Karen CHEN (USA)選手に注目(*^。^*)





今季のジュニアグランプリシリーズに今ひとつ、熱が入らない。私が注目していたスケータ達が、今季からゴソッとシニアに移行したからでしょうか。それとも、五輪シーズンだからでしょうか。

しかし、やはり、注目のスケーターはいます。

ジュニアグランプリシリーズ第3戦・リザルト
サイトはここです

Karen CHEN (USA)選手(14歳)のショートプログラム
動画はここです

一戦目のリガ大会では冒頭の3Lz-3Tのセカンド3Tが回転不足を取られていましたが、今回は成功。

ルッツが得意な選手のようですが、ジャンプでか過ぎ( ゚Д゚) スゲー!

このジャンプを見て、ヨナ選手の大きなコンビネーションジャンプを思い浮かべる人が少なく無いでしょう。

そして、スピンのクオリティはロシア娘のトップクラスに劣らぬ出来では?特にレイバックスピンの美しさは感動的です。軸が実にしっかりしていて回転も速く、手足の長さが良く映えています。

2Aは…伊藤みどりさんの「ルッツ跳ぶと見せかけ」から反転しての2Aを思い出します。または、羽生選手の「カウンターからの3A」を思い出します。

いやあ、お見事!2AでGOE+1点台というのは凄いです。これからは、女子では「カウンターからの2A」が流行する予感がします。

上質のジャンプやスピンと比べると、ステップシークエンスはまだ硬さがあるように見えますが、ジュニアとしては文句の無いレベルなのでしょうね。

しかも、カレン選手には何とも言えぬ雰囲気があります。小柄ですがスタイルは大変よろしい。ジュニアの頃の長洲未来選手をちょっと彷彿とさせます。ゲジゲジ眉もご愛嬌。名前からすると、中国系アメリカ人でしょうか。

リガ大会がそうであったように、彼女の弱点はセカンド3Tでしばしば回転不足を取られることです。それと、3Fがエッジエラーです。

ともあれ、アメリカ女子フィギュア陣もなかなかディープですね。カレン選手がこれから体型変化をどう乗り越えるかにもよりますが、またひとり、アメリカから才能豊かなスケーターが現れました。

宮原知子選手のライバル、加藤利緒菜選手もノーミスの好スタートを切りましたね!いつ見ても小気味よい演技をするスケーターと思います。

概して日本の女子若手スケーターは、ジャンプで回転不足を頻繁に取られる傾向があるのがずっと気になっていますが、加藤選手は今の所、しっかりと回っているのが頼もしいです。

ただし、カレン選手と約7点もの差がついています。3Lz-3Tと3T-3Tの基礎点の2点差が既にありますが、それよりも、GOEの差、PCSの差が…やはり、ここがモノを言っているようです。

日本の若手女子も頑張っていますが、海外の若手のトップクラスと比べ、GOEとPCSでやや遅れを取る傾向がありますね。本郷選手もそうです。

ここは、単なる才能の差なのか、指導や練習方法に何かしら問題があるのか、とても気がかかりな点です。


2013.09.14 | | コメント(8) | トラックバック(0) | 海外選手達



ヨナもコストナーも新EXが「イマジン」とは!!







カロリーナ・コストナー選手の新EX「Imagine」

原曲をかなりアレンジしたムーディーな雰囲気の「イマジン」です。

何か、コストナー選手の演技からは「ゆとりオーラ」が全開という感じを受けます。天女の舞のような大らかさと典雅さが眩しい。

上半身を刃金のように美しく反らしたイーグルが見事ですね。背中が美しい。


「キム・ヨナ 新エキシビションに『イマジン』」

ソースはここです

記事中にある「カナダの人気歌手、アヴリル・ラヴィーン」さんの歌う「イマジン」は動画がありました。
Avril Lavine―Imagine
動画はここです

こちらは割合と原曲に近いアレンジで親しみ易い。

世界選手権1位と2位の選手が共に「Imagine」とは想像も出来ず(^。^)
コストナー選手の方はおそらくローリーさんの振付でしょうね。ヨナ選手の方は間違いなくウィルソン。どのような違いが見られるか、とても楽しみです。

