日本女子は高難度ジャンプで再び欧米を上回って欲しい&浅田選手の引退

●そもそもフィギュアスケートは西洋文化に根ざすスポーツです。ピカピカの西洋衣装を着てバリバリの西洋音楽に合わせて演技をするのがフィギュアスケートです。それゆえ、その風貌や体型や仕草や音感から鑑みて、日本人がフィギュアスケートで欧米人と競うには初めからハンデがあるわけです。かつて、女子ではカタリナ・ビットの「カルメン」のような演技など、日本人選手がどう逆立ちして真似ようとしても不可能に思えたものです。試みてもサマにはならぬ。逆に言えば、欧米人が和服を着て日本舞踊をいくら習ったとて、なかなかサマにならないのと同じであろう。

かつて、山田コーチが伊藤みどりさんに、「リンクに立った時点ですでに採点に差がついてると思え」くらいのことを言ったという有名なエピソードがあります。伊藤みどりさんはそうしたハンデを補って余りある大きなジャンプとトリプルアクセルによって日本人女子選手として初めての世界女王になりました。それだけのフィジカルな強さ、スピードとパワーがあったからこそ可能だったのでしょう。「日本人スケーターが世界王者になるなんて、とてもとても…」と思われていた時代に優勝した伊藤みどりさんには、「パイオニア」としての偉大さがありました。

やがて、荒川静香さんや浅田真央さんのように、山田コーチの言う「ハンデ」をさほど感じさせないスケーターが登場するようになったのは比較的最近のことです。だからと言って「ハンデ」が無くなったわけではありますまい。荒川さんの演技は、「無表情」「冷たい」と批判され、浅田さんは「子供っぽい」と批判されました。彼女達が女王になった主な「決め手」は…やはり…欧米の選手よりもジャンプが上手くミスが少なかったことにあると思います。


●ロシアはドイツやフランスに劣らぬ「西洋クラシック音楽王国」であり、「クラシックバレエ王国」です。そして、「フィギュア王国」です。またフィギュアスケートに類似する採点競技…体操、新体操、シンクロナイズドスイミング…でも無類の強さを発揮しています。ただ、何故か女子シングルに限ってはソチ五輪までは金メダルが取れませんでした。ところがソチ五輪前から雪崩を打ったように多くの一流ロシア女子選手が押し寄せて来ました。ソチ五輪以降、ほとんどの主要大会でロシア女子選手が優勝するようになりました。何故こうした雪崩現象が起きたのかは分かりませんが、ロシアフィギュア界が超本気になって優れた女子スケーターを育てているのは間違いないでしょう。こうなれば日本人のようなハンデが無い分だけ有利だ。

ロシア女子シングル界の「新陳代謝」は凄まじい。ソチ五輪で金メダリストになったソトニコワ選手とリプニツカヤ選手が主要大会から姿を消し、2015年の世界女王になったトゥクタミシェワ選手が欧州選手権にすら選出されない有り様。普通、これだけのトップ選手が活躍出来なくなれば「低迷期」に陥るであろうに、「彼女達の代わりか、それ以上の実力者は何人でもいる」とばかりに次々と「女王」がロシアから誕生します。恐るべきロシア女子シングル界。


●ロシア女子に共通する強さとは。
①ジャンプの質が高く、なおかつミスが稀であること。
②長大でこってりとしたステップシークエンスを上手く踏めること。
③スピンの回転が速く、オリジナリティがあること。
④エレメンツとエレメンツの間の繋ぎの密度が濃く、表現技術が高い。

4回転ジャンプもトリプルアクセルも無い女子シングルではもうこれ以上は望めないくらいの「限界」に近づきつつある難度と密度の濃さ。ある意味、ロシアは女子シングル界に「小革命」を起こしたと言えるかもしれません。キム・ヨナさんのバンクバー五輪での名演技ですら、今では「スカスカ」に見えるくらいです。なお、男子シングル界では「四回転大革命」が起きました。

●これらを可能にしたのは、おそらく、
①彼女達のフィジカルな強さ。←概して日本の女子選手は…どの競技でも…フィジカルは強く無い。
②リンク等の恵まれた練習環境。優れた指導者←日本のリンク事情は良くない。
③ロシアの「お手の物」であるクラシックバレエの応用。←日本には無い伝統。
④ロシアの国によるバックアップの本気度。

