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多民族国家日本を小説から学ぶ:偏見と差別




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●李恢成(り・かいせい)著「百年の旅人たち」(新潮文庫)
朝鮮人である彼等がどうして「日本人として樺太に住み」、どうして「命からがら樺太から逃げ」、どうして「長崎の収容所に向かうのか?」、どうして「38度線の存在を知って戸惑い、悩むのか?」、「どうして不法入国者として故国へ強制送還されようとしているのか?」…この歴史を知る日本人は少ないでしょう。私もそうです。700ページに及ぶ長編であり、重い内容です。読んで感動するというよりも、忘れられようとしている又は故意に無視されようとしている歴史を知る上で貴重な大作と思います。


●船戸与一著「蝦夷地別件」(新潮文庫)
アイヌ民族の和人との4回の戦い…コシャマインの戦い(1457年)、ヘナウケの戦い(1643年)、シャクシャインの戦い(1669年)、クナシリ・メナシの戦い(1789年)とありますが、この大作は最後の「クナシリ・メナシの戦い」を描いています。これもまた「忘れられようとしている又は故意に無視されようとしている歴史」の一つと言えましょう。

アイヌの歴史は北米原住民(アメリカインディアン)とよく比較されます。すなわち、広大な土地に部族毎に分散して住み、国家を持たず、部族間の戦いもしばしばあった。文字を持たぬ民族の悲しさ…法とか契約等の手口にまんまと騙され、大和民族、イギリス系アメリカ人の侵略に脆くも敗れた弱小民族の悲劇です。

そうした中でも、勇気あるリーダーのもとで侵略者に立ち向かう者もいれば、相手側に寝返る者もいました。あるいは一匹狼的な天邪鬼?もいました。船戸与一の小説は巨編が持ち味ですが、ここでもアイヌの悲劇が淡々と抑制された筆致で、しかし雄大に描かれていて感動的です。私にとっては初めて知る戦いであり、発見が多い小説でした。読んで良かった!と心底から思えました。船戸与一の小説は巨編なので相当の覚悟が必要ですが、他にも読んでみたい作品が目白押しです。

アイヌの人々に関わる本と言えば、石森延男の「コタンの口笛」は有名であり、小中学校時代に読まれた人は少なくないでしょう。少年を主人公としつつも、「偏見と差別」の存在を少し意識させられる児童文学。

人類学者の尾本恵一氏によると、2013年の調査では北海道に住むアイヌ人は6880世帯、16786人だそうです。日本政府は長年アイヌの人々を北海道の先住民族(正確には千島列島や樺太も含む)と認めて来ませんでしたが、2008年には前年の国連宣言に賛成したことを受けて認めるに至りました。

日本には主に、大和民族、アイヌ民族、そして琉球民族がいます。

なお、山川出版社「アイヌ民族の歴史」(2015年)は、アイヌ民族の歴史や文化、そして現在における問題を知る上で私にはとても勉強になりました。

☆古代史で有名な東北の「蝦夷」については、アイヌ民族と同じなのか否かについてはハッキリはしていないらしい。平安時代初期の蝦夷の軍事指導者であり、坂上田村麻呂に敗れて処刑されたアテルイは、史料には「阿弖流爲」「阿弖利爲」とあり、アテルイ、アテリイと読まれるが、現在はアテルイで統一。この名前の響きは大和民族系のものではなく、アイヌ系を思わせます。

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●陳舜臣著「琉球の風」(講談社文庫)
琉球は1429年「第一尚氏王朝」による琉球王国の時代を迎えた。ここがアイヌ民族との大きな違いですね。しかし、1609年、薩摩の島津氏が侵攻し首里城を占領。以降、琉球王国は薩摩への貢納義務を負わされ中国(清)へも朝貢を強いられるようになった。戦国時代において、これを題材とした小説を書くのは如何にも陳舜臣らしいですね。

●大城立裕著「琉球処分」(講談社文庫)
1871年、廃藩置県制度によって琉球は鹿児島県の管轄とされ、清国との通交を断絶、明治の元号の使用等、様々な圧力を受けます。1879年「琉球処分」により首里城の明け渡しが実施され、ここに琉球王国は終焉を迎えました。これ以降、琉球民族は大和民族を中心とする日本国に従属させられ、アジア・太平洋戦争の悲劇の犠牲者となりました。

