。

 「真田太平記」お好きなんですね。私も大好きですよ。骨太の人物設定や独自の史観など、読み所満載です。ドラマも優れた出来でしたし。忍者も沢山出て来るし、組織として、ちゃんと機能しています。
 石田三成や直江兼続の人物評は辛辣でした。驚いたのは、裏切者扱いされていた藤田信吉を忠臣として、評価した事です。「樅の木は残った」の原田甲斐じゃないですけど、様々な視点で、人物評価されるべき、という事でしょう。「真田太平記」のドラマを全てビデオ録画していた会社の先輩が「自分が一緒に働くなら、直江みたいな男は嫌だ」と言っておられました。 実は、直江兼続は、私も苦手かも…。
 親族が、長野に住んでいるので、同じ様な経緯で興味が出ましたね。(何だか、親近感)上田には真田記念館(正式名称は?)があるそうです。一度行って見たいのですが、中々、行かれません。今年は混雑してるでしょうから、来年辺り、信州に旅したいと思っています。
 長野は、その昔、タンパク源が少なく、海がないので、虫を食べる事も普通で(蝗や蜂の子とか)花を天ぷらにするとか、独自の食文化があるそうですね。鯉や鮒の煮付けも、主婦の腕の見せ所だそうです。様々の野菜の漬物や烏賊の切り漬けなども。白菜の漬け方は、伯母から教わりました。簡単で美味しいです。主人の職場の方から庭で出来る柚子を冬場に貰うと作っています。すみません、食意地が張っている物で(笑)どうも、食べ物の話になってしまいます。すみません。

2016/10/10 (月) 11:00:44 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

お、俺は何ということを・・・

考えてみたら、この短いとは言えぬ人生で、
始めて他人様に(仕事関係以外の)本をお薦めしてしまった・・・・。
そんなタイプじゃないと思ってましたが。
勢いというか、流れというか・・・恐ろしいものですね。

まぁ、勝手に私の本棚(仕事場の)ひっかき回して、本持ってく輩は少なくないので、いいかぁ・・・。(返さない奴もいるなぁ・・いくねぇなぁ)

忍者も、長野発祥の戸隠流忍術が世界的にメジャーになってるんで、
結構いますもんね。(どこが忍術かぁ~い)
丸の内でOLやってる忍者さんの知り合いもいるくらいですから・・・

うむ・・・
「我ことにおいて後悔せず(やっちゃったもんは、仕方なかんべさ)」
・・・ということで、期待を裏切る本でしたら、笑って許してくださいまし・・


ではでは

2016/10/10 (月) 11:13:48 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

Re: 真田太平記

まるさん様、こんばんは^^

>ドラマも優れた出来でした

私も本を読み終わった後、レンタルビデオで見て、ハマりましたよ!
丹波哲郎の昌幸、渡瀬恒彦の信幸、そして、草刈正雄の幸村と、役者がそろっていました。
特に、渡瀬さんの迫真の演技にはシビレました。
また、真田家の草の者、忍者役の俳優さんも皆良かった。

>実は、直江兼続は、私も苦手かも…。

ガッハッハ(^○^)。

およそ、どの作家も、石田三成と直江兼続については、頭脳明晰だけど人間的には傲岸で冷たいイメージで人物造型しますからね。嫌われ役だ。まるで、「そんなんだから関ヶ原で負けたんだ」とでも言いたげに(^_^;)

私なんかは、熱くてテンションの高い加藤清正とか福島正則とか三河武士なんかが上司だったらたまらない、と思う方です。
冷たくても、冷静に部下の仕事を評価してくれそうな三成と兼続の方がいいかなって感じです。

おや、まるさん様も長野県に親族がおられましたか^^

長野県と食べ物の話、分かります!
長野県では、宴会で残った料理は客が持ち帰り出来るよう必ず店側が容器に包んでくれるんですよね。当然の如く。
つまり、山が多く、平地が少ない長野県では食材が豊富では無かったために生まれた習慣なんでしょうね。
上田の親戚に小言を言われましたよ。東京の人間は食べ物を平気で残して帰ると^^;

2016/10/10 (月) 19:54:51 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: お、俺は何ということを・・・

しっぽがない・・・様、こんばんは^^

いいじゃないですか(^_^)/。
自分が読んで良かった本があれば、人にも薦めたくなるものです。
そして、その人の感想を聞いてみたくなるものです。
もちろん、「こんな良い本、人には教えてやらないぞ」というセコイ心も私にあることは否定しませんけども(^_^;)

>丸の内でOLやってる忍者さんの知り合いもいるくらいですから・・・

しっぽがない・・・様にはユニークな知り合いがおられるようですね(^◇^)