シニアのメドベデワ選手やポゴリラヤ選手、ジュニアのザギトワ選手やツルスカヤ選手はそうしたロシア女子を象徴するスケーターと思います。

こうした状況の中で、日本の女子シングル界がロシアの後塵を拝しているような演技構成で戦っても敵いますまい。色々な意味で土台が違います。もちろん、「そこそこは戦える」でしょう。が、今後は五輪や世界選手権で優勝するのは非常に難しいでしょう。日本のエース宮原知子選手が完璧な演技をしてやっとこさ「2位」です。新体操やシンクロナイズドスイミングのように、ロシアにはなかなか勝てなくなるでしょう。

日本女子の若手には、本田選手、三原選手、樋口選手、坂本選手のような一流スケーターが育っています。しかし、ロシアと比べると、あらゆるフィギュアの要素において、それぞれ少しづつ劣ると言えましょう。彼女達が五輪や世界選手権で優勝する可能性は非常に低いと思います。現在のジャンプ構成のままでは。


国別対抗戦で三原選手と樋口選手が凄い高得点を出しましたが、あまり当てには出来ません。アレは明らかに「インフレ採点」でしょう。メドベデワ選手のフリーが160点だったことからも明らかです。フィギュアの採点ではしばしばこういう「現象」が発生します。私がかねてから、世界選手権の出場権を得る為の「ミニマムスコア制」に反対しているのはこれが理由です。大会か変われば、ジャッジが変われば、採点も変わるのです。

国別対抗戦におけるメドベデワ選手のフリーの得点、160点台は世界選手権の154点台に等しく、同じく三原選手の146点台は世界選手権の138点台に等しいと思えば良いのです。


●アクセルジャンプのこと。
どういうわけか、欧米のトップ女子選手でダブルアクセルをやや苦手とする例が少なくありません。苦手とまで行かずとも、さほど得意としないジャンプのようです。パゴリラヤ選手やゴールド選手のように。逆に、日本女子選手は概ね、ダブルアクセルは上手いです。そして、日本女子選手の中からトリプルアクセルジャンパーが何人も出たのも偶然とは思えません。これは指導法に秘密があるのでしょうか?あるいは、膝のバネの柔らかさ等、日本人の身体的特徴に由来するものなのでしょうか?不思議です。しかし、この特性を生かさない手はありません。※

こうした中、紀平選手がトリプルアクセルを跳べるようになったのは心強いです。彼女ならショートで1回、フリーで2回、計3回のトリプルアクセルを成功させることが出来るだろうと予想します。平昌五輪には間に合いませんが、これから先、「女王」になれる資質があると思います。

日本女子には珍しくパワーのある樋口選手が来季にトリプルアクセルが間に合えば…ひょっとすると…かも。トリプルアクセルを跳ぶ分だけ安定性は下がるでしょうけど…安定性などクソ喰らえだ。アマチュアスポーツの醍醐味の一つは、ゾーンに入った時に爆発するパフォーマンスや、意外性への期待にありますからネ。

わたし個人はフィギュアを「芸術」とは思ったことはありませんし、そういう方面よりも、スポーツ競技としてエキサイティングな方面に心が惹かれます。それゆえ、私はアイスショーやエキシビションにはあまり関心がありません。


奇しくも、日本スケート連盟の城田憲子氏が読売新聞のコラムで私と同じ意見を述べていたのは痛快でした。要するに、日本女子はジャンプで欧米を上回るものが無い限り、勝てない、ということ。


紀平選手は4回転トゥループの練習もしています。試合で成功する日が楽しみです。

プログラムの完成度、表現性、繋ぎの濃さ等々も、もちろんフィギュアスケートの面白さですが…ほとんどの一流女子選手は皆そうしたものです…紀平選手のように、若手の日本人女子選手の何人かが高難度ジャンプに目の色変えて取り組み、成功させる人が出て来て欲しいです。十代の頃の浅田真央や安藤美姫のように。


●浅田真央選手の引退
浅田選手を女子シングルスケーターとして「ナンバーワン」と推すには私は躊躇いを感じる。
しかし、「オンリーワン」と思う。「比類の無い」スケーターと思う。