やはりアイヌの人々の例と似ていて、島津氏や明治政府の圧力に対し、①武力をもって戦おう、②潔く従おう、③ノラリクラリと時間を稼ぎながら様子をうかがおう、の三竦み状態になります。負けはしましたが明治政府を相手に8年間に及ぶ琉球の人々の「粘り腰」には感服させられます。

陳舜臣も大城立裕も静かな筆致でことさら悲劇性を強調しません。これが良い。

高良倉吉著「琉球王国(岩波新書)が参考になります。「按司」とか「聞得大君」とかの琉球独特のシステムがあり、大よその概況を把握すると歴史・小説の観賞の手助けにもなります。

日本政府は琉球民族を先住民族とは認めていません。国連の人種差別撤廃委員会は何度も日本政府に琉球・沖縄の民族を先住民族と認めるよう勧告していますが日本政府は拒否しています。それどころか、「国連の勧告は日本を分断しようとするものだ」と批判もしています。また、地元沖縄では国連の勧告に対し賛否両論あります。反対の主な理由は、「我々沖縄県民は日本人であることが先決」ということのようです。なかなか複雑なようです。

松島泰泰勝著「琉球独立宣言」(講談社文庫)はなかなか痛快です。沖縄の独立論は一つの選択肢かもしれませんが、上で触れたように「県民は日本人であることが先決」とする見解が多いようですので実現は難しいかもしれません。

☆かつて中曽根元首相の「日本は単一民族だから教育が行き届いている」(1986年)発言は内外から差別的発言との激しい批判を受けました。一部の極右を除き、今時の日本人の多くはそうは思わないまでも「偏見と差別」から完全に逃れているとは言えまい。それこそ「教育が行き届かない限り」は減ることはないでしょう。

芸能人を主に、自分が在日韓国・朝鮮人であること公表する例は珍しくないですが、何故かアイヌ人との公表をする芸能人は寡聞にして知りません。いても不思議ではないのですが。アイヌといえば…毛深くて縄文人っぽい風貌で未開人的な雰囲気…との偏見が根強いからであろうか?

【偏見と差別の定義は?愚見を少々】
私達個人の身近な生活の中では、「私は納豆は嫌い」というのも一種の偏見でしょう。何故なら大抵は食べず嫌いだからです。無知と偏見は隣同士です。しかし、あくまで個人の好き嫌いですので「偏見」は大げさに聞えましょう。しかしです。もしも私が、「日本の料理は一番美味しい」と言ったら、これは少し問題があります。明らかに偏見です。しかし、最近の日本では…特に極右の安倍政権発足から…こうした風潮が強まっていると言えましょう。
例えば下記の広告。

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最近、この手の「日本スゴイ!日本は世界一〇〇!」的な文言をあちらこちらで見かけるようになりました。これを喜ぶ日本人も少なくないのでしょう。単細胞的ですが。

「日本人の味覚は世界一繊細だと思う」…世界中の何ヶ国の人々の味覚を調べた上でこのような主張をしているのでしょうか?恐らく無いでしょう。ただ広告主の「主観・好み」を言っているに過ぎません。が、これは社会的に不適切な文言と言えましょう。これこそ「偏見」を助長する危険があります。単なる好き嫌いじゃないか、とも言っていられなくなります。

私はこのような文言を見ただけで恥ずかしくなります。

しかし問題はもっと厳しく、「偏見」だけには留まらずに容易に「差別」へと深刻化します。すなわち、「韓国人の味覚は日本人の味覚に比べ劣る」というように。

「差別」とは、国や民族や文化等の差異に価値判断を持ち込むことです。これを個人が持ち込むのも問題ですが、集団社会や国が持ち込めば国際的問題に発展します。

偏見や差別を除去するには、子供の頃からの教育が大切です。何故なら無知こそが偏見や差別の源だからです。知らない、ということ自体が罪に値する…大人の社会では珍しいことではありませんね。ビジネスの世界でも、「私が無知でした」では通用しないことが多いですね。

☆さらには、「愛国心」も容易に「差別」に繋がる観念です。
「私は日本人に生まれて良かった」→「日本人であることに誇りを感じる」
→「日本ってスゴイ!」→「日本は世界一〇〇だ」→「××国は日本より遅れ劣っている」
という非論理的な図式へと容易に飛躍するからです。

「愛国心」の功罪は一概には言えないが、私は「罪」の方が大きいと思います。



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2017.01.12 | | コメント(17) | トラックバック(0) | 歴史・文化



コメント

良いご趣味で

与一っつぁん者では、「山猫の夏」が好きッ!