私は女だてらに、忍者とか剣豪とかのお話も割と好きですよ。

従兄が白土三平の「忍者カムイ」だか「サスケ」のマンガを持っていて、借りて読んだら結構面白かったわ。
しかし、さすがに忍者のお稽古やまねごとまではネ^^;

辻真先の推薦本、ブックオフで探したけどなかったわ。
どうやら、神田・神保町辺りの古本屋街に行かないとダメかも。
機会があったら見つけます。

2016/10/10 (月) 20:04:39 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

樋口与六という男

 片割月さま、早速のレスありがとうございます。
 長野の飲食店のお話、聞いた事あります。厳しい生活を強いられていたのかもしれませんね。
 食べ物を残すのは嫌いなので、大いに賛同できます。

 直江兼続の事ですが、少し、補足させて下さいね。
 昔語りになってしまいますが、「直江が嫌いだ」と言った方は、大変な読書家で、一流大学も出ていましたし、実に優秀な方でした(若くして物故されています)実はその方は性格的に、直江兼続と似通った部分があって、ある種、自戒の意味も込めていたのかも。
 
 私が、兼続が余り好きでない理由は具体的にいくつかあります。(直江状風に? 笑)

 一つ。彼は樋口与六といい、薪炭奉行の息子で長じて、上杉家の筆頭家老の直江家に養子に入った。閨から、トップに行くような寝技を使う人は好きじゃない。まあ、景勝の命だったとも言われていますが、夫婦仲もあまり良くなかった、と言う説もあるようですし、出世の為の、政略結婚だったのではないでしょうか。
 一つ。確かに学問は出来たでしょうが、余りにも若くして上杉家執政となったので、世間知らずだったのではないでしょうか。陪臣であるにも拘らず、伊達政宗に満座で喧嘩を吹っ掛ける様な所もありました。人の好き嫌いが強い人だったのかも。それを言うと、加藤、福島もそうです。戦国時代は皆、同じと言われればそうですが。
 一つ。政治の転換期にもっと柔軟に方向性を定める必要があった筈。徳川家とゆかりのある「藤田信吉」の意見を頭ごなしに切り捨て「お家を売りましたる様で」と反応したとしたら、ちょっと嫌ですね。
 一つ。直江状を出した事を「壮挙」と取るか、「愚挙」と取るかは結果論になります。しかし、あの手紙は、全文が彼の手になるものなら、明らかに挑発し、家康を愚弄しています。感情論で百万石の身代とその家臣団、家族の運命を一手に握った人が書いていい手紙なのか? 

 優秀な人物が、国なり会社なりを一手に握って、独断専行をする怖さ。歯止めを掛ける人間がいなくて暴走したのが「直江状」だったのではないか、と。
 兼続とか石田三成は幕末の志士と似たタイプかもしれませんね。観念主義で動く人は、利害で動く人を嫌うのではないでしょうか。

 何だか、長くなってしまいました。
 本当の所、私は三成も兼続も、人としては嫌いじゃないですよ。寧ろ、立派な人物だったと評価しています。ただ、兼続に関して疑問に感じている事を纏めてみました。もし、直江兼続のファンでいらしたら、失礼の段、お許し下さいませ。
 

2016/10/10 (月) 21:24:27 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

Re: 樋口与六という男

まるさん様。

兼続、いや、樋口与六について、ずいぶんと詳しくご存知ですね(*_*)

古代史だけではなく、戦国時代も詳しいんですね。参ったm(__)m

いえいえ、私は兼続のファンでもアンチでもありませんから、ご遠慮なくやっつけて下さいなんし(^_^)/

以前に書きましたように、私が戦国時代で嫌いな武将は唯一人、織田信長です(^_^;)
こんなのが職場の上司か社長だったら、私は即刻、辞表を提出いたします。はい。
現代の政治家や企業化や小説家は信長を持ち上げ過ぎ。
もっとも、私は秀吉にも家康にも、あまり良いイメージが無いですけども。

>優秀な人物が、国なり会社なりを一手に握って、独断専行をする怖さ。歯止めを掛ける人間がいなくて暴走

これですが、

NHKの「真田丸」で秀吉を見ると、こんな男が太閤殿下で天下を仕切っていたのかと思うと、ゾッとします。

やっぱり、真田がいいわ(^o^)