「レコード大賞」に例えれば、
「レコード大賞」は伊藤みどり。
「最優秀歌唱賞」は荒川静香。
そして、浅田真央は「大衆賞」です。

同じく引退を表明したプロゴルファーの宮里藍がそうであるように、多くの人に好かれた選手でした。浅田選手をキッカケにフィギュアスケート競技を観たり、習ったりする人も増えた。私も浅田選手(それと安藤美姫さん)の演技に魅了されなかったら、これほど熱心なフィギュアファンにはならなかったと思う。

ただ、バンクーバー五輪以降、私の「浅田真央熱」は徐々に醒めて行った。残念ながら浅田選手は身体が大きくなり、女性的な身体へと成長するにつれて、ジャンプのキレや演技の軽やかさが徐々に失われた。その一方で、キムヨナ選手やパトリック・チャン選手の演技の素晴らしさを発見した。また、ネット上における一部の「熱烈真央ファン」の、「贔屓の引き倒し」的言動を鬱陶しく思うようになった。

だからと言って、浅田選手の演技を嫌いになったわけでは勿論ありません。しかし、以前と比べ、彼女の演技を熱心に反復して見る回数は減った。何故かな。。。

ともあれ、浅田選手の演技で私の一番の「お気に入り」はこれです。
2008年四大陸選手権フリー「幻想即興曲」
動画はここです

この時の演技が一番輝いていたと思う。また、一番強かったと思う。ミスはあるが、今でも女子としては最強のジャンプ構成だ。浅田選手の魅力は色々あれど、やはり、この世界をリードするジャンプ構成に挑む演技が私を魅了した。それと、浅田選手独特の「軽やかさ」「ナチュラルな表現とエアリーな滑り」もこの頃が最も際立っていたと思う。

もちろん、佐藤コーチの下で上手くなった要素も色々あったが、結果的に失われたものもあったように思う。今にして思えば、私にはその「失われたもの」の方が好きだったのだろう。



お詫び。
諸般の事情ににより、しばらくブログの更新が出来ませんでした。今回の記事より以前に読者の皆様から頂戴したコメントへのレスは勝手ながら省略させて頂きますm(__)m




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2017.06.10 | | コメント(25) | トラックバック(0) | フィギュアスケート・ネタ関連



コメント

99からマトリックスへの履き替え

月さん

こんにちは~♪

国別のまいまいとばっちょ凄かったですね~♪

これには神宮のおかじの戦略が素晴らしいで~す♪

ばっちょは軽いマトリックスへの履き替えが功を奏してノーミスしました~♪

オリンピックシーズン直前のタイミングでマトリックスへ履き替えたのが当たったみたいですね☆☆☆

ファントム(^^)

P.S.

昨日神戸FAOIに行って驚きました~♪

プルさまもマトリックス履いてました~♪☆☆☆(^^)/

2017/06/10 (土) 10:09:23 | URL | ファントム(^^) #- [ 編集 ]

最近、三池炭鉱がらみの仕事をしていたんですが・・・

久方ぶりに、
月がぁ、出たでた・・・ですね。

俺も、2008年四大陸選手権フリー「幻想即興曲」はいいと思うけど、
レコード大賞の喩えはどうですかね。
真央ちゃんは、やっぱり「大賞」jないかなぁ?
伊藤さんは「審査委員特別賞」くらいのイメージなんだけどね。

・・・じゃあ、また。
ブラック企業的な、仕事に負われてるもんで。

しかし,ファントム様は、素早いなぁ!


しばらくぶりなので、口調・・・文体が変わっているかも知れませんが、そこは、よしなによしなに

2017/06/10 (土) 14:49:31 | URL | しっぽがない・・・ #- [ 編集 ]

ストロベリー・ムーンとともに

こんにちは。

贔屓チームの不甲斐なさにパソコンを開いたら・・・。ストロベリー・ムーンとともに新しい記事が。

しっぽがない・・・さんの炭坑節、懐かしいですね。

炭鉱といえばボタ山のボタから作る”シャモット”。

水はけが良く、良く締まる絶好の仮設の道路資材。

関西には無いので若い技術者は知らない。寂しいね。懐古趣味の年寄り(笑)でした。

2017/06/10 (土) 16:22:03 | URL | 壮大なるカン違い #h1thCUug [ 編集 ]

おお、片割月オネーサマ生きておった!

「うふふ。素敵なダーリン見つけたの。ブログ終わりよ♡」

なんて記事が突然出るのかと思ってたよ。俺。

2017/06/10 (土) 19:10:16 | URL | きれじろう #EBUSheBA [ 編集 ]

Re: 99からマトリックスへの履き替え

ファントム様、こんばんは^^

>ばっちょは軽いマトリックスへの履き替えが功を奏し

おや、そうでしたか!