2017/01/13 (金) 16:24:33 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

駄目だ・・・寝不足による誤字

与一っつぁん者 ⇒ 与一っつぁん物

>最近、「日本スゴイ!日本は世界一〇〇!」
な部分もあるし、
凄い人もいるけど、
現在の内閣を成立させているだけで、
どえらいマイナス勘定だという気もするね。

>「日本人の味覚は世界一繊細だと思う」
・・・こりゃ、言えるかも知れん。
(旨味調味料を知らない世代に限りますけどね)

2017/01/13 (金) 16:35:12 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

Re: 良いご趣味で

しっぽがない・・・様、こんばんは^^

私は大河小説「満州国演義」全九巻を読もうと心の準備をしているところです(^_^)/

明治~大正~特に、昭和前史はマイブームの一つです。

2017/01/13 (金) 23:29:47 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 駄目だ・・・寝不足による誤字

>現在の内閣を成立させているだけで、
>どえらいマイナス勘定だという気もするね。

まあ、そういうことになりますね。。。

私を含め、私の周囲の人間の「味覚」について言えば、

とてもとても「世界一繊細」にはほど遠いとしか。。。(^_^;)

2017/01/13 (金) 23:32:41 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

「満州国演義」いいですねっ!

亡くなる前に完結してもらって、
本当に感謝ですね、与一っつぁん。

ところで、与一っつぁんと同時期(くらい)デビューの北方謙三は、守備範囲?
“大水滸”シリーズも、51巻(か?)
書き終えていただいたので、如何??

2017/01/14 (土) 13:42:33 | URL | #- [ 編集 ]

すみません・・・馴れないPCなもんで

「満州国演義」いいですねっ!
・・・って言ってたのは、
色々とない、私でした。

2017/01/14 (土) 13:46:59 | URL | しっぽも、PCもない・・・ #- [ 編集 ]

Re: 「満州国演義」いいですねっ!

毛皮もしっぽもない…様、こんにちは(^○^)

北方謙三の歴史小説は2冊だけですが読んだことありますよ。ハードボイルド系は未読ですが。

道誉なり【佐々木道誉】

草莽枯れ行く【相楽総三】

NHK大河ドラマの太平記で、陣内孝則さん演ずる佐々木道誉がとても面白かったので。
食えない大名、バサラ大名等、ユニークな武将だったようですね。

年貢半減令を掲げて中山道を驀進した相楽総三は正義感の強い男だったのか、単純アホだったのか、
それとも西郷隆盛の負の面が露骨に出た為の犠牲者だったのか。
敗者の歴史は興味が尽きません。

>“大水滸”シリーズも、51巻

ドッヘーッ!!\(◎o◎)/!

私は早乙女貢の「会津士魂」続編を入れて全21巻ですら、めげて脱落したくらいですから(^_^;)

2017/01/14 (土) 14:46:22 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

毛皮はともかく、髪の毛はあんだけどね・・・

50巻程度は、ドイツのSF「ぺりー・ローダン」シリーズに比べれば、序二段です・・・

>陣内孝則さん演ずる佐々木道誉がとても面白かった
・・・あ、私もそう思います。

>敗者の歴史は興味が尽きません。
・・・贔屓の前田慶次郎の台詞に
「負け戦こそ、面白い」・・・ってのがありますが、
敗者が歴史に痕跡を残せるのは
よほどの人物だったということですもんね、きっと。
(これは、よくも悪くも)

2017/01/14 (土) 15:24:52 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

四十路になり、目尻の皺が深刻な片割月(;O;)

しっぽがない・・・様。

忘れていましたが、源氏物語を原文の古文で読破(二回)したのが、私の最長不倒です(^o^)
今より若くて体力もあり、大好きだったからこそ可能だった。

>髪の毛はあんだけどね

それはようござんした。歳相応にはあるのですね^^

年齢と共に、失くして行くものもあれば、増えて来るものもありますね(^_^;)

私は皺が増えた(/_;)