2016/10/10 (月) 22:28:55 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

おそるおそる・・・

お月さまとまるさん様のお話に割り込むようで恐縮ですが・・・。

隆慶一郎の「一夢庵風流記」の樋口与六と石田三成は、結構いい男に描かれてますね。

「影武者徳川家康」の家康も、男前です。
この物語の徳川秀忠は、現在の某国の首相のようで、それもまたおもしろいかも。

隆慶一郎はもともとが、映画・テレビの脚本家ということもあって、小説が映像的というか漫画的と受け取られるかもしれませんが・・・。

ではでは



2016/10/11 (火) 07:54:09 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

片割月さま

 何だか、一人で熱くなってしまって、ごめんなさいませ。いつもの事なので、片割月さまも見逃してくださるかと(笑)
 織田信長に関してのご意見、、私も全く同意見ですよ。上司どころか、隣近所に住むのも嫌。(笑)信長は、破壊者であって天下統一する素材ではない。光秀に謀反起こされなくても、どこかで自滅したでしょう。秀吉も、然りですね。秀吉に関しては、前半は竹中半兵衛、後半は羽柴秀長や千利休などの側近が居たから、何とか天下の形を保てたという意見を持っています。彼ら(特に秀長)を失ってからは、坂道を転げ落ちる様に駄目になっていますからね。
 信長も伊達政宗も実母に毛嫌いされたのですよね。
 そういう、幼児体験が、性格を歪めて、戦争に駆り立てて行ったのでしょうか。(ちょっとお先走りかな?)

 しっぽがない・・・さま、初めまして。
 隆慶一郎さんをお読みなんですね。「影武者徳川家康」は昔、友人に勧められて読みましたが、すごく、面白かったです。上手い設定と展開だな~と感心しきりでした。
 石田三成や直江兼続は、仰る通り、「いい男」だと思います。男が男に惚れるみたいなところがありますね。三成と島左近、大谷刑部、兼続と上杉景勝の関係性を見ても、主従や同僚を超えた強い絆がありますから。
 ただ、一国の宰相としての兼続の政治的な手腕に関して、疑問符を付けてしまっただけです。片割月さまの仰る通り、部下に正当な評価をしてくれると思うし、男性としても多分、ステキな人だと思います。兼続なんか、ハンサムだったみたいだし。私なんかには、高嶺の花だったでしょう。(単なる僻み?)
 「一風庵風流記」は未読ですが、とても、面白そうです。
 ご紹介下さり、ありがとうございます。
 隆さんは確か、松平忠輝とか前田慶次郎とか、ちょっと変わった人物を描いていたと聞いた記憶があります。
 テレビ関係のお仕事経験のある方の小説は面白いと思います。(辻真先さんも同じく)井沢元彦さんも報道記者でしたし。普通の作家とは、違う視点で新鮮な物が書ける様な気がします。隆さんの時代小説の古い枠にとらわれない自由な発想や思い切ったデフォルメは小気味良かったです!
 しっぽがない・・・さまのコメント、いつも、興味深く拝見しています。
 忍者には、実は興味があるのですが、実戦などはとても、身体が付いていきません。
 今、観世流の仕舞のお稽古の真似事していますが、運動神経がないので、よたよたと(加齢のせいもあるか)先生の後をくっついています。(笑)

 長々失礼いたしました。

2016/10/11 (火) 10:21:44 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

今度は、おずおずと・・・

何か、よそ様のお座敷で、ご主人様のいない間に、始めての方と話し込むようですが・・・。

まるさん様、初めまして。
「影武者徳川家康」を面白がってくださる方なら
「一夢庵風流記」もお薦めです。
主人公は、前田慶次郎。
武術の類をやってる人間から見れば、腹の立つことも言ってますが・・・。
“虎や狼が修行なんてするかね・・・”みたいな。
まぁ、ごもっともとも言えますけどね。

まるさん様が、羽柴秀長を評価してくださるのも、何かうれしいです。
(結構、少数派じゃないでしょうか。)

私の(時代・歴史モノの)ご贔屓筋では、
保科正之・河井継之助・大原幽学・中村直三、それに武田物外さんあたりが上位にきますかね。
(学んだ流派に関係する人は、なんとなく挙げにくいもんですねぇ。
こんな場合・・・)

仕事を抜け出してきてるもんで、ここらで。

今後ともよろしくお願いいたします。

ではでは


お月さま、お邪魔いたしましたぁ~

2016/10/11 (火) 17:19:13 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

まるさん様、
しっぽがない・・・様、

こんばんは^^

遠慮なさらず、ゆるりと過ごされよ。チャット状態になっても予は苦しうない。

隆慶一郎なら、わちきは、『吉原御免状』『かくれさと苦界行』が好きでありんす。

世の底辺?で知恵を働かせ逞しく生きる人間。。遊女、エタ、河原者等。。への哀切な視点が好きでありんす。

2016/10/13 (木) 00:47:44 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 今度は、おずおずと・・・

しっぽがない・・・様。

>今度は、おずおずと・・・

そのうち、しゃあしゃあと・・・来たりして(^◇^)

2016/10/13 (木) 00:49:52 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

3回目にはそっときて・・・・

こそこそ帰るぅ~ (;-_-メ;)

2016/10/13 (木) 08:05:22 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

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片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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