すると、来季の「ばっちょ」さんは、大いに期待が持てそうですね(^o^)/

いずれにせよ、ゾーンに入った時の樋口選手は凄いですね!

2017/06/11 (日) 00:14:24 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 最近、三池炭鉱がらみの仕事をしていたんですが・・・

しっぽがない・・・様、こんばんは^^

>最近、三池炭鉱がらみの仕事をしていたんですが

そうでしたか、では、この歌を歌って、景気をつけて下さいませ(^o^)丿

https://www.youtube.com/watch?v=enb15Bzyt3o

>ブラック企業的な、仕事に負われてるもんで。

お疲れさまです。

奪い去られし生産を、正義の手もて取り返して下さいませ。

2017/06/11 (日) 00:22:00 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: ストロベリー・ムーンとともに

壮大なるカン違い様、こんばんは^^

昔、男性コーラスグループのデューク・エイセスが「ぼた山」という歌を歌っていたそうですね。

http://art1.photozou.jp/pub/733/3178733/photo/233563769_org.v1455935778.jpg

2017/06/11 (日) 00:50:38 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

きれじろう様、こんばんは^^

私に言い寄り、口説こうとする男共を追っ払うのに忙しくってネ!

嗚呼!美しいって、罪なのね(;O;)

2017/06/11 (日) 00:57:18 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

お久し振りです!

 片割月さま、お久しゅうございます。
 ブログ再開もうれしいし、変わらずお元気そうで良かった。真央ちゃん引退で落ち込んでいるのかな、と陰ながら、心配していたので。

 私は、五条の橋で、義経と対決した後、吉野の山で天人の舞を見ています。って妄想の世界に入り込んだ訳じゃなくて、順調に初級教本をクリアしてますの。三十年振りに舞台に立つ事になりました。足がもつれて転ばない様にしなくちゃ。(最後に舞台に立ったのは、二十代…若かった)年を実感するのが着物なんですよ。どれもこれも派手過ぎて、結局、一枚買っちゃった。先生曰く、「仕舞を見せるのが目的だよ?着物の品評会じゃないんだから」(アハハ)発表会用に三枚着物を買ったというツワモノもおり、頭を抱えておられます。やっぱりハイになりますよ、ホント。
 
 さて、レコード大賞の例え、面白かったですよ。
 確かに真央さんは、大衆賞かもしれませんね。
 例えが古いけど、山口百恵さんみたいな、「伝説」を作った様に思えて…(百恵さんは引退の時、大衆特別賞を取っているし)
 人気があって、圧倒的な世間の支持を集めていても、レコ大を取れない人、結構居ましたものね。勿論、実力者が取るものですが、一発屋的な受賞も少なくない様に思います。

2017/06/11 (日) 06:37:00 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

お待ちしていました!(^^)!ふふっ

片割月様、お元気そうで何よりです。

宮里選手の引退に、浅田真央さんを重ねた人も多かったでしょうね。お二人とも、ファンにも選手にも愛された稀有な存在でした。
スポーツ選手としての彼女たちの経歴はすごいものがありますが、中でも大きな功績は、彼女たちがまいた種が花開いた、今の女子ゴルフ界でありフィギュア界そのものだと思います。
彼女たちを目指して、ゴルフやフィギュアを始めた人がどれだけいたことか。
只々、お疲れ様、ありがとうと言いたいです。

浅田さんの演技では、白鳥の湖が好きですね。選手として一歩階段をあがった、そんな印象があります。3Aを入れた完成版が見れなかったのが、唯一心残りです。

ロシア女子は強いですね。オリンピックの金メダルは、間違いなさそうですが、片割月様が仰るように、フィギュアは芸術ではなくスポーツなので、思いもよらないことが起きるかもしれません。大本命がこけることはままありますし。
ロシア男子はなぜかイマイチですね。バックアップもあるでしょうに…。

2017/06/12 (月) 18:41:08 | URL | プクプク #V5TnqLKM [ 編集 ]

思うこといろいろ・・・

お久しぶりですね。

マオマオのPG・・・タラソワの振り付けについては賛否両論あるようですが、私は「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」(特に初披露目のジャパンオープンの時の演技)が印象的です。JOでの滑りは、ジャンプは完璧ではなかったですが、シーズン中で一番丁寧な振りだった気がします。彼女は、ジャンプの成否に集中するためか、シーズンが進むにつれ、些細な振りを省略するのでw