前田慶次郎や佐々木道誉のように時代の枠組に収まらない何かを持つ人間は魅力的ですよね。

>敗者が歴史に痕跡を残せるのは
>よほどの人物だったということですもんね、きっと。

以て瞑すべしか。。。

2017/01/14 (土) 17:42:27 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

月様ご紹介の本、一冊でも読みたいと思いまする。
いや、読みます。今年は無理かもしれないけれど…(←これがダメですね)。

前にちょっと別のところで県民性とかすべてウソのようにおっしゃっていて(大阪のこと)、まったくその通りだと思います。たとえば私は周囲の(たまにあるのですが)大阪VS東京なんかの話で大阪人はどうだ東京人はどうだという話が大嫌い。これを国で考えればいいことなのですよね。

ちなみに私は家族の影響で極端なうす味好みなのですが(濃い味付けが苦手)、それ以外の味覚ときたらてんでダメ。だからコーヒーとか紅茶とか上等じゃなくてもいいんです。ポスターのお茶、そんなにおいしいと思ったこともないけどな。たぶん、世界一の味覚の持ち主じゃないんでしょう。私の味覚にあう安いお番茶を持ち歩いています。

2017/01/14 (土) 17:51:05 | URL | m #w2VY/Wec [ 編集 ]

Re: タイトルなし

m様、こんばんは^^

>今年は無理かもしれないけれど…(←これがダメですね)。

ワロタ(^○^)

>大阪人はどうだ東京人はどうだという話が大嫌い

あくまで大人の「遊び」と了解した上でおしゃべりするくらいならまだ分かりますけどね。

血液型で性格診断して、A型はB型はどうこうおしゃべりするのと同じ次元で。

ムキになる人がいるとネ^^;

>私は家族の影響で

そうですよね。

味覚は、人にもよりますが、祖母や母親の影響がかなりあるでしょうね。

私は東京育ちであり、母の影響でしょう。普通は濃い味系が好きかな。

そんな私も大阪に何年も住めば、大阪の味付けの方が美味しい、となるのでしょう。

2017/01/14 (土) 18:11:10 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

おいっ!

ないものは色々ありますけどねっ!
年齢不相応に、髪の毛は(いっぱい)あるのですっ!
(色は今回、問題になっていないと理解しておりますっ!!)

でも、髭・髯・鬚の類は、ダメなのよ。
数週間ほっといてても、ほぼ変わんない・・・感じ。
中近東の仕事では、
これはかなりのハンデと言っていいかも知れない・・・

2017/01/14 (土) 19:57:48 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

ですね。私は東京でも大阪でもないのですが、東京(方面)濃い味付けだとあんまり思ったことないですよ。食べ物にもよるのかな。最近、私にとって新しいのは仙台の味…ずんだもちにずんだシェイクが私を待っています(笑)。仙台みそ味のケーキもあるんですよ。

思い出したけど『三たびの海峡』(検索してみてくださいませ)もおすすめです。映画は自主上映になりましたが、うーん、映画より小説のほうがいいです。月様のこと、読まれているかもしれませんが。今回の記事を読みながら思い出しました。

2017/01/14 (土) 23:46:56 | URL | m #w2VY/Wec [ 編集 ]

Re: おいっ!

>年齢不相応に、髪の毛は(いっぱい)あるのですっ!

   ふさふさと髪に恵まれ寒稽古
 
   髭爺の鼻に垂れるは氷柱かな

2017/01/15 (日) 10:50:02 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

m様、おはようございます^^

帚木蓬生ですね。

古代史が好きなので「国銅」を読んだことがありますが、イマイチだったので帚木蓬生はそれっきりでした。

『三たびの海峡』も読んでみようかしらね。今年は無理かもしれないけど(^◇^)ガッハッハ。

いえいえ、なるべく早く読んでみますね(^o^)丿

2017/01/15 (日) 11:03:17 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

ありがとうございます!私はといえば、『三たびの海峡』しか読んだことがないのです。日本語がきれいで読みやすかった!
他の作品もアマゾンでもえらく評判がいいので読んでみたいですけど…今年はどうかな(笑)です。
一つ読んでそれが印象に残りました。民族VS民族だと思っていたら…というところで。

月様が読まれたもの、知りませんでした。私も読んでみたいですが、再来年の再来年あたり(笑)。

2017/01/15 (日) 11:15:49 | URL | m #w2VY/Wec [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>私も読んでみたいですが、再来年の再来年あたり

出来れば、3年後ということで(^○^)

2017/01/15 (日) 13:00:53 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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