それにしても如何にも五輪シーズンらしいナンバーです。

……………

国なんてものはないんだと想像してごらん

何かのために殺したり、死んだりすることはないんだ

宗教だっていらないさ

………………

以前の音楽カテのエントリーで書きましたが、私はジョン・レノンの歌が好きです。ビートルズ時代の方が活き活きとして好きだけども、一人になってからの歌では「イマジン」が好きです。

シンプルだけど、出だしのピアノ伴奏の音型とリズムに不思議な魅力がある。もちろん、人類の理想を歌い上げた歌詞も良い。

政治的メッセージ性の強い歌はアザトクなるか、野暮ったくなるものですが、「イマジン」は不思議とそうしたイヤラシサを感じさません。それも長く人気を保っている理由でしょう。

アメリカの同時多発テロ以降、当時の戦争大好きタカ派のブッシュ大統領政権下で「愛国法」なる恐ろしい法律が出来た。

アメリカの大手ラジオ局・クリアチャンネルが「イマジン」は反戦的・反国家的・反宗教的であり、愛国心や宗教心に救いを求める人々を不快にするからとの理由で、放送自粛リストに入れて流さないようにしたとか。

「Imagine」こそ、テロを非難するのに相応しい歌なのにね。

それでも、ニール・ダイアモンドのように粛々と「イマジン」を歌い、放送自粛ムードを吹っ飛ばした歌手もいたそうです。

何か事が起きるとたちまち全員、横一線、横並びになって当然ムードに染まる日本とはここが違うのでしょう。

また、日本には政治的メッセージ性のある歌を歌う歌手がいないし、いたとしても、テレビ局やラジオ曲が避けるんだろうね。皮肉なことに、これこそ極めて「政治的」状況なんですけどね。

今や日本は右も左もタカ派だらけ。自民党の良さはタカ派とハト派の絶妙なバランス感覚にあったハズですが、タガが外れたかのように高速右旋回中です。大丈夫かな?

あ、いつのまにか政治のお話しになってしまった(^。^;)


2013.06.05 | | コメント(24) | トラックバック(0) | 海外選手達



ジェイソン・ブラウン選手の「愛の夢」に夢うつつ







2013フィギュアスケートジュニア選手権・男子フリースケーティング
アメリカ代表・ジェイソン・ブラウン
フリースケーティング「愛の夢」

技術点:81.03点
演技構成点:73.06点
合計:154.09点


ジャンプ構成、エライ変えて来ましたね。で、それが見事成功しました。

演技冒頭から2A、3Aー2T、3A、スピンをはさんで、また2Aって…いったい何なんだ?このアクセルジャンプの連打は(^。^;)

やや苦手な3Aを決め易くする為のアクセルシリーズでしょうか?それかあらぬか、見事にきれいな3Aを2発決めて波に乗りましたね(^_^)ノ

こうなれば美スピンに美ミニスパイラルに美ステップと、女子選手も真っ青な身体の柔軟性を存分に生かしたブラウン選手の美世界で観衆を魅了します。

ステップシークエンスはレベル4で高いGOEが出ています。ブラウン選手のように片足ステップも適度に優雅に用いると実に見栄えが良くて効果的です。

概して女の子っぽいプログラムで、私の好みとは少し違うのですが、良いものは誰が見たって良いです。ハイ。惚れ惚れとしました。古今和歌集より詠み人知らずの短歌に、

世の中は夢かうつつかうつつとも夢ともしらずありてなければ

という禅問答みたいな和歌がありますが、そんな感想です。いまどき「愛の夢」を演じて絵になる男子選手は少ないですね。これも優れた個性と思います。

イヤ、後半に3-3が二つも入る、男らしい鬼構成になっていますね(^。^;)