EX用も、ポル・ウナ・カベサ、カプリース、バラード一番、ワルツ7番(これ、ほとんど見られませんでしたね、好きだったんだけど・・・)と、なぜかものの見事にタラソワ作PGが好きな私w
白鳥の湖はあまり・・・。
あれは映画のトレーラー版のようでしたから。ステップシーケンスからコレオシークエンスへの流れがとてもよくできていて美しいとは思いますが、全体としてみるとかなり薄味だった気がする。

競技用のPGとしては、シュニトケのタンゴも好きでした。絶不調期でありましたし、後半にテンポをあげすぎた編曲が不評だったのも知っていますが、あのシーズンの真央ちゃんの、どこか鬱々とした、ふんわりと寂しげな雰囲気とあの曲があっていたように思う。
エロスを感じない、かなり年上の男性(父親とか祖父とか)と踊ってるタンゴという感じで、うつむいて黙って悩んでいる彼女を、こちらもまた無言で見守ってるような気分になるPGだった(あくまでも私は、ですが)。
見るたびに切なくて、頑張れと言ってもいけない気がして、息をひそめて復活を待ってる、そんな感じだったなぁ・・・あの時期は。
そして彼女はそれまでとは違うタイプの選手になっていった・・・それが嫌なわけではないけれど、以前の彼女に戻る日を、「もう難しいかな」と思いつつ、諦めきれずに待っていたような気もします。いつまで待っていたのか、もう思い出せませんが。


>私にはその「失われたもの」の方が好きだった

まるっと同意します。
軽やかでふんわりと宙に浮くようなスケーティングに攻撃的な構成。
ほわほわと柔らかな口調や佇まいにとてつもない負けん気と自負心の共存。
彼女の不思議な魅力の一つだったように思います。

幻想即興曲は何かせかせかと追い立てられている気がして落ち着かないPGだと当時は思っていましたが、おっしゃる通り、一番強い彼女でした。気持ち的にも、構成的にも。
「アグレッシブ」という言葉を彼女自身も口にしていた時期で、GPFでFSを滑り終えた彼女を抱きしめるラファエルが素敵だった
(って え?そこ?Σ(・□・;)) いや、まじで、役者のようだった。見ごたえのある美中年ぶりでした。
( ・_・)┌θ☆( >_<) ドカッ 


なんか、今シーズンの女子シングルは、ある意味安らかな気持ちで見られるようになる気がしてます。

2017/06/13 (火) 14:35:45 | URL | 風邪薬 #aR5DLEYU [ 編集 ]

Re: お久し振りです!

まるさん様、お久しぶりです^^

ご心配、ありがとうございます^^;

浅田選手の引退についてはある程度予想もしていましたので、それほど衝撃はありませんでした。

「貧乏暇無し」とまでは行きませんが、仕事でもプライベートでもガタガタしていて、ブログ更新の心の余裕がありませんでした。


まるさん様、「仕舞」って、能のことですか!?
す、凄いですね!

ま、まさか、静御前の役?(・・;)

2017/06/13 (火) 23:35:12 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: お待ちしていました!(^^)!ふふっ

プクプク様、お久しぶりです^^

>お二人とも、ファンにも選手にも愛された稀有な存在でした。

おっしゃる通りです。

スポーツ選手は結果を出すことが何よりも重要ですが、やはり、人柄って大切ですよね。

あ、私も「白鳥の湖」は大好きでしたよ(^_^)/

ただし、3Aを入れる前の、冒頭に3Loから始まるプログラムの方がもっと好きでした。


>思いもよらないことが起きるかもしれません

御意!

未来の予測は難しいし、また、意外性があるのもスポーツの醍醐味ですしね(^o^)丿

2017/06/13 (火) 23:41:44 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 思うこといろいろ・・・

風邪薬様、お久しぶりです^^

フムフム。。。なるほど、なるほど!