総合得点は僅差の2位でしたが、ファリス選手とは良きライヴァルとして切磋琢磨していって欲しいです。あとは…4回転を頑張って入れて下さいね。


2013.03.03 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外選手達



ジョシュア・ファリス選手の滑りが好き






2013フィギュアスケート世界ジュニア選手権。
アメリカ代表・ジョシュア・ファリス選手のショートプログラム。

技術点:41.45点
演技構成点:34.39点
合計:75.84点

無理な分類とは承知していますが、ライヴァルのジェイソン・ブラウン選手が演技派なら、ジョシュア・ファリス選手はスケーティング派といったところでしょうか。

どちらも同じくらい素敵なスケーターと思いますが、やはり、私はファリス選手のスタイルの方が好きです。

表情は必ずしも豊かではないですが、両腕・両手の使い方が柔らかくて品があります。スケートの動きと調和していて、どこを取ってもギクシャクした箇所が無くて美しいです。

英語ならelegantとかnobleという言葉が当て嵌るでしょうか。coolでもある。

古文の言葉でいえば、「あてなり」という形容動詞が当て嵌るでしょうか。現代語の「高貴だ、身分が高い、上品だ、優雅だ」くらいの意味。

「あてなり」の関連語には、貴人(あてひと)」があり、そこから「貴やか(あてやか)」という形容動詞もある。ただし、「貴やか(あてやか)」と「艶やか(あでやか)」とは発音は似ていても、意味は異なる。

もう一つ、「麗し」という言葉も彼の滑りに相応しいと思います。現代語で言えば、「美しく、立派で、端正だ」くらいの意味。

ファリス選手が順調に育てば、パトリック・チャン選手、小塚崇彦選手、ジェレミー・アボット選手のようなスケーティングの美しさそのもので人を魅了するスケーターになるのではないかと予想します。

バッハの名曲「無伴奏チェロ組曲第一番ト長調」の「プレリュード」によるプログラム。まだ17才という若さでありながら、バッハの渋くて滋味のある古典音楽で滑っても少しも違和感がありません。

ジャンプは男子としてはそれほど力強さ、大きさは感じませんが美しいです。しかも、3Aなどもステップからの難しい入り方をしています。

これだけ高質な滑りをしていながら、演技構成点は7.00点台未満(INを除く)の評価なんですね。なかなか辛いですわ(^。^;)

2013.03.03 | | コメント(12) | トラックバック(0) | 海外選手達



ハン・ヤン選手の虹の架け橋





5-1-4-niji.jpg


ハン・ヤン選手:SPここです

技術点:47.30点
演技構成点:37.78点
合計点:85.08点

ハン・ヤン選手の3Aの放物線を絵に描くと、虹の架け橋になります。

分度器が無いので目分量ですが、跳び上がりの方向・角度がリンクに対して15度くらいじゃないでしょうか?まさに「走り幅跳び」そのもの。解説の本田さんが思わず絶句するほど、あまり独特の大ジャンプ。これが16才のジュニア選手の3Aでしょうか?凄い才能ですね。

GOEは+2.29点で、羽生選手に次ぐもの。羽生選手との差はジャンプの入り方の難度だけで、ジャンプ自体は勝るとも劣らぬ出来映えではないでしょうか。

そして、素人目にもスケーティングが見事と思います。

お叱り覚悟で申し上げますと、ヤン選手の風貌、衣装、特に髪型は「田舎っぺ」丸出しです。ところがスケーティングはノーブルな美しさと伸びやかさがあります。それがあまりに対照的で可笑しいくらいです。

振り付けはスカスカですが、スカっとしていてよろしい。

演技終了直後も何ら愛想もこそもなく、「以上、終わり!次っ!」って感じで、芝居っ気もサービス精神も完璧なまでに「無」であるのもよろしい(緊張していたのかもしれないが)

中国のフィギュア界は恐ろしい選手を養成したものです。

中国が本気になれば強いでしょうね。そして、日本はいずれその後塵を拝する時が来るでしょう。卓球、バレーボール、体操、シンクロナイズドスイミングがそうであったように。


2013.02.14 | | コメント(21) | トラックバック(0) | 海外選手達



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プロフィール

片割月

Author:片割月
和歌を愛し、音楽を愛し、花を愛し、フィギュアスケートが大好きで、歴史・社会・文学が大好きで、ジョン・レノン、八代亜紀、ちあきなおみが大好きで、クリント・イーストウッドと映画も好きで、皮肉とユーモアも好きな変わり者アラフォー熟女ですが、よろしくお願いします。
最近は体力をつける為に、休みの日はえっちらおっちらとミニハイキングに勤しんでいます。

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