浅田真央のプログラムについての好み、風邪薬様と私とで一致する点と異なる点とあり、面白いですね。

>シュニトケのタンゴも好きでした

これね。。。中国のペア選手の結婚記念のアイスショーで最初に披露された時、
「おおッ!これは今までのポリシーとはまったく異なる良いプログラムじゃないか!」と期待が膨らんだのですが。。。
ぐぬぬぬ。。。でしたね。

>ほわほわと柔らかな口調や佇まいにとてつもない負けん気と自負心の共存。
>彼女の不思議な魅力の一つだったように思います。

同感でありんす。

>今シーズンの女子シングルは、ある意味安らかな気持ちで見られるようになる気がしてます。

そうですね。その分、男子の方は、ドキドキですね。

2017/06/13 (火) 23:52:32 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

氷艶じゃないから(笑)

 片割月さま。

 流派が変わったし、今は、初心者ですから難しいのは無理。単なるお稽古の発表会ですよ。(弁慶に吉野って言ったから、誤解させてしまいましたね、フフフ)能楽の静御前は「二人静」です。いつか、出来ればいいんですけど、ね。(素敵な演目ですよ)
 本格的に初めて半年くらいですが、毎日自習しないと、進歩しないという事を実感してて、とにかく、毎日、時間を作って予習、復習してます。鏡の前で自分の型の癖を直す事。舞台の大きさを考えて運び(足さばき)の練習をする事。しっかり声を張って腹式呼吸を意識する事、正しい音程を把握する事。体験講座で「鶴亀」をやり、「橋弁慶」を三ケ月程でクリアして、今は「吉野天人」の練習をしています。今月末の発表会のお稽古の方を優先しているから、お稽古場ではお休みでしたが、自習では並行してやっています。

 能は予備知識だけでなく、自分が上達すると演者の技量や本質がより理解出来ますね。ただ、ぼんやり見ているだけでなく、目的を持って鑑賞出来ます。
 例えば、体験講座の頃は、動画で「仕舞」を検索しても、型の順番をチェックする位でした。でも今は、プロの能楽師の細かな部分の動きの凄さ(足を掛けて回るとか扇を上げたり下げたりする)がちょっと判るようになって、自分の仕舞にも、そういう部分を生かそうと思っています。舞台の上で型を披露するので一杯一杯にならず、自分なりに何か表現出来ればいいと思います。その為には、充分に練習して、自信を付けて行かなくてはと思います。

 かなり、長々と書いてしまいましたが、案外、フィギュアの鑑賞と重ねる部分もあるのではないでしょうか。(と無理に結び付ける)

 私は女子フィギュアの未来は、案外楽観的なんですよね。日本人にしか出来ない表現とか、ジャンプで勝負すればいい、と思います。
 古来からある日本の音楽や芸能などの魅力(衣装なども含めて)エキゾチックさを、もっとアピールできると思います。羽生選手の「陰陽師」路線を推し進めて欲しい。荒川静香の「クールビューティ」は能面の魅力に重なるものがあります。妖艶で静かで美しい。相反するものを抑え目でありながら、本質を表現できる。日本人には、そういうDNAがあると思います。男子では、既に独自路線の表現者が何人も出ているので、女子でも、期待したい所です。
 女子は今は、過渡期でしょう。辛い所だけど、今のジュニア世代が本当のシニアになればまた、黄金期が戻って来ると信じたいですね。
 

2017/06/14 (水) 09:33:59 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

「日本女子ジュニアは3Aにどんどん挑戦」

月さん

はーい、お返事ありがとうございま~す♪

日本女子ジュニアは3Aにどんどん挑戦していま~す♪(^^)/

ファントムは、

2月に全大阪で、関大カイザーズの、りかちゃん(7級、紀平選手)(3A+3T+2T成功)

4月にリリーで、神奈川の、ともちゃん(7級、川畑選手)(3A挑戦)

を見ました~♪(^^)/

ファントムv-77

2017/06/14 (水) 21:04:36 | URL | ファントム(^^) #- [ 編集 ]

Re: 氷艶じゃないから(笑)

まるさん様、こんばんは^^

>能は予備知識だけでなく、自分が上達すると演者の技量や本質がより理解出来ますね。ただ、ぼんやり見ているだけでなく、目的を持って鑑賞出来ます。

仕事もそうですね。
仕事にも知識だけではなく、上手に行う技量が求められるものが少なくありません。

人前でスピーチを上手に出来る為には発声練習が必要ですし、話の組み立て方にはそれなりの技量が必要です。

そうすると、スピーチの上手い人は、具体的に私とどこが違うのか、非常に気になります。
コツを盗みたくなります。

技量の進歩は仕事の充実感にも繋がります。

私の最近の趣味、山登り…といっても、ハイキングに毛の生えた程度ですが、
「歩き方」、登りの歩き方、下りの歩き方等、ここにも技術が必要なんですよね。
私でも登れるちょっとした岩場でも、安全に登る為の技術が存在します。


まるさん様が充実した生活を送っておられる…その一端を垣間見た思いですね(^o^)

2017/06/15 (木) 01:21:56 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: 「日本女子ジュニアは3Aにどんどん挑戦」

ファントム様、こんばんは^^

>神奈川の、ともちゃん(7級、川畑選手)(3A挑戦)

うむ。φ(..)メモメモ

新情報、いつものことながら、ありがとうございます(^o^)丿

来季、何人の日本女子選手が本番で3Aを成功させるのか、期待に胸が膨らみますね。

2017/06/15 (木) 01:24:36 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

お久しぶりです。

片割月様、こんにちは。HN変えました。よろしくお願いします。

山登りをされる程お元気にされているようで良かったです。
真央さんの引退に衝撃を受けてブログ更新がなかったのだと思っていました。
ある程度予想されていらしたのですね。
>バンクーバー五輪以降、私の「浅田真央熱」は徐々に醒めて行った。
意外で驚きました。とても心のこもった記事を書かれていて、真央さんの演技をよくご覧になっているなあといつも感心していました。

別記事の明子さんの記事に関する片割月様の意見、
私も同じように思っていました。
その後に続く皆さんのエモーショナルに関するコメントも
興味深く拝見しました。

世界選手権の羽生選手のフリー演技素晴らしかったですね。
それでも一番リピートしてしまうのは、
国別の羽生選手とパトリックのフリーです。
やっぱり会場で観たのもあって気持ちが高まります。
パトリックのスケート、息をのむほど美しかったです。
表情は穏やかで大げさな所はないですが、
心のこもったスケーティングからパトリックの
プログラムへのスケートへの内に秘めた情熱、愛があふれ伝わってきました。

暑い日々が続きますが、お身体ご自愛ください。

2017/07/13 (木) 11:25:34 | URL | 朝顔 #- [ 編集 ]

お久しぶりです

Leeliです。久しぶりにコメントします。

真央さんが大衆賞。うーん……オンリーワンも持ちつつ、ナンバーワンにもなった選手だと思いますが。
大衆賞が悪いわけじゃなくて、それに収まりきる人ではないと思いますよ。
バンクーバー以降も軽やかなプログラムってありましたし、むしろそれが真央さんのデフォで、何かを失うどころか、引退まで様々なものを獲得していったように見えました。

ただ、そう思う理由は言わないでおきます。
恐らく私、「熱烈真央ファン」さんたちと似たようなことを言ってしまう気がするので。

引退から未だに、何かと真央さん関連のことをチェックしていて(未練がましい)、私は「熱烈真央ファン」による他選手へのヘイトや過激な言葉には決して感心しないけれど、言いたいことの大元くらいにはすごく共感してしまうんだと実感しました。

ロシア勢の考察、じっくり読みました。
つなぎの濃さ。私はザギトワ選手のつなぎを見たとき、「わーー胸焼けするうう!!」と思ってしまったんですね(笑)。以前書いた気もしますが、濃けりゃいいのかと。せわしない曲ならまだしも、「何のつもりでその動きやってるの?」と聞きたくなります。
(ヨナさんは、元々つなぎが薄めというか……あまり重視していなかったイメージなので、比較対象としてはどうかと)

2017年国別の採点は、笑ってしまいました。あまりにもひどすぎて。
真央さんの引退が残念だったけれど、「ああ、離れて正解なのかも」とまで思ってしまいました。真央さんが何かに文句をつけてスケートを辞めるわけではないことは、もちろん、分かっていますよ。

2017/07/18 (火) 03:32:38 | URL | Leeli #- [ 編集 ]

Leeliさん

審判がひどいのか、あなたのスケートに対する理解度がひどいのか確認させてください。

>2017年国別の採点は、笑ってしまいました。あまりにもひどすぎて。

具体的に説明していただけませんか?

・スピン、ステップ、ジャンプのあなたの理解されている採点基準の説明と、それに対してどの選手の何がおかしいのか。
・PCS5項目の評価基準の説明と、それに対してどの選手の何がおかしいのか。

2017/07/22 (土) 08:35:45 | URL | きれじろう #EBUSheBA [ 編集 ]

Re: お久しぶりです。

朝顔様、こんにちは^^

源氏名ですが、花のお名前は素敵です。

今後ともよろしくネ(^_^)/

あ、いや。。。(^_^;)

だんだんと醒めて行ったのですが、浅田選手の演技に魅力があるのは間違いないし、
好きなスケーターでしたから(^o^)/

おおッ、国別対抗を観戦されたのですね!!

>心のこもったスケーティングからパトリックの
プログラムへのスケートへの内に秘めた情熱、愛があふれ伝わってきました。

パトリックの演技についての、こういう美しいコメント、嬉しくなります(^o^)

少なくとも、今季1年はパトリックの匠の演技が見れますね!

2017/07/22 (土) 18:21:20 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

Re: お久しぶりです

Leeli様、お久しぶりです^^

ブヒッ、浅田真央の大衆賞は、どうも不評ですね(汗)

もともと、無理矢理感のある設定でしたけど(^^ゞ

「熱烈真央ファン」にも色々な人がいますので、あまり気になさらないでね(^o^)/

あら?ザギトワ選手の繋ぎって、「胸焼け」するほど濃いでしょうか?

メドベデワ選手の繋ぎの濃さだと、「胸焼け」どころか、「消化不良で腹痛」を起こしそうね(^◇^)

繋ぎの濃さの問題、というよりも、どれだけ繋ぎを自然に美しく演じられるかどうか、かもしれませんね。

男子のジェイソン・ブラウン選手の素晴らしい演技を見ると、そう思います。

>2017年国別の採点は、笑ってしまいました。あまりにもひどすぎて。

なるほど。私もあまり感心出来ない採点ですね。

いわゆる、インフレ採点ですよね。

そう考えれば、さほど酷いとまでは思いません。

私は、ジャパンオープンと国別対抗戦の採点は、参考程度と見ています。

2017/07/22 (土) 19:05:05 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

何で価値を計る

 片割月さま。

 私は、真央さんの大衆賞は実によい例えだったと思います。レコード大賞がナンバーワン賞の価値があったのは、七十年代まで、と感じていますから。
 別にレコード大賞をおとしめる積りはありませんが、現在でも歌い継がれている名曲や優れた歌手、アーティストが賞を取っていないケースもあります。
 七十九年位から、その傾向が強くなったと思います。石川さゆり、八代亜紀、坂本冬実、松田聖子などは取っていませんが、何故か中森明菜は二度も受賞している。(新御三家がないのに、近藤マッチが受賞している事も同じ様な疑問です)
 ジュディ・オングや寺尾聡に至っては他の分野の人だし、その後は歌は封印していますよね。
 結局、その年に一番売れた歌で話題性があれば誰でも取れてしまう様にさえ思えてくる。五木ひろしや森進一、美空ひばり、都はるみ、布施明の受賞のケースとは隔絶した状況だと思えてなりません(この方たちは、まさに実力で勝ち取ったという印象がありますけど)演歌とポップス両方に賞を出して見たり、さまざまな迷走を続けていた経緯を見ても。
 黄金の七十年代の終焉した頃に引退した山口百恵に与えられた特別大衆賞というのは、歌謡史上でも類のない価値ある賞だったと思っています。百恵さんは今でも伝説のアイドルですし、あの時代に生きた者から見ても、特別な存在です。
 その百恵さんに重なるのが、真央さんなのですよ。
 レコ大も金メダルも素晴らしいですが、そんなものは超越した存在である事の方が、比べようのないくらい、価値があると思います。オンリーワンか、ナンバーワンなのか、それは後世にどの様に伝わるかによって決まります。真央さんには、間違いなく、「大衆賞」に相応しい後世の評価が得られる筈と感じます。

2017/07/24 (月) 19:06:09 | URL | まるさん #X91rLkcY [ 編集 ]

Re: 何で価値を計る

まるさん様。

レコード大賞の歴史にも詳しいとは、恐れ入りましたm(__)m

八代亜紀がレコード大賞無しとは。。。

>百恵さんに重なるのが、真央さんなのですよ。

なるほど!

キャラや風貌的には、浅田真央さんは山口百恵さんよりは、桜田淳子さんに近いかしらね。

2017/08/08 (火) 00:03:36 | URL | 片割月 #- [ 編集 ]

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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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